おいしい出会い、おいしい関係、おいしいプロポーズ。
長谷川京子(レプロエンタティメント)さんはこれが初主演なのか? それはそれで意外だ。オードリーのティファニーパクリを主演していたような記憶があるのだが。・・・『僕だけのマドンナ』(03CX )。これはタッキーの主演だったのだな。
好きあるいは可愛いの方向性には「目に入れても痛くない」と「食べちゃいたいくらい」があると思う。後者の延長線上に「おいしい」がある。これは食べちゃったわけだな。ただし、岩館真理子のコミック『おいしい関係』のおいしいと脂ぎったホストが「そりゃ、おいしいね」と言うおいしいは違うような気がする。
で、思いっきり視聴率を取った『トップキャスター』のエピソードであるセレブ婚+玉の輿婚のスタートラインにたったようなドラマである。これはオードリーで言えば『マイフェアレディー』コミックでいえば『ガラスの仮面』のパクリになることは必然。ひねりは王子様は年下だというぐらいだろう。小出恵介(1984)ハセキョン(1978)だからスタッフ(あるいは伊藤P小松W夫妻)の考える視聴者のおいしい関係はそういうことなのだな・・・ブルルッ。
で、『おいしいプロポーズ』(TBSテレビ060423PM9~)脚本・小松江里子、演出・清弘誠を見た。イタリアンだ。トマトとオリーブオイルだ。ナポリタンだ。本当においしいのか、それは、と思わず、腹をすかせるのだが。ドラマもまた非常になんというか、予想通りのコテコテラブコメなのですね。なんか、懐かしい感じ。
それはとにかく分かりにくく言えば山田太一の戯曲で風間杜夫さんと根岸季衣さんがクッションを投げた時に壇ノ浦夜枕合戦を想起するような感じでした。ああ、もう、誰も読んでくれなくなるたとえだな。
・・・ちょっととりみだしました。西遊記の後の月9、輪舞曲の後の日曜劇場は共に先祖がえりをしているわけで、これはこれでいいか。枠についてるファンは一安心というところですかね。
ハセキョンは『ドラゴン桜』でちょっとおいしい役だった。つまり、ポーカーフェイスでボケのポジションだから。あの味をしめて表情を崩していけばもっともっとお笑いの神様が微笑むスターになれると考えます。
火曜日に見る予定のテレビ『DRAMA COMPLEXダイエットの女王 鈴木その子』(日本テレビ)
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