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2007年1月19日 (金)

えーっ、木南晴夏なしですかーっ。それはキツイわけで。

などと書くとコニタンの立場がないのだが、松嶋初音だけではもたないわけで。それだったら福田沙紀にターゲット変更をしてしまいたくなるわけで、それは二宮くんもぷりんぷりんと揺れ動く方に不純にも目が行ってしまうようにキッドも行ってしまうわけで。仲間由紀恵だって面白いピンクの用具をつけてそれなりにがんばっているわけで。今回も全部見てしまったわけで。で、深夜の『恋する日曜日』は夏帆の「僕の森」ではなく、北乃きいの「夏の記憶」だった。また、ザ・テレビジョンに騙されてしまった。ま、それほどがっかりしないのですが。っていうか。逆にうれしいし。

本題に入る前に『わるいやつら』をのぞき、ほぼでそろった07年冬ドラマ。視聴率をざっと見ると、『華麗なる一族』(27.7%)でぶっちぎり。次に『花より男子2』↗20.1%。『ハケンの品格』↗18.6%。と続く。次が『エラ嫁』で16.1%なのだが、すごいのは『渡鬼』が16.5%になったこと。いい勝負なのだな。今回の視聴率がちょっと楽しみだ。ついでに『相棒』は最新がついに18.1%に達し「とったな」なのであった。で、とにかく、ようやく、『東京タワー』↗15,6%でCXである。『ヒミツの花園』も↘13.1%。『拝啓』が12.9%。『妻浮気』が12.5%である。CX「はずしたな」状態。もっとも『演歌の女王』10.9%(日テレ)、『きらきら研修医』10.4%(TBS)もありますけど。演歌は巻き返しがあるかもしれないが、きらきらは・・・どうでしょう。

で、『きらきら研修医・第二話』(TBSテレビ070118PM10~)原作・織田うさこ、脚本・荒井修子、演出・今井夏木を見た。う~ん。困った。コント路線終了である。もう、何がしたいのか、さっぱり分からないドラマになってしまった。こりゃ、一回目で相当にたたかれた模様である。か、かわいそうに。とにかく、小児科チーム、医師(寺島進)看護師(木南晴夏・ふせえり)から産婦人科チーム、医師(生瀬勝久)看護師(松嶋初音・濱田マリ)に移り、研修医(小西真奈美)は手術の前立ちデビューに失敗、糸結び恐怖症になり、それを克服するという話になっている。ウエンツは出番を確保し、恋する看護師なのだが、サボテンとサボテン型目覚ましを並べたテンドンに参加するだけである・・・いや、冗談のようだが、本当なのだ。研ナオコのコスプレは快調だが、こういうのは周囲のドラマがとどこおりなく進行して初めて効くのであり、可哀想な感じになってしまっている。加藤雅也も同様で「フラメンコ」かぶりだけが一矢報いたか・・・何に?である。どこ、どこに行きたいの~。とにかく、ハルハルが出ていないと、視聴がかなりつらいです。「そんなこと言わないでお願いしマックス」とイズム(松嶋)が言ってもなぁ。富豪刑事の婦警のかたわれ(中山恵)がなんかおねだりしてもなぁ。も、もたねーっ。ああ、大変なことになってしまいそうで見逃せないドラマになってしまった。おならおちはまあ意地を見せたのかなぁ。

で、『拝啓、父上様』(フジテレビ070118PM10~)脚本・倉本聰、演出・宮本理江子(山田太一の娘)を見た。ドラマ後半で一平(二宮和也)が坂下一家を乗せ、花街の日陰者の一族として旦那の葬儀を遠くからそっと見守るというシチェーションと演出は非常に素晴らしく、優雅な短編映画を見るようだった。・・・しかし、それだけだ。なんていうか、こらえきれないおかしみがわいてこないのだ。八千草薫はついにおばあちゃんになったのだな。岸本加世子と高橋克実はつりあいのとれていない夫婦だな。福田沙紀はプリンブリンだったのだな。・・・と思うしかない。比較はあまり意味がないとしりつつ『前略おふくろ様』と共通点を探ってみる。主人公の恋の行方についてだ。ショーケンをおにいちゃんと呼ぶのは桃井かおりだった。自由奔放なタイプである。ま、今ではフツーの女の子なのだが。当時としてはもう困るくらいに恐怖のウミちゃんだったのである。そして主人公をさぶちゃんと名前で呼ぶのが坂口良子である。可憐な娘だが渡辺「組」の娘である。本人はさておき、その周囲が恐怖のかすみちゃんなのである。この二人から好意を寄せられショーケンが困る。それがこのドラマの魅力だった。今回、二宮をおにいちゃんと呼ぶのは福田沙紀である。妾の娘の娘であり、影がある。一方でフランス語をしゃべるメルシーな謎の少女がいて黒木メイサである。この少女に二宮は憧れを抱いている。つまり、底流にはサブ・海・カスミの影を見出すことができる。しかし、お笑いがないのである。唯一、一瞬だが二宮・福田にはその香りがした。だが、その先におかしみがあるような気がしない。まあ、原点のおかしみもダラダラと話を続けるうちにふと気がつくと面白くなっていただけだったのかもしれない。前略、おふくろ様はある意味東京タワーの原点なのであるが、本家のやる換骨奪胎にはまだその気配はない。それは高島礼子と二宮の年の差に関係があるのかもしれないし、現代にはもはや笑ってしまうような不幸がなかったり、あったとしてもそれを笑う力がないのかもしれない・・・とキッドは考える。

で、『エラいところに嫁いでしまった!』(テレビ朝日070118PM9~)原作・槇村君子、脚本・後藤法子、演出・片山修を見た。とりあえず、本田博太郎は「ん」と言うのだった。こちらは脚本が力で今回もねじふせていく。ちなみにこの脚本家と「ヒミツの花園」の脚本家はともに「アテンションプリーズ」の脚本を担当している。

くりかえしのギャグである。せっかく「嫌な場所」から抜け出したのにまた「そこ」に戻らなくてはいけないという話。嫌なら戻らなければいいと思うのに戻り、それでも話を成立させるためにはそれなりの力が必要なのである。頭の弱い夫を演じる将軍様(谷原章介)を許せるかどうかでもノリは変わるだろう。とにかく、ひとつひとつのエピソードはそれほど無理がなく、仲間が熱演するので持つのだが、「出来の悪い嫁だけど一族にとけこもうとする努力は買いたい」と松坂慶子がかばう時点で耐える仲間的要素のないキッドにはほとほとついていけないドラマなのであるな。いや、本当に嫌なことはしたことないから。キッドは。

関連するキッドのブログ『前回のレビュー

とにかく、甲乙つけがたく、面白くもなく、つまらなくもない、木曜日の三本なのだなぁ。全部、やめちゃう手もあるが、この状態が、これはこれでちょっと面白いのだなぁ。来週、どうなってるんだろう。まったく読めない。

土曜日に見る予定のテレビ『演歌の女王』(日本テレビ)

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コメント

晴夏タンも寺島さん、いずこへ~~~?
どこ?^( ̄. ̄; )( ; ̄. ̄)^どこ?
1話のみ出演という噂はほんまだったんですね。
病院内に居る筈なのに、全く出番が無いとはトホホですぅ~。

コニタンの初主演ドラマなのに・・・
これでこけたら紀香サマみたく、いやぁ~なレッテル
貼られちゃうんじゃないかと心配デス・・・
(〃_ _)σ゛∥イジイジ・・・

投稿: まこ | 2007年1月19日 (金) 11時20分

ほんと、どれも見ても見なくてもいい訳で・・・結局見てケチつけちゃうんですよ・・・。
ぷりんぷりんも萌えないし、仲間さんは投稿する気もおきず。コニタンは最初からパスしてしまいました・・・。
今クールは冬眠します♪

投稿: お気楽 | 2007年1月19日 (金) 18時57分

●choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●choco●

ですよね。キッドはショックで具合悪くなりましたよっ。
なぜにウエンツ君だけが
科を飛び越えて活躍なのですかーっ。
ハルハルはあのネタなんだから
どこまでも追いかけて採血の練習にくるべきだろーっ。
おらおらおら~っと来てほしいーっ。
最終回までしつこく採血ネタで押す根性が
ないようでは
お笑いの道は遠いです。

コニタンの主演かー・・・。
プログネタだけにもっとミラクルな何かが
ないときっとつらいと思うの。

マジドラマにするんだったら
本番に弱いという設定に対して
もう少し説明しないと
じいやが卓袱台ひっくりかえしたいぐらいなのでございます。

投稿: キッド | 2007年1月20日 (土) 06時53分

✞✞エコエコアザラク✞✞お気楽様、いらっしゃいませ✞✞エコエコザメラク✞✞

うんうん、前略おふくろ様見ていると
どーしたって期待しちゃうんですよね。
やはり脚本も大事だけど
キャスティングによって
引きずり出される何かって絶対あるんだよなぁ。
それから、音楽。
あの音楽がかかって、
「前略、おふくろ様、俺は何も言えなかったわけで、俺はそれが、とても、いたたまれなく・・・」
てなこと言われたらジーンとするんですよ。
あのジーンがあって
「おにいちゃん、ウミはさぁー」
なんて来るとキタ━━(゚∀゚)━━!!
ってこういうAAがない時代から
そーゆーワクワク気分になったというか。
・・・・・それが・・・残念な・・・わけで。

投稿: キッド | 2007年1月20日 (土) 07時01分

今晩は~。「拝啓・・」はどうしても「前略・・」
を思い出して二宮くんは頑張っているけどショ-ケン
カムバックと。でも「きらきら」よりこっちを取ろうかな
別にプリンプリンに惑わされたわけではありませぬ。

釈ちゃんといいコニタンといい、無理に笑いの道に
引きずり込まなくてもと思うのですが。ここが頑張り
どころなのかも知れませんね。一皮むけるのに。

投稿: タカシ | 2007年1月22日 (月) 03時04分

☂セプテンバーレインレイン☂タカシ様いらっしゃいませ☂セプテンバーレインレイン☂

キッドは「前略」でも特に第一部への
思い入れが強く、
木之内みどり-八千草薫版はすでに
違和感があるくらいなのです。
二部ではピラニア軍団の志賀勝が
指差し確認をするところが
好きでした。

今でも時々
「ガス消した」
とつぶやいてしまうことがあります。

あの頃のショーケンは
「太陽にほえろ」から「傷だらけの天使」
「新宿さすらい節」そして
「勝海舟」の岡田以蔵・・・。

ショーケンが、ショーケンが
本当に好きじゃけに・・・。

二宮くんが嫌いなわけじゃありません。

投稿: キッド | 2007年1月23日 (火) 08時03分

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