木曜八時か。そうだ、京都へ行こう。
・・・・って。JR西日本かよ。と言いたくなるほど定着してきた木曜京都シリーズ。キッドの一番の贔屓は『新旧・科捜研の女』(主演・沢口靖子)ですが、今クールは『おみやさん』でどちらも京都とは言わないけれど舞台は京都です。これに『新旧・京都迷宮案内』(主演・橋爪功)と『京都地検の女』(主演・名取裕子)を加えると春夏秋冬ずーっと京都でもまかなえるのです。さらに2005年秋ドラマには『女刑事みずき~京都洛西署物語』(主演・浅野ゆう子)なんていう新顔もありましたぁ。
やはり、まったりと京都です。一週間に一度は京都です。こうなるともうアナログテレビの終末まで京都で通してもらいたい。京都潜入捜査官とか、京都始末屋、名探偵舞妓とかもおりますし。
今年は京都迷宮→京都地検→新・科捜研→おみやさんと来ましたから実にまったりしています。さらに木曜深夜にはアニメ「009ノ1」(TBSテレビ)がありまして原作・石ノ森章太郎のダブルです。こりゃ、キッド的には奇跡の編成ですね。
で、『おみやさん・第二回・祇園の姉妹骨肉の相続争い!! 遺言の謎・・・』(テレビ朝日061102PM8~)原作・石ノ森章太郎、脚本・塩田千種、監督・吉田啓一郎を見た。主演は渡瀬恒彦。今期は木・弟、金・兄と兄弟揃い踏みです。おみやさんは京都府警鴨川東警察署資料課長でおみや入り(迷宮入り事件)を解決するのでついた通称。原作は1981年連載開始なので元祖「ケイゾク」(TBS1999冬ドラマ)、本家「時効警察」(2006冬ドラマ)と言ってもいいでしょう。まったり度も老舗の味わいです。
部下に櫻井淳子、鑑識に友近、家政婦に菅井きん、行きつけの店の女将に相本久美子という硬軟とりまぜたバックアップ体制を持っています。ちなみに鴨川東署の署長は谷啓でキッド的にはここがポイント高いのです。
今回の舞台は祇園の老舗の料亭生『梅むら』です。やはり、祇園です。祇園のない京都なんてです。これまでも『時効直前 夜の祇園に消えた謎の女」(第一シーズン)、「祇園祭りに消えた女」「泣いた祇園の悪女」「祇園白川殺人事件」(第三シーズン)、「祇園に舞う死美人」(第4シーズン)とことごとく祇園がついたら高視聴率。舞妓さんがらみなら、さらに高視聴率で、舞妓さんが殺されればさらにさらに高視聴率で、犯人が舞妓さんならさらにさらにさらに高視聴率なのです。・・・今回は・・・板前さんと女将さんがらみでした・・・ちぇっ。
しかし、まあ、美人姉妹骨肉の争いですから。姉・秋本奈緒美、妹・雛形あきこ・・・ま、まあ、美人姉妹です。で、二人は昔は仲が良かったのに「梅むら」と「新梅むら」の二つの店舗で老舗後継者争いをしている現状。ガンのくれあい、罵りあいです。
うう、しかし、ほっぺたのひっぱりあいはありませんでした。のだめ・真澄、ちびまる子・お姉ちゃんに続き、おたふく攻撃があれば伝説の一週間になったのに・・・。
記憶力抜群のおみやさんはネタバレですが、昔の事件を掘り起こし、姉が妹の恋人をよこどりしたり、父親の遺言を改竄したりしたことや、妹の新・恋人の過去の犯罪をあばき、一つの殺人事件を解決します。
そして・・・姉の夫は金にも女にもだらしなく、妹には幸せになってもらいたかったという姉心、さらに妹の恋人の犯した罪をなんとかかばおうとしたことが露見。お姉ちゃんがそんなに私のことを想っていたとは知らず、逆らってばかりいた馬鹿な私を許して展開。京都祇園老舗料亭女将ツンデレものでしたーっ。
鑑識・友近の活躍ポイントは「遺言状の平成8年に1を書き加えて平成18年にしたことを発見」したことです。う~ん、まったり。
舞妓さんの巻はいつなんだ~。キッドとしては新・科捜研の女のゲストで殺人犯となった舞妓・木南晴夏を早めに出所させてこちらにワープさせてからめてもらいたいのですがぁ。む、無理ですかぁ~。舞妓カモ~ン。
初回視聴率15%越えの「おみやさん」、兄貴よりも獲っております。「相棒」は16%越えしておりますので今期のテレ朝ミステリーは東西ともに好調な感じ? 来週はまた「松子」VS「コトー」かな。・・・「だめんず・うぉ~か~」は?・・・う~ん、様子見。
土曜日に見る予定のテレビ『たったひとつの恋』(日本テレビ)さあ、勝負の週。目指せ15%。教科書らしく。(なぜ、スローガン?)
| 固定リンク
コメント