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2007年9月 4日 (火)

好きな人を悲しませたくないから別れるのは心臓に悪いのです・・・っていいところなのにバカ兄貴ざけんなよっ。(井上真央)

最初はまるまるっとしていた美緒(井上)・・・実はむくみの表現だったのかな・・・と思うのは今回、場面ごとに井上がやつれていく・・・というミラクルな演技を披露しているからで・・・これは「恋やつれ」なのである。

これはタイトロープだよな。「病気」=「痩身」という医学の常識のない大衆相手に、「病気」→「むくみ」、「つらい恋」→「身が細る」という体を張った表現はわかりづらいのかもしれない。「失恋」→「ヤケ食い」→「デブ」という飽食の時代だから・・・。

ま、それを上回る「とんでも展開」で兄貴(伊藤英明)に・・・脚本家はどんな夢を見ているのかしら・・・?

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「女帝」↘10.5%(伝説のホストもこみち・・・さげたーっそしたらねー)、「スシ王子」↗*8.1%(またまたあげたーっミツ・貫地谷のパワーおそるべしっ夢みるぞぉ)、アニメ「デスノ」15,7%、「世陸」15,5%、「マッチの岡部警部」14,4%(いい勝負だーっ)、「受験の神様」↘*7.6%(「裸の大将」塚地18.4%には負けたが「勉強していたい」V6長野*2.8%には勝ったか・・・内容OKだったが時すでにおそしなのか・・・ていうかジャニーさん、共食いです・・・あわせればフタケタなのに・・・)、「ライフ」↗14.2%(あげたーっ。すごく来たーッ。白黒女王万歳)、「風林火山」↗17.1%(ゆるやかに回復・・・リツはミツになれますか?)、ついでに「ファースト・キス」↘13.8%(う~ん)、以上。

で、『ファースト・キス・第9話』(フジテレビ070903PM9~)脚本・井上由美子、演出・川村泰佑を見た。いきなり、ラスト・シーンで恐縮だが・・・何が起こるか分からない世の中だとしても・・・生存率50%の手術に望む妹の「話」をしている時に空港で「恋のメッセンジャー」をした兄貴(これだって平岡祐太にはかなりかわいそうな話だ・・・)があろうことか意識を失って卒倒してつづく・・・そりゃあ・・・あんまりだよね。これはキッドだけじゃなくてみんな、みんなそう思うと思うの。それって滅多にないことだから、言うよ。誰かーっ、助けてください・・・このドラマをーっ。いやあ・・・来週の言い訳が楽しみだわ・・・それってつられているのじゃあ・・・。

今回はお気楽様に華がないと言われるはるか(酒井若菜)の見せ場は多い。それなのにお気楽様は空々しいまで・・・。社長ーっ。二人の間には妄想芸能界的に何があったのですかーっ。ま、恋の99%が悲しくて1%が・・・は何が言いたいのか分かるようで分からないセリフですけどねーっ。キッドは恋は100%すごくいいものだ・・・としか思えないし・・・。そうじゃない人って・・・まあ、想像はできるけど・・・。

ともかく、美緒(井上)の分かりづらい恋心を解説するナビゲーターとしてはるかが同行することが明白なこの設定。今回もダンドリがなぁ。たとえば、「呼び出しをかけるといい」というセリフは説明のし過ぎで・・・バカ兄貴「もうダメだ~」はるか「方法なんていくらでもあるよ」ぐらいで・・・アナウンス「美緒様、美緒様・・・」という流れでいいし・・・。なんなら、妄想エア電話で別れの挨拶とかぶるくらいのタイミングでもいい。古典でいうと愛しい女の名を呼ぶと汽笛が邪魔をする・・・というアレね。ともかく・・・例によってそういうささいなタイミングがなんともかっこ悪い仕上がりなのだなあ。

演出はもたもたしない。そうでないとその後でドラマの内でもたもたする登場人物たちのもたもたぶりが引き立たないから・・・。ああ・・・なんでだ、「山壁」「牛」とこれはどうしてこう演出のアラが目につくのだ・・・。「ゆとり」なのか「ゆとり」演出なのか・・・。

お気楽様が天才的にあらゆる対象に納得のブーイングをできるように、どんなドラマでも褒め称える・・・そういうレビューはできないのかよ。・・・無理だろ。

で、井上真央が顔が変わっている件なのだが・・・やはり、どのシーンもほっそりと見えるし、儚げに見えるし、そして幼い感じに見えるのだな・・・この8話→9話の面変わりはすごいぞ・・・。成長期なのかっ。で、つまり、8話→9話は恋をした・・・恋をしたけどあきらめる決意をしたということなのだ。

美緒の心の変化を追うと「もうすぐ死ぬかもしれないから・・・兄貴の顔でも見ておくか」「恋かあ・・・ちょっと好きになったって・・・心臓がアレだからなあ・・・そんなに言うなら初恋の人にでも逢っておくか・・・結婚してるじゃん」「好きな人はいるけど・・・私なんか無理だもんね」「ええーっ、私のこと好きなのーっ。うそーっ・・・じゃ、恋という奴をやってみる」「・・・なんだ・・・やっぱり・・・大変じゃん・・・私と付き合って好きな人・・・幸せになれないじゃん・・・好きだよ・・・好きだけど付き合わない・・・」「さよならも言わない・・・だってもし好きになってすぐに私がいなくなったりしたら・・・だから・・・手術がもしも成功したら・・・もう一度好きって・・・」という感じで、最後の部分で「恋やつれ」をしたのである。

これは申し分ないし・・・それなりにロマンチックだ・・・それなのに周囲がロマンチックを許さない・・・大体・・・伊藤英明がミスキャストなのだな。今回、伊藤英明は芸術系のバカである。しかも、悩めるタイプ。実は・・・伊藤英明は得意の分野だ。新人の医者で医療に悩むとか・・・新人の弁護士で法律に悩むとか・・・新人の海猿で機密情報流出に悩むとか・・・そういう役はおてのものなのである。しかし、その悩みでふりまわしていいのは恋人だけで・・・妹ではないのである。そういう役は不得意なのだな。

キッドは女優の顔の区別が苦手だが、そういう意味で男優だって怪しいのである。伊藤英明といえば坂口憲二と区別がつかないのだが・・・どちらかといえば坂口の方がはまり役だったと思う。自分勝手にいろいろと悩んで・・・妹をふりまわす・・・バカ兄貴・・・なんとなく坂口にはそれが似合うのだな。

理由を書いてもいいが・・・長くなるので「家族愛」との合性という視点だけをあげておく。

とにかく、伊藤英明は自分勝手に恋人(他人)を振り回し、坂口憲二は自分勝手に妹(家族)をふりまわすのがはまる・・・というイメージを積み上げているとキッドは感じるのです。

どうですか・・・心臓病の妹を思い、仕事も手につかない、妹に恋をさせようとする、妹の恋を断念させる、前触れもなく突然倒れる兄貴・・・坂口憲二だったらナチュラルだよなーっ。すごくスムーズだよなーっ。

・・・そんな微妙なお前の思い込み・・・誰かが頷いてくれると思ったら大間違いだぞーっ・・・えーっそうなのーっ。

ま、それはともかくとして、日本でもできる手術なら・・・日本でしても問題ないとか、柴俊夫は無理矢理いやな役をやって娘(柴本幸)と歩調を合わせているというか・・・帰宅すると「今日もお茶の間に不快感を撒き散らしてやったよ・・・むふふ」「パパ、私もよ・・・うふふ」「ききき・・・いーっひっひっひっ」とか、結局、女医、バカ兄、はるかの三角関係的な思わせぶりは何だったとか・・・思わぬ低視聴率にあえぐ現場を思うと・・・かわいそうになってくる夏の終わり・・・。秋だな。秋ドラマが始まるんだなー・・・。

とにかく・・・井上真央の名演技以外に見るところのない・・・心臓手術までが単なるデートを邪魔するアイテムでしかないような・・・せめて・・・医療の意味を見出せなかった若い医師が命の大切さを実感するとか・・・という見え隠れする裏テーマを説明調のセリフではなく、流れで見せてくれたらいいのになあ・・・と考えます。

関連するキッドのブログ『第8話のレビュー

水曜日に見る予定のテレビ『ホタルノヒカリ』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

どうも、こんばんは。
ファースト・キス、ここに来て、ますます迷走している感がしますね…。
美緒が受けるであろう同種の手術を日本で(しかも平岡の勤務している病院で!)やっているなら、なぜ帰国するのか?など疑問はたくさん出ます。
兄が倒れ、美緒は日本に残り、少ない時間を楽しく過ごし、ファースト・キスをして、死を迎える…、というパターンなのでしょうかね。全体的に腑に落ちない構成ですね。
坂口憲二ならナチュラル、というのは何となく理解できます!恋人振り回すだけなら、だらだらとうじうじする伊藤英明が確かに似合いますが、妹相手だとどうも不自然だし、見ていて何とも焦らします。

いずれにせよ、去年の秋クールの月9「のだめカンタービレ」はとても完成度が高かったのだなあ、と実感した次第です。漫画独特の世界観を見事に表現したあの作品は毎回欠かさず、楽しみにしていました。
今から、新春SPが楽しみです。

投稿: ys_maro | 2007年9月 5日 (水) 01時20分

♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬ys_maro様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬

まあ、安倍首相が
「誰か誰か清廉潔白な大臣候補はいませんかーっ」
と涙目で訴えたい今日この頃。

フジテレビとしては「普通のドラマを普通に
演出できる人はいませんかーっ」という感じ。

「ライフ」と「花君」は
ある意味キワモノですしね・・・。
残り全滅です・・・。

もうささいなところで
辻褄をあわせる・・・そういう能力が
不足しているとしか思えない・・・成り行き。
日本の将来が心配です。
いっそ、ひと思いに・・・という気持ちには
なりませんが・・・。

そうですか・・・坂口憲二ならいいのに・・・
というキッドの気持ちに
賛同してくださいますかーっ・・・。
ありがとうございます。

キッドとしては伊藤英明には
ずっとずっと海猿やってもらって
加藤あいと家庭を持って
子供もできて
またまた海の中でパパピンチ~・・・
みたいなシリーズ展開が希望です。

のだめ・・・原作では峰が急にフランス入りを
しており・・・瑛太の出番確保かよっ
と邪推しています。
来年のことを言うと鬼が笑うので
このへんで・・・。


投稿: キッド | 2007年9月 5日 (水) 04時25分

こんにちは。
私もこの役は坂口さんのほうがお似合いだと
思うのですが2クールにわたって主役に近いのは
やれないのかも~です。
逆に医龍のほうが伊藤さんに似合ってる気がするのは
気のせいでしょうか?

投稿: みのむし | 2007年9月 6日 (木) 15時37分

*simple*life*みのむし様、いらっしゃいませ*simple*life*

ですよねーっ。
医龍もキャスティングミスです・・・。

実はキッドは
坂口も伊藤も大好き・・・玉鉄も
ちょっと好きです。

なんで・・・適材適所をしないのか・・・
キッドは愛ゆえに腹立たしい・・・。

ま、型にはまりたくないとか
イメージを固定したくないとかが
理由なのですが・・・
極める・・・というコンセプトも大切です。

この役は「彼」以外に
考えられない・・・。
そんな役を作ってほしいのでございます。

投稿: キッド | 2007年9月 7日 (金) 04時32分

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