つかみどころのある胸ですみませんっ。(深田恭子)VSこのむんずでむにゅむにゅめ~。(伊藤美咲)
うわぁぁぁぁぁぁぁ。林徹演出になった途端のこのトーンダウン・・・すごいな。
ま、キッドと相性が悪いと云ってしまえばそれまでだが・・・。
たとえば、小池栄子がこれ見よがしに伊藤美咲の悪口を言うシーン。まったく素知らぬ顔で聞いていた伊藤が小池が去ったと同時に鼻をふくらませ怒りの形相を見せるのだが・・・だから、そーゆーのは「大奥」だから成立するのであって・・・ここはセリフなりモノローグなりで「聞こえてましたともっ」と押さねば。押さねばならんのだな。そうでないと笑えませんからーっ。奥ゆかしい演出不要ですからーっ・・・ま、意地でもそういう風にはしないのね。
で、『山おんな壁おんな・第六話』(フジテレビ070809PM10~)原作・高倉あつこ、脚本・前川洋一、演出・林徹を見た。今回はつぎはぎだらけのサザエさん展開である。すべての登場人物が魅力を失い、平坦になってしまう演出力って・・・もはや神ワザだな。
その中で「オレの方が先輩なのに・・・」でオシているバイヤーのガレッジセール川田、一箇所だけ「オレの方が先輩なのに・・・」とは言ってはいけないシーンがあり、そこでも言ってしまう。これによってリフレインの面白さは半減する。
ダイナマイッで印象をつけたミッチー、乾杯の音頭をとるシーンがあり、ただ「乾杯っ」と云う。おいおい・・・なんなんだぁ。
唐突にキスするカップルが登場。爆発音に驚く。矢沢心のエアブラのパンクである。恥をかいたらしいデパガ二人組・・・だぁかぁらぁ・・・ここはその現場を見せてほしいの。
もう、このスカした、なんの粘りもない演出に脱力の連続である。
前半は買い物の間に子供を預けに来た昔の女(竹本聡子)の話。予期せぬ赤ちゃんというお約束のパターンだが、「お乳ほしがってるよ~」「いくら巨乳でもお乳はでませんっ」くらいのサービスはないのかよっ。
つづいてだめんずうぉ~か~展開。売れない小説家(登場しない)に貢ぎ、売れたと同時に捨てられた三浦理恵子というお約束のパターンだが、私の胸でお泣き場面で「ああ、ふかふかだわー」と横乳スリスリとか、ナデナデとか、胸の谷間に顔を埋めるとか、サービスはないのかーっ。サービスはーっ。
もちろん、抑制された演出というのも味はある。しかし、「はだしのゲン」でこれでもかと原爆投下の地獄図を描かないとしたら・・・何のための「はだしのゲン」だか分からんだろうがっ。
そして、唐突に「母危篤」である。何の思い入れもない主人公の母の卒倒などで引かれてもどうしていいのか分かりませんがーっ。お約束の伊藤の妄想もなく、深キョンのニセ巨乳サービスもなし。たな卸しも導入部だけ。デパガの山おんな壁おんなはどこですかーっ。どこにあるのですかーっ。
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土曜日に見る予定のテレビ『受験の神様』(日本テレビ)『ライフ』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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