約束したのに・・・ダメになっちゃった。(釈由美子)
えーっ。楽しみにしてたのにーっ。デートの約束じゃねえよっ。どうしても、釈に対する脚本家の悪意が感じられるが、ひょっとしたら無自覚なのかもしれないな。で、ここは美しい女に男が言われたくない言葉「約束してたけど、ダメになっちゃった」を言わせるのだが、ストーリーとしては「失敗したからなぐさめてもらえる」パターンに持ち込んでいるので辛うじて悪印象と好印象のバランスがとれてる。航(堺雅人)がギュッとしてあげないのはものたりないが・・・やはり確信犯なのか。
まあ、妄想ですからね。ピンと来ないかもしれませんが、たとえば、一緒にディズニーランドに行く休日の朝とかに、「ごめん、急に予定が入っちゃって」とか、一緒に帰る約束していたパーティーで「ごめん、私、もう一件つきあいがあるの」とか、結婚式当日に電話で、「ごめん、あなたとは一緒に歩いていけないわ」とか・・・そういうことだからなー。そういうことなんだよなー。そういう嫌な思い出を連想させるセリフを脚本に書く時は注意してもらいたいなぁ。・・・そんなこと言うのは世界でキッドだけですかーっ。そうなのですかーっ。
逆に真矢みきはすごくバカであつかましい女に描かれているけれど、おいしいところはちゃんと与えられている。花占いとか、心霊ネタとか、三男の褒め言葉につまるとか、倒れるところでダンスの決めポーズを作るとか、いらないって言えばいらないシーンに妙に力が入っているのだ。主役は主役、脇は脇ですから。抑えてほしいぐらい。もちろん、それはそれで面白いんですけどーっ。どうして主役にそれを求めないっ。潜在的な悪意がね。潜在的な悪意がねーつ。美人って損ねーっ。って思うのもキッドだけなのですかーっ。釈の三年前のTシャツの人はいつ出てくるのですかーっ。
で、『ヒミツの花園・第七話』(フジテレビ070220PM10~)脚本・永田優子、演出・池添博を見た。おタクだから楽屋オチは許すのだが、あくまで隠し味にしないと「まだまだだね」と思うのである。でも、テニスで兄(池田鉄洋)に勝つ王子様(本郷奏多)だから・・・いいのか。というわけで、今回は四男大活躍である。一座の人々を観察して、幼いながら精一杯のアドバイスを展開。しかし、鈍い女(犬に近いレベル)として描かれている釈にはピンと来ないのだが。ついでに言っておくが、前回、航と月山(釈)を見る智(要潤)と、今回、川村(真矢)と智を見る月山はワンセットだと思うのだが、それぞれの心理状況がもやっとしているので・・・もちろん、川村はのぞく・・・だからどーしたーって思うはキッドだけ・・・もういいか。
で、編集長から「忍法アラベスク」ドラマ化担当を命じられる月山。ドラマプロデューサーは光石研である。みんな大河ドラマで死ぬと出てくるような気がする。いや、寺島進は最初からいるけど。主演は「人気アイドルのさとうれいな(工藤晴香)でバレエもアクションも未経験だけどすでに特訓してますから」とノリノリである。月山は例によって素人のノリで流れに乗る。いや、素人の方がもう少し、考えるか。次男はミーハーでノリノリ。長男は三男におまかせ。しかし、四男は「反対」である。反対の理由「作品のイメージを壊されたら困る」さらにこの後、プロデューサーに会い「いい加減そうな人だった。大体、マンガを原作にしようなんて自分たちが楽しようとしているだけでしょう。筋を考えるのが面倒だから・・・」と筋を考える人として当然の主張。でも、まあ、原作料が入るんですから、プロはまずそうは考えませんけど。オリジナルの脚本家がマンガ化を断ったという話も聞いたことないしな。っていうか、マンガ化かよっ。
ファンも期待と不安が入り混じるしな、幼い時なんて、アニメ化で声優がイメージしてた声と違うので違和感なんてこともあったが、静止画が動画になる喜びには大した問題じゃなくなるし。フィギュアだってそうだしな。立体になるってことは夢が現実になるってことだからな・・・それは違うと思う。
失敗とか成功とかも相対的なものでアカネぐらいの大失敗でも、原作者にとっては勲章のようなもので、幸運だったと思っているのではと思う・・・う、撃たないで。
ま、ともかく、テレビ局に見学にいった次男たちはさとうれいなのバースディーに遭遇。かぶりである。・・・これももういいか。ハケン→タワー→ヒミツと誕生日のリレー。誕生日強化月間かっ。ま、1/365の人が誕生日なので、その中の何人かが、誕生日を誰にも祝ってもらえず・・・ひっそりと泣くのかーっ。
で、弟思いの兄は「これ以上有名になるとヒミツが・・・弟もいやがってるし」で月山に中止を求める。月山は「でも業務だし」なのか「乗りかかった船だから」なのか「作品を売りたいから」なのかよく分からないが中止に抵抗する。そして、どう考えても唐突に「何を隠しているんです」と言い出す。そりゃ、視聴者はみーんな、ヒミツがあることは知ってますが、月山はいつ知った。いつ「ヒミツにする理由があるヒミツ」をいつどこで知ったんだーっ。・・・ま、いいか。女のカンって奴はあなどれないからな。しかし、「ヒミツを守れないならやめてください」と真相告白を拒絶。ついに一人ヒミツの扉の鍵を開く。中は見せないけどねーっ。
一方、四男はすべてを知っているかのように月山を応援。「兄を嫌いにならないで」である。そそのかしてるのかっ。
月山は美那絵の店で「どうして男は本心をかくすのーっ」とクダをまくが、美那絵(滝沢沙織)は「気持ちは必ず伝わりますよ」で謎の男は「沖のカモメはダンチョネー」で「この惑星の八代亜季がいい」ので号泣するのだった。伝わるのかーっ。この描写で何か伝わるのかーっ。
みすず(松岡璃奈子)もまあまあ美人なのでストーカーのようにしつこい女探偵をやらされている。カラフルな帽子が印象的です。四男はみすずには徹底してつれない。
結局、プロデューサーが原作を改変。月山が「これじゃダメ」というと一発で話が流れる。いや、流れますけどね。でもね。その段階で流れるのは修羅場でしょう。お互いに歩みよってね。ま、のだめはフジでよかったけど。花男はTBSでよかったわけだし、ケースバイケースだからっ。いい、編集者なら、このスタッフなら「こういう展開が期待できる」まで研究すると思いますけど。それでも失敗するときはするしね。人間のやることだからっ。
そして、月山は恒例の家の前まできたけど引き返す。でも、偶然、そこに会いたい人がいるパターン。月山、今日二度目。昨日はアユタが・・・ま、いいか。でも「守ろうとしたんだけどダメにしちゃったんです」と涙で航の胸に頭をぶつける。・・・・・・・・・・・あーっ。されるがままですか。髪をなでろとまではいいませんが、背中に手を添えるくらいもできんのですかーっ。ニヤニヤだけなのですかーっ。今日はあ゛ーっもなしでつづくのである。
関連するキッドのブログ『第六話のレビュー』
視聴率は↗12.5%とやや回復。ま、筋立て以外はまあまあのドラマですからねぇ。じっくり見れば釈のサービスも抱負だし。でも、さらっと見ただけで分かるようにサービスしてもいいと思うんですけど~。
木曜日に見る予定のテレビ『拝啓、父上様』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
ついに、「華麗ごっこ」のセットにワタルロイドが出現。まこ☆ミキお嬢様、仕事はさておき、学校はどうしたのですかーっ。ぷっち☆翠様だって今年は高校受験でしょう。ぶっち☆翠「堀出学園高等部にエスカレーターでゴーなのです」まこ☆ミキ「ikasama4様の特注ワタルロイドの威力を魅せつけるのデスーっ・・・本編にはないヒミツのあすなろ抱き機能つきなのデスーっ。」
ワタルロイド「コトー先生、カヨッペ、ガッサン、隊士募集中・・・ニヤニヤ・・・あすなろーっ」
ぷっち☆翠「はぅん、そ、そこは」
ぼぎゃーっ。まこ☆ミキ「てっしゅーっ。ぷっち☆翠ちゃんの破壊力がバワーアップしてます。てっしゅーっ」
その時、アンナ☆ラン様はダーリンのためにHERO復習中のデリケートな時間を邪魔されてついに卓袱台をひっくりかえしていたのだった。
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コメント
ワタルロイド、、、キターーーーー!!
先週のikasama4先生の航兄の似顔絵に萌え、今週はワタルロイドでプレイなのデスねー!
キッドじいや様、こんばんは♪
ルイロイドに続きしゅてきなワタルロイド、、、はぅん♪
でもやっぱり最後は撤収に(笑
アンナ☆ラン様のちゃぶ台も特注なのデスカ?
投稿: ぷっち☆翠 | 2007年2月22日 (木) 01時37分
☆☆✫ポイント✫☆☆翠様、いらっしゃいませ☆☆✫ワタルニィ✫☆☆
ああ、萌えて萌えまくる
ぷっち☆翠様。
これでPちゃんのドラマが始まったら
どれだけ萌えるのか
今から心配になってくるじいやでございます。
それにしても、ルイルイは
ふられ模様。
ワタルニィは奥手模様と
もう一つ積極性にかける本人たち。
すべてにあすなろ回路を組み込むべきなのです。
人体改造なのです。
コーディネイターなのです。
今、種の再放送を見たばかりなのですっ。
アンナ☆ラン様、卓袱台付は
ikasma4様、オリジナル原画使用です。
ikasma4様がここまでやってくれると
じいやはすご~く楽ができるのでございますーっ。
投稿: キッド | 2007年2月22日 (木) 03時58分
>今日はあ゛ーっもなしでつづくのである。
あっ、ほんとだ!唯一堺さんの大声が聞けるセリフなのに・・・(笑)
ワタルロイド
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━!!!!
笑ってるのか、泣きそうなのか、この微妙な表情に
萌えなのデス♪
んがっ、作る端からぷっち☆翠ちゃんに破壊されてしまう
ロイド達・・・(((((* ̄0 ̄)†~~~ アーメン
投稿: まこ | 2007年2月22日 (木) 13時53分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
ワタルロイドのような根性を
本人にも期待するじいやでございます。
これは里中主任にも言えるのですが
優しいだけなのはうんざりなのです。
優しく強くのハードボイルド精神を
キッドは求めたい。
死ぬほど優しくて殺すほど強い。
う~ん。シュテキなのです。
それにしてもどのドラマもドラマも
だめんずうぉーかー大会かっ。
そして、ロイドたちもまた
そういう時代の悲しき犠牲者なのでしょうか・・・。
そしたらねーっ。
投稿: キッド | 2007年2月23日 (金) 07時54分
ようやく出張から戻ってまいりました。
今回の内容には笑ってしまいました。
昨今のドラマはマンガ原作ありきで
しかも、原作者の意など介さないドラマが多いらしいですね。
どこの局の事を言ってるかはしりませんが
少なくとも、原作者の意にできるだけ沿って作った
「のだめ」を考えると
「フジテレビは作品を守りますよ」っていう
意図が感じられるようです。
実にアザトイ(苦笑)
種の再放送いいなぁ(笑)
イラストについて
絵コンテがあってそれに沿って私が描けば
じいやも楽だと思いますね。
ちなみに私んとこのトップは航と類のツートップになっております。
投稿: ikasama4 | 2007年2月24日 (土) 14時33分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
出張お疲れ様でした。東京はあいにくの天気だったのでは?
このドラマ主役につれないことをのぞけば
毎回、何箇所か笑えるんですよね。
今回は自己批判っていうか、
この作品はオリジナルなので
自分の愚痴とかを
しのばせてきたのですが
ま、それを若者に言わせているところが
逃げ腰なんですけれどね。
キッドは何でも屋なので
マンガ原作のドラマ化企画書とかも書きましたが
キャスティング中心のものもあれば
原作コンテンツ中心のものもあり
本当にケースバイケースですからね。
もっといやなビジネス展開もありますしね。
いや、それも楽しいものもありますが。
このおもちゃのためのプロットを
考えてくれと言われて
楽しい人とそうでない人がいるってことにすぎないですから。
そういう意味でこの脚本家には
もっと「釈」で楽しんでもらいたいのです。
うーん、東京にいるとついつい
関東ローカルってことを忘れてしまいます。
深夜とか、テレ東とか
東京マイナーはたくさんありますからねー。
デジタルになると変わるのかしら。
イラストについては「これは絶対ほしい」
というものはお願いしたいと考えています。
ikasama4様のイラストの顔の使い方は
一応ワタルロイドが今のところ到達点。
肌のカラーリングに悩んだのですが
単色強化がいいということがわかりましたの。
一本背負いぶっち☆翠ちゃんは欲しいところだったのですが
見せないというのもアリかなぁとも思ってます。
伝わってない場合も多いと思いますけど
そうなるといつか、全部アニメ化したくなりそうだし。
なにしろ、ここまで後姿を見せたキャラは
一人もいないわけですから・・・。
ワタルとルイ・・・ぷっち☆翠様、万歳ですよね。
そういえば最近、お気楽様の堺雅人いじめがないな。
投稿: キッド | 2007年2月25日 (日) 10時48分