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2007年5月20日 (日)

約束したのに約束なんて守るわけないじゃーんと言われた。(戸田恵梨香)

直(戸田)は騙されている最中に「でも誰かは辛い目に遭うんですよね」と敗者の心配を・・・。えーん、えーん、世界がみんな直だったら戦争はなくなるのかな。みんなが幸せになれるのかな。そう。なれるかもね。でも世界に直は一人だけだから・・・そんなことになるわけないじゃああああああああああん。

とにかく、直がどんどん可愛くなっていく展開。もちろん、バカすぎるので憎らしくなる人も含めてである。バカサギコンビのうち、バカだけが参加している敗者復活戦。もうバカさ全開。バカ炸裂。もうバカバカバカ、あんたってどうしてそんなにバカなのよ~である。ま、成長しないのはフクナガ(鈴木浩介)も同じなのであるが、ドラマとしてこのくりかえしのギャグは欲しいからしょうがないよな。

しかし、遺伝子の戦いで直のようなタイプは意外としぶとく生き残るのだな。つまり弱肉強食と平和共存はセットだから食物連鎖なのである。・・・なんのこっちゃ。

ニコロボでニコが「数学なんて役に立つのかな」と言い、バンビ~ノでバンビが「厨房で働きたいのになぜホールで」と悩み、教科書で明日香が「世界は変えられますか」と叫ぶ。その答えは「ウソゲ」が示すのである。「だまされるのはだまされた人の責任。そして、復讐は各自で」ということなのだな。

もちろん、「博士が愛した数式」ほどに「数学」を愛する必要はないのです。

世界は1+1=2を理解するだけでもかなり優しくなります。それは自分プラスその他=全宇宙ということですから。

で、『ライアーゲーム・第六話』(フジテレビ・070519PM1110~)原作・甲斐谷忍、脚本・古家和尚、演出・松山博昭を見た。6=3+2+1なので6は完全数なのですが、そういうルールは面白いでしょうか。ルールを面白いと感じるのは一つの能力なのですね。

たとえば日本では人を一人殺したぐらいでは死刑にはなりません。そういうルールです。なんじゃあ、そりゃあと怒る人もいるだろうし、死刑そのものが廃止されるべきだと眉をひそめる人もいるでしょうし、それがどうしたの?と疑問を感じる人もいる。まったく何も思わない人もいるでしょう。そして、クスっと笑ってそれって面白いと感じる人もいるのです。

なぜ、面白いのか。その理由もさまざまですが、数学的には1-1=0じゃないっていうあたりが面白さのベースにあるのではないかと思います。1-1=1なので、これはボケてるってことになるわけです。ボケというのは基本的に面白いものですからね。

「お笑い」をするのにも数学は重要な要素なのです。

ドラマ「ウソゲ」を見る時も数学的素養はかかせないでしょう。敗者復活戦である「リストラゲーム」の参加者は9人。この中で直を除く8人は二回戦の真の敗退者。つまり、経済的に負債を抱えてしまったものという展開です。その中にはフクナガもいます。

ゲームの基本は選挙のようなもの。ただし、投票用紙は10枚分割で一枚につき5票が割り当てられる。つまり、一人5x10=50票を持っているわけです。さらに全部で50x9=450票があるのです。

自分の票に自分の名前を書けない。空欄は作らないというルールから、最高得票数は450-50=400票になる。

禁止事項に反すると1億円のペナルティーがある。

最低得票者は1億円を払う。これを残りのプレーヤーが分配。一人1250万円を賞金として得る。

また最高得票者は一億円をボーナスとして受け取り、5000万円を返して三回戦を棄権することができる。棄権する場合は6250万円を獲得。棄権しなければ11250万円を獲得。

これにM・チケットのルールが加味される。プレイヤー全員に1億円の小切手のようなものが渡される。プレイヤーはゲーム中にこの小切手で売買契約を結ぶことができ、契約不履行の場合には1億円のペナルティーが科せられる。つまりゲーム中には1x9=9億円の金のようなものが流通するのである。

つまり、なんらかの契約に基づき、9億円を稼げばゲームの勝者は10億1250万円を手にすることが可能なのである。もちろん、富豪刑事を演ずる深キョンならば「たった10億円ぽっちで真剣にゲームなんかできるのでしょうか」という額ですが。

さあ、ゲームのルールは分かったでしょうか。ここで選挙と買収という古典的な犯罪がこのゲームの根底にあることを理解するのも大切です。

さて、このゲームのプレーヤーたちは平等ではありません。人気投票として考えるとフクナガは参加者たちを騙した悪い人という過去をもっています。そのためにリストラ対象としては格好のターゲット。そこでフクナガは作戦を考えるわけです。

一方、直もまた不利な立場。なにしろ、直は一人だけ借金がないのです。しかし、直はそんなことこれっぽっちも考えません。だってバカですから。

そして、突然、フクナガによって発案されるアピールタイム。合コンかっ。

もちろん、その時がくるまで直は何も考えない。そして、「お金持ちに貧乏人の苦しみなんかわかるか」祭りの生贄になってしまう。

直「私ははめられた・・・」

ま、バカだから自分の立場が分からなかったということですけど。

そんな直に救いの手をさしのべるフクナガ。またもや、絶叫ポイントである。ああ、ジェイソンがそこにーーーーっ。

お互いの票を交換しようともちかけるフクナガ。お互いに50票を得れば負けることはない。なぜならばそれは全員が票を分け合った場合の票。負けるのはそれよりも一票でも少ない場合のみ。しかし、一回目の二人の票は5票ずつ。残りの票は7人に対し35票。誰かが6票で誰かが4票になればその4票になったものがリストラ候補になる。

さしのばされたフクナガの手を躊躇なくつかむ直。あ、あんたって人は・・・。

そして、心配するのはリストラされる誰かのことである。しかし、自分の勝利によって誰かが負けるという予測はできるようになったらしい。直、知恵がついたな。その調子だ。

フクナガは「みんなが幸せになる方法なんてないのさ」と直をはげますのである。な、直、そっちに行っちゃダメー。ゾンビがゾンビがーっ状態である。

そして第一回の投票。1位フクナガ10票。2位その他の7人5票。そして9位直0票である。

まあ、八人目が5票だったところで自分が0票なのは分かるのだが、自分が0票なのを確認して「ええーっ」状態の直。まさにエルム街の悪夢なのである。最終絶叫計画で貞子なのであった。似合う。似合うぞ。直。いつかホラー映画に出てね。

「守るわけないじゃあん。ないじゃあん。じゃあん。あん。ん」であった。「また、だまされました・・・」だまされたことに自分で気がつく直。成長しましたっ。

三回目まで進む投票。1位は20票でフクナガ。中間はバラつく(直の票が分散するため)が最下位は直0票。休憩時間に荷物を落す直。イチゴポッキーとかポータブル版人生ゲームとかテディペアとか・・・遠足かっ。怪しい玩具とかまであったような気がします。

「このままだと負けちゃいますよ」とかっては秋葉原の電脳王の秘書だったり、優秀な指揮者の秘書だったりしたエリー(吉瀬美智子)。少しずつ原作から逸脱していく模様。それにしても秋山(松田翔太)とどこか面影が似ている。美男美女だからなのか。なにか、裏があるのか・・・。

ここで、豹柄の江藤光一(和田聡宏)がこっそり真相を直に告げる。彼は二回戦で直にかばわれたことから直に好意的だった。しかし、フクナガがMチケットを使い、みんなに500万円で必勝法を売ったこと。そして、必勝法とは票の売買でもう10回目まで票の配分の契約が結ばれていることを告げる。「だから、悪いけれど君に勝ち目はないんだ。だから君にジュースをただであげるよ」なのだった。ケロロのエンディングかっ。

うわーっ。どうすればいいんですかーっ。原作を知らない人は来週まで直が勝つ方法があるのか・・・じっくり考えることのできる幸せを手にする。そして、ライアーゲームと自分との因縁を吹き込まれた秋山は謎の電話を受けてどこかに走っているのだが。

直、助けてもらえるのかなーっ。・・・それとも自力で? 直がついに知力を振り絞るのか? 来週は見逃せない気がします。・・・毎週、見てるだろっ。

関連するキッドのブログ『第五話のレビュー

ゲームについてのうんちくも博士の感想も書く余裕がなくなってしまった。それほどまでに戸田恵梨香が可愛かった・・・ということでしょうね。

月曜日に見る予定のテレビ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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