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2007年6月13日 (水)

ガンバスター、お前の一番のお気に入りじゃないか・・・田舎に帰っても・・・トップをねらえよ・・・・。(松山ケンイチ)

ロボ(松ケン)のロボヲタ仲間であるケロヤマ(六角精児)が田舎に帰る。ロボットも持って帰ればいいのにと思うのだが、現金が必要なのかもしれない。田舎で父親が病に倒れ面倒を見なければならないケロヤマ。ロボはケロヤマ・コレクションの中から「トップをねらえ!」(1988OVA・エヴァンゲリオンの庵野秀明監督のデビュー作)に登場するガンバスターを餞別として渡す。二人に流れる魂の交流・・・友情に距離は無関係なのだった。

ああ、今夜もしっとりとしたテーマがグダグダと展開される予感いっぱいである。

まず、「孤独」について念を押しておこう。「孤独」の「孤」とは「幼くして親のない状態」つまり「孤児」の「孤」である。「独」とは「年老いて子のない状態」つまり「独居老人」の「独」である。二つあわせて「孤独」・・・「一人ぼっちは淋しいよ・・・・」状態なのである。

人間の幸せの漠然としたイメージに「孤独でないこと」があるのは言うまでもないだろう。もちろん、たとえば、「孤高」という言葉のように一人険しく修羅の道を気高く極める幸せもあるだろうし、独立し、独自で、独力な人生を歩む幸せだってある。・・・と一応言っておく。

友情は孤独な人のオアシスだ。しかし、本当は孤独でないケロヤマは老いた親のために故郷に帰っていく。彼は独身のようだから、親が死ぬまでは孤独にはなれないのだ。そして、友情はケロヤマの心を支えるが孤独を埋めることはできないのだ・・・と一応言っておく。

ドラマ「14才の母」や「女は生む機械」発言がややヒステリックに糾弾されるのも、現代の抱える孤独の闇が大きく関わっていると思う。

今回の「セクロボ」は巧みに隠蔽されているが、「孤独」が不幸だと言い切れなくなってしまった社会に対する素描なのである。ま、心のスケッチですから、それをどうこうではなくて、ただありのまま、感じるままに描いたものなので・・・視聴率は*6.5%しかとれない。ま、芸術って基本は死後に評価されるものですからぁ。

で、『セクシーボイスアンドロボ・第十話』(日本テレビ・070612PM10~)脚本・木皿泉、演出・池田健司を見た。テーマは「孤独と幸福」であり、「永遠と不幸」であり、「夢と孤独」である・・・どれなんだ。ま、「幸子(さちこ)」ということで・・・。

原作レイプにより、スーパーヒロインとしての魅力を削がれた代償として「どうでもいいことに諍う家族」を手に入れたニコ(林二湖=美しい水のような心を持つ女の子になりますようにと命名・・・大後寿々花)は子供が生れたら死んだ犬の名前「幸子」をつけようと考えているリリカルな中学生である。ニコの家族は「貧しいけれど、清く、優しく、ちょっとバカ」である。噛むとナンコツのような音のする肉の入ったカレーを作る母(片桐はいり)は安い肉のせいにするのだが・・・それは料理の腕もあるだろう・・・しかし、料理の腕を磨くのには時間を要するし・・・貧しさゆえにゆとりがないとすれば・・・貧乏のせいにしてもいいか・・・みんな、貧乏のせいや、お母ちゃん、ちっとも悪うない、チューリップのアップリ・・・おーい・・・失礼しました。父親(塚本晋也)は世界平和を希望する小市民で友達の保証人になったりするろくでなしである・・・きっと「ナニワ金融道」を未読・・・そして、ニコの姉・一海(村川絵梨)はアルバイトに励む女子大生で恋愛中毒症であるが・・・最近はやや病状が安定している・・・というニコにとっては大切な家族であり、そのためにニコは「孤独」ではないのだから、ニコの幸福の基盤なのである。

そこへ謎の女・地蔵堂の女主人で元女スパイのマキ(浅丘ルリ子)が手下のナナシ(岡田義徳)と現金・1億円を持ってやってくる。もちろん、同じドラマ新枠仲間としてスタートしたのに視聴率が倍あるライアーゲームをいただいているのである。別に視聴率がいいからいいドラマだとは断言しないが、負け惜しみは残念なことだよな。これは表面的なテーマである「金持ちが幸せだとは限らないだろうが・・・」という貧乏人の歯軋りに近いものだからな。もちろん、「幸」とは「海の幸」「山の幸」のことであり、貧乏な林家では「犬の幸」をいただいてしまった悲しい過去があるのかもしれない。だから、残りもののカレーをぶっかけるカレーうどんだって美味しければ幸せなのである。キッドの妄想世界で「ステーキ・ハウスドナドナ」のBGMが「ドナドナ」であるよりも明らかなことだ。

そして、マキはニコの平穏な心に波紋を投げかけに来るのである。それは「ニコを二億円で売らないか」という提案だった。1億円は前金である。キッドが美少年だった頃、ある美しい男の人で宮殿のような家に住むアーティストから「養子にならない?」と誘われたときに真面目な父と優しい母の顔がキッドの脳裏でぐるぐるまわったような衝撃がニコとその家族を覆う。援助交際を持ちかけられた中学生が「二万円じゃいやだけど1億円だとちょっと考える」ような衝撃であろう・・・どんなたとえじゃ・・・あ、映画「バウンスKo GALS」(1997)か・・・と思われる。

マキは言う。「年を取って来たので老後が心配・・・だからニコが欲しい」と。そのうえ、籍を入れる以外は現状維持でいいと言うのだった。ニコは「そんなバカな」と半信半疑なのだが、家族は別の意味で半信半疑なのだった。「ニコの戸籍」が二億円かぁ~・・・もやしの特上も買えるし、保証人になったおかげの借金300万円も返済できるし、1億8000万円のリッチなマンションもお安く感じるのである。

それに一海がいるので林家は孤独にならない。ニコも孤独にならない。マキは孤独じゃなくなる。悪い話じゃない・・・しかし、ニコは家族が心の支えの中学生なのでちょっとアンニュイになるのだった。「お金だけがすべてじゃない・・・じゃなかったのかよ~」である。

もちろん、話には裏があったのだ。真相や黒幕は解明されないが、100%怪しい占い師(絵沢萌子)を使った集金システム的陰謀が廻らされているのである。ターゲットは得意な才能と運で大金を握ったちょっと頭の防御力の低い億万長者である。ニコに「あ、そーゆーの信じているんだ」と鼻で笑われるようなことをたやすく信じてしまう人間は掃いて捨てるほどいることは偽の霊能力者が跋扈する芸能界を見るまでもなく明らかなのである。ま、霊能力者がいないという立場に立つと、全員、真の霊能力者だとも言えますが。

ターゲットの一人、資産50億円のコミック作家・信田コーン(篠井英介)もちょっとおバカなのだった。大金を投じて水族館を作ったりするコーンの財産を狙った謎の組織は「コーンは来世はニコの子供」というお告げでニコに全財産を振り込ませようと画策しているのである。そして、マキの狙いはその横領であるらしい。手先なのか、黒幕なのかは謎だ。

「二億円で売られてしまうのか・・・」とニコはちょっと口惜しい気持ち。ナナシに「家族の心は動いているよ」と煽られると顔面パンチを食らわせるほどである。ナナシ「やつあたりすんなよぉ。家族にあたれよぉ」である。ナナシは孤独な男だ。少なくとも孤児である。彼はニコの幸せを知らない。ニコは思いやりを忘れたな。原作のセクシーボイスはもう少し思慮深いのである。

しかし、思慮の替りに直感を強化されたニコは「私の知らないところで私をいいようにしようとしている奴がいる。子供だと思ってなめてんだ」と真相を喝破するのだった。

陰湿ないじめをする中学生・・・っていうか青空の下、ツマブキをいじめてた子供たちは陽気で渇いているんじゃないのか・・・もズルズルすべりおち、行列のお店では特別予約席、ニコは明らかにチヤホヤされているのである。久しぶりにむーちゃん(梶原ひかり)が登場するがゴッドハンドはなしである。彼女こそが真の霊能力者(福引で絶対ハズレを引かないという超能力者)なのに・・・。

来世の母であるニコを金の力でガードするコーン。ロボは誘拐されてコーンの元へ。「ニコと別れてくれ」というコーンに「なんで・・・?」というロボ。ロボにとってニコは「トモダチ」っていうか、親分っていうか、年下のアネゴだからな。「常識もないけどお金もないんだろう。二、三百万円でニコと縁を切ってくれ」というコーンにロボは「いやだ。お金ならあるもん」と1億マックス札を投げつけるのだった。ロボの器用さを知ったコーンは臨時のアシスタントに採用するのだった。ズルズルと。

ついに真相をつきとめたニコ。「迷惑です」とコーンを一喝。「だって遺産相続で絶対もめるでしょ」なのである。その時、「コーンの水族館の魚」に対して「サカナミナゴロシ」の脅迫状が届く。大好きな寝袋で水族館にロボと「お泊り」にたちまちウキウキのニコだった。

サカナたちは泳ぐ。彼らにも認知のドーパミンはあるが、テレビが好きなために四角い箱まで好きになってしまうほどの屈折はない。故郷の海から誘拐されて、水槽の中で暮らそうともそれほど不幸にはならない。サカナたちは泳ぎ、捕食し、運が良ければ産卵し、また泳ぐのみである。泳げ、泳げ、サカナよ、泳げ。時々、食卓にのぼってくれ。

神秘的な水槽の明かりに照らされて・・・なにしろ、停電でも耐えることのない神秘の明かりである・・・ニコはロボとの添い寝トークを楽しんでいたが、地獄耳は不審な音を捉えるのである。もちろん、今回もセクシーボイスはなしだ。だぁかぁらぁ、視聴率がとれないんだってばぁ。・・・失礼・・・・とにかく・・・ずるずると。

音は電流コードを引きずる音だった。サカナ大量逆殺未遂犯人はサカナ電撃殺戮を目指すコーンの妻(澤田育子・劇団・拙者ムニエル所属の女優)だった。

「昔、若かった頃、二人は幸せだった。貧乏だけれど恋愛があった。未来があった。砂場のトンネルの先には暖かいコーンの手のぬくもりが。あなたは安定した生活で不幸になった。だから、私がみんな壊してあげる・・・」

もう、愛の狂気だから、お魚さんピンチである。

そこでプロフェッショナルな仕事をするナナシ。彼は孤独な(どちらかに原因があろうとなかろうと子供のいない中年夫婦)人間よりもお魚さんが大切なのか・・・それとも、孤独なものの愛の行為なのか・・・それは謎である。停電作業帰りのナナシに物語世界の神様は配偶者をめぐり合わせる。彼がスパイ作業中に弁当を届けてくれる一海とめぐりあい、子供を得て、独から脱するかどうかは神様だけが知っているらしい。

停電により、サカナたちは泳ぎ続ける。ピンチだったことも知らないし、気にならない。サカナたちは泳ぐことが生きることだから。もちろん、孤独なんて知らないし。

子供ができない夫婦を不幸だと断言できない社会になっている。それが行き過ぎると「子供がいること」が幸福とは言えなくなってしまう。

子供がいようがいまいが、親がいようがいまいが人間は「孤独だ」と考える人もいるが、言葉として、それは間違っているのである。

もちろん、いい加減でいいじゃないかとニコロボの神様は言うだろう。「タダ」でもらえない子供が1億マックス札を取り出し、ロボがマックス小切手でおつりを払う・・・それもまた貨幣経済だし、高度情報社会の成果なのである。

ドラマ版のニコは「孤独」を極端に嫌う子供である。すでに老いる前に「幸子」を手にいれることを考える中学生だ。そこには生殖行為への健全な欲望が満ちているのである。ロボは当然、ニコにターゲットとして狙いをつけられているのだが、ロボの好みのタイプは年上の看護婦さんなのだった。そのあたりがちょっと不満なニコなのである。

孤独な中年夫婦は「孤独」に耐える道を見出す。友情はいつだって孤独のオアシスなのだから。街の灯り、チラチラ、孤独なものもそうでないものも「時々、幸せ」「概ね、面倒」ならそれで満足するべきなのだ。街の灯りはサカナのようなものだから・・・。

そして、お別れはもう一度、三日坊主とらしい・・・作者はプロとして制作スケジュールを守った方がいいと思うよ。下っ端に迷惑がかかるんだもん。かって迷惑をかけた皆さん・・・申し訳ないことです。・・・誰に言ってるの?・・・ずるずると。

関連するキッドのブログ『第9話のレビュー

木曜日に見る予定のテレビ『私たちの教科書』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

本篇よりこちらのブログレビューのほうが面白かった。ありがとう。

投稿: 幻灯機(すいか好き) | 2007年6月13日 (水) 22時57分

マジックランタン~幻灯機(すいか好き)様、いらっしゃいませ~マジックランタン

本編あってのレビューですけど・・・
お褒めにあずかり恐縮です。
また遊びに来てくださいね。
お待ちしております。

投稿: キッド | 2007年6月14日 (木) 05時52分

「トップをねらえ」かぁ。
話だけは聞いた事がありますが
ごっついスケールの大きい話らしいですねぇ。
続編もあるようですが、このドラマはどうでしょうかねぇ。

今回、普通一般に考える方々の思いとして
お金があれば幸せになれる。

ただ、金があるから幸せなのか。

それを追い求めると
それは「幸せ」ではなく「孤独」になっていく。


「幸せ」ってそういうものなのか。

―――違うだろう。

「人」の文字が示すように
互いに関わりあうことで幸せが生まれてくるものなのでしょう。

ニコの父と母も
一海ちゃんとよっちゃんも
よっちゃんとマキも
そしてニコとロボも


まぁたしかに多少お金は必要ですね。

チャップリンが
「人生で必要なのは夢と希望とほんの少しのお金」
(・・・夢と希望はうる覚え(; ̄∀ ̄)ゞ)


この夢もまたやっかいなもので。

供に生きるために
それぞれが描く夢。


どちらかの夢に乗っかる。
もしくは同じ夢を見れればそうでもないのでしょうけど

互いに別々の夢を見るのならば
いつか二人の関係は「幸せ」は終わるのだろう。

中学生にしては達観し過ぎです(笑)

投稿: ikasama4 | 2007年6月15日 (金) 07時49分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

まあ、いわゆる一つの穿った見方なのですが
キッドの妄想世界では
木皿泉は子供のいない中年夫婦なので
極私的ロマンスかよっ
と思いました今回なのです。

原作的には
水族館でサカナ大量虐殺を
目指すのは
自殺願望の女。
無理心中を求められるのは
女の恋人の飼育人です。

また、原作には
IT関連で富豪になった
青年ハッカーが
妻と子にも恵まれつつ
幸せに安住することが
できず
「すべてを壊してしまいたい」
と切望している・・・という展開もあります。

ま、脚本家としては原作を
愛しているし
しっかり読み込んでいるよ・・・
という意志表示であるのでしょう。

で、まあ、金と幸福の関係性というテーマは
キッドにとってはやや後退する部分になるのでございます。

チャップリンの「ほんの少しのお金」に
ついて補足すると
この言葉を語った当時のチャップリンは
まあ、大富豪でした。

キッドがまだ若い頃、
すでにビッグなタレントだった
萩本欽一がチャップリンの家を
訪問するというテレビ番組の企画があり
チャップリンのファンであった
欽ちゃんが老チャップリンに
逢い感激でしどろもどろになる・・・
のですが、キッドとしては
その大豪邸に目がくらみましたよ。

そういうチャップリンと
極貧の子供時代のチャップリン・・・
ひもじくて靴を食べるという発想をするほどの・・・
その貧富の落差のあたりに
「ほんの少しのお金」が
あるのでしょうね。
キッドは年収10万ドルくらいかな・・・
と思っています。

キッドにとっては夢もフィクションだし
お金もフィクション。

夢は醒めれば消え、
お金も使えば消える。

ニコはきっと
恋も社会もポー様のように
見えている。
足りないのは経験だけ。
まあ、大人は経験だけしかない場合もあるわけですが。

ドラマニコはわざとスケール小さくしている向きが
ございますので
初恋の成就にも悲観的にならざるをえないのですね。
ま、そのあたりは作者の人生観ですからーっ。
・・・とキッドは思います。

続編は見たいのですが・・・さて、どうでしょうか・・・。
DVDの売れ行き次第。
・・・結局、世の中、お金でございますから。

投稿: キッド | 2007年6月15日 (金) 20時20分

キッドさん、おはようございます~♪♪

TBがぜんぜん貼れません。
貼れてるかしら?

一日パスワード保護にすると
怖いくらい訪問者が激減します。
それでなかなかいつもの数に戻らない。
あぁ保護しなければよかったな。
でもなんとなくしたい気分だったの。
気分で生きてるから・・・。

最終回のレビューも
読ませて頂きました、
ヤマトはたぶん最終回の
感想書かないから。

中途半端にもほどがあるのですが。
途中で「帰・時効」に移って、
「帰・時効」が終わったからまた戻る。
まるでZ君とW君の間を
行ったり来たりして孤独を紛らわす
ずる賢くも愚かな女子なのであります。

原作、ヤマトは読んだことないのですが、
二コはもっとシュールでシビアな娘なのかな?
とっても「良い子」に描かれてるところが
矛盾しているのかしら?
あとセクシーボイス使わないところ?
題名にまでなってるのに?

ヤマトの中学生時代は鼻水たらして
よろよろ歩いてヘラヘラ笑ってたので、
こんなしっかりした女子中学生を見ると
「なんかイヤ」というのは
ただの嫉妬です。
15歳前後、男性にどう扱われるかで
深層心理に「男性からの扱われ方」が刻印され、
その後の女性の人生が
大きく左右されると何かで読んで、
中学生の頃たいして男子に大切にされなかった
ヤマトは今・・・もういいか。

ドラマでも映画でもお酒を出すお店でも、
好きなものにしか夢中になれない・・・。
グダグダな記事のTB失礼致しました
(もしTBできてたら)。

戸田恵梨香ちゃん好きなのに
なんで「ライアーゲーム」
観てなかったんだろー、あぁ後悔。
キッドさんは素材を評価しない「DEATH NOTE」
の松山ケンイチ君は、
やっぱり飛び抜けて素晴らしかったですね
(まだ言ってる)。

投稿: ヤマト | 2007年6月22日 (金) 09時10分

☆*⋄◊✧◇✧◊⋄*ヤマト様、いらっしゃいませ*⋄◊✧◇✧◊⋄*☆

女の子は運命に弱い・・・という神話があります。

そうすると隣の家に同い年もしくは年上
場合によっては年下の男の子がいれば・・・。

それはかなり運命なわけで。

もう、かなり運命的に結ばれているはずなのですが。

家が隣同士でした・・・というカップルを
見かけることはあまりないのです。

おかしいじゃんっとキッドは思うのですが

ま、幼稚園くらいのフィールドに
地域を広げます。
名門の場合は広域になりますが
それも含めていいでしょう。

ここで、女の子を好きになる。

小学校もその女の子が好きで
中学校でもその女の子が好き。

もう、十年くらい好きなのです。

これは運命なのかと思っていると
高校が別れ別れになってしまう。
そしてそれきり・・・。

運命が残酷ってこのこと?

頭にのせたヘアピースの黄色っぽい人が
キッドに
「幸せになるときには予兆があるものなの」
と語ったことがあります。

「まったく、いつもと変わらない朝なのに
何があったわけでもないのに
幸せで幸せでたまらない気分になるのよ。
そういう時は前触れだから
逃しちゃダメ。
必ず幸せになるチャンスが訪れるものなの」
だそうです。

キッドは前の日になにかやばいクスリを
やったのだな・・・と考えましたけど。

まあ、女の子は女の人とか女の人より女の人を
含めて「運命」にほだされやすいとは思います。

う・ら・な・いが大好きですものね。

キッドはどちらでもなくどちらでもあるので
その気持ちがわかりますしわかりません。
・・・失礼。

原作の「セクロボ」とドラマの「ニコロボ」
はかなり「運命」について感じ方が
違う作品になっています。

キッドはせっかくわざわざコメントくれた方に
ケンカを売ってしまうほど(六話のレビュー)
このドラマを愛したのですが
その愛は自分でふりかえると
かなり乱暴なもののようでした。

だって「ナウシカ」とか「ラピュタ」を
否定するような人とこのドラマのことを
話せますかっての。

でも、もしかして・・・その人が
実は運命の人だったのかもしれないわけです。
・・・いや、もうお前の運命の人は
タネ切れだろう・・・。


ま・・・運命があるのかどうか。
運命の人がいるのかどうか。
キッドは迷いつつ
ニコは運命の人じゃないと思うけど
とっても好き・・・ちょっと初恋の人に似てたから。

とヤマト様にはこっそり報告しておきます。

しかし、原作のニコはさらに理想のタイプだった
ということです。

年を重ねると
理由もなく幸せな日というのは
少なくなります。
だってあっちこっちガタがくるから。

幸せの予兆を逃さないためにも・・・。
スカッとさわやかに目覚める日を
お作りになることを
お勧めしておきます。
できれば一週間に2日くらいは・・・。

投稿: キッド | 2007年6月22日 (金) 11時16分

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