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2007年8月20日 (月)

己を見捨てた主のために死ぬか・・・愚かなことよ。(Gackt)VS命をかけてパパを守った私。(そのまんま新垣結衣)

ううん。ついに日曜日のゴールデンライン「風林火山」→「パパムス7」終了か。残念です・・・。

しかし、二度あることは三度ある・・・で「主人公の不在」のカテゴリーの連打だな。本当は「風林火山」の山本勘助の越後へのユカイな旅でまとめるつもりだったけど「パパムス7」もあざやかに「主人公の不在」を決めてきたのだった。常套手段の使いすぎであるが・・・「パパムス7」の場合、それとわからぬような自然な流れなので注目に値する。

つまり、主役である「パパのようなムスメ」(新垣)も「ムスメのようなパパ」(舘ひろし)も抜きで最終回なのである。「ふつうのパパとムスメ」でなごやかに最終回・・・なかなかに奇抜だな。いきなり、元に戻って持つのか・・・という不安をよそに「成長したパパとムスメの愛情物語」は舘ひろしの入浴シーンサービスつきである・・・ダレが喜ぶというのだ・・・ま、全国のお父さんたちはかくもムスメたちに愛されたがっている・・・ということですな。

ま、とにかくキッドとしてはなかなかに鮮やかなフィニッシュだったと考えました。

で、『風林火山・第33回』(NHK総合・070819PM8~)原作・井上靖、脚本・大森寿美男、演出・清水一彦を見た。武田晴信と山本勘助の愛情物語、走れメロスでウィリアム・テルの巻である。・・・これは泣けるっ。ま、シナリオにそったレビューは例によってikasama4様のレビューをお奨めしておきます。

Sengoku_1551 で、今回は勘助と晴信の「あなた様のためなら死ねまする」「バカだなあ。鉄砲百丁くらい買ってやるよ。お前の命の方が大切だもん」「と、殿~」という怪しい関係の話だったわけだが、天文19年~20年(1550~1551)にかけての冬は武田家は戸石崩れの痛手のために休養。越後では長尾家の一族間抗争の手打ちと・・・まあ、戦国時代だけに穏やかに過ぎて行った。そこで、この時点での各地の模様を妄想しておくことにました。

全国規模だと大変なので東は関東まで、西は命の鉄砲が発送された紀州根来寺までとします。毛利氏では元就が現役バリバリだし、陶晴賢が謀反寸前です。まあ、中国も九州も動乱寸前なので面白いところですが・・・。東北は小競り合いはありますがまだ平穏・・・。

近畿地方は早くも沸騰しております。現在、将軍足利義輝は近江に逃亡中。細川氏と三好の覇権戦争に巻き込まれ、三好長慶が後ろ盾の細川晴元よりも強いので京都を脱出しています。「まあ、剣術の修行はどこでもできるでごじゃるからな。将軍は武芸が三度の飯より好きなので一向に構わないのでごじゃる。できれば最前線で戦見物したいのでごじゃるよぉ」

細川方には三好長慶の叔父・三好政長がついたりして、長慶が政長を殺したりして政長の子の三好政勝が長慶に徹底抗戦したりしている。やはり骨肉の争いである。政勝は京都に乱入したが、長慶の配下で頭角をムクムクの松永久秀にこてんぱんにやられてしまう。しかし、命を落とすことはない。何しろ、この後、関ヶ原も大阪も戦う人なのだ。関ヶ原の時で64才だから、この頃はまだ14才くらい・・・若武者である。ちなみに真田十勇士の三好伊三入道のモデルで、兄の政康は清海入道のモデルである。真田幸隆の孫の真田幸村の子分のモデルになるためにがんばっています。

細川晴元には一向宗、近江の六角義賢などが味方し、三好長慶には河内の畠山氏や大和の筒井順昭などが味方をするという展開で近畿地方は各所で衝突が激化。越前の朝倉氏は成り行きを静観しつつも、近江の浅井氏に恩を売っている最中。

この混乱に乗じて一向宗は来世の救済を餌に世にはびこりはじめています。極楽浄土が待っているのじゃあ。法主様に命を捧げるのじゃあでございます。おいおい、いくら信長様の怨敵といえども現役信徒多数の宗教にあまりケンカ売るなよぉ。えーっ、いいじゃんかよぉ・・・東本願寺も西本願寺も万歳・・・フォローになってないっていうの。

そして美濃にはまむしの道三が健在。さらに資料によってことなりますが・・・天文20年3月。織田信秀病没。織田家の総領として信長様の家督相続です。そうです。ついに信長様が歴史の表舞台に登場なのです。もう、舞台をこっちに移してもらっても全く構わないのですが・・・風林火山よりも天下布武でございますよ・・・無理だってば。さあ、信長様っ。谷原章介が太りだす前に一刻もはやく尾張統一をなさいませーっ。それとも谷原くんは桶狭間の時は含み綿でもするのかーっ。

武田晴信およそ30才。長尾景虎およそ21才。織田信長およそ17才。今川義元およそ32才。北条氏康およそ36才。木下藤吉郎およそ14才、松平元信およそ8才。ま、家康が小学生、秀吉が中学生、信長様が高校生ですからーっ。戦国時代まだまだ青春まっさかりの前途多難でございますーっ。男、山本勘助(年齢不詳)、「愚かな人というものを愛してこれからも生きてまいる所存でございます・・・さよう、あと10年くらいは・・・でございますかな。

で、『パパとムスメの7日間・最終回』(TBSテレビ・070619PM0920~)原作・五十嵐貴久、脚本・荒井修子、演出・高成麻畝子も見た。「きらきら研修医」の脚本・演出コンビ。今回は無難にまとめて来ましたーっ。前フりにも書いたが、「主人公の不在」というカテゴリーで最終回である。ある意味「ウルトラセブン」の最終回パターンと言ってもいいだろう。さて主人公二人の最大のピンチというか、苦悩は「もしも元に戻れなかったらどうしよう」だったはずなのだが、最終回冒頭で早くも「元」に戻ってしまうのである。

大丈夫なのか・・・という心配は他所にそれまでの問題を「ムスメを経験したパパ」と「パパを経験したムスメ」がいわばその特殊な能力で解決していくというスタイルで押し通していく。まあ、要するに思いやりのある普通のパパとムスメだってことなのだが、それまではそうではなかったのだ・・・という皮肉も感じ取れる展開なのだな。

ともかく、クネクネする舘も大また開きのガッキーもないのだが・・・逆に時々、練習の成果が出てしまうポイントはあります。最大の問題はパパに戻ったパパがあまり男らしく見えないところである。もう、脳内にクネクネした舘ひろしさんが焼きついてしまったのだな。だ、大丈夫か、舘さん。

で、サイダーのCMなのだが、まあ、いいかー。スポンサー様も神様だからーっ。ガッキーもかわいいし、サイダーだし、「牛」の車とは大違いだよなー。「牛」の車なんかエンジンから出火しそうな・・・おいおい、もうやめとけ・・・。ねえ、律子(森田彩華)のパパ(相島一之)。そう、思わない? 『牛』の北海道の吉田さんとして・・・。

ファンタジーなので伝説についてのアラとかはまあ、つつかない。結局、このムスメは優秀だったということにつきるのだな。問題の90%はムスメが解決しているようだし、逆にパパはミスだらけで・・・とてもムスメを叱る立場にないんだもの。ほぼムスメのおかげで出世したパパって・・・。それでもムスメの恋人には焼餅である。このあたり、ムスメは試練でさらに優秀になってパパを調教する段階に入っているのだった。

パパと違って歴史も得意そうだから、「なんか司馬遼太郎って歴史考証甘くね。こんなの読んで喜んでるんだから、男って可愛いな」くらいのことは思うだろうと妄想しておきます。

それにしても森田彩華・・・地味になったな。福田沙紀といい、上戸彩周辺はもう迷走中だな。でも、まあ、上戸が稼ぐから・・・いいのか。でも、オスカーもそろそろ、発掘しとかないとなー。

ま、軽く「また入れ替わっちゃいました」続編をやりそうな勢いだが・・・それはどうかな。

ハンバーグ一個焼くのに20個失敗てっ。どんだけー・・・を深く胸に刻みながら、乙女心で先輩に微笑むガッキー、かわいいよ、ガッキーなのだった。

関連するキッドのブログ『先週の日曜日のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『花ざかりの君たちへ』(フジテレビ)→『探偵学園Q』(日本テレビ)→『牛に願いを』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

Newimage1hcmpr24 クリックするとTVスポットCM版『H☆C THE MOVIE アイドル戦士キャンディー☆ムーン』第21弾あります。(天才子役ちーずちゃんの正体はあらあらびっくりラス前なのネの巻デス)

CM版バックナンバーはお気楽プロでご覧いただけます

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コメント

H☆C THE MOVIE 密かに公開しているけれど
メチャクチャ面白いよ(笑)かなり好き♪
本人達が知ってか知らずか?わからないけど
ちーずちゃんがこんなことに(笑)
えっとね、人間じゃない?「ちーずちゃんと」「みのむしちゃん」が密かにツボな私(笑)
あっ、ドラマの感想はね。。。舘さんの次回作を楽しみにしてる♪ガッキー可愛かったね~三ツ矢サイダーのCM最高!

投稿: アンナ | 2007年8月21日 (火) 11時39分

この群雄割拠の絵はいいですねぇ。
今川義元は桶狭間の頃にはまん丸になっていくんでしょうね(笑)


この時期の群雄割拠は凄まじいものがありますからねぇ。
松平家は次々と当主が暗殺されて織田家と今川家で揺れ動きますしね。
この頃の松平家はホント大変です。

まぁこれにより村正が妖刀になってしまいますけどね。

そして真田「幸村」という名が
彼の名になってしまっていくんでしょうね。

ちなみにこの地図を見てふと思ったのですが
太平洋経由での紀伊→駿河→甲斐→信濃→越後
日本海経由での紀伊→京・若狭→越後

どっちが早いんでしょう(笑)


「パパムス」は面白かったですねぇ。
最初7話は短いかと思ったりしましたが
それを感じさせない演出が光ります。

ここぞでポイントを突いてくるCMもツボにハマってます。


司馬遼太郎かぁ。
個人的には池波正太郎か藤沢周平なんですけどね。

いきつけの本屋の70歳を過ぎた主人に
「そんな爺くさいの読んだらあかん!」と一喝されましたけど(; ̄∀ ̄)ゞ


上戸周辺はたしかに低迷状態にあるようですねぇ。
次なるドラマで大泉洋と夫婦役を演じるらしいですが
これがどーゆー風になるのやら。


個人的に律子パパには羊にまたがって登場して欲しかった。

ちなみにタイトルを略すると「テンムス」の仲間みたいですねぇ(; ̄∀ ̄)ゞ

投稿: ikasama4 | 2007年8月21日 (火) 22時13分

☁Building☁アンナ☆ラン様いらっしゃいませ☁Building☁

長い長い道のりでございましたが
来週、いよいよ完結編です。
アイドル映画の定番として
最後は主題歌なのですが
この編集が問題で
お気楽様のところにのせるのに
サイズを調整しないとならず
エンディング「はじまりはいつもミステイク」
はひょっとするとおまけ・・・
みたいになるかも。
H☆Cをなるべく可愛く見せたい
と思っております。

ちーず様には登場の時には
TBを送らせていただいていますが
無反応なので・・・ちょっと恐る恐るで
ございますよ。

ちーず様もみのむし様も人間でございますよぉ・・・。
少しデフォルメが激しいのですが
キッドはもう慣れました。

みのむし様が走っているところとか
ちーず様の横顔とかは
・・・まだじいやにも謎でございます。

パパムスは面白かったですね。
今回のサイダーのCMはちょっと
やられた~感がありました。

投稿: キッド | 2007年8月21日 (火) 23時55分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

群雄たちの誰を残して誰を削るか・・・。
これを悩み始めるとキリがない
この手の作業。
木曾氏とか西の畠山氏とか細川氏とか
若狭武田氏とか
伊賀上野の百地三太夫とか
吉良氏とか
もうきりがないですからね・・・。
ま、戦国中毒の一種ですよねえ・・・。

キッドは戦国時代なら津本陽。
江戸時代なら藤沢周平ですが
若い頃には司馬遼太郎も山田風太郎も
読破いたしました・・・。
ま、爺くさいナンバーワンは池波正太郎に
捧げたいです。

ま、時代小説が好き・・・というところが
もはや爺くさい・・・という意見もありますが。

ま、国民的美少女来年、すごいのが
出るような気がします。
できれば国産がいいのになー。

「牛」関係者はなんか
あわれに見えてきて・・・不憫な感じさえしますね。

パパのためにガッキーが結んだオムスビ・・・食べたい。
パパが結んだオムスビ・・・微妙。

投稿: キッド | 2007年8月22日 (水) 00時12分

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