トップページ | 2006年5月 »

2006年4月30日 (日)

ジュリーとサリーが青い鳥をみつけたよ。マチベンで。

ジュリー沢田研二とサリー岸部一徳の共演である。ザ・タイガースである。ラストシーン間際の屋上での二人の会話がいつまでも若くいつまでも愚か者の大人の会話になっている。往年のファンは涙ものであろう。

ジュリー「お前はわがままだ」サリー「ありがとう」なのである。

自分の命と自分はどっちが大切だ。という哲学的な対話があり、死後の世界を信じない方のキッドとしては、生きる(動詞)=この世のすべて(名詞)であり、自分の命>自分なので、この結末は納得のできる着地点だった。もちろん、生き別れの娘が終末治療に関わる看護士になっている確率は非常に低いと思うけれどね。死後の世界を信じる方のキッドとしては「それがお笑いの神様の指し示すところだろう」ということになります。

で、『マチベン』(NHK総合060429PM9~)作・井上由美子、演出・黒崎博を見た。江角マキコさんはかわいそうだったが、見事に復活した。加護亜衣さんも早く復帰させてほしい。成人のちょっとしたあやまちがこうなんだから、未成年のちょっとしたあやまちはもっと大目に見るべきだろう。ま、有名税だと言われれば返答に困るが。

このクールの弁護士ドラマ乱立にはバラエティーの法律相談高視聴率と『アリーMy Love』の影響があると思うが、江角・山本耕史のコンビがカップルにならないと『マチベン』も『アリー』的世界からは遠のく。あのような恋愛観は日本人には憧れの域を出ないのかもね。しかし、生と死と法律との関係における考察において、『マチベン』はもっともブラボーだ。

初回は殺人の殺意の有無。前回は死刑囚。そして今回は安楽死である。キッドは安楽死については賛成反対派であるが、それはその時の気分による。死にたい気分の時は大賛成だ。今回、話のキーポイントは原田夏希(WINGS JAPAN)さんであるが、わかば出身の明治大学在学中のこの人が看護してくれるなら永遠に生きてもいいと思いました。

いよいよ、次回は毎回引いているゴリさん(竜雷太)が正体を見せる模様。作・井上由美子さん。原作ドラマだらけの春クール。オリジナル脚本家としてのお手並み拝見させていただきますなのだ。ここまではとってもクール!でしたから。裏の『ギャルサー』(脚本・藤本有紀=『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』)も見逃せないけどね。ここも激戦か。

月曜日に見る予定のテレビ『たけしのTVタックル』(テレビ朝日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月29日 (土)

エコエコアザラク的世界から分離したてるてるあした。

『吉祥天女』が『六番目の小夜子』を生んだように、『てるてるあした』も何かから生まれているはずだ。

制作サイドの言うように『雨と夢のあとに』はそのひとつであり、当然映画『ゴースト』や『黄泉がえり』のようなダークじゃないファンタジーの「のほほんお化け路線の流れ」にも乗っている。

木村多江の『ささらさや』路線はまあ、『ニューヨークの幻』なので、おくとして、『てるてるあした』はまず、『トイレの花子さん』であり、座敷童である。すると、当然、『エコエコアザラク』が浮かび上がってくる。エコエコアザラクをぬるま湯にひたせばきっとてるてるあしたが出来上がるのだ。このお湯である「佐々良の町」はおそらくコミック『まんだら屋の良太』の九鬼谷温泉だろう。そこにおそらく北村薫の《円紫師匠と私シリーズ》要素が温泉の素的に潜んでいる。間違いない。

で、『てるてるあした』(テレビ朝日060428PM1115~)原作・加納朋子、脚本・成井豊、真柴あずき、演出・二宮浩行を見る。前作が凝りに凝った『時効警察』だけにのんびり見ることのできる「某使い込み公狂放送の朝ドラやドラマ愛の詩」タッチは実に楽な感じがする。遊びといえば開始から19分ぐらいで、ラブホテルに女性が男性を連れ込む背景のショットくらい。しかもあまり裏を想像しなくてもよいほんのお遊びである。

この世界では酔っ払ったオヤジが女性を襲うために不埒なふるまいにおよんでも、お小言ですむ。その息子が未成年少女にわいせつな行為を強要した場合はさすがに警察沙汰になるのだが、重要な証拠と思われるわいせつ画像は少女たちが川原で証拠隠滅して、なかったことにしてしまう。揺る~いルールに縛られている。

黒川智花(KEN-ONGroup)は絶世の美少女ではないので、無自覚な黒井ミサとしてふつうの生活を送っていく。しかし、バックに福田麻由子(フラーム)がついているので、ピンチの時には黒魔術的世界から緊急援助がある。当然、福田さんが描写されるときはファンタジーというよりもホラーの色彩を強めるのだが、そこはあくまでひきだ。最終回までお楽しみを引っ張るつもりなのであろう。ま、わが娘を攫われてついには異国の大統領にもすがらなければならないような現世を逃れて、しばし弛緩するにはいいドラマだと思う。

佐々良の町に対峙する現世を彷徨うダーティーな母親役が荻野目慶子さん。ナイスキャスティング!!

日曜日に見る予定のテレビ『情熱大陸』(TBSテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月28日 (金)

稲森いずみ、水川あさみ新旧キツネ目の女対決なのだが・・・。

これに夏木マリを加えるとかなりの年代のキツネ目好きを罠に捕らえることができるのだな。

『白い巨塔』に『ブラックジャックによろしく』『救命病連24時』『ハンドク!!!』からキャラクターをかきあつめたような医局を舞台に医療チームの仲間集めゲームをエンターティメントにしてみました・・・という展開なのだが、手先が器用で、直観力があって、判断力、実行力に優れ、政治力もある。という名医の条件の高さに眩暈を感じる。

そんな医者は稀、一般の人々はなんらかの能力の欠けた医師に身をゆだねるしかないのだ。そういう意味では坂口憲二は「ハンドク」の長瀬智也にイメージが重なるのだが、ここまでお笑いの神様は降臨しない。どシリアスなストーリーが続いている。今までに集ったメンバーは勇者、新人、看護士、内科医である。これにお笑いの神がいつ降臨してもおかしくない麻酔医(ドクホリデーというか平手造酒)がもうすぐ参集する模様。期待したいな。

で、『医龍』(フジテレビ060427PM10~)原作・乃木坂太郎、原案・永井明、医療監修・吉沼美恵、脚本・林宏司、演出・水田成英を見る。そこそこスピーディーな展開である。キッドとしては国際協力活動帰りの医者ではなく、実際の戦場の医師や軍医の現場のドラマを見たいと思うのだが、それはタイトルバックのイメージ映像でストップ。やはり、血なまぐさく、お茶の間には刺激が強すぎるのだろうか。

いや、そこでも権力闘争があり、ピンはねや物資隠匿があり、職場放棄や手抜きがあり、市民の善意の寄付に支障をきたすという判断をだれかがしているのかもしれないが。ともかく、そういうドロドロのぐちゃぐちゃを経て、平和な国内に戻ってきた坂口は時々、遠くを見つめることがあり、キッドはふと瞳に悲哀を見出すことがある。これはプロレスラーの遺伝子がなせるワザでしょうかね。

同僚の医師が父娘で心臓疾患、その父の方が路上で倒れ、ヒーロー坂口はまたもや感染症の危険など省みず、屋外で開胸。医療事故を恐れ医療器具をかかえて車内に閉じこもる新米に対してはウィンドウを叩き割り、器具を奪取。ああ、やはりレスラーの血脈が。初回の緊急手術用具ボールペンはどこにでもあるが、たまたま医療器具を持っている確率は・・・などという疑問を感じさせる隙も見せず、幼い娘の見守る中、人命救助成功。笑おうと思えば笑えるがキッドは笑わない。ここで笑うような奴は人間じゃねえ。

映画『妖怪大戦争』(05)の加藤(豊川)と河童(阿部)が裏表に分かれたこのゾーン。今回は医療チーム(河童はまだ未参加だが)が1ポイントリードかな。いや、北川弘美と片桐はいりも捨てがたく・・・。激戦!!!

土曜日に見る予定のテレビ『マチベン』(NHK総合)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月27日 (木)

NANA。今夜は二人ともX指定です。バスタブでじゅっ。

中島美嘉と宮崎あおいでも同じシーンがあるのかよ。と思わずTUTAYAに走っていきそうになる今夜の展開である。本当に走った人にはご苦労様といいたい。ラブシーンとともに喫煙飲酒としてはいけないシーンの連続でキッドはドキドキしました。

キッドは飲酒は小学生から、喫煙は中学生から、していますが、18歳の時に急性アルコール中毒になったこと、ヤニ臭い、といった痛い目以外に補導歴はありません。もちろん、路上で喫煙している中学生がいたらぶんなぐりますが。下流社会ではそれほどのことでもないことがマスメディアでは大問題になる。良識ある大人たちが眉をひそめることと鉄槌をくだすことはあってもよいと思いますが、弱いものいじめの正義にははじらいを持つべきだと考えます。

もちろん、ルール違反が犯罪の温床であることは否定しません。しかし、もっと凶悪なことを野放しにしているのでは不公平感は否めない。ねえ。タバコはあれば吸うし。酒はあれば飲むのです。それがけだものというものです。そしてみせしめのためにかよわきものをいけにえにささげる。それが人間というものです。そんな風にわりきれん。以上考察終わり。

で、『NANA』(日本テレビ060426PM1125~)原作・矢沢あい、シリーズ構成・金春智子、監督・浅香守生を見た。トレビアン! 青春の光と影が穏やかに瑞々しく可愛さいっぱいで描かれていく。男の子のコミックである『BECK』もバンドを背景とした青春物語としては秀逸ですが、『NANA』の方がずっとツボだ。これはやはり『おんなのこ物語』(森脇真末味)の系譜を感じるからですかね。

極道の男が(つまり音楽魂の道という意味で)上京。それを追いかけて恋する女の子が上京。ああ、王道だ。東京人がこれをやるためには男にニューヨークに行ってもらわないといけないので、田舎の人々をうらやましく感じるポイントです。ああ、明日の今頃は僕は汽車の中を一度やってみたかった。

もちろん、時代は変わり、女の子はただの追っかけではなく、自立していくわけですが。世界の中で日本人に生まれたことがすでに幸せであることと一人一人の幸せは違う。幸せとは満足することですが、すべてのことに満足できず、ないものねだりを続ける。それが青春というもの。二人のナナ。Go! Go!  すべての捨て子たちに幸あれ。

ま、『アテンションプリーズ』の出だしの設定がこれの粗悪なパロディーでなく、ただの偶然であることを祈ります。

関連するキッドのブログ『009-1が釈由美子でうわぁと叫んだ件。』

金曜日に見る予定のテレビ『てるてるあした』(テレビ朝日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月26日 (水)

過食で母を拒食で子を亡くした女の魂の物語

読売新聞の番組紹介のまとめが、「その子の描写が美点ばかりに終始したのはいかがなものか」であった。系列局の視聴率的に苦戦しているワクに対するコメントとはおもえない暴言に、よほどの勇気の持ち主か、単なるバカかと考えたのだが、どうやら後者のようだった。

子育てに失敗した母の物語である。この前提がすでに美点ではない。番組欄記者はそんな読取能力もないのである。私は故・鈴木その子さんがなぜ幽霊のように感じるのか。生前からずっと疑問だった。その疑問に答え、生きながらダイエットに葬られた一人の女性の生涯を描いた、優れた作品だと思う。

政治的に考えれば、鈴木式ダイエットは油および油製品の消費量低下につながる思想であり、メーカーとしては許せないということなのかもしれないが・・・。そのような妄想的陰謀説に立つとすればそういうスポンサーの圧力に抗してこその勇気ではあるまいか。そんなこと大新聞の記者に言っても無駄か。

で、『DRAMA CONPLEX ダイエットの女王 鈴木その子』(日本テレビ060425PM9~)脚本・佐伯俊道、井上登紀子、脚本協力・古川かおり、演出・長沼誠、ドキュメントブロック構成・武田隆、同演出・前田展宏を見る。加賀さんは少し、ダイエットの必要があり、坂下さんはもう少しふっくらしていた方がよりリアルに感じたと思うが、まあ、過ぎた欲望ですね。

ドキュメントと再現ドラマの組み合わせはやや複雑な構成だが、『金スマ』で充分に発展した見せ方であり、それに慣れた視聴者なら充分に視聴することができるだろう。スタジオの受けがない部分は再現ドラマの豪華なキャスティングが補完していると思う。

栄養失調の時代に実母を過食で失い、過食の時代に息子を拒食症で失う。鈴木その子さんは経済的に恵まれたために時代を先行するという受難をする。その子さんはキッドの母と同年齢であるため環境は違うが母と重なる部分もある。結婚はその子さんの方が早く、そのため、逝去した長男はキッドよりかなり年上だ。しかし、挫折する階級闘争や、離脱してのイギリス留学が彼に与えた精神的ダメージは充分に想像できる。

そういう要因が母から息子を奪うのであるが、そこで鈴木その子さんも一緒に死ぬのだ。そして執念に動かされて生きている怨霊になるのである。そういう人間に愚かな生身の人間が立ち向かえるはずはない。だから鈴木式ダイエットは大成功を収めるのである。彼女がテレビに登場したとき、幽霊のように白いのは単に演出だったのではないはずだとキッドは感じる。子育ての失敗とそれによる愛息の喪失。これは悲しい母の美しい物語である。彼女は過食と拒食にはさまれてバランスを考えた。そして結局、カロリーに殺される。彼女は人よりもカロリーを消費したのだ。消費量がはげしいのだからもっと食べてもよかったのだ。・・・とキッドは涙を流して考えました。

この形式で西原理恵子の土佐女子高校飲酒退学事件をやってもらいたいと思う。新聞欄コメントは「高校生のくせに飲酒して退学になってそれで裁判を起こすなんて馬鹿げてる」ぐらい薄い認識だとまた噛みつけるし。

木曜日に見る予定のテレビ『医龍』(フジテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月25日 (火)

SMAPとタモリと松たか子はちょっとずるい。

先週、たっぷり前フリがあっておまけのようなスペシャル展開である。そしてねんどで松たか子。これはずるい。もちろん、期待値が高いのでそれほどの満足感はないのだが・・・。やはり見てしまう。

タモリさんにはキッドが駆け出した頃、キッドの師匠ネタを書いていたことがある。それは師匠とキッドとリエコネコというトリオの「おもしろ工房」の著作に収録されているのでちょっと抜粋してみよう。

ビラビラ島。これを発見したのはイタリア人のマンコポーロです。・・・とタモリが島の地図を描くためのフリップを一枚持って板付き。そして島の名所を解説していく。・・・位置は体位69度、月経月一度。太平洋に囲まれて、当然、島の周囲はなめればしょっぱいです。もちろん、ここでおぼれる人もいます。島の北側はうっそうとしたジャングルですが、なだらかな丘になっておりまして、ビーナスの丘と呼ばれています。この丘のふもとから、地質学的にいう活断層が走っておりまして、いわゆるひとつのワレメですね。中心部は激しくおちこんで湿地帯になっています。島の人々の気質は一言で言うと、陰湿です。湿地の外側の人はかなり陰湿で、内側の人はそれほどでもないので、いわゆる大陰湿、小陰湿の区別があります。・・・という具合に島の説明を地理的、歴史的に続けていくわけです。

思いっきり、下ネタじゃないですか。しかし、面白かった。このネタは当時の深夜のテレビ番組で実際にオンエアされていたのですが、ある時期から、タモリさんはこういうネタをテレビではやらなくなります。そして、タモリさんはメジャーになっていくのです。・・・師匠はちょっと寂しかったのではないか。でもタレント戦略的には正しいのですね。一時期、安産祈願のお守りとしてタモリさんは大メジャーお昼の番組でこっそりと何かを描いてましたが、キッドは「ああ、ビラビラ島の略図をお描きになっているのだなあ」と思いました。

で、『SMAPXSMAP』(フジテレビ060424PM10~)作家・鈴木おさむ(他)、ディレクター・代々木明徳(他)を見る。メインディッシュのビストロは変則な配置で仕切りもぐちゃぐちゃなのだが、それはそれでリアル感がある。月曜日の朝、納豆に日曜日の残りのカレーは昭和の、関東の、庶民の、朝食では定番だったのではないか。もちろん、イカスミなんて見たことなかったけどね。

ダメ人間で、そこそこ笑う。今回のダメ人間はオタク的毒素が少なかったが、トシちゃんは楽屋的には毒のあるネタだったのかもしれない。

そして松たか子である。いつものように美女なのか。美女じゃないのか。と眩暈を感じて、やはり魅力的だなあと思うのである。鼻歌も魅力的だし、チョウチンアンコウも魅力的だ。やはり、ずるいと思います。

粘土の王国王女伊東真結子(7)ちゃん。稲垣吾郎作品に「特徴が・・・ない」はナイスコメントでした。

水曜日に見る予定のテレビ『NANA』(日本テレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月24日 (月)

おいしい出会い、おいしい関係、おいしいプロポーズ。

長谷川京子(レプロエンタティメント)さんはこれが初主演なのか? それはそれで意外だ。オードリーのティファニーパクリを主演していたような記憶があるのだが。・・・『僕だけのマドンナ』(03CX )。これはタッキーの主演だったのだな。

好きあるいは可愛いの方向性には「目に入れても痛くない」と「食べちゃいたいくらい」があると思う。後者の延長線上に「おいしい」がある。これは食べちゃったわけだな。ただし、岩館真理子のコミック『おいしい関係』のおいしいと脂ぎったホストが「そりゃ、おいしいね」と言うおいしいは違うような気がする。

で、思いっきり視聴率を取った『トップキャスター』のエピソードであるセレブ婚+玉の輿婚のスタートラインにたったようなドラマである。これはオードリーで言えば『マイフェアレディー』コミックでいえば『ガラスの仮面』のパクリになることは必然。ひねりは王子様は年下だというぐらいだろう。小出恵介(1984)ハセキョン(1978)だからスタッフ(あるいは伊藤P小松W夫妻)の考える視聴者のおいしい関係はそういうことなのだな・・・ブルルッ。

で、『おいしいプロポーズ』(TBSテレビ060423PM9~)脚本・小松江里子、演出・清弘誠を見た。イタリアンだ。トマトとオリーブオイルだ。ナポリタンだ。本当においしいのか、それは、と思わず、腹をすかせるのだが。ドラマもまた非常になんというか、予想通りのコテコテラブコメなのですね。なんか、懐かしい感じ。

それはとにかく分かりにくく言えば山田太一の戯曲で風間杜夫さんと根岸季衣さんがクッションを投げた時に壇ノ浦夜枕合戦を想起するような感じでした。ああ、もう、誰も読んでくれなくなるたとえだな。

・・・ちょっととりみだしました。西遊記の後の月9、輪舞曲の後の日曜劇場は共に先祖がえりをしているわけで、これはこれでいいか。枠についてるファンは一安心というところですかね。

ハセキョンは『ドラゴン桜』でちょっとおいしい役だった。つまり、ポーカーフェイスでボケのポジションだから。あの味をしめて表情を崩していけばもっともっとお笑いの神様が微笑むスターになれると考えます。

火曜日に見る予定のテレビ『DRAMA COMPLEXダイエットの女王 鈴木その子』(日本テレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月23日 (日)

神秘的という意味で吉祥天女キャストは可。

2ch的には吉祥天女は岩田さゆりの適役ではない。という意見が多いようだ。キッドはプリンのCMで岩田さゆりにマジられて(魅惑されて)10日間くらい、ミルクたっぷりのプリンを食べ続けたので、吉祥天女という魔性の女を演じることに問題はないと思う。

岩田さゆりは「金八先生」で障害のある生徒を演じており、それが天使サイドのイメージなので、魔性と天使が同根であることを理解していないと「イメージ違う」と感じる幼子は多いだろう。とにかく「松たか子」のように絶世の美貌に恵まれていなくとも美女を演じることができるのが「女優」なのだ。そして岩田さゆりはそのような素質を備えていると判断できる。

平凡な顔立ちの岩田さゆりが美少女にも見え、魔性にも見え、狂おしくも儚くもみえれば、本作品も成功したと言える。原作ヲタの人も岩田ヲタの人も修行だと思ってみるべきだ。

で、『吉祥天女』(テレビ朝日060423AM0125~)原作・吉田秋生、脚本・福島治子、監督・田村直己を見る。前回、教師を蠱(まじ)によってか、性的魅力によってか、暴行犯にしたてた主人公が、政略結婚の見合いの場に登場するのが今回の主筋。前回をついでは教師は自殺に追い込まれる。ある意味、主人公による害虫駆除としての殺人である。

死刑制度反対の人からはすでにこのドラマは主人公が否定されなければ立場を失う、許されざる展開である。彼らがゴールデンタイムの殺人を許可するのはそれが発覚し裁かれるという前提に立つ。よって国家による死刑は発覚するが裁かれない殺人だから許せないのである。彼らは死刑執行人を裁き、無期懲役にし、執行を認めた大臣を殺人教唆で無期懲役にしなければ気がすまないという心の病にかかっているのだ。

現の世ではまた、15才の少年が少女を殺した。もちろん、さらに裏はあるかもしれないが。けれど下手をすればこのドラマがまたもや、問題になるかもしれない。しかし、識者の人々には情報というものはそういうものではないと理解していただきたい。「人が人を殺す」という情報を流すのと流さないのではどちらが「人が人を殺せなくなるか」という問題が大切なのだ。モンテカルロ法を使わなくても答えは明白だ。どちらにしても「人は人を殺す」のである。

「人が人を殺す」という想像力を「殺される人」が育むこと。それがもっとも肝心なのだ。だからこのドラマをキッドは殺されても支持します。

岩田さゆりは可愛い顔と美しい顔をゆらぎの中で見せる。女優とは表情なのだなあ。

月曜日に見る予定のテレビ『SMAPXSMAP』(フジテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月22日 (土)

赤い奇跡の仇を富豪刑事で討てるか?

「まるで雪みたい」ふりそそぐ札束に「本当に雪だったらよかったのに」という絶妙のセリフを残して、終了した『富豪刑事』が帰ってきました。前作は原作に忠実な上に原作者までついてきて、やや窮屈だった、このシリーズ。原作は種切れなので、今度こそ、のびのびとやってもらいたい。オフィスクレシェンドにやらせればいいのにと思ってしまうキッドを沈黙させてほしい。

深キョンは『赤い奇跡』で視聴率苦戦したので、ここで挽回だ。路線的にはこっちだ。逆説的な拝金主義否定のこのフィールドで思いっきり、ありえないお嬢様見せてくれ~。貧困をいいわけにする無能な庶民に喝だピョン。ついでに栃木県警および東京消防庁、そして海上保安庁の心ある皆さん、苦しいだろうがもっとがんばれ。

で、『富豪刑事デラックス』(テレビ朝日060421PM9~)原作・筒井康隆、脚本・蒔田光治、演出・長江俊和を見た。

技術的な問題なのか、アナクロなのか、わざとなのか、合成部分が気になってしまう。わざとならやめた方がいいような気がする。朝食の庭園での美和子様のバックとか、礼次郎邸に着陸する自家用ジェットとか、ホテルとプリンセスミワコ号との連結俯瞰ショットとか、ここはすっきりとありえない映像を見せてほしい。予算不足のために不可ならごめんなさい。辻褄で言うと、自家用ジェットはハリアー系であるべきだと思うし・・・。

と、いうような細部の問題はさておき、全体的にはまずまずの出来ばえではないでしょうか。某夫人なんか存じません、愛象はしつけが肝心、伝説のダイヤよりお仕事が大切・・・と美和子パワーも全開だし、野波麻帆婦警のドロドロ庶民も健在だし、『相棒』と『踊る』が合体したような警察官僚チームも素晴らしい。それぞれのキャラを大切にして、この夢の世界のリアリティーを形成していってもらいたい。

ファンタジーも現実もフィクションにすぎない。この正解を表現するにはこのドラマは最高の素材なんですからね。民放テレビ局はあくどい広告収入(チワワを使った自殺幇助とかアル中増加の原因とか大気汚染の元凶とか)で稼いだお金をこういう素敵な夢作りにつぎこむことで罪滅ぼしをするシステムなんですから。

そして・・・つづくかよ。つづくなのかよ。ま、キャスティング的に15分延長では賄えないとは思ったけどね。

これはひょっとして、『トリック』の2話完結パターンに味をしめているのではあるまいな。

日曜日に見る予定のテレビ『おいしいプロポーズ』(TBSテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月21日 (金)

弁護士のくずのトヨエツは松田優作っぽいな。

コミック『食卓の魔術師』(佐々木倫子・白泉社)の主人公ほどではないが、人の顔を覚えるのが苦手だ。

伊藤英明さんと坂口憲二さんの区別がようやくつくようになった。だからダブルブッキングではないのだな。そういう意味で豊川悦司さんと田辺誠一さんの区別も怪しい。田辺さんは佐々木蔵之介さんと判別しがたい。ということはトヨエツもラクダの種族なのだな。というか、トヨエツ-ササクラこれもダブルブッキングではないのだ。

で、今回、トヨエツはドラマ『探偵物語』の故・松田優作さんに似ている。

で、『弁護士のくず』(TBSテレビ060420PM10~)原作・井浦秀夫、脚本・荒井修子、演出・今井夏木を見た。

釈、江角に続く春クール三人目の弁護士だ。しかし、初の男性だ。しかもキャバクラ大好きオヤジの設定である。それはやはり青年コミックの出身だからである。今回、弁護するのはエンコーでAV女優で美人局をする三津谷葉子(21・ホリエージェンシー)である。これもやはり青年コミックだからだろう。事務所にはほしのあきがいるが、これも・・・・。

そういうドラマなのだが、ネット社会における本音と建前については分かりやすい指摘を感じる。匿名における安易な本音の発露はまさしく人間性の一部でしかないものを本質と誤解させる。それは「大使館前で腹を切る外国人」のマスメディアの報道と同根の悪魔のささやきなのである。

そういうバカは半島にもいるし、列島にもいる。そういうバカもバカな人格だけではない。バカが本質とは限らない。という当たり前のことを忘却させる魔法である。もちろん、バカばっかりやっていると本質的にバカということにもなるのだが。

おっと地震(伊豆地方・震度4)だ。脱線をやめよというお笑いの神様からのご指摘ですね。

大人が子供に大切なことを話しかけるドラマ。この演出家(『QUIZ』『高校教師』etc.)もきっと大人になったのだなあ。

ほしのあきのおっぱいサービスもほどほどで本当におばんを感じますよ。一視聴者キッドとしては。

日曜日(土曜深夜)に見る予定のテレビ『吉祥天女』(テレビ朝日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月20日 (木)

ほぼ外見だけで人を判断するコント。

先週の関東地区のドラマの視聴率は①功名が辻(21.7%)②ブスの瞳に恋してる(19.9%)③クロサギ(18.8%)だった。

仲間VS長澤の美女対決に、ブスが主人公のドラマ、そして美少年。美醜というテーマは来ているらしい。ここで、キッドのお気に入りのジョークをひとつ。

女の子が10人いる。5人は自分を美人だと思う。3人は自分を美人じゃないけど可愛いと思う。2人は自分を十人並みだと思う。・・・・・・「ブスはどこにいったの?」

で、『はねるのトびら負けたらプチ整形!! 女装対決SP』(フジテレビ060419PM7~)渡辺真也(他)・構成、片岡飛鳥・監修を見る。つまり、「人間が外見で判断して人をいかに判別するかという性質において極限状況にストライクゾーンを設定した長めのコント」をメインにしたバラエティーショーである。あるいは「女装芸人とビッグスター告白タイムコント」であり、あるいは「女心を分かるためにはとにかく女装をするべきだコント」であり、あるいは「上戸彩が好きな同性はこんなタイプだコント」であり、・・・とにかくコントなのだな。

男性メンバーが女装をして男性(主に)スターに告白するサバイバルレース。ネタとしては非常にシンプルだが到着した人は偉いと思う。

芸人としてはこの趣旨を理解し、ボケていい部分とボケてはいけない部分を見抜くセンスを問われ、スリリングだ。今回はゲストチャレンジャーもあり、この部分がさらに強調されている。ボケてはいけない部分にあえて踏み込んでいくというスタイルもあり、仕込みとすれば相変わらずハイテクである。

このハイテクお笑いドキュメントに対し、回転熱湯板渡りという超ローテクゲームが挿入されているのだが、キッドはフィジカルなお笑いは大好きなので充分に楽しめた。ゴールデン進出、撤退というコースを免れてよかったと心から思う。ナレーションのフォローのように事故に気をつけてがんばってもらいたい。

ロンブーのやや裏も面白かったのでがんばってもらいたい。真鍋かおりの仏頂面が可愛かった。東アジアの外交かけひきもこの程度のお笑い沙汰にしてもらいたいなあ。

金曜日に見る予定のテレビ『富豪刑事デラックス』(テレビ朝日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月19日 (水)

そっくりドラマちびまる子ちゃん・・・。

子役について何か書くのは難しい。そのような世の中になっていると思う。文春で告発された大家族青木家のドキュメントの問題も、子供本人のことを考えると、正論を語るのも躊躇する。だが、作家は毒書の書き手であると自分に鞭打つしかないと思う。

おねえちゃんさきこを演じる福田麻由子さんは魅力的だ。このプログを開始して、書き記した作品をふりかえっても、映画『下妻物語』ドラマ『女王の教室』ドラマ『白夜行』と福田さんが重要な役を演じており、キッドは福田さん抜きでこれらの作品を評価すればひどく減点することになると思う。深キョンのクールな子供時代を演じ、綾瀬はるかの意味深い子供時代を演じ、天海に対抗する児童を演じる。正直、キッドはしびれました。そして今回も期待を裏切らなかった。すごいぞ。福田麻由子さん。そのまま成長してもらいたいと心から願う。

で、『カスペ! テレビアニメ放送15周年記念ドラマ"ちびまる子ちゃん"』(フジテレビ060418PM7~)原作・監修・脚本(1話)さくらももこ、脚本(2~3話)樫田正剛、演出・西浦正記を見る。

友達、あるいは友情。キッドが実は得がたいと感じるものについて、正面から描けるドラマというのはそうはない。第3話はまさにそのようなドラマ。相手を思いやり、相手を認め、相手を許す。友情とはそういうものだろう。キッドは根に持つので最後の奴ができない。友情がやりなおせない。だからいい大人になれないのである。つまずきながら、立ち上がる。そういう友情をどうしても信じることができない。 ああ、まる子とたまちゃんのように素直に仲直りできたならどんなにいいか。

キッドのマブダチはかって「相手が一番だめなときに友達だと言えること」と友情を定義していた。キッドもそう思う。しかし、そのマブダチがおそらく「一番だめな時」にキッドは相手を支える力を持たなかった。それで友達と言えるだろうか。

そういう友情についての考察を感じさせる3話、とてもよかったです。

しかし、もちろん、福田さんが魅力を発揮する2話で姉妹の葛藤を描いた部分が一番楽しめたのですけど。

木曜日に見る予定のテレビ『弁護士のくず』(TBSテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月18日 (火)

そして天海祐希は帰ってくる。

月9だ。『西遊記』の後だ。やりにくいだろうな。

それともやりやすいのか。とにかく女性狙いで、異性を起用するのか。同性を起用するのか。という選択をせまられ、天海、矢田亜希子という選択をしたとして。そういう意味では天海は異性というポジションになる。それなのにいきなり業務命令的に同棲の強要だ。しかし、まだまだ同性愛的セクシャルハラスメントという発想はないのかもな。ま、天海狙いで谷原章介と玉木宏の三角関係よりも、天海狙いで矢田、谷原の三角関係の方が斬新だと思うが、そういう方向には進まないと思う。・・・当然だっての。

で、『トップキャスター』(フジテレビ060417PM9~)脚本・坂元裕二、演出・平野眞を見た。

まず、ラブコメとしては旅客機内のドタバタで、最後のベルトのアップがないのが気にかかる。ギュッてとこがないとすかされるのだが、そんなすかしをするならこのドタバタはいらない。「あっベルト」と言った瞬間にドタバタではなくなってしまう。天海がおかしな人ではなくなってしまう。おかしな人でなければラブコメはつまらない。

すると、悪評高い「私のしごと館」のように勤労者の労働意欲をあおる、官僚的な天海・矢田の師弟的やりとりもすべてむなしい。矢田は児玉にフォローされてすぐ意欲を取り戻すようなキャラ設定じゃないだろう。天海がひきずりまわし、みぞおちにパンチを入れて、矢田を育てるというくらいの・・・ちょっと『女王の教室』をキッドがひきずっているか。

現代日本の問題点、少子化と若者の能力(勤労意欲)低下がそこはかとなく浮かび上がってくるのだが、そんなものを浮かび上がらせてどうする。

セレブ婚と玉の輿、過去の男の逆ギレ、うーん、安全よりスクープってとこがもうリアリティーがなくて、いや、あるのか。・・・と乗れません。そしてそういう部分を雑魚ネタとして天海はメインニュースを仕上げていたとなると天海は起こされるはずはない。寝てないはずだ。天海がそーゆースーパーナチュラルな存在だと思うしかありません。

大丈夫か。この月9。ま、天海は帰ってきたキャラは上手なので達成感のためには何でもできる「無責任女」としてやりぬくとは思うが。

水曜日に見る予定のテレビ『はねるのトびら2時間スペシャル(仮)』(フジテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月17日 (月)

季節はずれの東京大空襲

ハロモ二でトゥーンタウンのポストが語っていた。わが心の師であるディズニー(米国人)のお手伝いをしたメモリー。そのシャツいいね。やった。モ娘を楽しませた。・・・ずっとずっと楽しんでくれ。

大河で仲間さんと長澤さんが妻と愛人の争い。終盤はまるでバカ殿様コントのような絵面だったが仲間の涙目演技が素敵だった。

で、ここからは死後の世界を信じる方のキッドにバトンタッチだ。

で、『NNNドキュメント'06~音の記憶5.1chでよみがえる東京大空襲』(日本テレビ060417AM025~)語り・江守徹、ディレクター・畑中義昭を見る。当時の生存者が語る東京大空襲の記憶からベテラン音声さんがサウンドを再現するという企画である。構成者をあえておかなかったのか、やや散漫な部分もあったが、阿鼻叫喚、断末魔の声を再現することで一石は投じられている。言問橋、明治座、小学校のプールから放たれた人々の声を想像する手がかりにはなるだろう。

時期から言って、4月13日の城北大空襲にスポットをあてるのかと思ったら、3月10日の話だった。それはヒロシマを9月にやるようなものだが、風化の前触れでないことを願いたい。戦略爆撃という意味ではドイツのゲルニカ、日本帝国の重慶、そしてUSAによる東京、と続き、さらにはイラクにいたるまで歴史が綴られていく。この後、イランだったり、北朝鮮だったり、北朝鮮による日本だったりすることがないように祈りたい。空襲と空爆の言葉の使い分けにこだわる人もいるようだが、キッドは空襲は被害者の言葉、空爆は加害者の言葉と考える。当然、北爆(ベトナム戦争)、イラク空爆では日本人は加害者の視線に立つのである。まして広島、長崎の原爆投下を広島空襲とも長崎空爆とも言わないだろう。あれはまた別次元の出来事ということになる。

しかし、東京でざっと10万人、広島でざっと10万人、長崎でざっと10万人、3日間でざっと30万人が殺戮され、まだ戦い続けようとしたものがいたことは記憶にとどめたい。そして遺族に横たわるその後の長い長い時。悲しみと怨みを胸に秘めた日々。阿鼻叫喚から13年後に生まれたキッドがディズニーとともに人々を楽しませる過程に隠されていた現実を。

殺害現場に憑依した霊という幻想がある。ホラー映画で繰り返される手法。それはある意味で本当のことだ。もちろん、現実の人々の記憶は薄れていく。幽霊たちも少しずつ存在のリアリティーを失っていく。しかし、キッドにとって東京は燃え上がり、溺れ、焼死溺死した老若男女が桜の咲く前に彷徨う街。この世の地獄の大都市だ。

各局編成の皆さん、この幽霊たちのためにも東京大空襲の物語は桜の開花する前に語ってもらいたい。

関連するキッドのブログ『浮浪児たちの東京で』

              『私も死にます(福田麻由子)』

火曜日に見る予定のテレビ『カスペ!ドラマちびまる子ちゃん』(フジテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月16日 (日)

怪しい先住民族がギャルサーに降臨。

キッドの戦友にして女剣士、メルヘンオブギャルズライフ、現役ライターで東欧好きの預言者理恵子が、先月某日、「藤木直人が来る」と言った。キッドとしては何をいまさら、藤木直人、『1リットルの涙』ではすでに渋い脇役ではないか。・・・って思っていたのだが、来た、来た、来たね。来ましたね。さすがは預言者だあ。

映画『バウンスkoギャル』やニュースショー『プチ家出少女』たちの聖地・シブヤに『GTO』的ではあるけれど、北米大陸の怪しい先住民族の怪しい友達として、ギャルズサークルを洗脳すべく藤木直人がまさに落下してきました。

そして久しぶりにキッドは爆笑。

・・・という『ギャルサー』(日本テレビ060415PM9~)藤本有紀・脚本、岩本仁志・演出を見た。とりあえず笑ったのでコメディーとして評価。ギャルのモブシーンでさりげないツッコミもクリーンヒット。少女たちの細かいパスプレーでくすぐり連発。未来少年コナン的丈夫さの披露もヒーローを的確に表現。公園で焚き火したい欲望もクリア。落とし穴も張りぼての罠ももうゆるゆるに許せる状態になり、後半、シリアスシーンもボケきってスルー。ま、『クロコダイルダンディー』ですがキッドの心の採点表、春クール首位に躍り出た。

佐藤隆太、古田新太、生瀬勝久、高田純次、他の皆さんもナイスアシストを連発。

特に佐藤巡査のこれ以上ない貧乏ヴァーチャルアパートでさらに囲炉裏さらにリトルインディア・・・先住民族少女降下のくだりには敬意を捧げたい。

戸田恵梨香や岩佐真悠子など触れるべき人たちに触れられない藤木直人のドラマに仕上がっている。これは・・・来週も見てしまいそうだ。

気持ち悪いの治る薬、ください、ガスター10より、効きそうだ。あと、焼いた肉食わない、これ、良くない。

月曜日に見る予定のテレビ『トップキャスター』(フジテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月15日 (土)

彰と野ブタでクロサギ(つまり修二抜きで)

ヤングサンデー(小学館)のコミック『クロサギ』が原作。前作は『夜王~YAOH~』(ヤングジャンプ・集英社)だったので次作はヤンマガからか。で、犯罪者が主人公だが、小学館なので前作より悪濃度は薄い。そしてちょっぴり知的であろう。犯罪者が主役といえば『白夜行』という最終回以外はトレビアンなドラマが記憶に新しいが、もう少し、甘口にしあがっているだろう。

主人公の父親役が杉本哲太である。出番は一瞬だけど、哲太。立派な役者になったな。『キリコの風景』あたりから開眼している。キッドはずっと見守っているぞ。

堀北真希さんはキャラのつかみ方が上手だ。素顔からしっかり仮面をかぶるな。あなどれない。

で、『クロサギ』(TBS 060414PM0915~)原作・夏原武、原案・黒丸、脚本・篠崎絵里子、演出・石井康晴を見る。詐欺被害の無理心中の生き残りが詐欺師狙いの詐欺師になる。という復讐劇。山下くんといえば永遠の弟でいてもらいたいのだが、今回は原作のイメージにも合っているので主役も仕方ない。

周囲は詐欺師の元締め・山崎努、敵役の刑事に哀川翔、ゲスト詐欺師に杉田かおると強面オーラほとばしるメンバー。映画『スティング』的な正攻法の詐欺手法とコミック『ナニワ金融道』的な法の抜け道教えます手法、どちらの要素の強いコンゲームなのかといえば、前者を後者で倒す第一回。それはあまり楽しくないな。

悪を悪で制する。このためにはある程度、悪の天性を見せなければならない。山下くんの歪んだ笑みが見たい。山崎努さんの「面白いからだよ」に対する山下くんの不敵さ。堀北さんの平手打ちの後なんかがインサートチャンスだったと思うが。凄みを身につける絶好の機会だと思うのだが・・・。ま、事務所の意向もあるだろうけどね。

犯罪者主役指向が続くTBS。この自己責任と実力主義の管理社会においてアクロバットな展開だとは思いますが・・・。

月曜日(日曜深夜)に見る予定のテレビ『ドキュメント06』(日本テレビ)

| | コメント (0)

2006年4月14日 (金)

釈由美子、おゆきなさいのポーズで。

『七人の・・・』といえば『七人の侍』である。これはまだ通じますかね。現在刊行中のスティーヴン・キング『ダークタワーシリーズⅤ~カーラの狼』(新潮文庫)はいきなり「腹の減った侍雇うだ」のシーンから始まり、黒澤明の影響はまだまだ続いているようだ。

弁護士と医師の密度が高いこの時間帯。まるで合コンの人気職種のようだな。しかも腹の減った侍を雇うのはテレビ局の正社員である。庶民から隔離されたこの業種顔合わせは・・・まあ、夢の世界なのだな。で、主役の釈由美子さんは前方指差し確認「おゆきなさい」のポーズでどんなセリフを言うのか。

告知スチールで見かけたこのスカイハイポーズの行方が気にかかる。

で、『7人の女弁護士』(テレビ朝日060413PM9~)尾崎将也・脚本、塚本連平・演出を見る。主役の釈由美子(トミーズアーティストカンパニー)さんは刺客に始まりメカゴジラのパイロット、ちょっとセクシーな教師、地獄の門番、ホステス、キャバクラ嬢(一部略)となかなかに一筋縄ではいかない職種を演じてきた。そして弁護士だ。今までで一番なんかまともだ。そしてまともに事件を解決してしまう。まともなミステリーの展開である。

・・・ちょっとものたりないか。でも、しかし、たとえば、昨日の中森明菜に続いて、南野陽子が七人の一人だったり、野際陽子、川島なお美、井上和香、原沙知絵、柴田理恵と残りのメンバーもなかなか。・・・結局、まあ、今後もまともに展開していくのだろう。

そして問題のポーズは真犯人に対し「逃げる場所はありませんよ」だった。

まさか毎回の決め台詞じゃないよな・・・。

土曜日に見る予定のテレビ『ギャルサー』(日本テレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年4月13日 (木)

黒木瞳、中森明菜、『プリマダム』

中森明菜(40)といえば『ねるとん紅鯨団』でゲスト出演なさった時に大事件が起きたことを思い出す。黒木瞳(45)といえば・・・いつまでもお若いと思う。

そんなお二人がバレエドラマである。激突してもらいたい。でも、しないのだろうなあ。コミック『舞姫テレプシコーラ』(山岸凉子・メディアファクトリー)のようなリアリティーのわくわくを楽しみたいものだが。

で、『プリマダム』(日本テレビ・060412PM1015~)中園ミホ・脚本、吉野洋・演出を見る。まず、野球延長押しである。先週の最高視聴率13.7%の巨人戦を延長してしまうところが日本テレビが夢を捨てきれていないところ。なぜ、プリマダムで15%以上取ろうとしない。せっかく『女王の教室』『野ブタ。をプロデュース』のようなドラマで作りかけたステータスをまた失うぞ。まあ、原巨人快進撃なので気持ちは分かるけど。

さて、そのような複雑な気持ちはさておき、『プリマダム』、ここまでの中年女性の夢を再び路線の中では、一番いい感じに仕上がっている。まず、貧乏で挫折した黒木と病魔で挫折した中森の再会と再生への予感がよどみなく描かれているし、神田うのたちバレエ経験者の配置も素敵。佐藤康江とか佐伯日菜子とかそーゆー人たちのゲスト出演も希望。・・・憲武バレエ団じゃないか。

気になったのは古田新太のセリフ「モスラのバレエは見たくない」(古田のアドリブかもしれないが)モスラって成虫、幼虫? どちらも見たいぞ。

ま、とりあえず中島裕翔くんはかわいい。

黒木VS中森、激突するのかも・・・・・。

金曜日に見る予定のテレビ『クロサギ』(TBSテレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月12日 (水)

あややゴルフ、娘ドキュ、やぐちひとり・・・

密林にいる間に登場したアイドルグループ出身の人とお笑いの人。アイドルグループの方は最初にナインティナインがからんでいたので、気にかかる。お笑いの人はナイーブそうなので好感がもてる。

モーニング娘のコアなファンは推定四万人しかいなくなったとされるが、CDがこれだけ売れない時代、峠を越えたファンダムは縮小したというより拡散したと思うべき。やぐみみというプログの人が脱ハロしたのが去年12月。ねえ。作り手は終わったとか言っていないで生かし方のアイディアを考えるべきだろう。

そういう意味で、あややゴルフ(日本テレビ)娘ドキュ(テレビ東京)やぐちひとり(テレビ朝日)という火曜深夜の展開は心なごむシフト。あややジャニス午後の紅茶くらいなごむ。野球中継で時間帯が交錯しないといいな。

で、『やぐちひとり』(テレビ朝日060412AM0121~)水野宗徳、小池正宏・構成、伊戸川俊信・演出を見る。まず開始当時のゴタゴタを想像してみるのだが、時間帯とノリできっとくぐりぬけたのだろう。っていうか。伝説の番組はそうして始まるものだ。

劇団ひとり(太田プロダクション)は初MCだそうだが、その気負いが最初から感じられなかった。矢口真里も期待値と能力がずっとフィットしていなかったのだが、ここではそうではない。だから、やぐちひとりという存在がずっとあったような気がするのだ。

テレビという本来どうしようもなくメジャーなものの中にマイナーを求める嗜好というものは常にある。人間はないものねだりですから。それがここにある。今夜のゲストは津田寛治さんと映画監督・松梨智子さん。ほら、あるのです。

こういう得がたい時空間。スタッフの皆さんはのらりくらりと続けてほしいなあ。

お笑いという言葉が笑いより下品だという考え方もあるがキッドは御笑いという意味で使用しています。

木曜日に見る予定のテレビ『7人の女弁護士』(テレビ朝日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月11日 (火)

西田敏行、沢村一樹、的場浩司、ど、どす濃い・・・

西ヤンこと西田敏行さんはキッドが初めて担当した深夜ラジオのパーソナリティーだ。

『西ヤンのパックインミュージック』(TBSラジオ)、別の番組で可愛がってくれた故・腰山一生さんの紹介で故・林義雄さんに会い、起用された。・・・ああ、もうお二方ともこの世におられないのだなあ。亡くなられた頃、キッドは引きこもり中で、葬儀にも行かず。胸が痛みます。西田さんが無事復帰してよかった。

当時すでに大スターだった西田さんをスタッフはみんな西ヤンと呼んでいたが、キッドはなかなかそうは呼べず、逡巡していたのだが、半年くらいたって西田さんにラーメン店へ誘われ、行った店でキッドは内田裕也さんを発見した。そして思わずささやいたのです。「西ヤン、ユーヤさんがいます。ユーヤさんが」と。

そんな西田敏行さん主演の『特命!刑事どん亀スタートスペシャル』(060410PM0655~)深沢正樹・脚本、藤尾隆・演出を見た。

うわあ、これは濃い。ずらりと並んだ男優陣。黒谷友香さんや余貴美子さんがまじっていても見過ごしてしまいそうな男の連打である。これはやはり現代版の『水戸黄門』なのだなあ。ターゲットは60~∞代の男性なのだろうか。『キャッツアイ』のような展開から、『ドールハウス~特命女性捜査班~』の匂いが漂ってきますが。

N 劇場を見ていていつも思うのは年老いるということだ。いつかキッドもこのペースがしっくりくるようになるのかな。黒幕が「支配階級」と自ら名乗るようなドラマにうっとりするほど恍惚の人になってしまえるのかしら。『相棒』(テレ朝)も2時間スペシャルの時はやや間延びした展開になる。しかし、陰謀に巻き込まれた可愛そうな村の娘・西山繭子(美人三姉妹の長女)が死んでから結末まで30分は長すぎます。ま、西ヤンの芸は堪能できましたが。

で、その後は引き続き、『赤い奇跡~第二夜』を見た。もはや日活映画の2本立て興行か。で、こちらは『泥だらけの純情』『ローマの休日』『卒業』とイマジネーションを刺激する展開で満足。もう少しフカキョンのヴァーチャル演技を見たいくらいです。次は『富豪刑事デラックス』で見れるのだな。

水曜日に見る予定のテレビ『プリマダム』(日本テレビ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月10日 (月)

ホリプロのホリプロによるホリプロのためのドラマ!

ホリプロといえば山口百恵だ。キッドは百恵に憧れて「そこ」に来たのだが、百恵さんは同時期に去っていった。

そのためキッドは『三浦友和世界一周に行ったまま帰ってこない』という企画を立案したほどだ。この企画は紀行番組で三浦さんが世界を旅して帰ってこれないのだが最後に毎週、家に電話をする展開。そのための打ち合わせ担当に三浦家にキッドがおじゃまするという計算だったが、意図がよこしまなためか、実現しなかった。何年かして猿岩石が帰ってこれなくなっていたりしたが・・・。

そしてキッドがちょっと疲れて「そこ」から去った後、「そこ」に来たのが深田恭子さんだった。キッド来る。百恵去る。キッド去る。恭子来る。ああ、ホリプロ的運命の残酷さよ。ま、井森はいたけどね。

で、CM「ふかふかだ、だじゃれじゃん!」の一言でキッドのハートをKOし、ドラマ『神様、もう少しだけ』(1998CX)でコギャルという言葉をキッドに教えてくれ、映画『下妻物語』で笑いの神様も降臨した深田恭子(23・ホリプロ)主演のドラマ『赤い奇跡』(060409PM9~)瀧川晃代・脚本、冨塚博司・演出を見る。

いいです。これでもか。これでもかとフカキョン。ずーっとフカキョン。そして極めつけは予告編。最近の赤いシリーズリメイクの中でも(もっともこれは新作だが)予告編で「よし、次も見るぞ」という気合が一番入りました。アイドルドラマはこうでなくちゃ。・・・フカキョンが永遠になんちゃって女子高校生でありますように。

ある意味異質の神田うの(スペースクラフト)さんもギリギリいい味だしているし、佐藤仁美さんももいい感じの食堂のお姉さんでしたが、キッドとしては『夜明けの刑事』の坂上二郎・鈴木ヒロミツ客演にホロリときました。

おそらく安藤ブームの頃の立案でしょうが、荒川金メダルの風に乗り、そこそこ視聴率が取れてるといいなあ。・・・フカキョンは体型的に恩田選手ですが、キッドは女子フィギュアでは恩田選手に一番感情移入しているのでさらに得点がプラスされています。

水曜日(火曜深夜)に見る予定のテレビ『やぐちひとり』(テレビ朝日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月 9日 (日)

『めちゃイケ』濱口優ドッキリ!

常盤貴子が瞳に涙を浮かべて「キッドさんのバカ!バカ!」と言いながら走り去って行く。前世紀の記憶の中でもペストの甘美なメモリーだ。

『殿様のフェロモン』という怪しい番組で司会の常盤さんの台本だけがニセにすりかえてあるというドッキリ企画でだましの打ち合わせ担当者だったことにキッドは感謝したい。

で、それから10年。

人をだまし、罠をしかけ、嘘を積み重ねるという非道なことで評価されるこのシステムでは進化の極地にいる片岡飛鳥率いる『めちゃイケ』チーム。今回も「お笑いの神様」は降臨されたのだ。

『めちゃ×めちゃイケてるッ!濱口ダマシスペシャル』(フジテレビ060408PM630~)で濱口優くんは所属事務所松竹芸能の自社株売買で一儲けたくらむが逆に巨額の負債を背負ってしまう。ああ、スケールでかいなあ。

三池崇史監督の映画『漂流街 THE HAZARD CITY』 (2000)の地下闘鶏場を思わせるインチキな地下株取引所。こんなものでは小学生でもだませないと自らコメントするあたりが世の中を見下しきってブラボーだ。キッドは感動しました。
フィクションとノンフィクションの境界線がいかに危ういものであるか。
ドッキリ企画を見るとキッドはわくわくするのです。
月曜日に見る予定のテレビ 『特命!刑事どん亀スタートスペシャル』(TBSテレビ)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年4月 8日 (土)

相武紗季主演『Happy!』でスタートか。

お、後、40分で日付が変わってしまう。

ドラマ『Happy!』(TBSテレビ060407PM0900~)は浦沢直樹原作・土田英生脚本・片山修演出。そして主演が相武紗季(20)(BOX CORPRATION=中山エミリ、一色紗英、上野なつひ在籍)である。

相武紗季さんは『ウォーターボーイズ』(03)から『愛し君へ』(04)『がんばっていきまっしょい』『どんまい』(05)を経てここに至るわけだが、格差社会のギリギリの中流の女の子というイメージがあって、どちらかというと底辺だけど浮かび上がれるチャンスありの役はハマリだと考える。だからこの主役は納得。『どんまい』でひとつのスタイルが確立されたのか。次は『アテンションプリーズ』かあ。

つまり愛し君へ。「がんばっていきまっしょい」「どんまい」でハッピー。そして「ご注意くださ~い」なのだな。

演出脚本も手堅く、コミック原作ドラマとしては楽しく見られた。浜ちゃんの使われ方もチョイ友情出演の鉄則的でよかったです。ちょちょいと撮られてましたねえ。さすが上流です。 

原作ドラマはパクリの基本ですから勉強になります。

浦沢直樹さんといえばコミック『PLUTO』ですがコミックを原作としたコミックというスタイルはすばらしい展開です。キッドは『PLUTO』を『鉄腕アトム』の実写版漫画として認識しました。このややこしさがキッド心をくすぐります。

今度の日曜日に見る予定のテレビ『赤い奇跡』(TBS)

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006年4月 7日 (金)

やっとブログに到着しました。

チェックメイトキングワン。こちらキッド。

やっとプログに到着しました。

・・・1998年取得のVaioがくたびれてしまい2006年春Priusを取得。

8年間の技術革新のタイムラグ。

新ハードのあまりに早い情報の流れに時の流れを実感。

急流に乗ってプログ取得を決意。

まずは昔なじみのソネット にチャレンジ。しかし、天変地異のため修復中。

そこで新規導入の縁でライブドア にチャレンジ。しかし、ショックのためか入室不可。

やってきました。ココログ。 三度目の正直だ。WBC日韓戦もそうだった。お願い。

・・・・・・やったー!

さすがに老舗だよねえ。こんなジジイを入れてくれるなんてなあ

ニフティ さん、最初からあなたさまを選んでいればよかったです。ごめん。

というわけで、とりあえず、キッドがここにまぜてもらったことを覚書しておきます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

トップページ | 2006年5月 »