・・・もう・・・あなたには・・・だまされない。(木村拓哉)
父(北大路欣也)と子(木村)が共に涙を浮かべる今回。父の涙も子の涙も難解である。これまでの演技から類推すれば「父」は「長男が自分の子供なのか祖父の子供なのか半信半疑であり、長男をわが子として愛しく思うと同時に不義のいまわしき可能性により憎くもあるという複雑な心情を34年間抱き続けてきた男がその瞬間、ついに長男を失った」という嘆きが主要因であると思われる。あるいはその想いからの解放もあったかもしれない。一方、長男は「長い間、理由もなく父に疎んじられていると悩み続け、その理由が尊敬してきた祖父にある可能性と、そうでありながら愛し続けた父親に裏切られ、同時に父親を失った」という苦悶にあると想定される。客観的に見れば、父・大介にも罪は薄く、子・鉄平にも罪はない。しかし、鉄平が過剰に父に憎しみを持つことはありえる。今回の序盤で展開される「生きながら運命に葬られる父と子」の物語はそういう演出プランのもとに展開され、そうであれば父子ともに熱演だったと言えるだろう。もちろん、鉄平は逆ギレなのだが。
しかし、親子でなくなったと両者が感じた瞬間。父は「息子の会社を罠にかけた加害者」となり、長男は「父親に会社をつぶされた被害者」となる。正邪でいえば、父が悪、長男が善である。無理矢理ねじふせたようなこの展開がステキかどうかはさておき、とにかく、鉄平は「正義」のポジションを得た。
一方、大介は苦しみつつ、祖父の罪を許さなかったという一点で悪へと堕ちたのである。もちろん、善悪などどうでもいいと考える人間にはそれほど面白みがある展開ではないにしてもだ。鉄平はすべてを失い、自分が悪しき行いの結果の子供だったにせよ、「ボクになんの罪があるの」と口をとがらせることはできる。突然、父を失った子供は憎悪という「正義」を手にいれた。それは美しさのかけらもない醜い「正義」だが、・・・それは最後に大介をにらむすねた子供のような表情にたくされる・・・すべてを失ったような気がする鉄平には何もないよりましだろうと思えたに違いない。
で、『華麗なる一族・第8話』(TBSテレビ070304PM9~)原作・山崎豊子、脚本・橋本裕志、演出・福澤克雄を見た。結局、昔の恋人・芙佐子(稲森いずみ)の母(多岐川裕美)からの手紙は「鉄平の父が祖父である可能性を推測した」ものだった。鉄平は愕然としつつも疑いを抱き、祖父の血液型を調べに病院へ向かう。祖父A型、父AB型、母O型、鉄平A型。この組み合わせでは祖父が父でも父が父でもああややこしいどちらでもありえるのであり、鉄平の疑いの心は深まる。
現実というものは複雑な要素の集合体だが、あえて、鉄平のかかえる問題を分化してみると、仕事関係では「経営に参加し夢を賭けた会社が自らの判断が要因と言える不祥事を起し倒産の危機にある」、家庭関係では「それまで父と思っていた人物が父ではない可能性がある」というオフィシャルでもプライベートでも抜き差しならない状態なのである。
そして、その二つが一挙に結びつくのが事故の処理と今後の方針決定のために融資銀行が集う会議の席上だった。巨額の負債が発見され、それがメインバンクからの融資引き上げによることが判明する。そこでは金融再編にからんだ大同銀行の派閥争いにからむ茶番劇も行われるのであるが、もはや、このドラマはそれは本筋ではないようだ。そこで責任を背負い込む銭高常務(大介の命令で融資引き上げに秘密裏に応じ高金利での借金で穴埋め工作をした阪神銀行からの出向重役)の視線の先に大介を見出した鉄平が「父親がボクの会社をボクの夢をつぶした・・・それは本当の父親ではないからだ」と直感することこそがメインなのである。なぜなら、これは父親に愛されていないと感じて育った子供が父親そのものを失い、どうしていいのかわからなくなる物語だからである。
そして、その夜がやってくる。よりにもよって万俵家には家族全員が集まっている。もれなく集合しているのである。父と母と愛人。次男とその妻。長女とその夫。そして次女である。これはこれから起ることを全員が知ることができて手っ取り早いし、鉄平がどれほど傷ついているかを極端に表現できる。鉄平はもとより、他人を思いやる心はあまりないほうだが、今回は母をどれほど傷つけようが構わない。家族も自分がどれほどつらいか思い知るべきだと考えている。いや、本人にその気がなくても客観的にはそういうことなのである。これで鉄平がかなり「イタイ奴」であることが明確になるのだが、それほどまでに鉄平のハートが「イタイイタイ」状態であることを示すことが優先されるのである。
例によって物陰で耳をすまし、突入のタイミングをはかる鉄平。会社の技術力を狙って買手がついた。これはかって「技術革新のためには会社をつぶしてもいい」と言った鉄平にとったは悪い話ではないはずだのだが、それをするのが「自分のリーダーシップによるもの」でなければ鉄平は我慢できない。なにしろ、傷ついた子供なのだから。二子のお見合いも結局、鉄平の会社を救うこととは無関係だったことが明らかになる。おお、ここだ。傷ついていいのは自分だけである。妹なんか、まったく幸せじゃないか、ボクに比べれば。そこで鉄平は拍手で登場だ。芝居がかっているが、なにしろ傷ついた子供だから仕方ない。「お父さんはボクの会社をつぶしたね。お父さんはボクを罠にかけたね。お父さんはボクにひどいことしたよね。どうしてそんなことができるの。それはボクがお父さんの本当の子供じゃないからでしょう」である。そして父に否定され、知能に少し欠陥のある母に矛先を変える。たちまち、白状してしまう母。大介はたまらず、泣きながら止めにはいるが後の祭りである。「世界が自分のものでなければ気のすまない子供」は「さわるな」と自分が一番傷つけてしまった母親を庇う真似をする。いわば奴隷に対する主の心情である。何しろ、世界で一番傷ついている子供だから何をしてもいいのだと本人が思っているのである。誰がそうしたのか。それは今の今まで父親だと思っていた男である。鉄平の怒りは目の前の男に向けられ、男の涙を発見して目をそらす。なぜなら「泣いていいのは傷ついた子供である自分だけだ」からである。そして一陣の風のように「訴えてやる」の捨てゼリフを残して去っていくのだ。
残されたのは思いやりがありすぎて、結局誰も思いやれないようになってしまう次男・銀平(山本耕史)だった。彼は「悪いのはおじいちゃんだったんだ」と全員をなぐさめようとするのだが、そう言うと祖父を傷つける可能性があるので、「亡霊の正体が分かった」などとある意味、朦朧とした発言をする。だって祖父が悪いとなると、父と長男の対立の構図が根本からくずれてしまうからな。本当にとても気を使う次男である。だからハ・・・失礼しました。後に、妻に出て行くと言われても止めることができないのは優しすぎるからなのだが、過ぎたるは及ばざるが如し。優しすぎるのは冷たいのと同じなのだな。裁判の決意を固めた鉄平に「父も傷ついているんだから許してやって」と言えず「爆発さえおこらなかったらなあ」と他力本願の虚しい祈り。父親から解放されたいし、されるのもいやだという優柔不断さ・・・それが優しさにこだわった男の代償というものなのだな。
例によって自分の部屋にもどった鉄平は世間知らずのお嬢様出身だが公認で萌えることが許されている唯一の登場人物・妻(長谷川京子)に離縁を申し出る。無一文になるからだと言うのがその理由だ。ここまで遺族への保障について一切話題にしていないのだが、忘れていたわけではないことを示すセリフである。だが、それならば家賃のかからない部屋から出て行くことも愛車に乗って去って行くことも矛盾するのだが不問にしておく。固いことばかり言っていると嫌われるからな。お約束の「私は万俵鉄平の妻ですから」で抱擁である。いろいろ、セリフの後のバリエーションがあるのだが、そろそろ終わりか。とにかく、今日の無謀な賭けをする者「デスペラード」は鉄平の妻らしい。
鉄平は若者のすべての頃から交際している親友の弁護士に父と戦う民事訴訟の弁護を頼む。目的は真実の追求。すなわち「ボクが誰よりも傷ついていること」を世界に訴えることである。親のスネかじりではなくてかじりとってやる宣言なのであった。
裁判に勝つためには「証拠」が必要となるのだが、それは「銭高」と書かれている箱の中から見つかる。どうせなら「証拠」と書いておけばいいものを。
大介は裏工作に余念がない。銭高に因果を含め、次期総裁候補に裏金を送りこむ。ま、もはや、あくまで悪役としてですが。時代劇の悪代官としてしか描かれていないのは明らかである。
そして、舞台は法廷へ。原作では闇に葬られた法廷が出現し、ついにドラマは完全なるオリジナルの世界へ。例によって一族が全員集合である。確かに父親と子供だけど子供じゃないかもしれない男との裁判なので家族が顔をそろえてもおかしくはないが、一人か二人は「そんなの見たくないとか」「その日ははずせない用があってとか」だったりしてもちっともおかしくないけどな。第一、信用問題が一番の銀行が骨肉の争いを公で始めた瞬間に合併問題はアウトじゃないのかな。と思わないでもないが「世界で一番傷ついている男は誰か決定戦」固唾を呑んで見守りたいと感じつつ、つづくである。
関連するキッドのブログ『第七話のレビュー』
ま、ここまでくるとこんなの「華麗なる一族」じゃないとか、こんなの「キムタク」じゃない。とか、思う人もいるかもしれないのだが、キッドはこれはこれで「華麗なる一族」だと思うし、これはこれで「木村拓哉主演ドラマ」だと思う。こういうところがキッドはなかなかに銀平なのだった。ちなみにキッドが今季レビューしているドラマ。土曜日「演歌の花道」父親が消息不明。月曜日「東京タワー」はオトンに別の家族が。「ヒミツの花園」は弟に出生の秘密が。水曜日「ハケン」は家族そのものがヒミツ。木曜日「拝啓」父親がヒミツ。とまるで家族のヒミツ大会なのである。金曜日「花より男子2」・・・はそういう意味で健全な家族たちなのだなぁ。楓は隠し事だらけだが。司はタマの子供だったとかいう展開はありえないし。
火曜日に見る予定のテレビ『ヒミツの花園』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
華麗ごっこの時間です。アンナ☆ラン様の気分を盛り上げるために大介と寧子の悲しい場面を演じるろーじー様とかりん☆スー様。
かりん「私ならひとときのアバンチュールとして心に鍵をかけとくけどね」ろーじー「コブクロを聞くともう条件反射で涙が出るよ」
ikasama4様渾身の最新作によるダーロイド。その運命は・・・。
アンナ☆ラン「私は万俵鉄平の妻デス・・・」
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コメント
鉄平が母に問い詰めたあたりで徹底的に否定するべきだと思ったのですが、この母にそれを求めるのはあまりにも酷いことなのかもしれないですね。育ちのせいなのか、知能なのか?でも大介の気持ちもわかるし「許して」発言で二人が傷ついたのみならず全員が呆然とした事態になってしまいました。鉄平が母の性格をここまで読めていれば、大勢の前で問い詰めるつめることもしないのに、やはり世界で一番傷ついた子供だからなのか、そこまで気が回らないのはなぜでしょう。あんまり直情すぎますね。訴えてやる!だからねえ。
ところで、ロージーさんとスーは華麗ごっこに突入してるのね!そうね、スーならきっと硬く口を閉ざすわね。
だって・・今だって・・むふふですもの。それにしてもコブクロと聞いたらおふくろさんの爆笑問題が盛り上がりますわ。
投稿: かりん | 2007年3月 6日 (火) 00時26分
キッドさん おはよーーー!
ワーイ!あすなろ抱きだ~~~い!ワーイ!
でも、ドカンなのでした(爆)
日曜日に気合が入り過ぎるので、月曜日はバタンキューちゃんなのです。こんな生活も後2回。。。あぁーーー!
キッドさんの文章読んでいると、アホな香りがする中で、ものすごくツボを突いていて、いつもすごい人なのかもしれない、この人は!と思うのでありました。
そんなキッドたんの話は置いといて。。。
原作では描かれていない法廷闘争。。。どうなることやら~
多分アンナランは後2回、涙にくれるであろう。。。
あーやっと終わる。。。寂しさと切なさと愛しさと心強さに~~~~ララララランラン。。。
さっ、お仕事しよう!
投稿: アンナ | 2007年3月 6日 (火) 07時45分
おはようございます!
>鉄平は拍手で登場
のシーンでは、急に舞台劇になったのかと思いました(笑)
とことん、いじけた子供の役になりきった鉄平だったので、見ていて木村君が可哀相になりました。
裁判はどうなるのでしょうかーーー?
投稿: みょうがの芯 | 2007年3月 6日 (火) 07時52分
✿❀✿❀✿かりん☆スー様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
まあ、知能に問題はあるかどうかはさておき、
戦前、大介と寧子が結婚した頃には
寧子は本当にお姫様だったわけで
それこそ、至れり尽くせりで育てられ、
本当に無能の人になってしまったのでしょうね。
そんな人が戦後のドサクサをくぐりぬけ
財を築いた一族の夫人役を勤めるのはさぞや大変だった。
とキッドは思います。
いえ、もちろん、そうでないお姫様も
いたわけでしょうけれど・・・。
親に関する考え方ももっとずっと保守的だった時代。
鉄平の行動はやや、現代に翻訳された形と言えます。
もしも、問いただすとしても
こっそり人目を忍んでだろうなと思います。
しかし、まあ、日本語吹き替え版のようなもので
ある程度、見やすくしないとドラマになりませんからね。
沈みゆく太陽を見つめ、そっと息をつく鉄平。
もはや、鉄平は生ける屍なのだろうと
キッドは感じています。
だから、言うべきことは言うのです。
たとえ、それが虚しい繰言でも。
「お父さんを訴えます」は
帽子をかぶっていたらたたきつけそうでつい妄想しました。
かりん様ならきっとそうだと思っていたら
やっぱりそうでございましたね。
しかも、現在進行形でムフフとはーっ。
お嬢様、なりませぬ、なりませぬぞーっ。
投稿: キッド | 2007年3月 6日 (火) 18時46分
☁Building☁アンナ☆ラン様いらっしゃいませ☁Building☁
これはここだけの話なのですが、
加工中にikasama4様のアンナダーリン設計図は時々、
鹿賀丈史になってしまうことがあり・・・。
実際のダーはもう少し少年ぽいのかなと思います。
ikasama4様には内緒ですよ。
泣いちゃう可能性があるので・・・。
そういう意味で今回のダーリンはどんどん
少年になっている模様。
うーん、そういう感じになると右に出るものなしですね。
キッドは木村クンには
「野獣死すべし」の伊達邦彦が似合うのでは
ないかと思うのですが・・・。
うーん、殺人もするダーティーヒーローなので
問題もあるかと思うのですが
見てみたいなーっ。
おおっとじいやがアンナ様におほめに預かっているようです。
アホなのにすごい・・・最高の褒め言葉なのでございます。
恐悦至極。
裁判登場。もう、こうなると逆に楽しそうなのですが
アンナ様はまだまだ気苦労が耐えないのでございますね。
華麗ごっこも後2回、じいやも完走して
涙のゴールを迎えたいのでございます。
お仕事がんばってくださりませ。
今日は午後から「雑誌インタビュー」
続いて「映画の打ち合わせ」でございますね。
ご苦労様です。
投稿: キッド | 2007年3月 6日 (火) 19時01分
♡♡♡♥♥♥みょうがの芯様いらっしゃいませ♡♡♡♥♥♥
まあ、本当に木村くん以外、あの拍手がサマに
なる人はいないと思いますね。
もうギリギリの世界です。
キッドはああいうはりつめた緊張感もドラマの醍醐味だと
思うので
そんなこと言ったらダメ~とハラハラしながら
次から次へと起る登場人物たちの驚愕や不快感の
表情の変化を堪能しました。
最後の「ボクは誰を怨めばいいのですか」
という絶望をこめた木村くんの睨み最高だったと思います。
もちろん、それを受ける欣也さんの涙目も素晴らしかった。
裁判は・・・もう、予想もつきません。
いや、おそらく、鉄平ががんばったけれど敗北。
本当に何もかも失って最終回になると思うのですが。
どちらにしろ、銀平が鍵になりそうですけれども。
それから、美馬と相子の会話が丁寧に
描かれているのでそこも
なんらかの伏線になっていると思います。
投稿: キッド | 2007年3月 6日 (火) 19時11分
いつの間にか
親子の戦いが善と悪の戦いって感じになってますね。
まぁ大河の方もそんな感じなんですけど。
おそらく大介視点で見れば
大介が善で鉄平が悪に見えてくるのでしょうかね。
どちらにしても理由が分かった今、
恨むべき対象は違うって事で話し合えば
分かり合えたのかもしれませんが
理由を言うならば「知るのが遅すぎた」って事でしょうかね。
>これはここだけの話なのですが、
>加工中にikasama4様のアンナダーリン設計図は時々、
>鹿賀丈史になってしまうことがあり・・・。
>実際のダーはもう少し少年ぽいのかなと思います。
>ikasama4様には内緒ですよ。
鹿賀丈史・・・なるほど..._〆( ̄_ ̄;)
相変わらずロイドはドッカンしてますね。
多分、原因はこれだと思いますよ↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~dessin-ikasama/ikasama/illust/2007/dimg/g010.gif
芸術は爆発です(笑)
投稿: ikasama4 | 2007年3月 7日 (水) 00時10分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
加工する時に明度や、サイズを変更している時に
なるのでございますよ。
アンナダーが鹿賀にっ。
ってikasma4様には内緒の話だったのに~。
今シーズンのドラマは登場人物の行動が
不可解な場合が多いのですが
「華麗」について言えば
もうアレンジしている間に
辻褄あわなくなっちゃった・・・の典型でしょうねえ。
でも、役者たちが懸命に
役を解釈して、それなりにドラマチックには
なっていると思います。
こうなると木村くんが
「主人公の最後の決断が自分には肯定できない」
とどこかのインタビューで
語っていたラストの処理というか演出が
相当に問題になりますので
キッドとしてはそこが面白いのです。
悪魔化したikasama4様、映画に登場していただきます。
基本的な妄想プロットを一部公開すると
中国の秘境。取材に訪れた結城美里アナが
遺跡の封印された秘宝に触れダークなデビルクイーンに。
デビルクイーンがダークな魔法で
H☆C関係者を悪魔化・・・。
なぜか、ちーず様は最初に誘拐されてしまう。
最初の敵はブラックろーじーで
手下のブラックマングース軍団で暴走。
実は月の天使だったかりん☆スー(キャンデイ☆ムーン)が
聖なるムチでおしおきすると
悪魔力が浄化されて正気に戻る。
というものです。
しかし、最後はかりん様も悪魔化されてしまい・・・。
という感じです。
投稿: キッド | 2007年3月 8日 (木) 00時06分
キッドさん、こんばんは。
遅くなってしまいました。もう木曜日ではありませんか。すみませーん。
えー、私は毎回最後はもりあがるなあと思って終わるんですが、次の回の冒頭でテンションが下がってしまうのです。今回も、「えー、芙佐子さんはいったいどうしたんだ、あれからどうなったの?!」と思ったら、違うシーンに入っちゃってるし、ナレーションがあれだし、、、。ふっこはもう出て来ないんでしょうか。
私はもう大介パパがかわいそうでかわいそうで、なぜに、鉄平くんにあそこまで言われにゃならんのですか。鉄平くーん、憎むべきは敬介じいちゃんだろうが。そりゃあさ、敬介じいちゃんはかわいがってくれたんだろうけどね、阪神特殊製鋼もくれたしね。それに比べて、パパはやさしくしてくれないしね。でもね、ちょっとは冷静になって考えてみてね。
大介パパはもう悪役に徹するようですね。毒を食らわば皿までもってか。わかりました。最後まで、付き合いましょう。
さて裁判はどうなるのか?後2回でどう終わるんでしょう。
投稿: youko | 2007年3月 8日 (木) 19時21分
キッドさん、毎度お疲れさまです。
最終話も近いことだし、
今回はいろいろとネタが詰まった回でした。
そして、ついに舞台は法廷に移されましたね。
どうなるんだろう、あの親子は・・・。
華麗なるラストを迎えられるんでしょうか?
それで別件です。
H☆Cの専用BBSの話ですが、
私に代わってフォローの方、ありがとうございました。
キッドさんの中では、
妄想映画のプロットがほぼ固まっているようですね。
既に出ている案を取り入れていただきつつ、
後はキッドさんならではの演出等に期待しているので、
どうぞよろしくお願いします。
私も、ちゃんと動きますからね(笑)。
投稿: ads(あず) | 2007年3月 9日 (金) 02時33分
どうもどうも♪
雪遊び以来、全てが後ろへズレ込んじゃってます^^;
今回は記事の準備にも時間がかかっちゃって。。
再び、思い切り真面目な文章ですネ。
作品じゃなくて、人物に対して辛口な時は
真面目モードになるってことかな。。
そうなんですよ。
実は鉄平の理想にとって、会社を売られるのは
それほど悪い話じゃないはずなんです。
そこで怒るあたりが、理想論の空疎さ。
拍手で登場っていう演出は、ちょっと。。
オッと、母の描写がキッドさんらしい♪
たちまち白状ってのが笑えます^^
なるほど。「亡霊」って台詞の説明に納得。
早苗がデスペラードとすると、
鉄平とはデスペ同士の相互扶助or共依存ですネ。
箱に「証拠」! 面白い☆
時代劇の悪代官が涙浮かべることありましたっけ?♪
僕は大介を優しく抱きしめてあげたくなりましたよ。
ホントは早苗の方がいいけど。若き寧子もアリかな。
全員集合は笑っちゃいました。面白いからOK!☆
投稿: テンメイ | 2007年3月 9日 (金) 19時29分
♢♦~山~♦♢youko様、いらっしゃいませ♢♦~P~♦♢
まあ、芙佐子はほぽオリジナルキャストなので
出番が済んだら
あまりいてもらっても
話が変な方向に(その方向も面白そうなので)
進んでも困るし・・・ということだと思います。
出番はまだあると思いますね。
同じ男を愛したものとしてきっと早苗と・・・。
裁判もオリジナルなので
法廷でみんなが顔をそろえたら
終ったも同然なのではないでしょうか。
一応、証拠の2億円の金の出入についての書類も
記入者である銭高の証言によって
どうにでもなるわけで
銭高がこれまでの経過から
大介を裏切る展開は考えにくく・・・。
まあ、冷静になれば
鉄平は大介の心が分かっていくわけで
今はもがいている状態。
完全に敗北したところで
自分の苦しみそのものの
よりどころがなくなり
虚無的になっていく・・・。
という展開が自然だと思います。
残り二回、美しいゴールに向かってくれると
いいなあとキッドは考えます。
投稿: キッド | 2007年3月 9日 (金) 21時57分
♬Mt.Fuji♬ads(あず)様、いらっしゃいませ♬♬♬♬
もう、とりあえず来週はオリジナルに
近い回になると思いますね。
その終結後、ゆっくりと原作に
回帰していくのではないでしょうか。
とにかく、主役が去っていけばドラマは
エピローグに突入するので
去るのか去らないのかと
視聴者を引っ張ったという意味では
成功と言えるのだなとキッドは考えます。
キャンディーアンテナは
なかなかにステキな展開ですね。
皆さんの意見が妄想を激しく刺激するのです。
基本的にはかりん様の夢に答える形の
妄想ですが、
なるべく皆さんの妄想も反映したいと思います。
できれば、長編アニメにしたいくらいですが
まあ、妄想なので妄想の範囲内で
がんばりたいと思っています。
あず先生もどうかよろしく、妄想。
投稿: キッド | 2007年3月 9日 (金) 22時04分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
まあ、マイペースでいいと思いますね。
雪と戯れる本人あっての
書く喜びですから。
おしゃべりと違ってブログとコメントのやりとりは
些少の時差が許されるっていうところが利点ですものね。
真面目と遊びの区別は意識してはいませんが
トータルなものに対するときと
個別的なものに対するときは
少し態度が変わるかもしれませんね。
全体をくじき個人をたすくが
まあ、子供の英雄というものでしょうから・・・。
鉄平は今、混乱しているということなんですよね。
混乱しているから矛盾した行動をとる。
まあ、そう思ってあげるしかない脚本ですから。
ベーシックなものを守りながら
オリジナルとしてそれなりにチャレンジしたいという
意図は明確でスタッフもキャストもがんばっている。
ただこのつなひきは
相当無理があってみんな
タイトロープなんですよね。
そういう意味ではハラハラドキドキしますよ。
ま、できれば作品の中身で楽しませてくれると
もっといいんですけど。
ここに「注目してもらいたい」という演出は
サービスなんですけど
さりげないサービスと押し付けがましいもの
と言う垣根はあるんですよね。
あの「証拠」はちょっとエレガントではなかったのです。
水戸黄門に印籠出されて
涙ぐんで誤りながら
居合い抜きで黄門を一刀両断・・・おいおい。
ですよね。
今回は「星に願いを」の記事に
そこはかとなく影響された記事になっているような気がします。
時間差攻撃の妙味ですね。
投稿: キッド | 2007年3月 9日 (金) 22時22分