1/3娘にねんドルが特技を伝授。
うわあ、意味わかんね。1/3娘は二人三脚でアイドルの道を極める三人組。日テレの番組名でもあるが、日テレの公式サイトに番組紹介がない。可哀想である。水崎綾女(ホリプロ)、田代さやか(ホリプロ)、上野真未(ヒラタオフィス)というメンバーだ。直感だが上野真未は妹系である。
もちろん、ねんドルは岡田ひとみである。他にはいない。地球上で唯一(推定)のねんど使いのアイドルである。ある意味、1/3娘の先輩である。あのコスチュームの中には実はグラビア系が潜んでいるのだが、岡田ひとみは若くしてねんどアートに目覚め、グラドルからねんドルに変わっちゃったのだ。トレビアン!
この組合せで企画は「アイドルが特技を増やすためのねんど教室」である。そのまんまだ。月曜日に水崎が「読めない~」とさけんでいたが、ちゃーんと番組として成立している。不審に思う人はねんドルの奥義を見届けなければならないのだ。
で、『1/3娘』(日本テレビ060629AM0126~)構成・笹沼大(他)、演出・上利竜太(他)を見た。月曜深夜からミニシリーズ展開である。月曜深夜にねんドルがご挨拶。まずはねんどに絵の具をまぜるという基本からスタートする。知っている人は知っているかもしれないが、この手法によりねんどはあらゆる色を獲得する。赤い絵の具でピンク、さらにマーブルピンク。1/3アイドルたちもたちまちねんどの虜になっていくのである。
火曜深夜はとりあえず自由にねんど細工に挑戦してみる。童心に還ったアイドルたちは微妙に性格を露呈していく。岡田はリンゴを食べる象さんを披露。二人三脚のミニ足枷もサービス。繊細な感覚を見せたのが、上野。全員がかわいいを連発するひよこキャラを作成。次に豪快な性格はやはり水崎だった。チョコレート系の犬がソフトクリームに代わり、最後は帽子になっていた。それはそれですごいな。そしてロマンチックなのか地味なのか判然としないのがピンクの薔薇一輪を作った田代。花びら一枚一枚を丁寧に作っている。丁寧なアイドル。しかも露出は一番大きい。・・・すみません。
そして水曜深夜。佳境である。岡田ひとみのベースであるミニチュアフード作りの時間がやってまいりました。お題は比較的易しいとも言えるホットドックである。基本は本当のホットドックを作る手順で作るということ。ホットドックかよ。そりゃ、淫靡だな。・・・すみません。やはり、繊細な上野。パン、レタス、ソーセージ、ケチャップとミニチュアフードなのにさらに小ぶり、しかもお手本に忠実な仕上がりである。そして水崎。来ました。ソーセージが大きい。はみだしている。しかもマスタード。なんか激しそうだ。・・・すみません。そして田代は丁寧なのだがソーセージはさらに大きく、ケチャップとマスタードをダブルでトッピング。どうした。気持ちも身体も揺れ動いているのかっ。・・・・すびばしぇ~ん。
いよいよ、木曜深夜は最終日。ミニチュアフードでパーティーの食卓を作る模様。また三人が様々な性格を繰り出してくれるに違いない。岡田ひとみ先生にとってなかなか良い生徒たちでした。
どうしようもない事件が起きたりするが、創作のエネルギーの解放の仕方はいくらでもある。教育で心を教えることはできないが、ねんどは教えることができる。そして心とは作る喜びの中で形成されたりするものなのだ。たとえば姫君愛子様は学友と遊ぶことさえも障りがあったりする様子なのだが、キッドは岡田ひとみがねんどを教えてあげられたらいいなあと考えたりする。誘拐犯も生き埋め犯ももっと地味な喜びを幸せに変える心を持っていたら違う人生を送れたかもしれないのよね。
金曜日に見る予定のテレビ『金曜ロードショー・戦国自衛隊1549』(日本テレビ)
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