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2006年12月27日 (水)

1967年生まれですけど何か問題でも?(原田知世)

いや、いいんですけど。小鹿のバンビちゃん。いつまでも若く、いつまでも美しくって・・・やはり少し罪かな。

ともかく、キッドとしては『役者魂!・最終回』よりも『Happy!2』よりも『その5分前』を選んでしまったのですが・・・。

『役者魂!・最終回』(フジテレビ)は可もなく、不可もなく、松たかこは美しく、また一人になって、そして社長のマネージャーとなった。なんだろう。悪くないのだけど、良くもない・・・この感じ。たとえば最後社長は役者になってわがまま放題。松を困らせるのだが、その場面で笑わせない。なんとなく終るのである。そういうのもアリだとは思うが、エンターティメントとしてはつまらないと考えます。スタッフは満足なのかもしれないが。

『Happy!2』(TBSテレビ)はこのブログのドラマレビューの冒頭を飾る作品の続編である。相武紗季は『アテンションプリーズ』で株をあげ、『レガッタ』で株をさげた。それは本人の責任とは言えない側面もあるのだが、タレントは矢面に立つからタレントなのである。得るものが大きければ失うものも大きい。これはこの世界の鉄則なのだな。ただし、継続さえしていれば、失ったものも大きく返ってくることもある。そういう意味でほぼ春、夏、秋という三つの季節をくぐりぬけ、本格的な冬の訪れに『Happy!』の幸を演じることは中々に趣きがあるのだなぁ。ささやかな勝利を得て、次のステップへ。という物語がまた渋いではないか。新たなる戦いを提示して続くというのは『役者魂!』に比べればはるかにオチとして成立している。しかし、それならばレビューも次回(あるにしろないにしろ)でいいかという気分になりました。

で、『ミニドラマ・その5分前・或る夜の出来事』(NHK総合061226PM1055~)脚本・マギー、演出・川野秀昭を見た。新番組である。帯で五分間のオムニバスドラマ。「かけがえのない一瞬までの五分間を描く」という趣向。24時間を24時間で描くの5分版という発想なのであろうね。ま、アイディア勝負の役者頼りということになると思うがなにしろ5分だからハズレでもいいかと見る気になる。5分でも役者をそろえ、スタッフをそろえれば、それなりに予算はかかり、水増しできない分、どこかが苦しんでいないといいなぁと思うけど。

で、最初の夜は原田知世が演じる恋人のいないサトコ(35)とレンタルビデオ店の店員(20代前半・松山ケンイチ)との、まあ、恋の話である。

松山ケンイチといえばデスノートのL/竜崎であり、ま、非常に魅力的な若者である。キッドはデスノートという素材をそれほど高く評価しないが、L/竜崎を演じる松山ケンイチはかなり高く評価する。彼と原田知世の恋。おいおい、5分ですます話かっと思うほどの豪華なキャスティングだ。ブログで個人的な誰かに語りかけるのは一般論としてあまり得策ではないが、もう何回もやっているので、あえてやると、そう思うでしょ? ヤマト様。

ま、5分なので、語りだすと全部語ってしまうことになるが、とにかく、閉店時間間際の店でいつも恋愛映画を店員に選んでもらっていた独身女性が店員になんとなく恋をしていてその夜を最後に店員が辞めるというので動揺のあげく告白してしまうという話だ。

アイディアとして会話が「恋愛映画」のタイトルで進行していく遊びがある。「アパートの鍵貸します」で始まり「月の輝く夜に」「恋人たちの予感」で終るという感じだ。ただし、オチの方は声にならない声で表現される。

お話としてはそれだけだが、とにかく、主演が原田知世であるからあっという間の五分間である。ウソだろ。いつまでもセーラー服を着れそうだなぁっていっても限度があるだろう。何故だ何故年をとらないのだーっと神秘的な彼女に見とれている間に5分なんか、たやすく過ぎてしまうのである。原田・松山のカップルにまったく違和感なーし。それってファンタジーだよなぁ。松山1985生まれ。85-67=18なんだけどなぁ。30過ぎた男が女子小学生を口説いたら犯罪だけどなーっ。でもそういう計算は無意味だよなあ。いや、第五夜のキャスティングが夏八木勲と福田麻由子なので・・・まさか恋の話じゃないよな。

ともかく、見逃した人ーっ。ちょっぴりもったいなかったかもーっ。

関連するキッドのブログ『家族・セーラー服と機関銃VSデスノート

木曜日に見る予定のテレビ『とんねるずの皆さんのおかげてした・年末特大スペシャル』(フジテレビ)

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