種子島なんて馬糞ほどにも役に立たないなんてオレが教育したから勝頼様はあんなことになっちゃうのか?(内野聖陽)
かもね。そうかもね。でも、それを知らずに逝っちゃうんだから。ま、いいじゃん。ともかくそれは遠い先の話だ。
まだまだ、勝頼は生れたばかりの赤子である。それは天文15年(1546年)のことだった。
このドラマでは山本勘助(内野)は河越夜戦で銃創を負い真田幸隆(佐々木蔵之介)に救われる。このため、1546年の武田家は勘助不在で進行して行く。
なかなかに劇的であることよ。
で、『風林火山・第24回』(NHK総合・070617PM8~)原作・井上靖、脚本・大森寿美男、演出・清水一彦を見た。サプタイトルは『越後の龍』なのだが、この年、長尾景虎(Gackt)は17才である。すでに天才的武将として頭角を現している。半端でないのだ。二年後には正式に越後守護代になってしまうのである。しかし、今回はほんのちょっぴり顔出しである。ま、戦国の中にあって相当の変種なので、もうかなり際立ってます。
ikasama4様のレビュー越後の虎イラスト付はコチラです。
さて、今回は見せ場たっぷりである。まず、「真田幸隆が武田傘下に入ることを決意し妻(清水美砂)は恩讐を乗り越えて夫に従う」の場。関東管領・山内上杉氏の保護下にあった幸隆だったが、関東管領軍が北条に敗れたので主家を見限るのだ。
本来、真田幸隆の出自は諸説あるのだが、海野氏の一族であるのは明らかで、妻の実家・河原家はその家来筋。義理の兄がなんだか偉そうに幸隆を責める場面があるのだが、これは本末転倒である。家来の分際で何をかいわんや・・・なのだが、ま、下克上ということで・・・。「非力な関東管領よりも領地を取り戻せるなら親の仇の武田家に組するのも可」という苦渋の選択が内助の功の真田妻の見せ場なのだった。後の長篠の戦いで戦死する信綱・昌輝兄弟もいい味だしている。運命は四郎勝頼の周囲ですでに動いているのだなあ。
一方、軍師山本勘助、死亡説の流れる武田家。由布温泉で原作者が執筆したために由布姫と名付けられた名もない諏訪御料人(柴本幸)の長男誕生を見舞う武田晴信(市川亀治郎)がまた見せ場を。「妻も頼りにしている軍師の不在を隠しているうちに話が妙な方向にいっちゃった」の場。ここでの晴信の心の動きは見る人によってかなり変わるのではないか。
「妻が勘助を頼りすぎるのでちょっと嫉妬」説。「妻が勘助の死亡を知らないのがちょっと哀れ」説。「勘助は情け知らず、晴信は情け厚い人という評価に甘くみられている可能性があると自己批判」説である。
まあ、人間は一筋縄ではいかないから、「嫉妬」やら「哀愁」やら「自己批判」やら様々な情念が入り乱れて常と変わらぬ動きをしたという展開です。
それが内山城攻めの戦の仕方に現れる。長窪城攻め(1543)の残党討伐戦であり、佐久の地の支配戦の前哨戦でもある内山城攻め。翌年(1547)の志賀城攻めと並んで、佐久での晴信は残虐と称される。つまり、根きりをするのである。どのように占領統治を行うかは大きく分けて二つ。許して使うか、根きり(殲滅)をするか。である。平氏は源氏を許し、源氏は平氏を根きりしたわけだ。どちらがいいというわけでなく方法論である。晴信はどちらかと言えば平氏タイプに分類されるのだが、佐久では「源氏」としてふるまう。そこがミステリアス。このドラマでは「勘助が不在だったから」という大胆な設定をしている。
もちろん、戦略としては「何をするかわからない」というリスク分散のテクニックと考えられる。いつも許していては「なめられてしまう」し、いつも根きりでは「敵が降伏しない」のである。どちらも「やる」という手を見せることで選択肢を増やすということだな。
とにかく、佐久内山城の大井貞清をつぶして、佐久の関東管領勢力は笠原清繁の志賀城のみになる。志賀城には平賀の娘(真木よう子)がいるのだが、電車男の後はダンカン経由で紫のバラの人でごにょごにょなのだな。ダンカンのヨメが平賀の娘だったかどうかは諸説あるのだが、どういう展開にするつもりかしら。
それはそうとして、武田家の二人の知将が足並みそろえて誕生するのである。一人は勘助と密偵仲間の教来石改め馬場信春(高橋和也)、そして勘助が連れ帰った真田幸隆。
晴信にとって真田が降ったのは相当に利があったと言えるだろう。ごらんの通り、真田松尾城は最前線。しかも、旗色不鮮明な佐久の地が背後にある。
刻一刻と晴信の初めての負け戦が接近している。板垣信方(千葉真一)の一言一言が哀愁を帯びてくるのである。「お館様はまだ若い。慢心はいたしかたなかろう・・・」なのであった。とはいうものの、来週は正妻、側室、嫁姑展開かな・・・。板垣、一週は命拾いなのか・・・。いや、タイトル的には夏休み直前くらいまで大丈夫かな。
関連するキッドのブログ『第23回のレビュー』
で、『猿の惑星』も見ましたよ。ティム・バートンはいつでも爆笑だから。それにしてもいつも思うのだが、あの宇宙船、どんだけ高性能なんだっていうことと、マーク・ウォールバーグは操縦下手すぎじゃないか・・・ということである。
♡♡♡♡岡田ひとみ情報♡♡♡♡
久しぶりに岡田ひとみ様情報である。
6/18(月曜日)
深夜23:55~24:26
日本テレビ「嵐の宿題くん」で、ねんドル岡田ひとみの作品がゲームに使用されます!?お時間ありましたら、是非!ご覧ください。・・・なのだな。
ゲストは三倉茉奈・佳奈さんだが、本物とニセモノを見極める晩餐会という企画なので、ここで岡田ひとみのねんどアートが炸裂すると思われます。
マニアはお見逃しなく。岡田ひとみについてはコチラです。
火曜日に見る予定のテレビ『セクシーボイスアンドロボ』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
はじめてお邪魔しますが、歴史的なことも丁寧に調べて記事を書いておられて、感心しました。今回の殲滅作戦の是非については…私はよくわからなかったです。晴信の言葉にも一理あるような気もするし。ドラマ的には味方の死者を多数出したということで、そして、何よりもこれで晴信が慢心してしまったということで、板垣の憂慮のタネにはなっているようですが。
景虎17歳なんですね~。まだ貫禄は不要かも。
勝頼の最後を知っている視聴者としては、たしかにこのドラマ、全体に微妙な展開ですよね。
投稿: nattan3211 | 2007年6月18日 (月) 11時47分
護摩を行っていた姿で
長尾景虎を神秘めいたものにしてしまうGacktの存在感はなかなかです。
これがメッキか本物かは今後の活躍にかかっていますね。
軍師・宇佐美定満に緒形拳。
直江実綱をかつて「武田信玄」で北条高広を演じた西岡徳馬。
王佐の才を持つ対決も見物ですねぇ。
血は争えないというか
単なる嫉妬がそうさせたのか
晴信は先代そっくりになってきました。
三国志で孔明が猛獲を7度捕らえて7度解き放つ
あれってこの時代に書物としてあった(と思うんだけど(; ̄∀ ̄)ゞ)らば
それを読んでいれば、こんな事にはならんかったのにと
思うんですけどね。
まぁおそらく今後起こる出来事によって
「情けは味方、仇は敵」というのを身をもって晴信は
知る事になるんでしょうけどね。
まぁ元々晴信の優しさは信虎が持っていたものなのか
とすれば戦国の世があのようにしてしまったのか。
それが戦国の世の常なのか。
我々が住んでいる土地は元々あの人のだったと言えば
それを言うなら元々我々が住んでた土地を奪ったのは誰だ
そうやって延々と戦国時代が続いていたのでしょうねぇ。
勘助が敗者の気配を感じるのも間もなくですねぇ。
自分もさっき知りましたが真木よう子さんなんですねぇ。
どんな風に描かれるかはわかりませんが、
世界は勘助を中心に回っているのは確実です(笑)
個人的には小山田亡き後、勘助に嫁ぐってのもアリかもなぁ(; ̄∀ ̄)ゞ
また勘助の和子様に対する異常なまでの愛情。
これが武田家の悲劇になるのかもしれません。
という描き方になっていますね。
まぁ自分としては我が子に手をかけた時点で
武田家の命運はそこで決まっていたようにも思います。
晴信は外の人間に心を砕く事はできても
身内に心を砕く事はできなかったようですね。
「嵐の宿題」は何気に見てるので今夜チェックします。
でもってあの事故の中でも
とりあえず私はなんとか生きているみたいですねぇ。
良かった良かった。
紙袋が全然燃えてなくて素顔が晒されてないので(; ̄∀ ̄)ゞ
投稿: ikasama4 | 2007年6月18日 (月) 23時32分
巴☀巴☀巴☀nattan3211様いらっしゃいませ巴☀巴☀巴☀
お褒めにあずかり恐縮です。
もったいないお言葉なのですが
キッドの場合、あまり、調べてないので・・・
かなり、危ういことは裏をとりますが・・・
あまり信用しないでください。
基本的に歴史はフィクションだと考えておりますので・・・。
今回の風林火山は原作が井上靖さん。
お読みかどうかは知りませんが
結構、内容がないのですね。
勘助と信玄の出会い。
勘助と由布姫の出会い。
三人の淡い三角関係。
そして川中島・・・。
ほぼこれだけです。
ですから今回の脚本家は実に優秀と言えます。
佐久にだけ苛烈だったというのは
有名な話ですが
信玄の初陣は1536年の海野口城攻め。
それから10年です。
その間、無敗です。
もちろん、国主になってからは一国の王として
周辺を攻めているのですが
このあたりで敵側に決死の覚悟が現れてくるわけです。
つまり、愛国心のようなものですね。
甲斐の国VS信濃の国・・・という様相です。
信玄がこの後生涯で三回しか味わうことのなかった
負けを集中して知るのも
そういう事情かと思われます。
ま、勘助主役のドラマですから・・・
勝頼は美しい若武者として登場するあたりで
幕ですので・・・割り切って堪能するつもりです。
またのお運びをお待ちしています。
ただし、「風林火山」は不定期レビューですので
ご了承くださいませ。
投稿: キッド | 2007年6月19日 (火) 12時50分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
いやあ、もっと見たいですねぇ。
なにしろ、若いときから圧倒的に強いという
神がかった武将ですから、
実質的な初陣となる黒滝城攻めは
もう少しきっちり見せてもらいたかったのです。
なにしろ、いきなり、殲滅戦ですから
血に飢えた冷酷無比な超人ぶり
を見たかったのでございます。
これまでの謙信像をぶちこわして
もらいたいものでございます。
なにしろ女を絶てるほどですから
どれだけ狂っていたか・・・。
キッドは謙信と聞いただけで寒気がするのでございます。
うたばん出演時の一時期のGacktのり・・・
あれでいってもらいたいものだなあ・・・。
もう、出演シーンはすべてスモーク焚くくらいで
いいと思います。
毘沙門天なんて・・・魔物の一種ですから。
上杉陣営も豪華ですよね。
緒形拳が裏切るところまでは
いかないのか・・・
勘助死後だものな・・・。
直江が富豪刑事の署長のように
優柔不断だと面白いのですが・・・。
三国志演義は明代の成立ですが
逸話そのものは教養ある人は
知っていたでしょうね。
南蛮征伐はかなり脚色されていますが
孔明の故事は流布していたと思います。
秀吉が竹中半兵衛に
三顧の礼をするほどですから。
まあ、信玄が極悪非道だったことは
キッドは間違いないと思っています。
ま、戦国武将は全員そうなのですが・・・。
中でも信玄は実父追放の実子殺害ですから
ダブルパンチの悪ですよね。
実子殺害では近所の徳川家康もそうですが
こちらは
信長様という超極悪非道の主の命令という
同情の余地ある展開ですからね。
ある意味、御得でした。
信玄の場合は
同盟国侵略のために領内の批判勢力を
封じ、
かつ、愛妾の子息の跡目相続をにらむという
もう、典型的な極悪オヤジの行動です。
もう愛しいです。
まあ、好き放題やって病で早死に。
理想の男像と言えるのではないでしょうか。
ま、上州のお坊さんが
なかなかにブラックユーモアふりまいていたので
ちょっと影響されているキッドですけれど。
城を攻め取られ愛妾化。
真木よう子には女の生き様
見せてもらいたいですねぇ。
キッドとしては信玄が
水川あさみも
手に入れるのではないかと
期待しているのですが・・・。
嫉妬に狂うカトリーノが見たいのおおおおお。
ご無事でようございました・・・。
といっても妄想の中のさらに映画の話ですが
ようやく、変身まであと一歩のところまで
きました。
次週はかりん様が
コスチューム披露の予定です。
ま、監督なのでご存知とはおもいますが・・・。
一応、監督入院は
オダジョーパターンでございます。
後は主題歌がなぁ・・・。
ads(あず)様、もう飽きたのかなぁ。
投稿: キッド | 2007年6月19日 (火) 13時32分