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2007年1月28日 (日)

幻想の眉毛と回想の眉毛は違いますがそれが何か。(福田麻由子)

おそらく、幻想の幸子(福田)はひまわり(天海祐希)の眉を模倣していて、回想の幸子は自然な眉になっているのだと思う。幻想のまゆゆがちょっとこわいというかスタートレックのミスタースポックのように見えるのはそのためで、回想のまゆゆがちゃんと可愛いのもそのためでる。お気楽社長、回想シーンで萌えて!

今回はおふざけ要素として『女王の教室』が挿入されていたが、気にならない程度の処理であり、全体的な演出にそつがなく、スマートだったために、初めて水準に達したドラマになっていた。

演歌は『帰って来いよ』(松村和子1981)だったが、物足りないほどで、つまり、それだけシャクが足りていたのである。これ以上、長くするためには「本人との共演」といった遊びがいるので、このシャクにできることが演出力というものなのだな。

「ひまわり」が恋愛依存症ダメな女であることがはっきりと明示されて、でも、しょうがないだろう、それだって生きていかなくちゃならないんだからというスタンスに立ち、ストーリーが明快になっている。これはキッドの妄想だが、ラスト近くで低音になるひまわりは美空ひばりを意識しているのだと断定。

で、『演歌の女王・第三話』(日本テレビ070127PM9~)脚本・遊川和彦、音楽・池頼広、演出・岩本仁志を見た。こなれたのである。設定としてはかなりクドカンっぽいものになりつつある物語。それをベテランが若手から学んだ構図になり、そして見よう見まねでそれらしくなった状態と言える。で、演出がそつなく、こなしたので、普通に面白いドラマになってしまった。

メインディッシュは五味貞子(成海璃子)である。中学生でいじめられっ子。友達に貢ぐために家のお金を100万円使い込み、それでも足りずに出会い系サイトで援助交際をしようとしてヒトシ(原田泰造)に引っかかった。「何もしていない」とヒトシは主張するのだが、それはテレビ番組としての言い訳であり、この社会病質者が淫行に及んでいることは疑いない。いわばひまわりとは棒姉妹になるのだ。

そして幻想・幸子が指摘するようにひまわりは善意ではなく、ヒトシの付属物として貞子に関わっていく。貞子と同様にひまわり=幸子もいじめられており、顔にマジック化粧、トイレでバケツシャワーの過去からも「逃げる」「逃げない」の分かれ道に挑むのだが、この幻想シーンがさらに派手になっていてよろしい。つまり、演出もめげなかったのだな。

例によって妄想では無敵のひまわりだが、ありえない展開で夢はやぶれ、結局、貞子の学校における立場をさらに悪くして終る。貞子が逃げながら転ぶのだが、校庭で前転二回はちょっと笑う。お気楽社長、ここで萌えてーっ。

自殺を匂わす置手紙「私が死んだら読んでください」を発見したひまわりは無能にあわてふためくのだが、クールで有能なヒトシJr.信(武井証)は「あてつけ自殺なら学校だ」とパラノイアな推理力を発揮する。救助に向かったひまわりは屋上の貞子を発見。不幸自慢のあげくにじゃんけんで負けることで自分の人並みはずれた負の運気を証明。貞子の心を開くことに成功するのだが、屋上から墜落。しかし、ちょっとした重傷で復活する。

今夜のドクター(半海一晃)はひまわりの不死身ぶりにちょっとのけぞり、刑事温水は避妊具持参のやる気満々で貞子相手に買春未遂、マネージャー(段田安則)はみっつの「ふ○ん」を示す。女を不幸にする不満、不安、不倫の教え。マネージャーそこまで見抜くなら何とかしてやれとも思うがなんともならないのもきっと見抜いているのだな。

例によってヒトシの「ひまわりの家財道具全部売って100万円」でさしあたっての問題は解決し、貞子はひまわりの弟子になるのだった。

さて、ストーカーひまわりの行動についに切れたヒトシの嫁(酒井若菜)が「ひまわりを潰す」ことを決定し、(つづく)である。来週はモー子大爆発なのであるな。このあたりがクドカンテイストもどきですよね。ま、こなれていればパクリもまたワザですからーっ。

もはや、視聴率的な挽回はないと思うので今回のようなお約束の展開で毎週楽しませてくれればそれでいいかとキッドは思いました。

関連するキッドのブログ『第二話のレビュー

深夜の『地獄少女』(日本テレビ)は最終回を迎えている。つまるところ、岩田さゆりの少女ぶりと入江紗綾のグラマーぶりを楽しめればいいドラマなのだが、最終回は前後編で「怨み」と「冤罪」の問題に切り込んでいる。西村和彦に姉を殺されたと誤解した田中要次が西村の妻を呪い殺してしまう。これはあきらかに呪いシステムの受理ミスなのであるが、地獄少女としては田中を地獄に流すことで辻褄をあわせようとする。・・・ま、あってませんけれどね。無謬であるからこそロマンである地獄幻想にミスを持ち込んでリアルになったのか、夢がこわれたのかは受け手の習熟度によるだろう。キッドとしては視聴目的がそこにないのでどっちでも良いのですけれど。怪奇ものとして全体のムードはまあまあだった本作品。次週からの新シリーズもホラー色が強いらしい。

関連するキッドのブログ『クリスマスの地獄少女

月曜日に見る予定のテレビ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

そうそう、まゆ毛がバルカン人なんですよね・・・。
大人の余計な手が入って、どんどん純じゃなくなっていく・・・。
前転は笑えたのですがキャプれないので萌えないのです・・・。
折角のかわいいどころが台無し。
本当に他に見てる人がいるのか不安になるドラマです♪

投稿: お気楽 | 2007年1月28日 (日) 10時47分

神木くんと手を繋いだだけでドキドキだった璃子タンなのに…
うぅん、璃子タンはヒトシとは本当にお話してただけに
違いないっ!
でも…もし、最初に声をかけてた相手が温水さんだったら・・・
ぞぞぉ~~~!

ひまわりの事務所のユー社長を見るにつけ、ミキはスタッフさんに
恵まれて幸せだニャーーーなのデス☆はぅ~ん♪

投稿: まこ | 2007年1月28日 (日) 20時46分

✞✞エコエコアザラク✞✞お気楽様、いらっしゃいませ✞✞エコエコザメラク✞✞

なんですよねーっ。「船長、それは非論理的です」
って言ってもらいたいくらいだーっ。

とにかく子役の中で「演技カン」というか
「役への理解力」抜群の福田麻由子ちゃんなのですが
無理矢理な役ばかりで
ちょっとかわいそう。
まる子のお姉ちゃんのような素直な役も
たまにはブッキングしてもらいたいものだ。

視聴率発表は「たっ恋」の時と同じように
ドキドキするドラマになってしまいましたーっ。
ト、トリビア~。踊る~。
残りあんのか~。まさか、レガッタを超えたり~。
そんなに悪くないのに~。

投稿: キッド | 2007年1月29日 (月) 03時30分

●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●

愛はただものなのです。
愛を売買してはいかんのです。
でも、そうしなければならない人もいて
それはそれで認めるキッド。
なぜなら、お笑いの神は寛大だからーっ。

それにしても今回は合格。
演出家をほめてあげたい。
きっと視聴率は上がらないと思うけど。

受験シーズンだから合格。必勝。受かりまくり。
の大サービス。
ひまわりは落ちても死なない。
死んでは花見ができないよ。
なんか、違う。

花といえば梅にウグイスへの壁紙チェンジ・・・。
お出迎えコピーも変えようかと思ったけど
ショコラのないまこ様なんてキッドは認めない。
毎日がバレンタインデーだからっ。
なんのこっちゃっ。

H☆Cスタッフはヒトシを絶対に
タレントに接近させませーん。

そしたらねー。

投稿: キッド | 2007年1月29日 (月) 03時47分

しにがみのバラッドの吉田里琴ちゃんは、本当に可愛いですねー!今後が楽しみです。滑舌は、今後出ているうちに、なれてくれれば、言う事無い!目力での演技!凄いですね!里琴ちゃん観たさに、ドラマを観ています。

投稿: ジョイナ | 2007年1月30日 (火) 10時56分

✙✙イトシキモノハ✙✙ジョイナ様、いらっしゃいませ✙✙タイセツニ✙✙

この記事に吉田里琴ちゃんの感想はレス違いと思いますが
気持ちは解ります。
「しにがみのバラッド。」は「東京タワー」が
あるのでそれほどつっこんだレビューはできませんが
吉田里琴ちゃんの魅力は一目瞭然ですからね。

http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_6756.html

こちらに簡単な初回レビューがありますので
よろしければどうぞ。

投稿: キッド | 2007年1月30日 (火) 14時14分

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