みんな、私の玩具なの。(福田沙紀)VS玩具は大事にしないとね。(関めぐみ)
「受験の神様」24時間テレビお休みである。「はだしのゲン」による猛攻撃の後のお休み・・・。受験の女王様は編成にも恵まれていないのだった。ま、成海璃子は野菜ジュースでも飲んで元気出して欲しい。
そして「S.O.S,」(2001)のまなと(滝沢秀明)と唯(深田恭子)はスペシャルドラマ「君がくれた夏~がんばれば、幸せになれるよ~」で木崎夫妻になった。二人の子供は難病(ユーイング肉腫)で残念なことになってしまうのだった。山女でない標準サイズの深キョンはあっさりメイクで素顔美人でした。・・・そこか。そこのポイントで人としていいのか。
で、『ライフ・第七話』(フジテレビ・070818PM1140~)原作・すえのぶけいこ、脚本・根津理香、演出・遠藤光貴を見た。白の女王様(福田)の大活躍が展開される今回。すべての登場人物たちは「彼女」に翻弄されるのであった。
「彼女」に許されて、玩具いじりを代行することになった男の玩具・アキラ(山根和馬)は仔犬の玩具・歩(北乃きい)を餌に黒の女王様・羽鳥(関めぐみ)の捕獲に成功する。手下のクズたちと拉致・監禁・凌辱プレーにおよぶのであった。憧れの黒の女王様に狼藉しようとしたアキラの尻に手錠につながれたまま必殺の蹴りを見舞った歩だがボディブローで逆襲され、手痛い目に遭うのだった。
アキラは「恥ずかしいプレー実行」を白の女王様から暗に命令されているのだが、その歪んだ欲望は「焼殺プレー」に向かっていた。男の玩具は誰かを焼き殺したいという煮えたぎるような倒錯的執念に取り付かれていたのだった。そうでないと白の女王様に逆らってまで床に散布した油に着火というアホぶりは説明できないのだ。お楽しみはどうなるんですかい・・・(男の玩具の子分)と愚痴のひとつも言いたくなる。
一方、帰宅しない歩の身を案じる仔犬の玩具の母(真矢みき)はビッチはビッチなりに母犬だったのである。ついに学校に電話を・・・。そして歩の友達に電話しようとして友達を知らないという軽いボケを披露するのだった。・・・笑えるかッ・・・笑うところじゃないと思うんですけど・・・そうなのかっ。
廃墟に手錠でつないだ黒の女王様と仔犬の玩具。取り囲む男たちは欲望でギラギラである。しかし、アキラは「ただやるなんて、そんなのつまんないよね。やはり焼きたいよね。ああ、人を焦がすってなんてステキなことなんだろう。根性焼きなんてチンケなレベルじゃなくてぇ。女の子を燃やしちゃうの。うほっ。想像しただけでもらしそう。でも、そんなことしたら白の女王様、怒るかな。う~ん。そりゃ、怒るわな。我慢なの。辛抱なの。今日はただの凌辱プレーで抑えておくの。えらいでしょ。アキラちゃんって」・・・だったのだ。しかし「でもやっぱり我慢できないっ。火ーつけちゃおっかなー」・・・それを見抜いた白の女王様が電話をかけてくる。玩具の仔犬は電話の相手を見逃さないスーパー視力を持っているのだ。「えへへ、ちゃ~んとやってますよお。火なんかつけてませんよぉ」・・・アキラは堪えた。
そこへ、火傷王子・園田(北条隆博)が鉄パイプを持って登場。どこで手に入れたのだ。しかし、活躍を見せることもできずに、アキラに一蹴されてしまう。そこで黒の女王様が口を開く。「ふん、一人じゃ何にもできないくせに。見掛け倒しなんだよ。やれるものならやってごらん」・・・さすがは黒の女王様である。アキラの心底に隠した欲望にもれなく着火なのである。
アキラ「くそっ、オレなんか、我慢してたのに、やりたいことやらないで凌辱プレーなんて初心者コースに付き合ってたのに、やってやる。やっちゃうぞーっ。ひーっひっひっ」・・・バカはどこまでいってもバカだな。ライターで着火。随分、時間たってたから気化して大爆発オチじゃないのかよ。チロチロと不景気に燃える炎。たちまち怖気づく子分たち。「非現住建造物等放火罪は2年以上の有期懲役ですぜー」「放火殺人なら無期懲役ですぜー」「複数の被害者なら死刑も検討の余地ありですぜー」「そんなのオイラたちはまっぴらでさー」「お楽しみはこれからだったのにバカじゃねーのー」アキラ以外全員退散である。
アキラ「おいおい、これからいいとこじゃねーのー。見ようぜ。みんな、人が燃えるとこ見たくないのかーよー。なんだよ。もう、つきあい・・・悪いな。ちぇっ、一人じゃなんなんで、アッシも失礼させてもらいますよ」・・・逃げんのか、こら。
玩具の仔犬は成り行きで手錠をはずされていたが、黒の女王様は重い備品につながれたままで、脱出不可。しかし、さすがは黒の女王様。表情一つ変えないのだった。
手錠の鍵を求めてファイヤー・アキラに追いすがる火傷王子。「なんだよ。てめえ。焦がされ棒の分際でオレに逆らう気かよっ。なめんなよ」しかし、ふとした弾みで壁に後頭部を強打してしまうアキラ。どこまでバカなんだーっ。
一方、火の海(のつもりで脳内補完がちょっぴり必要デス)の中で愛を交わす黒の女王様と仔犬の玩具。究極の「私のために一緒に焼かれてごらんなさい」プレーである。「いいのよ。お逃げなさい」「そんなことできませーん。くうんくうん」なのであった。仔犬は火傷王子の鉄パイプを拾った。子犬は現役高校生なのではだしのゲンとは違い、てこの原理を理解していた。103/105人だって進学校レベルですから。仔犬は火事場のアホ力で黒の女王様を助けた。黒「なかなかいいプレーだったわ。その調子よ」
脱出路でアキラを絞殺中の火傷王子を発見。「窒息プレーは危険だからダメですよ。ワンワン」仔犬に吠えられて我に還る火傷王子。「あぶない。あぶない。殺人未遂だけどな。正当防衛認めてもらえるよな」3VS1でビビルアキラ。接近するサイレンの音が耳に届いたのか。「ちくしょー。おぼえてろー。訴えてやるー」である。
廃墟での出火。到着した警察に身柄を保護される三人。
病院を経由して最寄の警察署で事情聴取。
「えー、集団で拉致監禁プレーされそうになったーっ。おーい、こいよー。話し、面白そうだぞー。・・・ウソじゃないだろうね」・・・てなことかあったはずだが、黒の女王様によって警察官一同は即効で手懐けられてしまったのだろう。刑事相手の黒の女王様のプレーぶりも堪能したかったのにーっ。ビッチと玩具の仔犬の和解シーン長いよっ。主題歌「LIFE」(中島美嘉)いったん止めてどうするーっ。プレゼントの箱の中にこわいものが入っている想像で夜トイレに行けなくなったらどうするのですかーっ。
一方、白の女王様は男の玩具と密会。どこに潜んでいたのだ。ま、すべてを見守ってこそのプレーだから当然と言えば当然だが、ここからは白の女王の微笑み連打である。アキラに抱かれてニヤリ。アキラを携帯電話のメモリーから抹消してニヤリ。命拾いをした子犬の玩具を見てニヤリ。みどり(末永遥)たちをバカあつかいしてニヤリ。真相に気がついた廣瀬(星井七瀬)に「みんなマナの玩具なの」宣言でニヤリ。必殺指きりげんまんで「ウソついたら顔ズタズタね」でニヤリ。真相を問いただそうとする歩にニヤリ。自傷行為でガラスつきやぶってニヤリ。まんまとSMの玩具・佐古(細田よしひこ)に攻略されかかっている戸田先生(瀬戸朝香)をまるめこんでニヤリ。腕から血を流してニヤリ。平岡先生(酒井美紀)に保健室に連れて行かれつつニヤリ。去り際に黒の女王様に外交儀礼的ニヤリ。そして父親をまるめこんでニヤリ。父親に仔犬の玩具と黒の女王様の退学処分を要求させるプレーでニヤリである。白の女王様ーっ。ニヤニヤしすぎーっ。もっとしてーっ。
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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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