私の真似をしてはいけません。私は天使だからです。私には神様が味方ですから。ってことなのです。(戸田恵梨香)
こうして、ナオ(戸田)とアキヤマ(松田翔太)は結ばれた。・・・数年後。
アキヤマ「・・・これ、何?」ナオ「幸運を呼ぶ印鑑なんだって・・・。印相が悪いと家庭が不幸になるんだって。とっても親切な人が教えてくれたの・・・」アキヤマ「・・・いくらだった」ナオ「100万円だよ・・・ダメだった?」アキヤマ「・・・いいんじゃないか」
アキヤマ「・・・これ、何?」ナオ「ヨコヤさんが保証人になってほしいって。とても大切なことがあるんだって言ってた」アキヤマ「・・・いくらくらい」ナオ「100億円くらい・・・ダメだった?」アキヤマ「・・・・・・・いいんじゃないか」
アキヤマ「・・・お前ら」ナオ「キノコさんとチビキノコさんがどうしてもセックスしたいって・・・しないと死んじゃうんだって・・・」アキヤマ「・・・・・・・・はははははははは、ははははははははは。はははははははははは」
で、『ライアーゲーム・最終回・3時間スペシャル』(フジテレビ・070623PM9~)原作・甲斐谷忍、脚本・古家和尚、演出・松山博昭を見た。ひとつだけ言えることは石田梨恵(岩佐真悠子)の露出が少ないということである。・・・そこかよっ。
一方、エリー(吉瀬美智子)は回想シーンの追加があったりしてファンは喜んだかもしれない。どうせなら私服シーンとか、水着シーンとかも追加すればよかったのだ。
さて「あのお方」はハセガワ(北大路欣也)だったわけだが、エリーは娘だったのだ。もちろん、実子かどうかは不明だが、親孝行だったのである。もちろん、なにやら修羅場の気配も漂うので近親相姦的な関係があったのかもしれない。ハセガワは母に捨てられた子供だったわけだが、今回は父親に嫁を盗まれているのかどうかも不明である。
今回はアキヤマと「勝ったのは・・・あの娘だったな・・・」的エンディングを迎えるのだが、死期を迎えて仏心がついたからって自殺においこまれたアキヤマの母はともかく数々の犠牲者が地獄で待っていることは変わらない。地獄少女か地獄の門番が待っている可能性もありますよ・・・。
2回悪い父親で黒幕役が続くと来期も期待しちゃうが・・・まさかな。
ま、感想といえるのは・・・もうそれくらいだよ。長かったなあ、三時間。
で、残り一時間・・・まずは、アキヤマのターン。アキヤマのつぶしたマルチってのはやはり、グローバルTPSだったのかな。武蔵野支部リーダーをやっていた頃よりアキヤマはやせたように見える。犠牲になった山本博はどうなったのかなあ。
もうお前に勝ち目はない・・・と秋山が断言する。しかし、秋山の持ち主はまたしても激しい欲望に突き動かされるのであった。ナオの言動に虫唾が走ってしまう、心の汚れた人たちはどうしても「人を信じたい」というのも「~したい」のだから「欲望」なのであり、ナオはそのところをスルーしすぎなのだと思うのであろう。しかし「欲望」=「汚辱」という考え方も短絡的と言える。邪な欲望だけでなく、美しい欲望があってもいいじゃないか。美しい欲望こそが希望と言えるのだから。ま、底抜けのバカな美少女とそれに魅了された天才詐欺師という組み合わせだからこそ成立するわけですけど。
「ヨコヤ(鈴木一真)さんだけ負けてかわいそうだしアキヤマさんが復讐なんてこわいことするのやだ」というちょっと「みんなで引き分けにしよう」のナオのターンがあって。たちまち、ヨコヤのターンに「さっき、預金を引き出しておきました空のカード」作戦である。「人を信用するなんてバカですねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」なのだった。
くすんとなったナオ。ヨコヤ顔が近いのだった。アキヤマもさすがに「あのバカ~」である。そりゃ~そうですよ~。しかし、ナオの私物としては何とかしなければならない。差し押さえられてしまうからな。香港コースに乗ったら困るのである。そこでふたたびアキヤマのターン。「カードは再発行、破損カードは勝手に廃棄してくれよ」作戦である。ヨコヤ・・・チェックは契約の基本だろう。そんな初歩的ミスを・・・したのはまだまだ最終兵器を潜めていたからである。
もちろん最終兵器はキノコ(鈴木浩介)だった。キノコは最初からヨコヤの手下だったのだ。おそらく鈴木さん仲間なのだ。
最後のターン。現在引き分け中。火の国の密輸。ここでヨコヤが1億円の密輸に成功すれば均衡はくずれる。いつ、先攻後攻がチェンジしたのかっとか細かいツッコミはさておき・・・ここでついにキノコが神の電撃に撃たれてしまう。「ダウト、1億円」・・・彼はヨコヤを裏切り・・・ついに水の国に勝利のチャンスをもたらす。・・・ま、裏切るのが好きだから・・・という解釈も残ります。
ナオは「アキヤマさん、お願い、ケンカはやめて」光線攻撃・・・。アキヤマは水の国、最後の密輸へ・・・。「人は嘘つきだというのも嘘なんだよな。トランクの中は1億円だ。オレは嘘はつかない。信じるか信じないかはお前次第だ・・・」ヨコヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・ダウト1億円」・・・1億円はあった。ヨコヤ(くそくそくそ・・・このオレが引き分けだとこの屈辱は一生忘れん。神め、神の走狗の天使め、天使の私物め・・・いい気になっているがいい、この怨み、必ずや、果たす。地獄の支配者にして闇の王、堕ちた天使の聖なる御名に誓ってええええええええ)なのだな。
四回戦進出が決まるナオたち・・・しかし、四回戦は始まらない。原作が始まってないから・・・。ナオはあいかわらず子供にもだまされている。しかし、大丈夫だろう。少なくてもアキヤマが私物化されている間は・・・あの方の気まぐれによるゲームは中断したらしい。しかし、あの方の上のお方のライアーゲームはまだ続くのである。さらにその上にいるお方が悪魔なのか、神なのかは秘密らしい。
とにかく、レロニラ(声・喜山茂雄)は坂東さんではないらしい。
今回はゲームについてもう語らない。最後に言葉のゲームを一つ書いておく。「この島には嘘つきしかいない。これは本当だ」という男は嘘つきなのか、嘘つきなのに本当のことを言っていてるのか、嘘つきでないとしたら嘘をついているのか・・・言葉など信用してはいけないという言葉である。この言葉は信用してもらいたい。
関連するキッドのブログ『第十話のレビュー』
渡辺いっけいの歯が折れたシーン。前歯が折れると人間は凹むのだな。そして悪に走るのだ。
渡辺より生瀬勝久の方が2才年上なのだが、トリック2エピソード1で共演している二人。トリック2で刑事矢部(生瀬)だったのでふと連想したのだが、この二人の共演の刑事ものとかみたいなぁ。なんとなく役柄かぶりの回避が面白いよなぁ。もちろん、実際にかぶるのは生瀬で、渡辺は金歯でいいと思う。ヅラと差し歯の刑事二人・・・二時間ドラマでやってくれないかなぁ。
月曜日に見る予定のテレビ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
この回はどうも
エリーファンにはたまらない感じだったようですねぇ。
まぁ「ムスメ」にも色々とありますけど
だからこそあのお方のお気に入りってやつだったんでしょうけど。
嘘をつく事が当たり前になっていくと
神崎直のような人間が眩しい存在に見えるんでしょう。
自分が持ち得ないものを彼女はもっている。
それはどう足掻いても自分には無理なのだから。
人を信じる。
どんなに裏切られてもその心を捨てない姿に
ハセガワは神を見たのかもしれんですね。
まぁ個人的には
谷村がLGT事務局に関わっているのは
実は捜査二課の特殊任務であのお方を逮捕するために
執念を燃やしているって展開もアリって言えばアリだったりして。
まぁこの世の中「ライアーゲーム」なんですからねぇ(笑)
投稿: ikasama4 | 2007年6月24日 (日) 10時06分
直の父親とエリーの「父親」は遙か古代に争い、いまはその力を失っている。その争いのさなか、直の父親は最後の力を振り絞って未来に向けて力を送り、秋山を誕生させたのだった。とか、アギトっぽく直の親を設定に絡ませてみたいと思ったのでした。
あと、鈴木一"真"では。
投稿: 幻灯機 | 2007年6月24日 (日) 10時44分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
谷村「(キラッ)・・・ふふふ、あの事件以来・・・
お前を追いかけて・・・追いかけて
この組織に潜り込み、
悪事に身を染めてまで・・・
まるで日曜九時の竹野内豊のように
執念で潜入して・・・
ついに動かぬ証拠をつかんだぞ。
お前に手錠をはめる日を
どれだけまちわびたことか・・・
おい、ハセガワ、聴いているのか」
ハセガワ「・・・・・(十分前に病死)」
・・・てな感じですかね。
死人はウソをつかない・・・と。
エリーはオレザク秘書、ミルヒー秘書から
ここですので
秘書ばっかです。
ま、これ以上の秘書は
いないのかもしれませんが・・・。
なんか、クレーマーとしてセクシー部長の
餌食ゲストをお願いしたいですよ。
ま、なんだかんだいって・・・「ウソゲ」
面白かったのであります。
投稿: キッド | 2007年6月24日 (日) 10時59分
✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪
鈴木一心 ×
鈴木一真 ○
でございます。早速訂正しました。
ご指摘ありがとうございます。
かずまなので素直に打てば一真に変換されるのに
ついいっしんと打つのでよく
間違えます。
このあたりが年なのでございますね。
アギトかあーっ。
銀色の髪の方でございますと
アキヤマは眠れる森の美青年なのでございますね。
結構、終盤に入って
キャラクターたちが魔物めいて
きましたからね。
ヨコヤの瞳なんて緑色に光るし
なんか変身するのかっ
と思いましたよ。
仮面ライダーアギトの方ですと
最後は本気で全員に変身してもらいたい感じです。
「キノコ」「チビキノコ」
なんて最初からアンノウンのムードですし
・・・謎の生命体といっても過言ではない。
ま、「信じるもの」と「信じないもの」
は古来永遠の戦いを繰り広げるもの。
各個人の中でさえ、そうですからね。
今回は天使が勝ったようにみえますが
戦いに終わりはなく
神が不滅のように
わがサイドも不滅なのだと考えますよ。
天使の私物、アキヤマ降臨・・・。
このシーンはなかなかに美しいイメージでございます。
投稿: キッド | 2007年6月24日 (日) 11時20分
「バンビ~ノ!」と「ライアーゲーム」を見終わるたびにキッドさんのレビューを楽しみにここに通い詰めていました。
どちらのドラマのレビューも毎回とても面白くて、楽しませていただきました。
ドラマも終わっちゃうし、キッドさんのレビューもしばらく読めなくなるかと思うとちょっと寂しいです。
次のクールも面白いドラマがあって、キッドさんのレビューを楽しみにできるといいのですが。
ともあれ、今クールは、お世話になりました。
またレビュー楽しみにしてます^^
投稿: BUBI | 2007年6月24日 (日) 18時30分
★バンビ~ノ!★BUBI様、いらっしゃいませ★ウソゲ★
ご愛読ありがとうございます。
勝手気ままにレビューしておりますが
お褒めにあずかり恐悦至極でございます。
誰かがよろこんでくれるなんて・・・
そんなこともあるわけじゃああああああん。
という感じでございますね。
来シーズンは結構、微妙なラインナップで
ございますが
BUBI様が楽しめるドラマが
ありますようにと祈っています。
それではまたどうぞ・・・。
投稿: キッド | 2007年6月25日 (月) 15時04分