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2007年4月 3日 (火)

大失敗かもしれなかったサタンですが今度はちょっといいかもしれない伊崎右典。

某雑誌のがっかり映画2004の1位だった『デビルマン』のサタンを演じた伊崎。2000年のジュノンスーパーボーイで構成されたダンスユニット「FLAME」のメンバーである。サタンを演じるほどなので二枚目である。

秋山莉奈はいわずとしれた仮面ライダー電王のナオミである。もうすぐ「莉奈はオシリーナだから」という歌で歌手デビューするのだが、お尻の美しさでクイーンなのである。いや、それよりも顔立ちが抜群の美少女であり、整いすぎて敬遠されるのか、所属事務所が弱小すぎるのか、・・・マイナーだ。

監督はホラー映画ばかりの男である。「水霊 ミズチ」の監督。この枠でかって「心霊探偵八雲」を撮ったのだが、主役の演技力や脚本に相当な問題があり、映像はスタイリッシュなのにそれ以外がイモというがっかり作品になっている。

脚本は監督もからむのだが、もう一人は2003年のフジテレビヤングシナリオ大賞の一次審査に「キズのきおく」という作品名があり、二次にはその名はない。この時、佳作を獲った大島里美は「1リットルの涙」から「東京タワー・・・」とメジャーなのだ。この脚本家は月9「エンジン」(05)でリサーチをしている。下積みなのだなぁ。

なんとなく、哀愁漂うメンバーである。これに原案・監修者として渡邊文男が加わっている。ちょっと怪しい探偵社ガルエージェンシーのオーナーである。・・・大丈夫かなぁ・・・。ま、二夜連続、NHKの清く正しいつまらんドラマが続いたので、今回はどんなにあやしくてもこれが素敵に思えるはずである。

で、『のぞき屋・第一回』(テレビ東京070403AM2~)原作・山本英夫(コミック)、脚本・村川康敏(他)、監督・山本清史を見た。バンザーイっ。とりあえず一回目は素晴らしい出来。一般向きではないが、恐ろしいほどのカット数。スタイリッシュと言っていいだろう。そして「探偵行動」への徹底した拘り。盗聴、監視、尾行の技術論だけで30分をテンポよく見せてしまった。しかも、「つづきが見たい」レベルでである。

盗聴電波の飛び交う現代の東京。三人の探偵が探偵用具を満載した特殊車輌に乗っている。二人は若者で一人は聴(チョウ・渡辺哲)である。もう、これだけでキッドは少し満足した。聴は視力が弱い替りに抜群の聴力を持っている。若者の一人は先輩・見(ケン・伊崎)で、望遠鏡の見すぎで片目に分厚いコンタクトレンズをはめており、時々、スーパークローズアップでものを見る。ヒゲの剃り残しなどを見逃さないのである。後輩・スマイル(黒田耕平・・・笑顔が魅力の俳優・怨み屋本舗の第8話バカボンが依頼者の回に脇役で登場している)は見習いである。

冒頭、「屈折した社会を作っているのは個人の歪んだ欲望である」という一文があり、中年男の「あ、ダメ・・・制服は着てて・・・パンツだけ脱いで」という声といかにもギャルの「やだー、オヤジ、ヘンタイすぎだよーっ」という声が盗聴対象という設定で挿入される。

キッドは探偵については一家言持っているので、この探偵ぶりはまあまあだと考える。

ケンは仕事と趣味の混入したような態度で調査対象に肉薄するのである。冒頭、「のぞきに来ましたーっ」と言ってホテルに潜入するのはやや遊びすぎだが、この枠なのでいいだろうという演出家の声が幻聴されたのでまあいいやと思いました。

のぞき屋ののぞく世界は薄汚れた淫靡な世界だがそれだってある種の美しさはあり、そういうものが醸しだされている。まあ、たとえば聴覚ではセクシーだったものが視覚では幻滅の対象になるという真実であるとかだ・・・。

新しい仕事の依頼が来た。「父親からの愛する娘の素行調査」である。娘はレイカ(秋山・21なのでなんちゃってであるが見事に清純な高校生に見える)といい、彼らが仕事中に垣間見た憧れの少女だった。

尾行を開始する三人の探偵たち。しかし、尾行には自信のあるケンがたやすく撒かれてしまい、初日から失敗する。ここでは追跡者の超小型ビデオにより「角を曲がった対象が走ったこと」が解析される。レイカはただの高校生ではなかったようだ。

作戦を変更し、遠距離からの観測調査を行うケン。電波の逆探知により、娘の周囲に盗聴器が仕掛けられていることが判明。一つは父親が娘に、そしてもう一つは娘が父親に仕掛けている。「盗聴しあう父と娘」は珍しくないらしい。もちろん、父親の依頼も娘はすでに察知していたのである。

「あいつは俺がのぞく」のぞき屋としてのプライドである。尾行者としての意地にも燃え、テクニックを駆使して、再度、尾行にチュレンジするケン。またしても失尾(尾行に失敗)してしまう。チョウがバトンタッチ。その聴力にものを言わせ、ついに電話の内容から「売春」行為の斡旋らしき痕跡をつかむ。しかし、チョウの前に姿を見せ、微笑むレイカ。彼女はすべてを知って己の姿をさらけ出していたようだ。

ケンの心に灯がついた。「のぞいてみたい・・・あの娘の心を・・・」・・・つづくである。

そこはかとなく、主役の演技力に難が覗くのであるが、監督は前回の失敗に懲りたらしく、セリフは極めて短くしている。なにしろ、渡辺哲が一番の芸達者というレベルである。一回目は現代の闇的常識を軽く俯瞰するだけで、とにかくクリアできた。ここからはシナリオ次第だと思う。探偵のファイルと作劇、原作の魅力、ここを脚本家がどこまで統合できるかが勝負となるだろう。『エコエコアザラク』は無理にしても『ライオン丸G』や『怨み屋本舗』のレベルに到達することができるかどうか・・・。まあ、月曜日だけに『プロポーズ大作戦』のライバルとしては無理があるのだが・・・『しにがみのバラッド。』は『東京タワー・・・』に結構肉薄していたのである。・・・・期待している。

関連するキッドのブログ『ライオン丸G』『怨み屋本舗』『心霊探偵八雲

水曜日に見る予定のテレビ『さまぁ~ず・さまぁ~ず』(テレビ朝日)「正直しんどい」からこれへの流れと「カートゥン」から「あややゴルフ2」(日本テレビ)の流れはやや戦争状態になりそうだが、まあ、・・・小規模な仁義なき局地戦です。木曜「1リットル」だけに軽い記事にしたいのか・・・。うわーっ。「村上版柳生」も始まるのかーっ。しかもかぶってないし・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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