戸田恵梨香のダブルブッキングをどうしよう。ま、いいか。
ギャルサー戸田もメイン展開の日だったのに旭川では準主役って。ま、旬ということですか。
もっとも火曜日には室井滋さんが松本清張スペシャルとブスの瞳でダブルブッキングしてましたが。も、ゆるゆるなんですかね。裏も表も録画できる時代とはいえ、オンエアしか見られない貧しいファンを裏切っていることは間違いないと思うんですが。でも自由業者は稼げる時に稼がなきゃいけないですし。命は不平等ですしね。
でも戸田恵梨香さんも室井さんも良き演技者なので引っ張りだこということで。納得しておきます。
で、『土曜プレミアム特別企画ドラマスペシャル(だからかぶってるって)奇跡の動物園・旭山動物園物語(やはりわざとか)』(フジテレビ060513PM9~)脚本・相良敦子、プロデュース・大辻健一郎を見た。演出不在のなかなか大胆なスタッフ構成である。
賠償千恵子さんが、入園客として客演。一瞬だが、そつのない客を演じていた。寅さんがないので久しぶりに老いてなお可愛いご尊顔を拝めうれしく感じる。
あの有名な旭山動物園の苦労物語を津川雅彦さん、伊東四郎さん、山口智充さんらが園関係者を演じてわかりやすくみせてくれる。人間の命も動物の命も平等だという主張には賛同しないが~キッドの命>キッドの大切な人の命>動物の命>人の命なので~動物園からつっかえされた捨て子犬が保健所で処理されたイメージが浮上したことには黙祷しておきたい。
冬の北海道の動物園で動物の温もりが人の心を溶かすというシチュエーションは非常に素晴らしいと思う。寒い日に猫とうずくまっていると種の境界を忘れる瞬間はキッドにもある。もちろん、人の温もりだってよろしいのだが、夏になると人に寄り添われて暑いと感じることがあるのに対し、猫はそもそも寄ってこないので、やはり人より素敵だ。
アクリルの強度問題で業者が悩むシーンがあるが、ペンギンが飛ぶところを見れるのだから地震で破砕して溺れたとしても入園客は本望ではないかと考える。
面白い、楽しいは命と引き換えのギリギリのところにあるという示唆がいたるところに散りばめられた素敵な観光案内だった。もちろん、成功者は模倣される。上野動物園がいろいろ似てきていることも報告しておきたい。そして上野にはパンダもいます。
読み直すとやや批判的な文章になっている気がするが、楽しかったためにノリが良かっただけで番組はギャルサーよりもマチベンよりも観光案内としては面白かったことを付け加えておきます。
月曜深夜(火曜日)に見る予定のテレビ『心霊探偵八雲』(テレビ東京)
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