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2006年9月 8日 (金)

バカでバカでバカで(中略)バカなのです。(上戸彩)

里中ゆいか。意志もまた宿命って考え方もあるんだぞ。ま、多くの場合、ダメ人間の言い訳ですけどね。視聴率がとれないのもまた宿命か・・・。いつもの通り、あるいはひさしぶりにに面白いけど視聴率とれないパターンに堤さんははまり、全十話のところを九話で打ち切りだけどDVDは五枚組みなのだなあ。ただし、今回は二兎を追ったふしが濃厚。堤演出といえば「見終わるともう一度みたくなるほど作品世界の存在感が濃厚」「女優から別次元の魅力をひきだす」というふたつの特徴があり、二つともに満たしたのが「ケイゾク」「トリック」という作品。前者を強くイメージさせるのが「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」、後者を強くイメージさせるのが「ハルモニア この愛の涯て」「世界の中心で愛をさけぶ」「H2~君といた日々」ということになる。セカチューはほぼ無名の綾瀬はるかで超ベストセラーという組合せで平均視聴率15.9%である。H2はやや有名な石原さとみとコミック原作で11.7%である。非常に分析しにくいラインだが、この延長線上に下北サンデーズをおくと1-8話の超メジャー上戸彩である意味オリジナル原作の平均視聴率7.45%はすごく納得できる数字なのだな。『愛なんていらねえよ、夏』の平均視聴率7.8%を現時点で抜いている(下に)のがすごい。広末涼子は後にリベンジとして『恋愛寫眞 』でタッグを組むのだが、上戸彩はリベンジするのかどうか気がかりだ。やりきったのか、不完全燃焼なのか、微妙なんだもん。

1985年9月14日に練馬区で上戸が生まれ、23日に江戸川区で後藤真希が生まれている。血液型は二人ともO型。二人とも高校中退である。キッドの中では二人は20-21世紀をまたぐ永遠のライバルなのだな。1997年、上戸は12才で第7回全日本国民的美少女コンテスト特別賞。1999年七月アイドルユニットZ-1でデビュー。この年、後藤はモ娘。の第三期メンバーとして九月にデビューする。人気大爆発である。2000年上戸は『涙をふいて』でドラマデビュー。01年後藤はユニット的ソロシンガーとしてデビュー。15才でオリコン初登場1位最年少記録。『マリア』でドラマデビュー。上戸は『金八』で難役に挑戦。女優として注目を集める。02年、上戸は8月にZ-1を卒業。歌手としてひっそりとソロデビュー。後藤は9月にモ娘。を卒業。迷走を開始。上戸はエイトフォーのCM。03年後藤はBANのCM。花王VSライオンの腋下対決である。上戸は映画『あずみ』、後藤は映画『青春ばかちん料理塾』である。このバックアップセンスが上戸と後藤の立場を逆転したといっていいだろう。この年以後、上戸はトライ、アオキ、ソフイーナ、ガンダム、損保ジャパン、ロッテ、オロナミンC、ヤフー、焼肉屋さん、etc.であり、後藤はロートとポッカだった。タレントとして上戸の仮想敵はあややに遷っていた。そんな二人の現時点での邂逅はNHK大河ドラマ『義経』(2005)である。上戸はうつぼ、後藤は能子だった。もちろん、一番おいしいのは静(石原さとみ)だったのだが。とにかくキッドの心のデータ比較のために堤プラス後藤のとんでもドラマを希望。低視聴率でも文句言われないし・・・っていうかだから実現不可か。しかし、現時点で堤マジックが発動するのは上戸ではなく、後藤だったと断言しておく。ちなみに後藤は今年単発ドラマ「指」で劇団からスターになる女優役をやっている。う~ん。シンクロニティー。

さて、このドラマの最大の弱点は何だったのか。キッドはまあまあ、楽しんだので、難しいのだが。あえて言うとすると「小劇場演劇からアイドルスターが生まれたことなんてあるのか」という疑問点が最後までつきまとうということである。北島マヤか。マヤは確かにそうなのかな。すると『ガラスの仮面』の呪縛からは逃れられない。そうなるとガラ面とのキャッチボールは不足していたと思う。根岸季衣さんや渡辺えり子じゃ違うだろうしな、有名になった小劇場劇団にタレントが天下るのも違うだろう。そういうリアルに立ち向かう絵空事としては物語の工夫が不足していたのではないか。オチとしてテレビの現場と舞台の現場がかちあうなんて、タレントプロデュースが単に失敗しているだけじゃんとみんなが思ってしまうようでは、せっかくの素晴らしいチャレンジが報われんのじゃないでしょうかね。ま、早い話が作り手にも受け手にもハードル高すぎたってことですが。

で、『下北サンデーズ(最終回)』(テレビ朝日060907PM9~)脚本・河原雅彦、演出・堤幸彦を見た。ドキリとしたのは上戸彩がメジャーなテレビドラマのために衣装をチェンジしたシーンである。階段をのぼった美しさが実にあざやかに描かれていて、ま、要するにいつものタレント上戸彩に戻っただけなんですが、いかに河童ゆいかがキャラを演じていたかが明確となる。おそらく間違った方向に演じきっていたのだろうなあ。それは上戸のせいじゃないよな。少なくとも「笑いを忘れていた→下北サンデーズが笑いを取り戻してくれた」がナレーションだけでなく、もう少し繰り返し丁寧に描かれていたら、キャラが生きたのにと考える。

上戸が何をやっても大衆に受けてしまう天才だという演出が、あまりにも大衆=バカという図式に偏りすぎていてバカ=大衆には受け入れがたかった。これはまず、疑いようのないポイントですな。

京都出身、ハンドク!!!でトイレの水を飲む男佐々木蔵之介はある意味大抜擢。もう少し描きこむべきキャラクターだったな。山口紗弥加は一番、丹念に魅力を発揮できたと言える。山口が緊張のあまり発作を起こし震える手で書く一筆描きメッセージを佐々木が解読するくだりが最終回で一番の笑いどころか。

里中富美男(北村総一朗)一座がレインボーブリッジを封鎖するために踊るのは次に笑うのだが、ある意味、お台場にたいして屈折しすぎである。踊りが阿波踊りだけにうどんまで連想してしまったのだが。古田新太との親分子分も設定はすばらしく、上戸=姫という構図を描きだしているのだが、この理想の人間関係あるいは夢の人間関係あるいは幸福な人間関係はもっともっと丁寧に消化しないと伝わらない。

映画『卒業』の変形であるラストシーン、迎えに来ない愛人を花嫁が自力で迎えに行くのか、しかもややガニマタでは笑えるのだが、これ誰も分からないよなと思うと冷めるのである。もちろん、バスのかわりに下北ミルクなのである。さらにさかのぼるとこれはロミジュリなのであり、メジャー成功とマイナー失敗の二者択一の設問に「私は愛をえらびます」というなんのこっちゃ回答なのである。これを大衆に伝えるのは至難だと考える。

もちろん、カンニング竹山との結婚というとんでも展開の選択肢があったのだろうが、それはおそらくきっと、みんながバッドエンドのような気持ちになってしまうという問題をクリアできなかったんだなあ。清水の舞台から飛び降りる級ですもの。

ああ、終ってしまったな。京本政樹はきっと紫の薔薇の人、佐々木が月影先生というターゲットでバクると設定がもう少し整理できたと思う。ま、オリジナリティ信者には無用の助言ですが。でもね、サル上戸、ものまね上戸、けものくさいラーメンを食べる上戸など・・・どの上戸もそれなりに楽しく、ああ、やっぱり、もう一回見たい気持ちになってきました。堤さん、天才。

土曜日に見る予定のテレビ『土曜プレミアム・死亡推定時刻』(フジテレビ)VS『土曜ワイド劇場・さくら署の女たち』(テレビ朝日)ミステリ激突、どっちかで、サーファーだったら深夜に映画『ステップ・イントゥ・リキッド』(テレビ東京)を見るのかな。

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