お背中流します・・・。(深田恭子)・・・このピンクのブタさんめ~。(伊東美咲)
これまでの深キョンだと、徹底してクールか、徹底してのほほんだったのだが、今回の深キョンはなんかしたたかなのかもしれない。あるいは深キョンが直感的、伊東美咲が論理的という対比を示しているのかもねぇ。
ともかく、これ以上なくスローな演出の「島根の弁護士」を見たためか、今回は少し、テンポよく感じました。ま、時代劇テイストっていうか、過剰な予定調和っていうか、お話まとまりすぎという点ではよどみなく退屈感漂うドラマに変わりないです。ま、これはこれでいいかーっ。なんか、若林豪で水戸黄門やれる気がしてきました。スケさん、カクさんは深田伊東の男装でいけそうです。
若林「スケさんは本当によく食べますな」おスケ「ご隠居ももう少し召し上がりませ」おカク「しっ、どうやら、悪党たちが動きだしたようです」若林「スケさん、カクさん、頼みましたぞ」二人「ははーっ」・・・こんな感じ。
で、『山おんな壁おんな』(フジテレビ・070719PM10~)原作・高倉あつこ、脚本・前川洋一、演出・林徹を見た。なんていうか、子供じゃないから、海になんかいかないよーっとは思っているし、温泉だって行かないかもしれないよーっとは分かっているのだが、試着くらいはしてもいいじゃんかーっと思うのである。・・・子供かっ。
で、二夜連続、大雨警報発令である。もちろん、雨でTシャツ濡れちゃいましたサービスなんかもなしである。・・・いい加減になさいっ。
基本的に大奥なのである。しかし、殿様は二人いて、本来の殿(ミッチー)よりも殿代理の上司(谷原章介)の方にちょっぴり心残りのある恵美(伊東)なのであった。しかし、彼には山女級の奥さんがいる・・・恵美はIT企業の社長で我慢することにする。なにしろ、壁女なので多くは望めない・・・と覚悟しているのだな。
貧乳で人気者になった女優といえば仲間由紀恵なのだが、伊東の場合、仲間のように軽く受け流すことはできない。悩み重めなのである。隠されているトラウマがフリを続けているのでだんだんと辛くなっている気がするのはキッドだけか。まあ、空振りでもいいのか・・・。
ふるさとの同級生(西島秀俊)とショートカットのなんちゃって高校生を披露する恵美。もう、まったくOKですからーっ。世の中には巨乳好きも小乳好きもいるのは間違いないのですが、小乳好きの方が変態指数が高そうになっている世の中です。この辺りが笑えるところなんですけどねーっ。
ま、スレンダーに憧れるぽっちゃり系の人とナイスバディに憧れる平坦な人のないものねだり合戦は様々な軋轢を生み出すのであり、この辺にも少し掘り下げが必要。
ともかく、同級生のデリカシーのかけらもない発言にますます傷心の恵美。今度はキリキリしてギスギスしてるからキリギリス女です。もう、二夜連続仮面ライダー祭りです。ここまで登場した改造人間。山女。壁女。干物女。ヘビ女。カメ女。キリギリス女。そうなるとアリ女は必然。今回のアリ女は小池栄子。ま、外見はお万の方・・・というかケダモノ系ですけど・・・。オオオクかっ。
売り上げ上位4名に温泉旅行ご招待というサマーセールが始まります。しかし、恵美の頭は上野原(山中聡)との海辺のデートでいっぱい。ここで鞠谷まりえ(深田)と水着ショッピングでミルフィーユパットのお笑いが挿入されます。鞠谷がマリヤという名前っぽいので、なんで上司がマリヤ、マリヤと下の名前呼び捨てなんだと視聴者の誤解を招くのですが、あくまで姓ですから。それにしてもふざけたネーミングですが、ま、そんなこと言ったら参議院議員に立候補中の丸川珠代(母子家庭出身・・・候補者演説より)さんの立場ないですから。
さて、デートは雨で流れたのですが、食事に呼び出された恵美は上野原の意中の人がまりえと聞いて脱力。仲を取り持つように頼まれます。
ここでミッチーが恵美をオペラに誘う。恵美が断るので小池しゃしゃりでる。ミッチーすっぽかし、温水洋一出る。小池消失という展開があり、どうでもいいのですが、アリとして辻褄あってません。それにミッチーのダイナマイッもなかったし、押しどころが間違ってるんだよなーっ。
さて、恵美は恋の伝令としてまりえに上野原の気持ちを伝えるのですが。
まりえは「甘いカクテル飲んでた」「タルタルソースの上にソースかけてた」という理由で上野原を拒否。ここも微妙。恵美に気を使っているようでもあり、天然のようでもあり。天然ならば「直接告白できないような人はイヤ」ぐらいは乗っけてほしいし、そうでないなら、もう一個くらい「どうでもいい理由」が欲しかった。基本は三つですから。
さて、今回は売り子たちの売り方のバリエーション。上原美佐は親類縁者のコネ商法。まあ、政略入社はまだ生きているっていうことで。自腹商法の矢沢心は対抗できず負けました。それに対し小池は「最後のひとつ商法」で着実に加点した上にタレントを使ったイメージ商法で爆売りします。前者はまあ、客によっては売れ筋がイヤという人もいるから相手次第。後者はまあ、ドラマでやるにはあざとさがギリギリですよね。身内の恥をさらしてるというか。ネタバレっていうか。ま、いいんですけど。要するにアイディアの情報としては低レベルってことが言いたいだけですからっ。
結果、①小池 ②伊東 ③深田 ④上原という順位。
まりえは「もっとお客様に似合ったバッグを売ることで喜びをえたい」と言うのです。そこで恵美は「商売だから利益も必要だけどあなたの言うことも理解できる」とお茶を濁します。そこへ社長登場。「とにかく、売れればいいのじゃあああ」とミもフタもない発言です。
ま、もう、時代劇の世界なんで何かフレッシュなことを求める気持ちはサラサラないのですけどね。キッドだって深キョンが可愛ければそれでいいんだもん。
関連するキッドのブログ『第二話のレビュー』
土曜日に見る予定のテレビああ夏休み『アジアカップ準々決勝』(テレ朝)→『受験の神様』(日本テレビ)→『時をかける少女(2006)』→『ライフ』(フジテレビ)→『怪奇大作戦』(NHK)→『スカルマン(終)』『マルホランドドライブ(後編)』(テレ東)・・・死ぬのか・・・死ぬな。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こんにちは!
エリは山と壁の中間ですが、ミルフィーユは見てみたい。
一度はこうね、揺すってみたい願望がありますの。
エリ的には小池の戦略は好き。
その発想がすばらしいと思うの。
雑誌や何かに載った商品はちょっとしたプレミアだし、
ましてやモデル使用と言ったら最高の付加価値。
でもエリはね、森で使える丈夫なものだったらなんでもいい。
紙袋でも十分デス!
投稿: エリ | 2007年7月20日 (金) 18時39分
✿❀✿❀✿かりん☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
こういうパラノイア的な思い込みの世界では
ま、ある程度、決め付けていく面白さも
必要なのですが
たとえば
「男は皆おっぱい星人(巨乳)好きである」
という前提なしでは話がすすまない。
・・・ということです。
しかし、実際には巨乳好きと
小乳好きの割合はいい勝負なのであって
大きすぎるのも小さすぎるのもイヤと言う人
どっちも好きという人
どっちでもいい・・・女はケツだっと言う人。
それはそれは様々なのです。
これはフェティッシュの問題でございますからね。
これと劣位コンプレックスの問題はまた別で
このあたりをスタッフがまったく理解していないような
気配が濃厚です。
もっともっともっと面白くなるのになーっ。
とじいやは残念です。
ま、「大奥」作っている人が作っているので
限界はあるわけですが・・・。
来週は「わた教」の演出家が担当らしいので
どう変わるのかちょっと楽しみです。
現在百貨店の売り上げは好調とか。
キッドは水着売り場にもちゃんと後輩のいる
恵美がなんとなくたたき上げっぽくて
いい感じでした。
恵美があれだけ周囲が特殊な戦法使っているのに
「私も持っているんです」作戦だけで
二位をキープできているのが
不思議です。
恵美の必殺技も見たかったのです。
キッドはタレントの人気に
便乗する商法はちょっと恥ずかしいのです。
たけし猫まねきTシャツが
タンスの奥で大量にくさってますから・・・。
投稿: キッド | 2007年7月21日 (土) 07時26分