Check it out you all !! 勿忘草をあなたによ。
深夜ドラマ枠が新規設定されたのだな。それが映画連動企画となると年に4本青春映画をやるつもりか。フジテレビは。若者争奪戦をするからにはそのくらいの戦略があってもいいと思うが。
映画番組宣伝としては大丈夫か? と思っていたのだが、今回はストーリーもヒロインもサブキャラクターのからみもクライマックスのラップも落ち度なく、秀逸だった。映画の入りもまずまずなようなので、関係者はホッとしているかもしれない。
今回のヒロインは平田薫(アミューズ1989-)さん演ずるお花を愛するメガネッ娘美里ちゃん。加治将樹くんが恋に落ちる。すると突然、彼女は転校に。すっごい時期はずれ、一体、彼女の家庭になにが・・・。もちろん、そういう事情は一切、語られませんが。
で、『青春★ENERGY~チェケラッチョin TOKYO』(フジテレビ060511AM0045~)脚本・上杉隆之、演出・小林和宏を見る。東京の高校生としては素朴な感じがするが、東京も広いからね。川田(ガレッジセール)演じる喜屋武先生は映画と連動しているキャラクターだが、無理なくとけこんでいる。いや、溶け込みすぎている。ここは・・・東京なのだよな。
フジテレビには『翔んだカップル』(1980)があり、ほぼそのテイストで作られている感じ。テレビ東京金曜深夜のどエロ青春ドラマと差別化する上でもこれは好ましい。同時にソフトエロ路線であってもほしいと思う。心のせまい若者に微妙と感じられるくらいでいいのではないか。純愛エロ路線ぐらいでもいい。だってどエロはネット線上にあふれているのだから。
彼女が誰にも告げずにひっそりと転校していこうとする昼休みの校内食堂で作りかけのラップを彼は歌いだす。放送部仲間も食堂の一同も手拍子足拍子・・・。
「みんな聞いてくれ、チェケラッチョ ! yo yo オレらがそろえばそれが放送部 叩いて痛いの後頭部、(yo- yo-) オレらのラップこんな感じ どんな感じ ? (あ はい 楽しい感じ) 黙っていくなんて寂しい感じ オレら一緒に笑った仲でしょ 見送る言葉くらい言ってもいいでしょ 転校しても元気でやれよ 素敵な笑顔忘れんなよ 花を愛する優しい心 ちょっとドジな可愛いところ すげェいいじゃんて気づいた今頃 (yoX8) 花を愛する優しい美里 ドジをするけど可愛い美里」
愛の告白である。エピローグもハッピーエンド。この調子でやっておいて次の作品をちょっとどす黒くするとやつらのハートをつかめるかしれん。
映画版の井上真央、市原隼人たちが合流する展開はフィナーレあたりかな。心のせまい8 mileヲタやオレンジレンジヲタ、アンチヲタやヒポヲタ、あるいはハルヒヲタやアニヲタをもくすぐりながら楽しくまきこんであげてほしいものだ。
土曜日(金曜深夜)に見る予定のテレビ『SAMURAI7』(NHK総合)
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