あなたの愛はわからないけれどあなたのレシピは素敵。(松本潤)
お菓子作りの好きな無口な男の子。・・・彼は大好きな先輩のためにバレンタインデーのチョコレートを作りました。相手は女の子でも男の子でもいいとして・・・男の子の愛は受け入れられなかったのですが・・・チョコレートの味は褒めてもらいました。・・・ま、常識的に考えて織田は同性愛者(ほっしゃん)・・・と。
たばこはすわないんだ。菓子職人だから。いつでもつまらなそうだけど。たばこはすわないんだ。菓子職人だから。もちろん部屋に一人。ぼくの好きな先生。ぼくの好きな織田しゃん。ミルクとチーズの匂いのあの部屋にいつも一人。たばこはすわないんだ。菓子職人だから。使えない僕を叱らないんだ。表情も読めないし、無口なんだ。ぼくの好きな先生。ぼくの好きな織田しゃん。
・・・バンビ。あぶなーい。うしろ、うしろーっ。
で、『バンビ~ノ!・第8話』(日本テレビ・070606PM10~)原作・せきやてつじ、脚本・岡田恵和、演出・佐久間紀佳を見た。ドルチェ(イタリアンのデザート)担当の織田がケガをしたのでアシスタントをすることになったバンビ(松潤)、無口な上に、指示もなく、何かしようとすると怒られるので悶々である。
バンビ(一体・・・どうすれば・・・)織田(一体・・・どうすれば・・・)ということか。
もちろん、
バンビ(一体・・・どうすれば・・・)織田(どうせ、女としてみてくれないんだろ・・・)
という場合もあるのだな、オレザク与那嶺(北村一輝)的には「愛だよ」だからな。かといって九州男児の熱い魂をぶちこむ・・・という展開はありえないのだが。
バンビとしては「何もさせてくれない」のでストレス貯蔵である。やさしくかまってあげる管理職トリオ(北村・佐々木蔵之介・内田有紀)・・・「ねえ、やっちゃうのが早いけどねえ」「でもできないよねえ」「とにかくがんばりなよー」・・・完全、外野である。
ついに年下のダメな先輩であることが明確になるマウス妹尾(向井理)、「辛抱してさぁ、目をつぶってればぁ、終っちゃうから・・・」・・・おっ、意外にストレートなアドバイスだ。そしてアドバイザーあすか(香里奈)は「私の彼は元気になったし・・・あんたもがんばりな」である。のろけているだけでアドバイス料はきっちり取る気らしい。ま、男と男の問題では口を挟みづらいからな。・・・いや、遠まわしにとりあえず「抱いちゃえばっ」て言ってるのか。
そしてツンデレ香取(佐藤隆太)は男女の機微にはうといので、ただシカトされているバンビが心配で心配で手元がおろそかになるのであった。・・・おいおい。
例によって「俺ってグレート」発動のバンビ。勝手にメレンゲを作ってしまう。た、たまごがーっ。貴重なたまごがーっ。と食べ物を粗末にするな連合会が阿鼻叫喚に陥るのを軽くスルーしながら、次々と廃棄されるバンビのメレンゲ。
「一体、何が悪かと・・・」またもやバンビは途方にくれるのだった。もはや、抱くしかないのか・・・。そんなバンビの手に「織田のレシピ」が・・・。こんなに貴重なものをそんなところに・・・。
「私だって愛されたいの。私だって見てほしいの。そうよ、私は醜い女の子、でも私の心はこんなに美しい・・・」なのか? ドルチェ織田。
バンビの心に衝撃が走る。「計量か、オレに足りないのは計量なのか」「そうだ、ジョー、計量をパスしなきゃ、リングには立てないんだ。力石はもうお前と同じリングに立つのは無理な体格になってるんだよ・・・」・・・おいおい。「そうか、ドルチェは目分量じゃダメなんだ」
そこにツンデレ香取登場。「先輩、計量、計量なんですよ」ツンデレ「バカね。そんなこと初歩中の初歩じゃない・・・あんたったってば本当にバカなんだから。フフン」である。ああ、香取がどんどんデレデレ度高しになっていくーっ。
ついに織田レシピ計量メレンゲに到達したバンビ。オトメチック織田もそれを受け入れる。
バンビ「体の関係は無理だけど・・・プラトニックなら」織田「・・・プラトニックでも・・・愛されないよりはいいかもね・・・後で苦しむことになるかもしれないけど・・・」
バンビ「織田さ~ん、お買い物一緒に行きましょうよ」織田「・・・プラトニックね。でも一緒にいられるなら、それでもいいわ。だって・・・うれしいんだもの」
ついにバンビと織田のプラトニックな関係が幕をあげたのである。一般的にはヘビの生殺しだが、織田にとってはささやかな幸せなのかもしれないじゃないかっ。「彼」とお買い物。「彼」とお料理。大丈夫。このささやかな幸せがあればいい・・・。
オトメチック「握り方はそうじゃないわよ」バンビ「こうですか」オトメチック「・・・そう・・・・」
織田は幸せだった。鼻からバスタが出そうなほどに・・・。
しかし、織田のケガは治ってしまうのだった。
バンビは卒業制作を作ることにした。プラトニックな関係だけど、心をこめて織田さんのためにお菓子を作るの。ここは定番のティラミスよ。ティラミスの意味は「私を昇天させて」です。プラトニックな関係だけど「愛の到着点」としては相応しいでしょ。主役はマスカルポーネチーズ・・・絶品と叫ぶチーズなのよ・・・二人の愛はプラトニックだけど「最高」って叫びたいものだったの・・・。さあ、どう、あなたのレシピで作ったオレのティラミス。あなたの「愛」に精一杯答えたよっ。
オトメチック織田はバンビの愛を受け止めた。「ティラミス~バンビーノ風」がメニューに載った。・・・バンビはうれしかった。バンビはお礼を言った。「グラッチェ・・・」
二人をひきあわせたワイルドキャット女支配人(内田)は言った。「織田さん・・・あなたとの関係をもっと深めたいって言ってるんだけど・・・」バンビ「そ、それはちょっと・・・」
ティラミスはドルチェ(甘い)だけれどエスプレッソコーヒー(ほろ苦い)なのである。
関連するキッドのブログ『第七話のレビュー』
金曜日に見る予定のテレビ『帰ってきた時効警察』(テレビ朝日)
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皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
キッドさん、こんばんは!
そ、そうですか?織田さんはそうゆう性癖が・・・。
知りませんでした~。
いろんな「愛」があるんですね~(笑)
投稿: みょうがの芯 | 2007年6月 8日 (金) 22時20分
どこぞの少女漫画も驚きの世界観。
これはもしかして魔夜峰央も脱帽かも(笑)
愛には色々な形がありますからね。
そういえば、織田さんはなんとなく
パタリロに雰囲気が似てるなぁ(;・∀・)ゞ
投稿: ikasama4 | 2007年6月 9日 (土) 03時31分
♡♡♡♥♥♥みょうがの芯様いらっしゃいませ♡♡♡♥♥♥
いや、キッドはまったくその気は
ないのでございますが
キッドめが若い頃には
結構その世界の方々と
たくさん知り合いまして
結構モテモテだったのでございます。
まあ、もちろん、織田さんは
対人関係が苦手なだけで
同性愛の方ではないと思いますが
なんか、今回の描き方は
そういうようにも
取れるよなあという描き方だったので
脚本か演出かに
その気があるのでは・・・
と思ってしまいましたよ。
まあ、別にその「愛」を
貶めたいとも思いません。
「愛」は「愛」なんでございますから・・・。
実ることは確率的に低い
不毛の愛ではございますが・・・。
うふふ。
投稿: キッド | 2007年6月10日 (日) 02時20分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
ほっしゃんが国王陛下に
似ているなんて・・・。
死刑になってもしりませんぞ。
ま、ちょっとそっくりですけど、
実写版パタリロの場合には・・・。
いえ、一説によればアダルトになると
それなりに美青年になるんですよね。
しもぶくれがとれて・・・。
ま、パタリロもエロイカも
何故か乙女の方々は男色家が
大好きなんですよね。
少年誌で正面きってホモマンガみたことないもんな。
いや、現在はあるのかもしれませんし、
巨人の星だとか、
あしたのジョーとかは
プラトニックなその話んのかもしれませんが・・・。
つまり、潜在的なそういうものに
触れるので恥ずかしくて少年マンガは
できないのかも・・・しれません。
ま、ニコロボと教科書にはさまれて
バンビーノは
比較的楽しくレビューができますね。
どう料理してもおこられなさそうで・・・。
投稿: キッド | 2007年6月10日 (日) 02時28分