私の拙い恋愛経験で良ければお話しましょう。(釈由美子)
つまり、脚本家は釈の恋愛体験なんか、聞きたくないのだな。結局、釈が魅力的なのはアドリブ部分であって、たとえば花園兄弟に洗濯物をおしつけられて「あ。あ。いぁ」とむずがる。次男に「隊長」と呼ばれたときのニヤリ。川村(真矢みき)を航(堺雅人)とタクシーに押し込むまでの動き。脚本のセリフではないようなのだ。
今回、セリフとして二度もリフレインされるのは「好き勝手にお金使って」と三男(要潤)に対して行う専業主婦批難である。独身職業婦人には頷ける部分もあるが、お茶の間的には反感を買うセリフ。おいおい、もっと主役をたててくれよ~とキッドは今日も絶叫するのだった。ま、釈のセーター姿が萌えるので別にいいのだが。釈を鑑賞するのには充分なのだが、もっと鑑賞し続けたいので人気が持続する脚本も少しお願いしますーっ。
主題歌は「街で見かけた三年前のTシャツをまだ着てるのに彼女は新しくなっている元・恋人にちょっと凹む女の子をなぐさめる」のだが、それって真矢みきのポジションじゃねえのかよーっ。田中一郎(寺島進)の着メロだしな。でも視聴率↗12.6%だから。ま、いいかーっ。
で、『ヒミツの花園・第五話』(フジテレビ070206PM10~)脚本・永田優子、演出・二宮浩行を見た。作家と編集者の関係は様々であるが、少なくとも売れっ子の作家と編集部の表面上の力関係は作家>編集部である。もちろん、売れなくなればたちまち作家=下請け業者の立場になる。しかし、今の花園ゆり子は売れっ子の作家なのであり、その編集者が先生と電話対応している時に編集長がそれを邪魔することなどありえない。どうしてだ。どうしてそういうことがわからんのだっ。と冒頭からのけぞるのであるが、ま、いいか。
編集長田丸(田中哲司)はかなりの切れ者であり、売れ筋を見極める嗅覚を持っている。そういう人間がいわば管理職についているのであり、無理難題を部下に押し付けるのは問題ないが、力関係の把握とそれによって生じる損得に鈍感なわけはないのであり、そういう場面を作っちゃダメなのである。ま、いいんだけどね。
三男は家出中である。ハウスキーパーを欠いた花園家は惨憺たる状況になっており、月山(釈)は家事を押し付けられる。締め切りがあり、それが利潤を生み出す商品に関わる問題である限り、生産者の力は絶大であり、釈がそのために家事をするのは理不尽でも拒否できない。いや、したっていいのだが、それでは会社を敵に回す覚悟が必要。いや、釈の場合、辞めたいのだから敵にまわしたっていいはずなのだが、それをしないのはムードとして二つの理由がある。一つは家出の原因が釈にあること。一つは釈が要を男としてちょっと好きであること。である。
それは問題解決のために寺島を呼び出し、善後策を練るホテルのロビーで要を発見、接近するのだが、要が女性と同伴していることを知るとすごすごと戻ってきてしまうことで明確になるのだが・・・そうなのか? ともかく編集者は作家の「恋人で母親」といい加減な自説を展開する寺島は「釈が女だからややこしい」と見抜き、バトンタッチをするのだが・・・そうなのか? 三男四男と要の会談をセッティングするのだが交渉決裂である。
釈から真相を聞いた堺は「自分がなんとかしなければっ」とホテルに向かうのだが、釈よりさらに不思議ちゃん(松岡璃奈子)の網にかかり、「好き」と言われて「えーっ」などと言っている間に要とすれ違ってしまう。
さあ、釈とは真逆の不思議ちゃん(バカの遠まわしの表現です)は世界に星の数ほどあるマーケットで偶然遭遇し、押しかけしゃぶしゃぶ、釈の親戚と信じた花園兄弟の前で田中一郎との愛告白である。いとこの姉の弟の兄と弟は結局、従兄弟だがな。「宿命に生きるシャア」談義で三男と意気投合する。出世バカ、恋愛バカの上にガンヲタだったのだった。
要はお姫様が好きで、次男の描くお姫様は魔法のカード。背中張り紙の繰り返しのギャグで一見落着するのだが、とにかく、少しずつ、釈は花園家に溶け込んでいくのである。
謎の女・美那絵(滝沢沙織)は要に「兄弟ケンカが出来るなんてうらやましい。私なんて一人ぼっち」と言うのだが、カウンターにはいつもの男(神保悟志)が座っている。ああ、面白いのか、どうか、微妙。ストレートなら「商売女の営業トークを一々本気にするな」というギャグということなのかな。
少女マンガで王道恋愛ものは女流というのが基本であるが、魔夜峰央とか、和田慎二とか、男性作家がいないわけではなく、要の愛読書には『パタリロ』があったようだし、最後までヒミツの理由をそれで押し切る場合はキッドは一応、能無しと言いたい。
でも、ま、釈がかわいいからいいかーっ。
関連するキッドのブログ『第四話のレビュー』
どうでもいいけど、キッドはもう少し、しゃぶしゃぶしてから食べたいな。それから、四兄弟プラス釈VS外の世界という構図になるとそれは戦隊もの。寺島VS真矢は宿命の敵なのか。寺島が司令官で真矢は敵の怪人なのだな。
木曜日に見る予定のテレビ『前略、父上様』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
キッドさま。
最近、修と、涼子にハマってます。
だから、2人が「オタク」的な会話で
盛り上がっているのを見て面白かった♪
投稿: mari | 2007年2月 8日 (木) 16時45分
❁~✾~❁~~✾mari様、いらっしゃいませ✾~~❁~✾~❁
医龍のダメ医師のイメージが強い修(池田鉄洋)なのですが
今回はなんだか適役ですね。
今回は少年時代の子役がさらにそっくりで笑いました。
涼子(真矢みき)さんは
コメディーの基本ができているので
安心して見ていられますね。
さわやかに迷惑な人を演じるっていうのは
なかなかにワザがないとできませんからね。
しゃぁぷしゃあぶ・・・う~ん。
投稿: キッド | 2007年2月 8日 (木) 18時41分
しゃぁ~ぶ、しゃぶ♪←魔女の呪文のように聞こえたデス
色っぽいのに面白い、でも本人は至って真面目。
私的には亮子さんの存在が、主役のがっさんを
完全に食っちゃってま~す、ごめん釈ちゃん・・・
釈ちゃんも頑張りーよ!
そしたらねーーーε=ε=ε=ε=ε=(o*゚ー゚)oブーン
投稿: まこ | 2007年2月 8日 (木) 21時51分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
やっぱり、ゴレンジャーなのです。
釈は遅れてやってきたピンク。
四兄弟、レッド、イエロー、ブルー、グリーンと
力を合わせて怪人しゃあぶしゃあぶマヤーを
撃退する物語なのです。
「明後日くらいにどう?」
に
レッドが
「一昨日きやがれっ」
というセリフを言ってもらいたい。
あつかましいけど憎めない
そんなキャラで真矢さんは
いいのでしょうか?
そしたらねーっ。
投稿: キッド | 2007年2月 9日 (金) 21時11分