女帝にのしあがっちゃるけんっ。(加藤ローサ)VS山田くん、あーそーぼ。(櫻井翔)
格差社会かっ。ま、VSではなくて変則タッグでVS魔女の宅急便なのだが・・・。権力をのぞむ男たちにふみつけられた立花彩香(加藤)は一矢報いることができるのかっ。そして御村託也(櫻井)は山田太郎(二宮和也)とお友達になれるのか・・・違うだろう・・・。
ま、とりあえず、フジテレビの大変態ラインナップが一段落したところで、テレビ朝日が頭おかしくなっちゃいましたーっ。
「女帝」よりも深い時間にやる「スシ王子」ってどんだけ変態なのか・・・もう想像を絶しますっ。夏か、夏なのかっ。13日の金曜日なのかーっ。
で、『女帝・第1回』(テレビ朝日・070713PM9~)原作・倉科遼、脚本・旺季志ずか、音楽・仲西匡、演出・小松隆志を見た。脚本・音楽は「特命係長只野仁」担当者である。熊本の女子高校生が女帝にのしあがる物語であるのだが、時代などは超越している。いや、国籍も超越しているかもしれない。なんていうか・・・もう目が離せません。
彩香(ローサ)は美術室の石膏像にキス。そして局部を触ってみる好奇心旺盛な女の子。まあ、彫刻を触って鑑賞するのは基本だからな。生徒会長の杉野謙一(斉藤祥太)とはなんとなく好きあっていたらしい。しかし、杉野の婚約者である北條梨奈(酒井彩名)に嫉妬され「スナックの娘が身分もわきまえずセレブにちょっかいだすなんて許されると思ってんのかい」と恫喝される。下品なセレブだ。杉野の父親の地上げでスナックをつぶされそうになる母と娘。「あんたは大学にお行き」と言いながらガンに倒れる母(かとうかず子)、学校を止め店で働く決意をした彩香を杉野が学校で強姦未遂。教師に発見されると「彩香に誘惑された・・・」と言い出す。いきなり口止め料を出す杉野の父。そこへ母危篤の電話。母死亡。周辺を徘徊するかたせ梨乃。そして、彩香は「復讐してやる。女の武器でのしあがっちゃるけん」なのであった・・・。もうなんかダイジェストみてるような展開です。
で、とりあえず大阪へ。オセロ中島がママのクラブに「20才」と年齢些少してホステスとして潜り込んだ彩香。ナンバーワンの小沢真珠に理由もなくいじめられる。おそらく、小沢真珠だからなのであろう。
で、同僚のホステスが前田愛である。
前田愛は小沢真珠の正体を教えてくれる。「体よ。何回か通ったら抱かせるというシステムで客をつなぎとめとるんよ」なのであった。
一方、スケコマシの伊達直人(松田翔太)に目をつけられる彩香。ビリヤードで空間にひびをいれるほどの特殊能力を開花させるのだが、伊達の兄貴分(吹越満)に「あの女は何億も稼ぐぜ」と値踏みされているのだった。
正体を知りながら伊達の誘いに乗った綾香。海辺で体を求められるが拒否。「私は体で勝負するんだ。処女を高く売るんだ。だから、好きな男に抱かれるわけにはいかないの」そんなことで男が納得すると思うんかいっ・・・納得した。しかも「オレはお前を応援する。お前を心で抱いてやる」という伊達。また私物か。彩香様の私物になったのかっ。翔太ーっ。
そして、翔太も祥太も抱けなかった彩香を抱くのはミナミの帝王(泉谷しげる)になるらしい・・・つづくである。なんていうか、喫茶店でマンガを読んでいるような気分になるドラマなのだった。全国の女を食い物にしている皆さんの良心が恥ずかしいっていうか、せせら笑う部分を除いては全国の底辺の女子高生必見だな。とにかく、テレ朝も頭おかしくなっちゃいましたぁ。ははははははは。同時にドラゴン桜の再放送も見た方がいいけどな。
関連するキッドのブログ『ダンドリ。のレビュー』
で、『山田太郎ものがたり・第2回』(TBSテレビ・070713PM10~)原作・森永あい、脚本・マギー、演出・石井康晴も見た。もうこの落差に笑うぞ。録画して「山田」→「女帝」の順番で見た方が落下感はあるな。まさに天国と地獄だ。
ケーキを持ってバンビが山田家を訪問。ケーキに群がる子供たち。「おいおい、お礼をいえよ・・・」と言いつつ、ケーキの匂いに耐えられなくなった太郎(二宮)は五子(吉田里琴)を押しのけるのだった。
今回の主役は次郎(鎗田晟裕)である。野球の才能があり、レーザーピーム遠投のできる次郎だが、貧乏なので野球チームに入れない。誰もいないグラウンドで一人エアベースボールをする次郎。太郎は弟のためにアルバイトを決意する。
そんな太郎にバンビは「女装してメイドしたら多額の報酬」を持ちかける。悪意はないが、ちょっと悪戯な気分だった。まあ。場合と相手によっては悪意とも言えますが。
御村の祖父(磨赤兒)に亡き妻(西田尚美)の面影を見出された途中参入の池上隆子(多部未華子)にもアシストされて太郎はお気に入りのメイドに。例によって玉の輿の夢に酔う隆子だったが、なんとなく太郎との仲は深まった。つまり玉の輿からは遠のいたのだが・・・。
最後の最後で男であることがばれてしまうのだが、癒された御村の祖父はたっぷりとお小遣いをくれるのだった。
そして、グローブとボールを次郎にプレゼントする太郎。キャッチボール中に調子にのった次郎がレーザービーム投法で太郎の股間を直撃するようなことはなかった。
そして日曜日。次郎はグラウンドで大活躍。山田一家は今日も幸せいっぱいだっ。
今週の吹石一恵は顔に「恋してる」と書いてあったらしい。校長・メガネッ娘・もてない君の構図は社長・壁女・もてない君と構造的に同じであり、連夜の「デートに誘ってふりむくともういない」である。かぶるにも程があるな。
今週の隆子の妄想。貴族は乗馬→キツネ狩り→カボチャの馬車で優雅に過ごす・・・マギー、頭ちょっと夏に犯されているのか。
関連するキッドのブロク゜『第1回のレビュー』
くれぐれも「山田」→「女帝」を推奨します。順序よくご視聴ください。
日曜日に見る予定のテレビ『風林火山』(NHK総合)→『パパとムスメの7日間』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
これがエリカ様主演だったらどんだけ随喜の涙が
流せたのにと残念でたまりません。
リットルの清純さから沢尻会の首領(ドン)にのし上がった
エリカ様だったらと・・・。
まあ彩名も真珠もはなから相手になりませんが。
ライフに続きベルト外したのに、本懐が遂げられなかった男子高校生に南無・・・。
ネタドラマにしても中途半端だし、加藤ローサ@デコッパチさんの黒歴史になるだけの悪寒がします。
投稿: タカシ | 2007年7月14日 (土) 18時27分
☂セプテンバーレインレイン☂タカシ様いらっしゃいませ☂セプテンバーレインレイン☂
なるほど女帝エリカですか・・・。
ま、いかにもトップをとりそうだけど
表の世界でトップだからな・・・。
ローサのいかにも裏な顔に
キッドはリアリティーを感じるのですが・・・。
ま、心で抱いて我慢できる女。
心でしか抱けない女と・・・いろいろな抱き方があるわけです。
しかし、エリカだと翔太が我慢できない気が・・・。
・・・こりゃ、失敬。
ま、いかにも田舎育ちなローサが
登りつめていく姿を
このスピード感で作り続けることができるのか・・・。
乙女でなくなった後。
釣った魚にえさをやらない男ごごろを
どのようにコントロールするのか・・・。
キッドは時々、様子を見に行くことになるでしょう。
ローサは「怪物王女」実写版のメイド役が
できる・・・と
キッドが思っていることはヒミツです。
投稿: キッド | 2007年7月15日 (日) 06時34分
最近、西田尚美さんがどんどんキレイになっていくような気がします。
女性は30過ぎてから更に魅力を増していきますねぇ。
いずれ描いてみたい女優さんです。
「女帝」は一言で言うとチープですねぇ(笑)
これだったら金9よりも深夜枠でやった方がよかったんちゃうかなぁ。
その後に「山田太郎」を見ると「女帝」は完全に引き立て役。
個人的には前田愛さんが出ているので見ようかなってとこです(; ̄∀ ̄)ゞ
それにしてもどうして金9って物語の時代背景をこうも
ズレズレな感じにしていくんでしょうかねぇ(苦笑)
どうせ妖怪を出すのであれば
泉谷しげるさんよりも御村のおじいちゃんの方が・・・(; ̄∀ ̄)ゞ
P.S.
業務連絡ありがとうございました。
投稿: ikasama4 | 2007年7月15日 (日) 12時56分
順番間違えてしまった翠デス、、、
女帝→山田の潤で見たんですが、、、いや、山田はいいですね!
女帝は翠の萌えポイントである秋山様@翔太を以ってしても、失笑してしまう始末でした、、、ぎゃぼっ!
山田は相変わらず癒されまくり、マイナスイオン出まくりなのデスっ!
投稿: 翠 | 2007年7月15日 (日) 20時42分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
祖父と御村の悪戯的心の交流が
一歩間違えるとお金持ちの傲慢になってしまうと
思うのですが
そこをバンビの笑顔が救っているようです。
西田尚美といえば
キッドには「学校の怪談」が連想され
・・・もちろん、沖縄もの、とかコメディーなど
多くの映画のボーイッシュな女の子も
いい感じなのですけど・・・。
すると前田亜季が連想され・・・。
そうなると前田愛が連想され・・・。
「女帝」と「山田」はキッドの中では
密接にリンクされているのです・・・どこがじゃ。
キッドの中では
なんか、青年コミック雑誌の
序列のようなものがあって
廃刊になっているのもあって恐縮ですけど
歯医者の待合室にあるヤンサン、ヤンマガ。
美容院の待合室にあるヤンジャン。
ラーメン屋にあるヤンチャン。プレコミ。漫アク。
やくざの事務所にある漫サン。
という図式。まさに「女帝」レベルDです。
ま、きっと何かを求めてはいけない。
さすれば得るものがある・・・というレベルだと思います。
抱かれたくないいやなじじいコンテスト
・・・((( ;゚Д゚)))ガクブル
じいやは捜索の末、
かりん様を発見しましたぞっ。
投稿: キッド | 2007年7月17日 (火) 03時26分
☆☆✫ポイント✫☆☆翠様、いらっしゃいませ☆☆✫ピーピー✫☆☆
ま、おいしいものから食べる派と
最後にとっとく派では意見が分かれますが
じいやとしましては
「山田」→「女帝」の方が
フリーホールかなぁ・・・と。
翔太「お前を心で抱いてやる」
・・・・・・・名セリフですけどね・・・。
やはり、うっとりすることは
一般の婦女子には
できない・・・かもでございます。
きっと悲しい定めの女が
ため息をもらすところなのかも・・・。
一方、山田は誰が見ても
貧乏でも山田家の一員になりたい・・・
気分がわきあがる。
同じテレビドラマでこの落差。
じいや、感服いたしましたっ。
投稿: キッド | 2007年7月17日 (火) 03時32分
こんにちは!
「山田太郎ものがたり」の方で。
今回は最後にオチ(変装バレ)が来るとは思ったけど、
それに御村のいたずら心の件をぶつけてきたのは意外で、
「やっぱ良いなあ?」なんて思いました。
このドラマは見ていて素直に楽しめるんだけど、
「やっぱ女性向き?」という心がどこかにあって、
キッドじいやの見解が聞きたくなりました。
「楽しけりゃそれでいい」で良いんですかね?^^
あと、今クールは視聴すらしていないドラマが多いんだけど、
全般的にどうすか?(レビュー作品に限って良いですよ)
投稿: ads(あず) | 2007年7月18日 (水) 03時03分
♬オレサマー♬ads(あず)様、いらっしゃいませ♬♬ホタルノヒカリ♬♬
人間はいくつになっても
悪戯をしたくなる・・・のでしょうね。
しかし、相手によっては
その悪の部分が認められない人や時がある。
でも笑って許してもらえたり
楽しんでもらえたりすれば
それだけで人は幸せだったりするわけですね。
そういうニュアンスのドラマなのでしょうか?
ま、息抜きが必要なのですから。
キッドは息詰まるドラマも大好きですが
息抜きも好き。
退屈なドラマも時には好き。
でもレビューをしていると
あまり退屈だと紹介し甲斐がなかったり
お勧めポイントが皆無だったり
こりゃ難しいなぁというドラマもありますよね。
そういう意味で「楽しい」ドラマというのは
まさに楽でございますから。
ケチをつけるときもケチをつけることが
楽しいドラマと
もうそれさえも苦痛のドラマが
あると思いますよ。
キッドの場合、
全クールだと「冗談」とか「孤独」
がこれにあたり、
関係者が可哀相になってくるので
ノーコメント体制に。
今回は逆にそこまでひどい・・・ものが
ないんですよね。
春ドラマは逆にとことんいれこめるドラマ
「ニコロボ」「わた教」などがあり
落差が大きかったのですが
夏ドラマは今のところ・・・それもない。
気配があるのは
「F・S」「ホタル」「道子」
ですかね。
解読の楽しさには
「難解」→「やさしく」
「娯楽」→「ふかめる」
の両方向があると思うのですが
「F・S」にはチラチラと「難解」が
漂い始めているし
「ホタル」「道子」には
「恋愛」と「受験」という
ふたつの競争についての考察が可能な雰囲気が
ありますよね。
参考までにここまでの平均視聴率順に
キッドの「見ておきたい度」を示しておきます。
A(高い)↘Z(低い)です。・・・何段階なんだよっ。
ホタルノヒカリ C
山田太郎ものがたり D
ファースト・キス C
花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス E
15%以下
受験の神様 C
山おんな壁おんな F
パパとムスメの7日間 D
女刑事みずき2~京都洛西署物語 G
地獄の沙汰もヨメ次第 H
女帝 F
探偵学園Q E
さくら署の女たち E
ライフ D
牛に願いを~Love&Farm F
10%以下
菊次郎とさき G
肩ごしの恋人 H
夏ドラマはこんな感じ・・・でございます。
投稿: キッド | 2007年7月19日 (木) 01時53分