あなたが食べたいのはタヌキそば?それともキツネうどん?(成海璃子)VS私がいじめられてるんだよっ。(北乃きい)
さあ、土曜の夜の女王様カーニバル復活・・・って。受験の女王様・・・出番少なすぎ・・・これ・・・視聴率の責任は誰がとるのかなあ・・・山口達也のダメだけどいいパパって設定に興味ある人いるのかなあ・・・いや、いることはいるんだろうなぁ。
山口達也の母・八千草薫に夫・長門裕之がいたのだが、これがまたバカなのである。
「達也は騎馬戦で大将になって集中攻撃をくらったが、転んでもただでは起きなかった・・・必ず敵を二、三騎、道連れにしたもんだ・・・」騎馬戦で敵を二、三騎道連れにするってどんだけ平教経なんだよ。
ま、バカの子はバカで孫はまたバカなのに中学受験をするなんてどれだけ大変なことか・・・ということが言いたいのかもしれませんが・・・。いいテーマなのに十文字レベルで残念なドラマなんだよなぁ。これはっ。
もちろん、セリフなどというものは「辻褄」のあわないものでも構わない。
白と黒の女王様ドラマでも黒の女王様が「歩(北乃)は嘘をつかないっ」と言った後で、歩は母親に「学校でいじめられていることを隠す」のである。この場合は最後に廣瀬(星井七瀬)が自殺未遂をすることでついに「私は学校でいじめられている」と母親に告白するということで最終的には辻褄は合うし、ドラマの本筋に沿っている。
もちろん、山口の父の発言も「騎馬戦」という「闘争」を示唆する競技によって目的達成のためにはがむしゃらに敵を倒すことも必要だという「教え」を含んでいると考えることもできるが・・・それはきっと説明不足でしょうなぁ。
で、『受験の神様・第六回』(日本テレビ070825PM9~)脚本・福間正浩、演出・本間美由紀を見た。故郷の海で泳ぐ広(長島弘宣)と勇(山口)。空は真っ白で青空ではなく、海はどす黒い。なんか、日本の海だなといえばそれまでだけどな。そういう絵一つにしても情熱が感じられないのだ。ここは「遊びたい」時に「勉強しなければならない」子供の後ろ髪引かれるシーンだろう。もっと海とか空とが「おーい、もっと遊ぼうよー」と囁きかけてくる絵にするべきではないのか。
「都会の子供は大変だなー」と田舎の人々は言う。ま、だから、「都会と田舎の経済格差について」はもう声を大にして言わないでくれっていうことなのか。
設備投資は難しい。情報の蓄積は設備投資なのだが、一年で情報量が倍になる時代である。コストを考えると、設備投資はままならないのである。今や、ネット上にはかなりの情報が蓄積されているのだが、有効な情報は限定されているし、その無効さ加減は常軌を逸している。もちろん、このブログは最高に有効な情報なのですと誰もが叫ぶのだが、実はほとんど妄想なのである。
で、結局は個人の情報選択力が問われてくる。情報の真偽を問い、情報の密度を問い、情報の鮮度を問わなければならない。そのための基本は各個人がどれほど基礎情報を持っているかなのである。その神髄は暗記に他ならない。
結局、人間はどれほど、有効な基礎情報を持っているかで優劣が決まるのだ。
それは実は、永遠のルールなのである。つまり、「個」となった生物は生存のために情報を取得し、有効な情報を得たものが生存を許されるのである。
「ひまわり」は「太陽光」というエネルギー源の情報を有効活用できるから「ひまわり」なのだった。
もちろん、人間はもっとずっと進化して複雑な情報の取捨選択ができる生物だという考え方がある。そういう意味で勇は合格なのか不合格なのか・・・と考えると微妙なのだなぁ。少なくとも結婚には失敗している。仕事はあまりできるとは言えない。子育てはいきあたりばったりだ。そして、そういう自分を反省しないのである。
「わが子のために嘘をついた過去」を忘れ、「仮病を使うわが子を叱る」勇。まあ、この矛盾が人間なんだと割り切ってしまえば「何があろうとわが子のためを思ってのことだ」という不確かな愛は浮上してくるだろう。それを子供ず「愛」と認めるかどうかは半々くらいだけとね。
今回は「運動とメロディーとリズムと言葉を使って暗記しよう」という作戦である。いわゆる関連付けであるが、記憶が時間との戦いであることを考えると「ドラゴン桜」にも取り入れられているように有効でもあるし、「時間」の無駄でもある。
もはや、カラオケを知らない人はいない時代だと思うので、たとえば「曲」を覚えるということも誰もが想像できるはずだ。曲を覚えるのも振り付けを覚えるのもけして簡単ではない。ただし、人によってはそれは楽しい作業なのである。だから、ただ「記号」を覚えるよりダンスや歌と一緒に覚えた方が楽しいという発想もある。
また関連付けで言えば忘れた記号を関連した他の要素、メロディーやリズムが想起させるという発想もある。
しかし・・・そんなことをしている間に一語でも多く暗記し、一語でも多く反復した方が効率的だという考え方もあるのだな。
ま、結局、総合的に見て、どちらが有効かは結果論なのである。だってそれが「個性」というものですから。
「教え」は情報の流れの一つである。伝統として、教えるものを教えられるものは敬う。それが「師」なのである。一方、情報産業では教えられるものは「顧客」である。客も尊ばれる立場だ。尊敬の流れは複雑になっている。
勇と道子(成海璃子)の立場は複雑だ。年功序列であれば勇が道子に対して敬語を使わないのは正しいのかもしれないし、顧客としても正しいのかもしれない。しかし、わが子の師に対してはどうなのだろう。今、勇と道子は下克上の激しいバトルの渦中にあるのだな。
「オレんところでメシ食べないか?」と勇がタメ口でわが子の師に告げれば「今日は無理」と年長者で顧客にタメ口で応酬する道子。キッドはいつだって三歩歩んで師の影踏まずの信奉者なので勇の口の聞き方には激しく苛立ちます。
しかし、そんな仕打ちに何故かクラスメートと病院で会話する道子は「学校行事はムダ」「友達もムダ」「高校もムダ」と言いながら勇と広の方向を見て、初めて優しく笑むのです。
え、笑みましたかーっ。笑みましたよねー。だ、妥協ですか。女王様、妥協でございますかーっ。笑むのエムはMですかーっ。
ま、消化するのは暗記項目でしたが、結局、面白かったのは予告の道子の「あなたが食べたいのは焼きソバ?」(あなたは勉強したいの?合格したいの?のパロディーと思われる)だけなのはこのドラマがテーマについて未消化だからではないのですかーっ。
(補足)平教経は源平合戦の源義経の軍事的ライバル。壇ノ浦合戦で敗北を喫し、源氏の兵を左右に抱き込み入水した。歌舞伎の題材として二騎道連れは好んで使われるポイント。騎馬戦でこれをやるのはかなり危険なので良い子は真似をしてはいけません。
関連するキッドのブログ『第五話のレビュー』
で、『ライフ・第8話』(フジテレビ070825PM1110~)原作・すえのぶけいこ、脚本・根津理香、演出・谷村政樹を見た。さあ、ここまで来て、SMプレーとしてこのドラマを見続けることに価値があるのかどうか、キッドには分かりませんが、続けます。ま、ヒロ(星井)が死ななくて良かったよな。ま、死んでてもやってるけどな。屍☆姦プレーはしなくていいのかーっ。などと書いて絶望的な顰蹙を買わずに済んでよかったな。・・・そう思うならしなければいいのにね。
さて、もはや、白の女王様・マナ(福田沙紀)は世の中全体を奴隷と見なして狂気の寸前の世界に突入しています。しかし、父親という玩具はなかなかにコントロールが難しい模様。・・・「警察」などというものを持ち出すなんてなんてお馬鹿さんなのかしら。国家権力が介入したりしたら、「いじめプレー」が「犯罪」などという味も素っ気もないものになってしまうじゃない。パパのおバカさん。私はね。もうちょっとプレーを楽しみたいのよ。今、いいところなんだからーっ・・・なのである。
一方、仔犬の玩具は新境地の告白プレーを開始するのだ。これまでは黒の女王様ミキにだけ告白してきたのだが、女王様から「みんなに言っちゃう」っていうのもなかなか恥ずかしいのよ~と調教されてその気になってきたのである。・・・あああん、もう、言っちゃうよ。アタシ、苛められてるの。みーんなに苛められてるの。苛められてる気持ちなんて分からないでしょ。どれだけ恥ずかしいことされてるか、知らないでしょう。アタシ、すんごく苛められてるんだからー。みんなに放置プレーもされてるんだからーっ。あああん・・・なのである。
ワンプレーを終えてベンチで脱力する歩(北乃)に冷たいドリンク押し付けというソフトなプレーをさりげなくする黒の女王様。歩は「私・・・恥ずかしかった」とMならではの反省。しかし黒女王は「ううん。すごく良かったよ。告白の恥ずかしさが伝わってきて、その調子よ。どんどん恥ずかしいことを口にするのよ」と励ますのだった。このあたりのプレーぶりが黒女王の高度なテクニックなのだな。
一方、白の女王様はヒロと歩を両天秤にかけて三角関係プレーを楽しむ意向。「ごめんね。歩ばっかりかわいがって・・・あなたにも仔犬あげるからねー」と針千本仔犬をプレゼント。キッドとしてはここは小猿にしてもらいたかったな。唯一残念だ。たちまち、しびれるヒロ。プレーを想像するだけで恐怖におののくMっぷりである。
なにやら秘密の臭いをかぎつけた仔犬の玩具は玩具仲間としてヒロをトイレで問い詰める。・・・ねえ、なんか、女王様のこと知ってるんでしょ? 一緒に告白しようよ・・・何よ、あんたなんか、一人で告白しまくって、最初にプレーしてたのはアタシなのに、あんたばっか、プレーの中心になって・・・ごめん、それはあやまる、だから、今度は一緒にプレーしよう、きっと新しい世界が開けるよ、もう普通のプレーじゃ我慢できないんだ・・・本当、本当に一緒にプレーしてくれる・・・しかし、扉の外にいるのは白女王。
・・・お前も針千本が好きなようだね・・・
なのだった。きゃあああああああああ。もはや、現実と妄想の区別のつかなくなったヒロは屋上へ。「一緒にプレーしようよ」と誘う歩を振り放し。
・・・私は一人でできるのーっ・・・
落下プレーである。それを見守る白の女王・・・バカね。一人でプレーするなんて・・・私がこの手で突き落とさなくちゃ、本当のプレーの喜びなんて分からないのに・・・。
歩「な。なんて。派手なパフォーマンス・・・。私なんて、まだまだね。よーし、今夜はママに告白プレーを試してみる。ヒロ、あなたには負けない・・・・」つづくである。
ま、白の女王様は一転、Mの立場に置かれそうになり、ここがまた醍醐味。しかし、来週、まだまだ逆転のニヤリは秘めています。まあ、最後は白の女王様の高笑いで華麗なるエンディングが希望ですが・・・まさか・・・しないよな。
関連するキッドのブログ『第七話のレビュー』
月曜日に見る予定のテレビ『ファースト・キス』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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