私はMなのに、Sと言えと言われたのでSと答えた。(戸田恵梨香)
「SとMって何ですか・・・」と路線変更をしたくなる展開だったが、バカサギコンビ的にはこうかしら。
基本的には出題回答展開がすべてのパズル的ドラマ。今回は謎解きの連打なので、解説を始めるとキリがない。
ここは、画像つきでわかりやすいお気楽社長のレビューを紹介しておきます。
来週の予想としては「信用」の問題になります。キッドが塚原(塚原愛ではなく鈴木浩介)なら、ここは石田(岩佐真悠子)と江藤(和田聰宏)に「オレは偽名だったのでここまでの契約はすべて無効。ここで新たな契約を結ぼう。賞金を三等分する契約だ。秋山(松田翔太)はすでに八人からオレを引いた七人の契約者があり、新たに二人を加えると賞金は九等分。オレと組めば獲得賞金は三倍」と持ちかける。しかし、すでに信用を失った塚原に同調するものはない。ここはドローの可能性を残しつつ、秋山、石田、江藤VS塚原の戦いになり、塚原の敗退はガチなのか・・・。問題は石田、江藤が塚原ポジションを取った時の対応策かな。それにしても岩佐真悠子・・・サングラスの謎の女のままで登場から三週目突入かよっ。
で、『ライアーゲーム・第四話』(フジテレビ・0705051110~)原作・甲斐谷忍、脚本・古家和尚、演出・松山博昭を見た。前週のレビューが中途半端なので、書きにくいのである。だからドラマ内容についてはお気楽様におんぶしてしまうことにした。お気楽様にはえらい迷惑だが年寄りには優しくしないといけません。
さて、キッドはゲームについて書く。ゲームというものは不思議なものだ。人生はゲームさ、と言えば南佳孝の「スローなブギにしてくれ」なのだが、歌の中では「誰も自分を愛しているだけの悲しいゲーム」なのである。「人生」がだが。で、「人生ゲーム」は正月になると子供たちに死ぬほどやらされる・・・特にコンシューマゲームで・・・ほろ苦く、甘酸っぱいゲームだったり、つい、この間は「ニコロボ」のテーマになったゲームであったりするわけである。「スーパーマリオ」や「ドラクエ」や「ポートピア」以来、人生は「TVゲームさ」になった人も多い。そして「生きることと死ぬことの間」は「ゲームだろう」と思うことはもはや常識的な問題になってきた。
人生はゲームじゃないっ。なんて言ってもそれはかなり無理のある意見と思われる時代だ。もちろん、「生命は玩具じゃない」的正論レベルでは「人生をゲームと言ったらオシマイヨ」と断言することはできるのである。
しかし、弱肉強食のルールに基づき、家畜を食べ、納税のルールに基づき、税金を支払い、多国間のルールに基づき戦争を抑止する現代において「人生がゲーム」であることを否定するのは戸田も岩佐もギャルサーだったことを否定するほど愚かなことである。・・・どんなたとえなのだ。
ここで、ゲームについて簡単にまとめておく。①ゲームとは勝負である。②ゲームにはプレイヤーがいる。③ゲームにはルールがある。 ④ゲームにはエンターティメント性がある。 ⑤ゲームには必勝法はない。 ⑥ゲームは負けないことが肝心である。⑦ゲームをやらなければ負けない ⑧ゲームをやらないことが一番大事。 ⑨そんなの無理だ。⑩人生はゲームだ
・・・ということなのだな。ウソツキゲームにも様々な種類があるが、古典的なものに二人の容疑者と取り調べる刑事のゲームというものがある。二人の容疑者は「共犯者」である。ここで「密告」という制度が導入される。「仲間を売れば(自供)すれば減刑される」というもの。「刑」は次のように分類される。「仲間を売った場合、懲役1年」「仲間に売られた場合、懲役2年」「二人とも裏切った場合懲役3年」「二人とも黙秘の場合無罪」という選択と結果が用意されている。
最悪の結果が「二人とも裏切る」であり、最良の結果は「二人とも裏切らない」なのである。
しかし、その中間点である「どちらかが裏切る」で人の心ははげしく揺れるのである。
「懲役1年」と「懲役2年」がポイントなのか、「裏切り、裏切られること」がポイントなのか。
それは「ゲーム」に対する人の考え方にも左右されるだろう。
これは「恋愛ゲーム」でもある。たとえば「浮気するか、しないか」で考えてもいいだろう。二人とも「浮気しなければ」「永遠の愛」は全うされるのだが、これがなかなかどうしてなのですね。
キッドの言いたいことはただひとつ。「人生はウソゲ」ということです。
関連するキッドのブログ『第一話のレビュー』
月曜日に見る予定のテレビ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
私の人生もきっとウソゲですね。
やらないほうがいいゲームでもやっぱり人生やってるとゲームをしないわけにはいかないってことですか。
なら、自分にウソをつかずに素直に生きるか、徹底的に勝ちに行くか。でも結果は大して変わらないの。それが人生なんですね。
投稿: かりん | 2007年5月 7日 (月) 19時45分
✿❀✿❀✿かりん☆スー様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
ウソをついたら針千本飲ます・・・とか、
ウソをついたら閻魔様に舌を抜かれる・・・とか、
じいやの子供の頃には
ウソは痛みで禁じられていました。
キッドは子供の頃から
ウソが得意な子供だったので
この罰にどれほど
おびえたことか・・・。
しかし、針千本なんか集めるの大変だし
閻魔様も地獄にいくまでは逢えないので
とりあえずいいかっ
とこの年齢に達したのでございます。
ま、ウソをつくのが素直なキッドとしては
正直にウソをつき続けていく所存。
ウソつきが勝つ、こんな世の中じゃ、
閻魔様も抜き続けでさぞや
おつかれでございましょうね。
投稿: キッド | 2007年5月 9日 (水) 19時55分