SMAPとタモリと松たか子はちょっとずるい。
先週、たっぷり前フリがあっておまけのようなスペシャル展開である。そしてねんどで松たか子。これはずるい。もちろん、期待値が高いのでそれほどの満足感はないのだが・・・。やはり見てしまう。
タモリさんにはキッドが駆け出した頃、キッドの師匠がネタを書いていたことがある。それは師匠とキッドとリエコネコというトリオの「おもしろ工房」の著作に収録されているのでちょっと抜粋してみよう。
ビラビラ島。これを発見したのはイタリア人のマンコポーロです。・・・とタモリが島の地図を描くためのフリップを一枚持って板付き。そして島の名所を解説していく。・・・位置は体位69度、月経月一度。太平洋に囲まれて、当然、島の周囲はなめればしょっぱいです。もちろん、ここでおぼれる人もいます。島の北側はうっそうとしたジャングルですが、なだらかな丘になっておりまして、ビーナスの丘と呼ばれています。この丘のふもとから、地質学的にいう活断層が走っておりまして、いわゆるひとつのワレメですね。中心部は激しくおちこんで湿地帯になっています。島の人々の気質は一言で言うと、陰湿です。湿地の外側の人はかなり陰湿で、内側の人はそれほどでもないので、いわゆる大陰湿、小陰湿の区別があります。・・・という具合に島の説明を地理的、歴史的に続けていくわけです。
思いっきり、下ネタじゃないですか。しかし、面白かった。このネタは当時の深夜のテレビ番組で実際にオンエアされていたのですが、ある時期から、タモリさんはこういうネタをテレビではやらなくなります。そして、タモリさんはメジャーになっていくのです。・・・師匠はちょっと寂しかったのではないか。でもタレント戦略的には正しいのですね。一時期、安産祈願のお守りとしてタモリさんは大メジャーお昼の番組でこっそりと何かを描いてましたが、キッドは「ああ、ビラビラ島の略図をお描きになっているのだなあ」と思いました。
で、『SMAPXSMAP』(フジテレビ060424PM10~)作家・鈴木おさむ(他)、ディレクター・代々木明徳(他)を見る。メインディッシュのビストロは変則な配置で仕切りもぐちゃぐちゃなのだが、それはそれでリアル感がある。月曜日の朝、納豆に日曜日の残りのカレーは昭和の、関東の、庶民の、朝食では定番だったのではないか。もちろん、イカスミなんて見たことなかったけどね。
ダメ人間で、そこそこ笑う。今回のダメ人間はオタク的毒素が少なかったが、トシちゃんは楽屋的には毒のあるネタだったのかもしれない。
そして松たか子である。いつものように美女なのか。美女じゃないのか。と眩暈を感じて、やはり魅力的だなあと思うのである。鼻歌も魅力的だし、チョウチンアンコウも魅力的だ。やはり、ずるいと思います。
粘土の王国王女伊東真結子(7)ちゃん。稲垣吾郎作品に「特徴が・・・ない」はナイスコメントでした。
水曜日に見る予定のテレビ『NANA』(日本テレビ)
| 固定リンク
コメント