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2006年10月 1日 (日)

彼は風になっていつも傍にいるの。(菅野美穂)

私に恥ずかしい言葉を言って。というニュアンスとは違う意味でハズカシー!セリフ連発のドラマであるが、こういう攻撃がたまらなく好きなのだな。いいじゃないか。恥ずかしくて。恥ずかしい気持ちがなかったら人生なんてつまらないのだ。

由緒正しい歌謡ドラマである。歌謡ドラマとは歌謡曲に刺激されて生み出されるドラマであり、虚構を含めた全世界から部分を切り取るときの核心として非常にお手軽な手法。歌謡ドラマと題されていなくても、結構、多くのドラマが歌謡ドラマだったりするものだ。(例)『年下の男の子』(キャンディーズ)→『電車男』・・・それって妄想の領域なのでは。

とにかく、今回はコブクロの楽曲を原作として銘打っているので、紛れもなく歌謡ドラマなのであった。主演女優三人のオムニバス形式である。関係ないが『喰いタンスペシャルin香港』は亀のゼリーに梨の酢豚、死亡遊戯で燃えよドラゴン、アグネスプリンで綾瀬はるかに続くミックスランチでしたが。亀梨・綾瀬の新ドラマ『たったひとつの恋』の脚本家・北川悦吏子には『見上げてごらん夜の星を』(坂本九)→『空から降る一億の星』という歌謡ドラマがありますよ。

で、『ドラマスペシャル・一生忘れない物語』(テレビ朝日061001AM0030~)を見た。オムニバスなので各個撃破する。『そこにいた風』原作・『風』、脚本・吉田智子、監督・城宝秀則である。菅野美穂のひさしぶりのホラーである。つまり、『ゴースト~ニューヨークの幻』タッチである。事故死した恋人が風になって傍にいるという菅野を周囲の人間は「いつまでも過去にとらわれていてはダメ」と諭す。風になった恋人と菅野の間に入り込むのはビル清掃窓拭きの男。風はこの男にコーヒーをこぼさせ、彼女のため息を感じさせ、風車を発見させる。「どこにいてもいつも君を見守っているよ」伝言入りのグライダーをそっと草に埋もれさせ、菅野の幸せを祈るのである。

「そばにいるならまわしてみろよ」生者に言わせてじっと身を潜める風。菅野はついに思い出と決別する。去り行く新しいカップルを見送りながら狂ったように風車は回るのである。う~ん。とってもファンタスティック。コブクロ「遠ざかる雲、この風はあなたですか。あなたのことを忘れてしまう・・・」扇風機の係の人ご苦労様でした。オチでぞっとするか。よかったねと涙するか。それはあなたの信念で。しかし、前向きに生きようストーリーとしては珠玉の小品と考えます。ちなみに脚本家は仏壇大好き『Ns'あおい』の人ですからぁ。

『Million Films』原作・『Million Films』、脚本・佐藤久美子、監督・高丸雅隆である。日本一美少女な小学生から、可愛くて生意気な普通っぽい少女になった成海璃子の片思い、思い込み、失恋、爆発のせつない三ツ矢サイダー的ラブコメ。ああ、甘くて炭酸という意味でね。成海は「ここにしか咲かない花」(コブクロ)が主題歌だった「瑠璃の島」のヒロインで、縁も所縁もあるキャスティングです。河島あおい(成海)は幼馴染の青井優介に片思い。「結婚したらあおいあおいだ」と冷やかされて育ったのですが、お年頃になって妄想するようになりました。高校生になった誕生日間近のある日、青井くんから「プレゼントの買い物につきあってくれ」の電話が。「しょうがないな。つきあってやるか」と憎まれ口をたたくのですが日記には「両思いかも・・・」と乙女モード。しかし、プレゼントは先輩あてのものでした。先輩は出たな小松彩夏です。

「今日はお姉ちゃんの好きなカニ玉だよ~」と弟に呼ばれても食事が喉に通らない璃子。セーラー服での悶々ぶりに古い言葉で恐縮ですが、萌え~っなのでした。やがて、先輩が異常に悪い性格むき出し、青井くんもどこに惚れたんだか、プレゼント投げ捨て事件発生。璃子はゴミ女にゴミ箱丸投げ攻撃で一矢を報います。やがて日本一制服で清流で裸足の似合う璃子を青井くんがデートに誘います。璃子の答えは「嫌・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃないよ」でした。あはははは。璃子にしか許されない展開だぁ。コブクロの歌なんか忘れた~。

『永遠にともに』原作『永遠にともに』、脚本・小川みづき、監督・都築淳一である。原沙知絵が面倒な女をそこそこに演じている。どのくらい面倒なのかというと、不倫の恋に疲れ、昔のバイト仲間でお手ごろな金子貴俊と結婚したのだが、結婚の動機の不純さに自分で自分を追い込んで一年で離婚を決意、離婚後、淋しくなって、本当は金子と一緒にいた方が幸せなのではと感じて再婚するという面倒な女である。少女マンガで言うと『えんじぇる』(岩館真理子)のヒロインぐらい面倒な感じ。こういう女性は職場とかで運命の男性とめぐりあったりするとまた心穏やかではなくなるに決まっているのだが、とりあえずコブクロは「心がとても穏やかなのは・・・」と歌い出す。金子、お前も大変だなぁ。それでも「そんなの分かってるよ、何年沙知絵とつきあってると思ってるんだ」って言うのだろうなあ。すごく都合のいい男だ。

劇映画、テレビドラマから歌が生まれ、歌から劇映画、テレビドラマが生れる。他ジャンルからのパクリは創作の基本です。時間的にいうと、ドラマから歌へはきりつめる作業、歌からドラマへはひきのばす作業になりますが、ひきのばし→きりつめの連続で、歌→ドラマ→歌や、逆に、ドラマ→歌→ドラマという作業も可能です。ま、創作の基本は根気っていうことなのですね。

月曜日に見る予定のテレビ・・・うわぁ、こりゃあ、困った、『黒川智花の名探偵コナン』で『星野真理の十津川警部』で『釈、広末、内山、その他の世にも奇妙な物語』かよーっ。迷いに迷って火曜日(月曜深夜)『半分の月がのぼる空』(テレビ東京)で。吉野公佳か。吉野公佳なのだな。やっぱり。

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コメント

キッドさん
TBありがとうございます!

こまっちゃんって、チョイ役でしたか?

投稿: ぽんた | 2006年10月 2日 (月) 06時50分

ぽんた様、いらっしゃいませ。
小松さん栩原楽人くんの憧れの上級生。
ドラマ上は完全な敵役。
彼氏がいるのに
栩原くんからの誕生日プレゼントを受け取り、
さらには「こんな子供っぽいもの気にいると思ったの?」
と美貌を鼻にかけた悪女展開。
プレゼントを投げ捨て、
頭にきた璃子さんに
頭からゴミをあびせられる始末。
・・・こまっちゃんファン、号泣。
以上です。

投稿: キッド | 2006年10月 2日 (月) 13時11分

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