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2007年2月18日 (日)

私が何を占おうとレビューするブロガーがどんどん減るんですけどそれが何か?(福田麻由子)

このドラマに関して言うと、タイトルが何回か、まったく妄想なのだが、そのぐらいなんでもないさあと開き直れるくらい評判のないドラマである。評判の悪いのはつらいことだが、評判のないのは淋しいよぉなのであるな。

「いいときもあれば悪いときもある」のが世の常なのだが、「いいも悪いもない」となると断末魔なのであるな。信長様で言うと「是非もなし」状態だから・・・。

今回はいいのである。特に演出が優れているのであるが、もう、演出がいいくらいではにっちもさっちもどうにもブルドッグ・・・また、これか。ヒットしてないのに頭にこびりついているって相当なインパクトがあったんだよな。

で、『演歌の女王・第六話』(日本テレビ070217PM9~)脚本・遊川和彦、演出・岩本仁志を見た。裏のNHKのドラマが相当に面白そうなのだが、もう意地になってこれをレビューしている。そういう点はキッドもひまわりなのだなぁ。今回の福田麻由子(主人公の幻想の少女時代)は「アラビアンな占い師」である。アラビアンな占い師好きにはたまらないコスプレだ。このクールな少女と現代のひまわり(天海祐希)が結びつかない人のために毎回「私は子供の頃のひまわりなんですけれど」と本人が言うのだが、あえて解説すれば「私は選択を誤らなければもっと幸せだったはず」という現代のひまわりの心境を投影した理想化された少女時代のキャラクターなのだろう。そこまで脚本家が確信して書いているかどうかは別として。映画『下妻物語』の深田恭子の少女時代の福田麻由子をそのまんまいただいてしまったのでなければね。

今回、ヒトシ(原田泰造・史上最強のだめんず・悪い意味で)がこれまでのラッキーを清算するために不幸になる。と予言されて本題へ。ひまわりの部屋では弟子の貞子(成海璃子)やヒトシの子供・信(武井証)に「今日から演歌一筋で生きていく。駅前でCDを直売する」と宣言。そのためののぼりを筆書きしている。そこへ来客。ヒトシが訪ねてきたかと思う相変わらずのひまわりだったが、来たのは芸能事務所の社長・萩本(段田安則)だった。長年連れ添った妻に突然離縁を切り出されたのでなんとか説得してくれと頼む萩本。

驚くべき豪邸に住んでいることが明らかになり、タイトルである。

事務所に戻ってきたひまわりは「愛想が尽きた」という萩本の妻の伝言をストレートに伝える。「女として気持ちが分かるし」とつれない態度。萩本は絶望する。

一方、ひまわりのパート先の弁当屋の店長・矢沢(平山広行)も恋人に冷たくされ、嘆く。ひまわりはおにぎりで無意識にヒトシと書いてしまう。昭和の少女ヴァージョンの幸子(ひまわりの本名=福田)に「まだみれんがあるんでしょう」と指摘され、例によって反発。未練を断ち切るために嫌なところを列挙しろと云われ、いいとこ尽くしをしてしまうのだった。バカである。

街頭セールスで唯一のヒット曲っていうか持ち歌『女の分かれ道』を貞子たちと歌っているとテレビ番組のプロデューサーに声をかけられる。演歌歌手のM-1グランプリであるE-1グランプリに参加してみないかという夢のような話。子連れで直売というのがセールスポイントになったらしい。2000年に22年間続いた『演歌の花道』(テレビ東京)が終了して以来、そういう番組を思いつく制作者がいてもおかしくないが安易である。

ヒトシの血を引く信は詐欺ではないかと疑うが、番組は実際にあり、アンパンマンやチアガールがうろうろするテレビ局には審査員の山本譲二(本人)もいて「いつか大輪の花を咲かせるひまわり・・・いい名前だ」と励ましの声を。大挙来週の訪問販売や勧誘、そして渋滞を越えてやってきたひまわりに一条の光が差し込む。そこへ、社長から電話。自殺の予告である。控え室の壁の向こうから「恩人を救う」「チャンスをつかむ」の運命の分かれ道が登場。黒バックのシンプルな・・・もう予算ないのか・・・幻想シーン。幸子も「どうせ止めたって無駄なんだから」とそっけない。でもなぜか笑顔は可愛いのだった。

事務所にかけつけるひまわり・・・しかし、社長はリストカットに失敗、睡眠薬を一錠飲んで寝入ったところだった。「私にとってどれだけ大事な日だかわかってるんですか」と怒るひまわり。しかし、社長の机の上には自殺の手引書が。

楽屋に戻ったひまわりに今度はヒトシから「アルツハイマーの母(池内淳子)がいなくなった」と電話が運命の分かれ道2である。風圧で幸子の髪がなびくのだった。ヒトシの呉服屋にかけつけると「母はトイレにいた」と事態はすでに終焉。もう時間がないのにヒトシの嫁(酒井若菜)と「もう来ないんじゃなかったの?」「あなたこそお母さんを施設に入れるなんてひどいじゃない」「家族でもないのによけいなお世話よ」と口論。さらにヒトシの母が「女の分かれ道」を聞いて「不安なときにこれを聞くと落ち着く。あなたとヒトシを結婚させればよかった」とまったり。ついに番組には間に合わず。

いつものようにショー・バプで女の分かれ道キャンペーンをするひまわり。店のママから「あんたもこれに出ればいいのに」と出るはずだった番組を携帯テレビで見せられるひまわり。と、そこにはいつもの男メンバーが。全員、酒に溺れている。嫁が出て行ったと萩本。彼女に振られた店長。子供が冷たいと温水刑事。そして病院が赤字だと志田医師(半海一晃)である。まとわりつく彼らに酒をぶっかけ、「いい加減にしろ、女房のため、子供のためと他人のせいにするなっ。人の為と書いて偽(いつわり)と読むのねと矢吹健(『夜は千の目を持つ』より)も言っている」と壁に大書。・・・いつもなら妄想だが今回は実行。つまり、本当はそれだけショックだったのだな。しかし、正気に戻って「今度、弁償しますから」と退散するのであった。

アパートの部屋に戻るとプロデューサーが・・・「子供たちから事情は聞きました。恩師のために番組をすっぽかすなんて感動的だと審査員の皆さんもおっしゃって特別に決勝へ進出が決まりました」と言うのだった。

さあ、今回、地道にあらすじを追っているのだが。ここである。ここは成海璃子の見せ場だったのではないか。回想シーンでいいから、収録後のスタジオに飛び出し、「ひまわり先生にもう一度チャンスをあげてください。今日は師匠の恩人のピンチだったんです・・・」と涙ながらに訴えるというシーンを挿入してほしかった。貞子シリーズで「貞子は訴えた!」でいいではないか・・・。ま、スケジュールとかいろいろあるだろけどさーっ。ねばってくださいよーっ。

さあ、「三度目の正直」である。しかし、楽屋のひまわりにまたもやヒトシから電話が。またもや「母蒸発」である。「二度あることは三度ある」できたのだった。心を鬼にして収録に入るひまわり、しかし、心はヒトシの元へ、はっと気がつくとイントロは終っていたのだった。「すいません」でスタジオから逃走。ヒトシとともに母を捜索。母を発見。しかし、病院で目覚めた母はヒトシが誰だか分からなくなっていた。うろたえるヒトシ。騒ぐ母。ここでひまわりは「女の分かれ道」を初めてじっくり歌うのだった。

宵闇に 泣き濡れて

鏡戸 映る 涙顔

ふりむけば 茨道

腰帯しめて けもの道

あなた追いかけ 奄美越え

酔って酔いしれ 未練橋

・・・・・・・ひどい歌詞です。しかし、歌声にアルツハイマーからの一時帰還を果たす母。ひまわりのこともヒトシのことも思い出すのだった。実際に介護に疲れ果てた皆さん、どうかお許しください展開である。

そしてつかのまのハッピーエンドに病院(志田病院内装と外見の落差巨大)の屋上からマネージャー飛び降り。ここです。この描写です。この描写は映画『回路』(2001)には遠く及ばないにしろテレビとしては非常に秀逸。効果音オチもエレガント。

身を挺して萩本を救ったひまわりは緊急入院。今度こそはと臨終かと志田医師の願いも虚しく、医学の常識を乗り越えて復活するひまわり。となりのベッドには萩本が「飛び降りてすぐに死にたくないと思った。ひまわりに助けてもらった」と言えばひまわりが「社長は私を見捨てなかった。紅白に出る時には(妄想)一番近くにいてもらいたい。だって冬でもひまわりのように花咲けと名前をつけてくれたのは社長じゃありませんか」・・・あ~あ。毎回、このクオリティーの演出なら、もう少しどうにかなったのになぁ。きっと。

即時退院したひまわりをヒトシが捕獲。「妻と別れるから母と信とひまわりと四人で暮らそう」とプロポーズ・・・って言うのかどうかはしらないが「好きな人に初めて好きと言われて」たまらなく不安になるひまわりのアップでつづくなのである。

関連するキッドのブログ『第五話のレビュー

シモネタ抜きで、もやもやするエピソードの連続でも、一応、泣ける話までは来た。いきなり、矢吹健の藤本卓也作品という渋いところ持ってきておタク心もそそった。歌わなかったけどな。でも、もう時すでに遅しなのかなーっ。どうなのかなーっ。今回、良くても来週、クダグダだったりするしなーっ。

月曜日に見る予定のテレビ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

おはようございます。
勤めて明るくご挨拶しますが、なんとも後味の悪さを引きずったドラマだとおもいました。
NHKのドラマ見たかった!

投稿: mari | 2007年2月18日 (日) 08時24分

ハゲタカは知らなかった。でも華麗~っぽい感じですね。苦手かも?ゴーゴー夕張も萌えないし・・・。

投稿: お気楽 | 2007年2月18日 (日) 11時31分

こんにちわ・・
こんなに毎回???が渦巻くドラマもめずらしいかも・・・
はっきり言って、6回見てすっきりしたのは1回だけ・・
何でしょうね~
このドラマって、見てる人をも不安に陥れる構造になってるんですかね~?
見てるとどんどん何で私見てるんだろう?ってことから始まってダークサイドにはまってしまいそうになりますよ~

投稿: きこり | 2007年2月18日 (日) 11時50分

あぁ、今度こそ本当に女の分かれ道・・・
今回貞子のコーナーが削られてしまった事で、
NHK見れば良かった・・・とどれだけ後悔した事かっ!
やはりあたしも行ってはいけない道を歩んでしまったの
ですねーーーっ!チッ

でも、来週は起死回生なのではと思う気持ちも捨てきれず・・・
あぁ、未練橋なのであります。

投稿: まこ | 2007年2月18日 (日) 14時49分

❁~✾~❁~~✾mari様、いらっしゃいませ✾~~❁~✾~❁

((( ;゚Д゚)))ガクブル mari様のご機嫌ななめでございますーっ。
とりあえず、お茶をお出しするのですーっ。( ・∀・)っ旦~

もはや、残り少ない演歌仲間でございます。
団結してレビューの維持に励むのです。

キッドはちょっといいと思うところもあるのですが・・・。
もしも、それを素直に書いて
「つまらなかったじゃねーかーっ」(゚Д゚)ハァ?
と思われるのがこわくて
よくないとこもだらだら書くので
どんどんレビューが長くなってます。
小心者なのですーっ。

が、がんばって欲しい。
演歌の諸君・・・。

投稿: キッド | 2007年2月19日 (月) 02時16分

✞✞エコエコアザラク✞✞お気楽様、いらっしゃいませ✞✞エコエコザメラク✞✞

ハゲタカはなんか、
来週はゴールデンパラシュートとか言ってゲンナマバーンでした。

ダメー、千明には萌えなきゃだめーっ。
育ちすぎとか言ったらだめーっ。

小夜子ーっ。を見てイメージ増幅ーっ。
・・・演歌のコメなの忘れてましたーっ。

投稿: キッド | 2007年2月19日 (月) 02時22分

❆❆コタツミカン❆❆きこり様、いらっしゃいませ❆❆アイススケート❆❆

「松子」はそれでも男とっかえひっかえですからねーっ。
「ひまわり」は変なオヤジばっかりだからなーっ。
ひまわりのF4は離婚社長、失恋店長、ハゲ刑事、愚痴医者。
も、もりあがれっていうのが無理だろーっ。
キッドも
璃子、麻由子の最強子役コンビしか楽しみがありません。
それを削られてはーっ。

今日なんかちょっと泣けたし・・・。
えーっ。
いや、なんかドラマの中身っていうよりも
このドラマの立場とかにヨヨヨ・・・と。

きこり様ーっ。
一体、最後はどうすれいいんですかーっ。
このドラマは。
どうするつもりなんだろーっ。

にゃー。

投稿: キッド | 2007年2月19日 (月) 02時31分

●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●

次はなんとかなる・・・。
まさか、このままじゃないだろう。
と初回から思い続けて早六回・・・。

この道はどこへ続いていくのでしょう。
恋の未練の涙橋。
情けが仇の地獄坂。

ひまわり・・・あんた、本当に
大輪の花を咲かせてくれるのか・・・。
ああ、ゴールデンパラシュートが
見てえよー。
見てえよと裏番組欲しがるこの身が痛いせつないやるせない。
ああ、でもね。
ひょっとしたらね。
来週こそはね。
みんな一丸でね。ドカーンとね。
ハッピーでね。

・・・そしたらねー。


投稿: キッド | 2007年2月19日 (月) 02時41分

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