私がウソのつき方を教えてあげる・・・あなたのことが好きなのです。(井上真央)
「愛」はもちろん、フィクションだから・・・「愛してる」ってことはすべて嘘なのであるよなぁ。
もちろん、虚構も様々な重みがあり、この嘘は重い・・・。その重さを受け止めることを示す演技が万年脇役のアユタ・・・いや・・・秋生(平岡祐太)に可能かどうか・・・キッドは非常に微妙でした。悲しい、悲しいぞ・・・アユタ。
本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「女帝」↘10.7%(視聴率もそのうちのしあがっちゃるけん・・・銀座編でどうなるのかっ)、「山田」↗15.4%(あがったーっ。やはりパパよりムスメだーっ。よし子の浴衣万歳)、「スシ王子」↘*7.3%(さがったーっ。もう、どこまで下がるかっ。楽しみーっ。もちろんキッドは最後まで絶賛予定)、「受験の神様」↗*7.8%(あがったーっ。子供たちもちょっと興味を持ったエコ・キャンプ、後半の会社コントがなければなぁ・・・山口の好感度ドンドン下がるぞっ)、「ライフ」↘10.0%(さがったーっ。弟の登場が早すぎたかっ・・・それは違うと思うぞ)、「風林火山」↗19.2%(戻ったーっ。ホントに時間変更に弱いな。それからラブシーンが中途半端・・・20%に届かない理由推定)、「パパムス7」↗16.7%(やったー、今週のドラマでトップ・・・だって普通に面白いもんなー)、ついでに「ファースト・キス」↘13.1%(悲しい悲しいぞアユタ)・・・。
で、『ファースト・キス・第五話』(フジテレビ070806PM9~)脚本・井上由美子、演出・川村泰祐を見た。一目会ったその日から恋の花咲くこともある・・・ということで・・・美緒(井上)は6才年上の新人医師・秋生(平岡)に恋していたのだった・・・嘘じゃないとして。
で、視聴率が下がったということは・・・秋生・・・お前が悪い・・・ということになるのだな。
もちろん、そんな人ばかりではないと思うが、「たっ恋」「東京タワー」「P大作戦」とけして主役の人は好きになりませんポジションで来てしまったので・・・「お前かよっ」と言う気分になってしまったキッド。平岡祐太のせいじゃないんだよぉぉぉ。役者と役の区別のつかないキッドが悪いんだよぉぉぉ。でも、今までの役と区別がつかないんだよぉぉぉ。
しかもである。秋生は蓮子(松雪泰子)狙いなので今、主役の人に告白されても困っちゃうポジションなのである。そ、そんな役・・・アユタには無理なのではーっ。
強がって、悪ぶっているが、秋には生死の境をさまよう主人公の必死の告白。受け止めるには腰の強さが足りないのです。
しかも年上で恋愛問題にはうとい美人やり手医師・蓮子は実質・恋の干物女。秋生の恋心軽く受け流し体制である。うわぁぁぁぁぁ、もどかしぃぃぃぃ。
今回、突然、嵐のように王道・月9ドラマである。みんな、心の準備できていませんでしたーっ。今までの回っていうか、最後の15分前まで何だったんだーっ展開なのです。
第三話登場のツバサ(柏原収史)、今週登場のコージ(大東俊介)と美緒が軽く心を動かされるのはもうさわやか二枚目系・・・ま、いわゆるひとつのイケメンなので・・・美緒はもうこれ以上もなくメンクイです・・・そ、それって一種の禁じ手なのでは~。
みんな、なんか、理由が欲しいんだよね。イケメンだから愛されるっていうんじゃイヤなんだよね。分かる、分かるよ~。もう、なんでもいいから、違う理由が欲しいのね。「注射が下手だけど、一生懸命だったから~」とかでいいんだよね。「顔が好き」ってだけじゃダメなんだよねーっ。でも、恋ってほとんどそれだけだったりしてーっ。
ま、キッドはいつだって恋に落ちるし。大抵、顔見てね。昨日も暑気払いの宴席で隣にすわっていた美少女が美少女っていうだけで恋に落ちたしね。釣りバカ日誌のジジ恋レベルでね。対象外と知りつつね~。でも、ドラマがそれじゃまずいだろう。たとえば、キッドがよく利用するお持ち帰り寿司の店員がものすごい美少女なので恋に落ちるけど、だからって何か始まらないもんな・・・。現役だったら、「テレビのお仕事、興味ありませんか」とかスカウトを装って声かけたりして、とりあえずきっかけだけはつかんで、後は野となれ山となれとかいってアタックしたあげく、恋の華は咲かず、その娘がスターになったりしてしまう歴史的事実はあるけれど、それにしたってーっ、顔がいいから、好きーっていうのは現実の青春時代の特権であって、エンターティメントの恋愛ドラマでそれをやったらいけませんぜーっ。
ま、やっちゃったもんはしょうがねえか。
ともかく、思わせぶりな展開の続くドラマ。オレンジのガーベラの似合う美緒が兄貴(伊藤英明)とケンカするあたりから盛り上がってまいりましたーっ。
それにしても・・・蓮子「患者に必要以上に感情移入してはダメよ」秋生(ボクが感情移入したいのは先生なんですけどーっ)・・・兄貴「病院に迷惑かけるのは悪いって思ってますけど街角でチケット100枚以上さばけるオレの営業力に免じて許してください」蓮子「・・・変な人すぎて・・・気になる・・・」的周囲のわざとらしい恋模様が・・・ちょっと鼻につくのはキッドだけなんですかーっ。そうなのですかーっ。
その中で一流(劇団ひとり)が「好きな人を尾行したら変態呼ばわりですかー」とか、はるな(酒井若菜)「なーにーっ、お兄ちゃんって一人吹き替えごっこOK?」とか、勝(阿部サダヲ)「お前の妹って本当は重病なんじゃねえの・・・なんか、お前はバカだけど・・・」とか、いい味出し始めてるーっ。
さあ、バカな兄貴がもっとバカになれるか、アユタが主役の恋を受け止められる二枚目になれるか・・・二人の男優は役者としての正念場を迎えていることは間違いない気がする。しかし、「告白」に答えないアユタの表情にキッドは一抹の不安を覚えつつ・・・つづくである。
関連するキッドのブログ『第四話のレビュー』
水曜日に見る予定のテレビ『ホタルノヒカリ』(日本テレビ)
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皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
配役チェックなどしていなければ、とっくにさよならしているドラマなので、むりやりワカナちゃん目当てで見ています。彼女は弾けてる。
※視聴率
パパムスが好調で嬉しい限りです。
あ、続きはパパムスへ・・
I appreciate in your usual cooperation. Best Regards,Chablis
投稿: シャブリ | 2007年8月 7日 (火) 22時11分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
ま、どんなドラマでも
どんな脚本でもしっかりと
味が出せるのは
やせても枯れても(痩せても枯れてもいないが)
映画主演女優の酒井若菜ならでは・・・ですね。
今回も本当に井上真央のモノマネしていて
欲しい・・・
と思うキッドでした。
それだけで見る価値があった・・・
そ、それしかないのかよっ・・・。
ま、井上真央もずーっとキライでは
ありませんのでございますが・・・。
投稿: キッド | 2007年8月 7日 (火) 23時39分