うまか・・・けどありきたり・・・敵前逃亡・・・くやしか・・・負けるよりよかね・・・。(松本潤)
・・・いや、脚本、演出の意図はそうじゃないと思うぞ。今までは自分のことしか考えなかった男が優しさに包まれていることに気付き、一歩引くことを覚えたと、そういう展開だっただろう・・・でも、すっげえメニューが思いつかなくて、このままだとツンデレカトリ~ノ(佐藤隆太)はまだしもアドバイザーあすか(香里奈)やセーラーヴィーナスこずえ(小松彩夏)という女性陣にまで負けるかもしれないという「女に負けるなんて金輪際ありえん」九州男児パワー発動したのではと思えないでもないじゃん・・・素直じゃなさすぎる・・・だから、ダメな年下の先輩(向井理)の「いい線いってたのに」じゃなくて「夏パスタ・バンビ風」は完成・・・でも「コンペ」は参加しない・・・というスタイルの方がスカッとしたと思うの・・・お前、最近、スカッとしたがっているな。
バンビもあすかもこずえもみんな好きだよ。新作パスタが。みんなトントン食材を切って涙を浮かべてタマネギも切って。バカだな、バカだな、ついでに自分の手も切って・・・なんてこともあったよね。僕はすわってテレビを見ているよ。誰かが年金を浪費しちゃったって、誰かが老人介護をお立ち台にしちゃったって、誰かが朝鮮総連がらみで売国奴になっちゃったって、誰かがNHKの受信料を徴収している間に奥さんを殴り殺しちゃったって、誰かがお寺の坊さんを刺し殺しちゃったって、誰かが宝石店から二億円相当盗んじゃったって、誰かが大量殺人の死刑判決が不服で最高裁に上告したって・・・う~ん、とっても事件が多すぎるんだよね~。うふふ~ん。新作パスタ。うふふふーん。新作パスタ。
君と猫はちょっと甘いのが好きで、ボクはうんと辛いのが好き。味付け一々変えるの面倒くさい~。
で、『バンビ~ノ!・第9話』(日本テレビ・070613PM10~)原作・せきやてつじ、脚本・岡田恵和、演出・大谷太郎を見た。夏の新作パスタのアイディアを従業員一同から募集するコンペ展開である。萌えるバンビ(松潤)である。審査員トリオ(内田有紀・佐々木蔵之介・北村一輝)の発表をメモするあすかやこずえをにらみつけるバンビ。「女になんか負けたくなかと~」根性炸裂である。その証拠にいまだにホールの先輩であるこずえをチャン付けだ。「こずえさん」だろ、バンビ~。しかも「お客様が幸せになるようなパスタ」とオレザク与那嶺が説明しているのに聞いていもしない。バンビーっ。バンビー。もうバカなんだからっ。
しかし、世間を騒がす使えない公務員集団とか、悪意あふれる家族の話はどこ吹く風である。バンビは優秀でウルトラ面倒見のいいスタッフに囲まれているのである。とくに前回、禁断の愛を交わしたドルチェ織田(ほっしゃん)は「ガンバレ」と激励。トイレの中で親指立てる展開である。なんじゃああああ、そりゃあああああ。そして、味見はオレにまかせろと使えない年下の後輩も応援を申し出る。そして、また、二人は一夜を共にするのである。誰だ。誰の願望なのだ。しかもバンビキックをお尻に受けたいのか?
だが、今回の目玉はセーラーヴィーナスの私服解禁である。口紅プリントのTシャツである。口紅でっかすぎ~の絶叫が全国に響き渡るのだった。後半、シェフスタイルも披露され、「準備は整っている」とか「本当ですか・・・うるる」とかセリフも出番も多めである。セーラーヴィーナスファン待望の巻だったのだなあ。自宅キッチンで調理するセーラーヴィーナスに健全なあらぬ妄想を抱いたのだろうなぁ。エプロンとかも欲しかったのだろうなぁ。
一方、あすかは姉妹で住んでいるのでバッカナーレの厨房で研究中。・・・ええーっ。羽山(池内博之)と同棲してないのかよーっ。ウソだろうーっ。
もちろん、料理勝負はスカシである。まあ、このぐらいはもうあきらめるしかないな。なにしろ、オレザクに「争いごとはキライなんだよね」と言わせちゃう脚本だから。
パスタ勝負に夢中になるあまり、ホールの仕事がおろそかになるバンビ。お客様に「夏に食べたいものって何ですか?」と質問を始める。そして、ついにうっかりオーダーミス・・・。
ここでホールの職人たちが甘く優しくさわやかにバンビをフォロー。ソムリエ永井(佐々木崇雄)・カメリエーレ高梨(佐藤祐介)・カメリエーレ柴田(麻生幸祐)らが「ホールの失敗は俺たちがフォローする。大変なんだろ、パスタ勝負。応援するからがんばってね」なのだった。うわあああああ、願望か。願望全開なのか。
そして、バンビの心に変化が訪れる。成長とはゆっくりとけれど確実にやってくるものなのだなあ。「ああ・・・みんな、オレのことば、こげん気にかけてくれとるとね・・・こげん優しくしてくれるっとね・・・それなのに・・・オレは・・・・オレんことばっか、考えとった・・・オレん夢ば叶えるためなら・・・なんでも許されるちゅー了見だったと・・・なんだか、辛かーっ・・・幸せと言う字と辛いという字が似てるのは・・・この胸の苦しさのせいなんかねーっ・・・みんなの優しさがうれしくて幸せでこげん辛いとは・・・・思いもよらんとよ・・・まさに・・・そげなあああああああああああ・・・って感じ」なのである。
「ホールで認められるまでは厨房のことを忘れる」宣言をするバンビ。そして走り出す。ラクダ「なんで走るんだ」オレザク「青春だからでしょ」キャッツアイ三女「青春か、・・・・プロポーズ大作戦の後輩に走り方を見せているのかと思ったわ。それとも平均視聴率二位のボジションに満足してないことのアピールとか・・・」
そして、パスタ勝負の決着。受賞者は繊細さも身につけたツンデレ・カトリ~ノ。そして、あすかを飛ばして「ワイン・ヴィネガー(冷たいペペローニ)のパスタ」をエントリーしたこずえ・・・だった。しかも、こずえは厨房入りが決定・・・。一瞬、表情を曇らせたあすかがにっこりと「おめでとう」を言いこずえを祝福。
バンビは・・・・こわばっていた。長いバンビのアップ。「うわっ、女に負けたと。いや、オレは勝負しとらんから、負けたわけじゃなかと。それにしてもくやしか~。でも、勝負しとったら明らかに勝てる気がせんかったね~。恥かかずにすんでよかったとね。それにしてもくやしか~。でも、ここで笑わんかったら、負けを認めることになるとね。それは絶対いかんと。ええい、笑うったい。男の笑いを見せんといかんと~」・・・笑った~。
バンビ「おめでとう」こずえ「ありがとうございます」・・・・・・違うだろう。バンビ「おめでとうございます」こずえ「ありがとう」だろう・・・・・・ま、いいか。だってそれがバンビなのだから。そしてツンデレカトリ~ノ、そんなバンビにななめ後姿で微笑むという神業なデレデレぶりを披露。最後を持って行きましたーっ。
そしてアッと言う間に一年経過だ。髪型の変化、微妙すぎーっ。ま、可愛くなったのか。願望か、誰かの願望なのかっ。
そしてバンビ待望のホール卒業、きっとまた皿洗いからだな~。そして、惠理(吹石一恵)再登場だ。「私、プロポーズされちゃった」展開なら爆笑できるのだか。・・・まさかな。焼肉屋で「結婚してくれ」「いや」「じゃ、つきあって」「いいよ」も可。・・・ないない。
関連するキッドのブログ『第8話のレビュー』
金曜日に見る予定のテレビ『スリルな夜』(フジテレビ)
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皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こんばんは、
この記事、可笑しスギ~~!
今、腹抱えながらキーをたたいてます。
I appreciate in your usual cooperation. Best Regards,Chablis
投稿: シャブリ | 2007年6月15日 (金) 23時26分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
カトリ~ノが料理を考える
定食屋のおばちゃん(しのへけい子)、
昼間は学校の売店で働き、→P大作戦
その後、パスタの店でウエイトレス→帰・時効
そして夕方は定食屋・・・ヘトヘトですね。
どんな事情があるのかしら・・・高屋敷家・・・破産?
六本木は意外と緑があるんですよ。
近所に青山霊園があるし、氷川神社とか、各国大使館の庭もあるし・・・鶯はいるかもしれません。
ですから・・・有りだと思います。
旧防衛庁から逃げてきたのかも。
投稿: キッド | 2007年6月16日 (土) 22時28分