そなたにこれを授けよう・・・経典を読むことが夜伽じゃ・・・。(Gackt)
夜伽なのか・・・。経典も巻物だけに・・・なんだか、こけし・・・っていうか・・・大人の玩具っていうか・・・し、失礼しましたーっ。
と、いろいろ妄想してしまう長尾景虎(Gackt)である。
自民党の歴史的惨敗・・・これによって憲法改正がまた遅れるのではないか・・・と思うと、社会保険庁のくされ役人たちを全員火あぶりにしたくなるような不始末である。
一刻もはやく、自衛戦闘のできる正常な国家にならなければアジアカップのような得点できなくて泣いちゃう国から卒業できないのである。国を憂う政治家たちには実際、身を謹んでもらいたいものだなぁ。
というような選挙の夜・・・大河ドラマはひとときの幕間のものがたり。武田・今川・北条の天下への道を描きつつ上杉謙信はあやしいムードを撒き散らす。
で、『風林火山・第30回』原作・井上靖、脚本・大森寿美男、演出・清水一彦を見た。例によってシナリオにそったレビューはikasama4様のプログをお勧めしておきます。
さて、1549年は甲斐・信濃は比較的に落ち着いた年であるように見える。前年の上田原の武田の敗北、勝弦峠の武田の勝利のあと・・・武田は次なる展開にそなえて戦争の準備期間に入った。対小笠原、対村上に備えてじわりじわりと調略を行うのである。逆に小笠原も村上も現状維持が精一杯ということになる。そのため、物語は各所に飛んだ。
越後ではようやく、越後一国としての体裁が整いつつあった。とはいうものの、越後各地の守護代長尾家と守護上杉家はそれぞれの勢力を持ち、国主といえども、地侍の意向をないがしろにできないという統一感のなさは甲斐を上回るのである。このある意味での後進性が、長尾景虎(上杉謙信)には終始つきまとうのだ。
景虎は「義」の武将であると言われるが、「義」が権威主義の表象であるとすればそれはまさに文字通りそうなのである。この後、景虎は足利幕府から越後国主に任ぜられたり、上洛したり、関東管領になったりするのだが、すべてそのような「名分」がなければ一向に動かない越後侍の頑迷さが原因としてあると言っても過言ではない。
利に聡く、理にうとい困った配下多数なのだな。
それでも、栃尾城主時代にバックアップをしてくれた本庄氏、春日山城で長尾本家を継ぐにあたり力を尽くす直江氏、そして上越国境に城を構える実力者坂戸長尾家との橋渡しをする宇佐美氏と徐々に景虎グループというものが形成されていき、なんとか、越後国主として旗揚げしたのがこの時期なのである。
もちろん、甲斐の武田が信濃を席捲し、その進行先に越後があることは明白なので地侍たちの防衛本能がそうさせたと見ることもできる。しかし、やはり、景虎自身になみなみならぬカリスマ性があったのだろう。ま、侍女に夜の伽を命じない・・・怪しさは別としてである。今回、嫁入りがとりあげられた桃姫だが、実際は夫・政景はその後も叛旗を翻す。しかし、二人の間の次男景勝が上杉家を相続するのであり、そういう意味では景虎の血脈はつながれていくのだな。
景虎が守護神とした毘沙門天は又の名を多聞天という。つまり、情報収集力に優れた神なのである。上杉流の忍者というものはあまり伝え聞かないのだが、逆にそれだけプロフェッショナルな忍びの一群がいた可能性は高い。上杉家が戦国時代を生き残り、ついに江戸の末まで続いたことを考えると景虎が影の一族を率いていた可能性は非常に高いと思われるのである。ま、これ以上言うと暗殺されるおそれがあるのでやめておく。
一方、井上靖の原作がネタ不足のため、なんとなく新田次郎版の色が濃くなってきたドラマでは間者となった山本勘助(内野聖陽)が越後潜入の模様。勘助の守護神は「かげろう」を神格化した摩利支天なのだが、陽炎ゆえに傷つくことがなく、武士の守り本尊となるわけだが、それよりも実態のないゆらめきがやはり忍びを連想させることも間違いない。キッドとしては勘助の不具は偽装という線を妄想するのである。絶対絶命の窮地に陥った勘助が両眼を見開き、脱兎の如く疾走しながら「へへへ、すべてまやかしでござったぁぁぁぁ」というオチだといいのになぁといつも思っていることを告白しておく。
さて、今回、駿河を訪ねた勘助に今川義元(谷原章介)は相変わらず冷たい。雪斎(伊武雅刀)を呼んで密談である。駿河遠江の二国の太守である義元は尾張の織田家と三河の領有権を争っているのである。武田が上田原から勝弦峠へと戦を進めている頃、三河小豆坂で激戦を展開しているのである。そして、翌年なのだ。この年、安祥城を攻略した雪斎は織田信広(信秀長男)との捕虜交換で松平元康を得るのである。・・・まもなく織田信秀はその命の炎を消し、表舞台に18才の織田信長様が登場してくるのだな。
おだやかに時は過ぎ、第四次川中島まで残り11年である。
関連するキッドのブログ『第29回のレビュー』
火曜日に見る予定のテレビ『花ざかりの君たちへ』(フジテレビ)→『探偵学園Q』(日本テレビ)→『牛に願いを』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
経典=こけし=・・・
それは(つд⊂)ナイナイ
参議院選挙は正義の裁きが下ったというところでしょうかね。
長尾景虎の父・為景は奸雄とまで言われた人物。
長尾景虎はその親の業を償うために生きる
それが義に生きるという事なのかもしれません。
そう考えると子供を作らなかったのも
父の血を引く子供を作りたくなかったのやもしれませんな。
まぁ長尾景虎には女性説までありますから
真相は想像するばかりですが。
北条と言えば風魔
伊達といえば黒脛巾衆
そして上杉と言えば軒猿
とまぁこれらに限らず
情報収集のために忍を召抱えるは戦国の常かもしれんです。
でもって勘助が越後まで行くという展開は
ありえないですがドラマ的にはアリですかね。
さて、H☆Cはこれで全員勢揃いしましたね。
まさか亀女が出てくるとは。
もしかしたら毘沙門天と同じ北の守護神かもしれんですねぇ(笑)
投稿: ikasama4 | 2007年7月30日 (月) 23時45分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
いやいや、あのセリフ回しというか、
話の流れというか、
妙にリアルな薄暗さというか、
「これでおのれをなぐさめい・・・」
と景虎が言っている気がして
仕方なかったのでございます。
。・゚・(ノД`)・゚・。申し訳ございません。
景虎が男色家だったことは間違いないですが
まあ、この時代、男はほとんど
両刀使いだったわけですから。
それよりも性そのものに淡白だった・・・。
という考え方を導入したがるのは
まあ、信玄VS謙信の
対比の傾向もあるわけですよね。
信玄・精力絶倫子沢山
謙信・淡白枯淡後継者皆無
と見たい人が見るのです。
ふふふ、上杉の軒猿は
漢帝国のシークレット部隊の末・・・
くわばらくわばら・・・でございます。
ま、忍び大好きの目で
見れば
すべての戦国武将は
忍びである・・・という結論に達するので
困ってしまうのですけれどーっ。
天皇家のお庭番である
大伴家におおとものしのびが
いてヤマトの国としてはこれが元祖。
・・・といわれています。
おおきみ(王の王)に対して
おおとも(王の伴)と名乗る一族。
なのですが
もうネーミングからして怪しいのでございます。
まさに影の一族。
しかし、聖徳太子の例を出すまでもなく
王家の人々も
みな超人だったり
少なくとも妖術使いだったりするわけで
キッドには
日本人はみな忍者の子孫という妄想が
ぬぐいきれません。
亀女は色をつけるとさらに可愛いですよね。
玄武は北の方位神ですが
ピンクなのでかりん☆スー☆エリ様の
私物・・・つまり、亀ちゃんなのです。
投稿: キッド | 2007年7月31日 (火) 09時07分
カメ女が乗り物として登場!!!
何でピンク色のカメなのかと思いきや・・・
ふふっ、そういう意味合いが隠されてたとはっ!!!
ランちゃんがルナに変身する際のお星様キラキラも
しゅてき・・・つか、星多過ぎっ!
紅白で北島サブちゃんがオオトリを取った際の花吹雪並みデス(笑)
そして、メイド服の三人が、パッパッパッと
戦闘姿に変身するラストがチョーかっけぇ~~~♪
へばっ!~~(ノ||| ̄▽)ノ
投稿: まこ | 2007年8月 2日 (木) 14時18分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
そうです。
もちろん、魔法製の乗り物です。
マッハ74で飛行します。
ありえない速度ですが
そのくらい早いのです。
亀だけど。
最後の変身順なので
☆多めになっています。
小道具を多め亭に発注したら
さらに多めに早目に作ってくれました。
サブちゃんに負けるわけには
いかないのですぞーっ。
今年は紅白歌合戦に出場する予定ですしーっ。
さあ、いよいよマックスクライマックス・・・。
夏休みが終る前になんとかーっ。
へばへばーっ。
投稿: キッド | 2007年8月 2日 (木) 18時12分