私はシャワーをあびましたっ。(堀北真希)VS私はあびませんっ。(志田未来)VS告白しろといわれたから告白した。(戸田恵梨香)
ああ、すっかり残念なのだが、戸田恵梨香がいました。今回、ウソゲの戸田モード強しだったのでタイトルまで昇ってきました・・・本当に相武紗季とか香里奈までそろえてモ~な「牛」・・・何をしようとしているのか・・・。
一方、「ほんこわ」と連動して「花君」にまで亡霊のように出現の稲垣吾郎。あまり、一般ウケはしなかったようだが、中津的に弟を愛し失った男として北浜先生(稲垣)を見れば大爆笑の展開なんですけど。だから、今回は妄想・北浜先生の禁断の愛です・・・。
「Q」は真夏の「羊たちの沈黙」ごっこ。ごっこガーデン抜きでごっこをやられるとプロってなんだろう?という気分に・・・しかし、メグ(志田)がキュウ(神木隆之介)のほっぺをギュ~なのでそこはプロフェッショナル。
今回のレビュー順。①「花君」↗18.2% ②「Q」↗12.2% ③「牛」↗*8.6%(不動の順位だな・・・それにしても「牛」は1000万人近い客を逃がしているのだな・・・それはそれですごいな。一方、「Q」は「オリラジ」の*6.1%からほぼ倍増・・・午後10時に600万人が「花君」から「Q」へ移動していく様を想像するとすごくスペクタクルである)
で、『花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス・第9話』(フジテレビ・070828PM9~)原作・中条比紗也、脚本・武藤将吾、演出・松田秀知を見た。今回のサービスは瑞稀(堀北)のシャワーシーン、イベントはテストの打ち上げライブ、萌えは肩枕の頭なで、佐野(小栗旬)VS中津(生田斗真)は瞑想中の瑞稀の唇を奪おうとした中津を背後から佐野が手刀一閃はたきおとして佐野の勝ち。ひばり(岩佐真悠子)は言い負かされただけ。ストーリーの進展は「佐野が瑞稀と呼び捨てた。中津が瑞稀の女体を目撃」・・・以上。つくづく、サービス満点なお店です。
私(北浜)は・・・忘れない・・・あれほど・・・愛した弟のことを・・・あんなにあんなに愛していたのに手が届かないところに去ってしまった弟。お前はおろかだよ・・・私の腕の中でいつまでも甘えていれば・・・お前も私もどんなにか幸せだったことか・・・それなのに・・・私がつい目を離したスキにお前は迷ってしまい、青空高く飛んでいった・・・小鳥のように。そう・・・ここは小鳥の巣・・・弟のような少年でいっぱいだ。たくさんの弟たち・・・私はあやまちをくりかえさない・・・お前たちをいつも見つめ・・・間違いをおこさないようにつなぎとめておくよ・・・しっかり首輪を嵌めて迷ったりしないように・・・ああ、愛しい弟たちよ。キラキラした瞳の少年たち。私の小鳥たち。私はお前たちを誰一人として失ったりしない。
ああ、中津くん、君は弟にそっくりだ、その反抗的な眼差し・・・その世の中を甘く見た態度、だめだ、だめだ、君は危うい、一番危うい小鳥だよ・・・洗面器なんて落としたってごまかされない・・・君は悪の道に向かっている・・・君は滅びの道を歩んでいる、大丈夫、そうはさせない、私が君をしっかりと抱きとめる。
ああ、なんて強情なんだ。君はやはり弟みたいだ。君が破滅する前になんとかしてあげないと・・・ああ、また一羽、小鳥が舞い込んだ。かよわそうな小鳥・・・こんな小鳥が得てしてナイフを隠し持っていたりするんだ・・・弟を刺したあの愚かな少年のように、ああ、それにしてもこの小鳥もまた可愛い小鳥、そんなにかばいあって二人は愛し合っているのかな、ああ、それにしてもきれいな肌をしている、脱いでみたまえ、その肌を私にみせたまえ、サービスしたまえ、ああ、さすがにそれを強要するとセクハラになるのだろうか・・・いや、私はあくまで小鳥たちを守りたいだけ・・・なにも疾しいところはないのさ。
まったく、私の小鳥たちに手を出そうとするなんてなんてあつかましいピーチクパーチクひばりの子なのだ。おだまり小雀ども。男の子たちはみんなゴロちゃんのものなのっ。
・・・おお、また、極上の少年が・・・私の前で・・・私を強く・・・見つめて・・・なに・・・弟じゃないって・・・何を言っているのだ・・・君もまた・・・私の弟に決まっているじゃないか・・・どうしてそんなに拒むのか・・・ああ・・・いつしか・・・私も年をとったのだな・・・そうか・・・もう・・・こんなおじさんをお兄さんと呼ぶのは無理な年頃に・・・そして私もそういう年齢に・・・ふふふ、そうだな・・・私も年相応の相手を選ばねばならないということか・・・私もワインを味わう年齢だ・・・そうか・・・私の臀部をやさしくつかむこの男(上川隆也)・・・この男と新たなる関係を結ぶのも一興なのか・・・そうか、さらば小鳥たち・・・でも。時々は眺めさせてくれたまえ・・・君たちの輝きが・・・私の目の保養になるのだから・・・君たちの翼に乾杯。
関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー』
ごっこガーデン花君ステージ。翠「むきゃーっ。肩枕頭なではなしデスかーっ。しかもモノクロデスかーっ。どんな放置プレーデスかーっ」mari「・・・嫉妬です。ジェラシーメラメラです。翠・・・瑞稀ちゃまばかりに萌えは許されないのです。干物女モードでっ」みのむし「原作ではーっ。カンニングペーパーも由来つきだったのに・・・ドラマでは謎にしたままだったのでありまするるる・・・」
ごっこガーデン学生寮セット。お気楽「そうなの、カンニングペーパーの正体が気になって・・・ってなぜ、天王寺に・・・」エリ「このドラマの魅力は男装。男装の麗人とえば宝塚。宝塚といえばアイドル。アイドルとしてチャレンジしないといけないの・・・難波は「わた教」よりいいわ」アンナ「姫島よっ。花桜会よっ。なんか窪塚くんのヒットしなかった映画みたいな・・・このドラマお気に入りだけどやっぱり秋は映画『HERO』の100回見!」まこ「天王寺はパスしました・・・だってそれはヌードデスよーっ。・・・変なクマで勘弁デス」
で、『探偵学園Q・第9話』(日本テレビ・070828PM10~)原作・天城征丸(他)、脚本・大石哲也、演出・猪俣隆一を見た。まあ、『羊たちの沈黙』はいわゆるひとつのエポックメイキングなので・・・いいのだが・・・もう少し、オマージュっていうか、尊敬しているところは尊敬しているところで見せて、少し恥ずかしながらアレンジしましたよー・・・というバランスは欲しかった。もう、出来の悪いコントのような気がしてすみませんでした。
「催眠術がこわいから目隠し」って超法規的措置だよな。あきらかに人権蹂躙である。こういう超人的犯罪者は闇から闇に葬るしかないのは鉄則なんですが・・・。司法取引ってどこの国だよ・・・おっとフィクションなのを忘れてました。
ま、原作に比べれば映画は甘口なのですが・・・「羊沈」シリーズの話ね・・・「Q」は原作とくらべてかなり訳のわからないものに・・・。まあ、それでも、一応、今回はキュウがクラリスポジションということで・・・話を進めます。
イノセント(無垢)の問題です。汚れを知らないということ。善は汚れを知らないものとは限らない。つまり、悔い改めるという概念の導入です。犯罪者の更生というものにもからんでくる。そうなると犯罪被害者の遺族なんかは怨みを水に流すことが求められる。キッドは自然にそうなればそれはそれでいいと思いますが・・・強制となると割り切れないものを感じる。復讐するは我にあり・・・の我はやはり神ではなくて人だと考えるからです。
これまでキュウは「たとえ犯罪者被害者の遺族であっても復讐(犯罪)をするのは許されない」と主張してきて、いわゆるひとつのキッドの鼻についてきたのですが、一応、それが伏線だったわけです。じゃあ、お前が犯罪者遺族でも同じことを言えるのかよ・・・と言う追求です。イノセントだったキュウはたやすく憎しみに溺れ、善を失うのです。失われた善を犯罪者の親族であるリュウ(山田涼介)がその血縁を克服した前回の流れでキュウに「仲間」として再認識させるという形で展開していきます。なかなかに理詰めです。
まあ、汚れちまった悲しみは・・・もはやイノセントなキュウを失わせ、陰りを残すわけですが・・・少年とはいえ、犯罪心理のプロとして・・・そんなレベルだったのか・・・という思いは拭いきれませんけど・・・またまたフィクションなのを忘れてました。
愛する妹を食べて神を笑うことを覚えたハンニバルと行きずりの羊が犠牲となった声が耳から離れないクラリス。二人の間にやがて芽生える愛のようなものが・・・はたしてケルベロス(鈴木一真)とキュウの間に芽生えるものなのかどうか・・・キッドとしてはケルベロスの相手はメグなんじゃないのかと思うのですが・・・どっちもないですか・・・。・・・そうですか。
で、『牛に願いを グラスウインドウ&グリーン・第9話』(フジテレビ・070828PM10~)脚本・金子ありさ、演出・三宅喜重を見た。結局、詰め込みすぎたんだよなぁ。そして都会と田舎のギャップ、学生と実業のギャップ、貧と富のギャップというさまざまな問題性が大学生の中学生みたいな恋とあまりにも水と油だった。まあ、それはやりようによっては大傑作を形勢するポイントだったと思うが・・・力量不足・・・特に脚本である。
今回も「ロズウェルなんか知らない」を想起させる宇宙人村おこしから始まり、恋愛談義、市町村合併話ともう大風呂敷である。市当局と酪農家経営者との軋轢と問題などは昨日今日始まったことではなく・・・議員が農家の息子に隠しておけるようなことではないというのは確かだと思う。
財政が破綻したのは行政であって、個人経営者ではない。あくまで、何か一儲けたくらむ政治家とそれにきな臭い臭いを感じる市民の話であって・・・いくらなんでも親の代から酪農家という経営者たちがそんなにピュアではないはずだ。
まして、通りすがりの学生たちのその場の思いつきでどうこうなる問題ではないもんなーっ。
で、玉鉄は一応、今回の感動的シーンをすべてを否定する役なのだが、そうなると相武のビンタは善悪を超越して間抜けなのだが・・・。
しかし、乙女チックには牧場で告白して玉砕に満足の戸田恵梨香も、好きな人と「おはよう」って挨拶するのってなんだか憧れるーっていう相武も、獣医になるって決意した獣医学部の香里奈も・・・とてつもなく虚しい存在なのだなぁ・・・。
ま、こうしていろいろな問題点を点描できるだけ・・・少しドラマっぽくなってきたような気がします・・・。残念なことに。単なるどうしようもないドラマであることもやめるのか・・・。
木曜日に見る予定のテレビ『山おんな壁おんな』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
そうですか・・そうですよね。北浜から見たらどの子も弟。
自分が守らずして誰が守る!ってことなんですよね。
でもそのはずが初めから反感買うばかりの展開となったのは真に残念な脚本でしたねえ・・。せっかくの稲垣さんが。
エリはそれでもわた教より確かに難波はかっこよかと思いました。ネプリーグやヘキサゴンも見ましたがみんなクイズダメね(笑)岩佐さんはお勉強もできるみたいでしたけど。
そんなわけですが、エリが難波さんになったの?
きゃ~~うれしい~~♪♪
あの白い学ランね、カッコイイと思ったの。
なんたって花桜会だもん!!
投稿: エリ | 2007年8月30日 (木) 23時34分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
やはり、SMAPゲストという豪華版ですから
期待も大きいかと思いましたが
ゴロちゃんのスケジュールに限りもありましたでしょうし
このあたりが限界かも・・・。
弟とのからみなどをもう少し丁寧に描くとなると
いささか時間を要しますですし。
まあ、「本当はいい人だった」の部分は
妄想するしかないのですな・・・。
まあ、瑞稀が「そうなのかもっ」って
言ってますし・・・。
お話も大詰めでかなり進展しましたしね。
もうなんか
岩佐とかまひるとか出番を確保するのが
精一杯というくらい
ごった煮状態ですから~。
ま、瑞稀を女と知った
中津がどうなってしまうのか・・・。
佐野のハイジャンプとか
佐野と瑞稀のラブラブとか
すべてをふっとばして
もうそのことだけが気がかりの
ドラマになっているような気もしますが・・・。
とにかく白い学ランもお似合いで
ようございました~。
投稿: キッド | 2007年8月31日 (金) 03時27分
キッドさん、おはようございます~♪♪
次回は、予告にあった
中津君の瑞稀ちゃんを
「後ろから抱っこで告白」シーン
により、
20%越えするとニラんでいるヤマトなのですが、
甘いでしょうか。
全国の「恋愛とやら」に憧れる
妄想大好き少女が
今度の火曜の夜9時には
テレビの前に集結するとニラんでいます。
甘いでしょうか。
久しぶりに「モーリス的耽美な世界」を
感じられた作品でした。
あと猛烈に暑かったこの夏
ダメになりそうなヤマトに
元気を沢山くれました。
あぁ秋の到来&夏の終わり
物悲しいなぁ、
夏の終わりとともに
このドラマも終わっちゃうしさぁ。
秋は寂しくて
また別の要因でダメになりそう・・・。
枯葉・・・乾いていく空気・・・
少し冷たくなっていく風・・・。
すっかり無くなる海の家・・・。
うぐぐ・・・。
フジの火曜夜9時&10時枠は
若者の青春群像劇が多いと思うのですが、
次のクールは何なのかちょっと楽しみ
投稿: ヤマト | 2007年8月31日 (金) 09時07分
☆*⋄◊✧◇✧◊⋄*ヤマト様、いらっしゃいませ*⋄◊✧◇✧◊⋄*☆
今はもう秋・・・。
誰もいない海・・・。
というフレーズが心の中に流れると
ああ、人生ってせつない・・・
と誰もが思うものですが
年をとってくると・・・
終った・・・夏・・・終った・・・
良かったぁぁぁぁぁ。
すずしーっ。
ともうその喜びばかりが
大きくなります。
青春の終わりは
様々ですが・・・。
性欲の夏より
食欲の秋だよねーっと
思う気持ちの強さが
強まるほど「終」です。
ま、お若い方は秋は秋で
ロマンスーっなのでございますがね。
次回は秋に相応しく「あすなろ抱き」展開。
佐野・瑞稀でなく
中津・瑞稀であるところが
まだまだ最終回じゃないのだな・・・。
さあ、はたして、20%越えは・・・。
夏ドラマとしては遠い遠い数字で
ございますからねーっ。
14.7%→14.7%↗17.5%↗18.2%と
上昇中の「花君」・・・ありえる数字ですが・・・。
このワクは「花嫁とパパ」平均11.8%
「今週、妻が浮気します」平均10.2%
「役者魂!」平均*9.6%
「ダンドリ。」平均*8.9%
という去年の夏からここまでの流れ。
「ダンドリ。」という女の子の集団劇で失敗した流れを
松たか子→石田ゆり子→石原さとみで緩やかに回復。
堀北プラスイケメン軍団で爆上げ
(ここまでの平均16.2%で夏ドラマ首位独走)
という流れ。
ま、20%達成ならば
キッドはサービスの勝利と思うのです。
さらしサービス、水着サービス、
シャワーサービス、コスプレサービス・・・
あの・・・スシ王子みたいな番組のことを思うと
マキマキ良かった・・・と思うばかり。
・・・う、撃たないで・・・。
次回作「ワイルドママ」
は上戸彩とねずみ男の夫婦物語。
上戸彩・・・ヤンママかっ。
まあ、同世代綾瀬はるかが干物女だったり
加藤ローサが女帝だったり
関めぐみが黒の女王様だったり
宮崎あおいが実際、結婚だったりして
まあ、おかしくはないですけどっ。
ちなみに10時台は
上川隆也・田中美佐子・美山加恋
のホーム・コメディー「スワンの馬鹿」
日本テレビは・・・。
なんと赤西仁の松竹梅で「有閑倶楽部」・・・。
脚本が「レガッタ」「ホテリアー」の
江頭氏というのが・・・爆不安でございます。
しかも・・・松竹梅・・・主人公なのか?
ヤマト様の期待に添えるかどうかは?
投稿: キッド | 2007年9月 1日 (土) 01時15分