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2007年9月 7日 (金)

まいねまいねーは津軽弁でいゃぁんだめーっと言う意味です。(深田恭子)VS壁って言うなーっ。まいねーっ。(伊東美咲)

まりえ(深キョン)が食べる。恵美(伊東)が潜在意識の中でまりえに嫉妬する・・・。その根本的な構図が見つからないほどに・・・もうとりとめもなくモデルチェンジする「山壁」・・・しかし、けしてヒトケタにはならない視聴率(11.3%)。なんか、奇跡の最終回だけヒトケタとか・・・ありえない快挙を達成しそうな「これ以上なく結末が気にならないドラマ」である。もう・・・深読みする余地がないのですーっ。

早い話。「壁女」って「干物女」だよな。という考え方もできる。「結婚できない男」→「結婚できない女」という変換も可能だった。ところが・・・そういうコンセプトはもたないのである。

たとえば「格差社会」とか「少子化」とか「自己責任」とか・・・そういう時代のキーワードには意地でもふれないぞっという覚悟がコンセプトなのかもしれない。もしもそうだとしたら・・・その志は高すぎて・・・誰の目にもとまらないぞーっ。でも・・・もしかしたら・・・そういう意地のかもしだすムードがひょっとしたら「東北」を意識しているのかもしれない「どんくさい」音楽とともに・・・フタケタを維持させているのかもしれない。

ま、そういう「手」はありますけどね。

で、『山おんな壁おんな・第10話』(フジテレビ・070906PM10~)原作・高倉あつこ、脚本・前川洋一、演出・葉山浩樹を見た。全12回なのである。実は、今季は「火曜日」とか、「金曜日」とか、「土曜日」とか・・・複数ドラマレビュー大会になっているのだが・・・本当は「木10」こそは由緒正しいTBSVSフジのドラマ対決なのである・・・いや、キッドのブログ的になのですが・・・。しかし、今季は「肩ごしの恋人」が打ち切り終了(全9話・最終回・視聴率*7.2%平均*7.4%)してしまうほどの弱さだったので「山壁」単独レビューだったのだが・・・。

「山壁」そのものもかなりの弱さなのである。それにしても「伊東美咲」「深田恭子」の二枚をそろえて、「谷原章介」「西島秀俊」「ミッチー」を配置して・・・この弱さ・・・なんなんだ。

今回、ロンドン支店長の殿下(小野寺昭)が来るのだが翌日の金プレ「プリンセス・ダイアナ」の遠まわしの番組宣伝かと思うほど・・・意味ないのだった。殿下・・・何しに来たのだ・・・。

たとえば「カテゴリー化」の拒絶というものがある。「おタク」とかと同様にそれぞれが独立した人格だと思いあがった大衆は「ひとくくり」にされるのを嫌うのである。「カテゴリー」とか「ジャンル」というのはある意味、整理整頓のための方便だ。

「巨乳」とか「幼女」とか「イケメン」とか・・・まあ、商品を陳列しやすくするためのサービスの一種なのである。

当然、「クソミソ」は発生する。しかし、まあ、「クソミソ」もまた一興じゃないのか・・・というのが大人というものなのだが・・・だってキッドは「おタク」だけど・・・まあ、凄まじくおタクだから・・・それなりにプライドを持っているし、そんな自分を愛している。しかし、「オレはおタクというジャンルでくくられたくないっ」という「おタク」もいてもいいと思っている。

ところが、「干物女」なのに「きーっ、私は干物じゃないわよーっ」とか「婦女子」のくせに「きーっ私は婦女子じゃないわよーっ」とか言う人が増えているのである。なぜなら・・・この国は子供の王国だからだ。

「しゃれ」というものがわからないのである。

たとえば「サラリーマンNEO」で「夕飯の連絡する、しない」というNHKが最近、力をいれている「朝生」のパロディーをさらにコント化した作品・・・コントとしては出来は悪かったが・・・原型がどうしようもないので乾いた笑いはある。

ここでは「サラリーマンVS専業主婦」の対立が軸になっているのだが、まず、えー・・・今時・・・サラリーマンの夫と専業主婦の対立かよ・・・と思わせる題材である。しかし、そう思わない人もいる・・・。つまり「専業主婦と専業主婦を妻に持つサラリーマン」という人種はまだ存在するからである。で、オチは「両者を代表するコメンテーター・・・男と女が・・・実は未婚だった・・・」なのである。

この「オチ」からは・・・つまり、「専業主婦と専業主婦を妻に持つサラリーマン」は実は疎外されているのだが・・・すごく「わかりづらい」のではないか・・・。

そういう意味で・・・「山壁」は疎外された人々の「ありえない縁側」なのではないかと思うのだ。たとえば「企業としての生き残りを賭けた戦いよりもいつもおなじみのメンバーでのほほんとしている方が大事だよねー」とか「女子は仕事に行き詰っても結婚という逃げ場があるからいいよねー」とか「男の汗っていいよねー、たとえ温水洋一のハゲた地肌をしたたりおちる汗でもねー」とか・・・そんなのもうないよーっという世界の構築なのである。

神も仏も死んだのに風水は生きているという奇妙な世界なのである。

そこでは「社長の息子」と「警備員のおじさん」の「アイドル写真集」と「チョコボンボンの金のチョコボンボン」をめぐる心あたたまるふれあいがあるのだ。

今回・・・伊東美咲を中心に展開していく世界は突然、薔薇色に輝き始める。

「ダメな奴だと思っていたバイヤー」は男気を見せて腋が甘く香る胸のライバルを惚れさせる・・・どうでもいいから恵美にとってはいい感じだ。「裏切り者だと思っていたハゲ部長代理」は仲間だった。「あまり会話しなかった警備員」はいい人だったし、「親の七光りと理由もなく侮蔑していた社長の息子」もちょっといい人だとわかった。一緒に食事くらいはしてもいいと思ったほどだ。そして、「幼馴染の腐れ縁と思っていた男」がカリスマアーティストで夢でまいねなことをしてはううんになる上に酒の肴を差し入れしてくるのである。ついでに「先週実生活で結婚して少し視聴率を稼いだライバル」が実は知らないところで不幸になっていたのだが知らないところで従姉と婚約し親戚になることで幸せになっていたのだ。

・・・もう、なんだかなぁ・・・とキッドは思うのだが、「弱肉強食社会なんてイヤ、女の幸せは結婚、とりあえず頭を下げればなんとかなる」・・・という人たちは断固支持できるドラマなのではないでしょうか・・・。

ま、いいよね。そういう現実逃避のやり方ってあるよね。

キッドとしては「美咲とミッチーが同期」ということなのでいつかバイヤーが「ミッチー」に小声で「オレのが先輩なのに・・・なんでもないですー」というシーンがあればいいと思うし、「ホタルノヒカリ」の部長には「天狗の金棒」を配送してあげればいいのにと思うし、「西島」が訛りで講演をしくじった時には「美咲」が津軽弁標準語通訳をして八方丸くおさめればいいのになーと思ったりしますけどねーっ。・・・お気楽社長もそうおっしゃってるし・・・。

きっと意地でも「スムーズに話が展開」したり、「できる女が活躍」したり、なんか「かっこいいことがステキだと認めたくない」そういうドラマをやっているんだなーっ。きっと。

はあ・・・すべての夏ドラマが終った頃に輝く「山壁」の最終回。なんか・・・すごく・・・取り残された感じがすると思うよ。

関連するキッドのブログ『第9話のレビュー

土曜日に見る予定のテレビ『受験の神様』(日本テレビ)・『ライフ』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

そうそう、木10は対決の日ですよね。
大体TBSは数字的に分が悪いみたいですけど、
エリ的には、過去に弁護士のくずでTBSが勝っていた時だってありました。
今回は勝負にならないほどどっちもダメダメな感じ。
でもまっ、今週はお笑い要素は消えて普段のダメ社員が実は良かったという目くらましできました。路線変更かしら。
節操がないというか。でも井口が青柳の前に浮上してきたからこれでいいのかも。ロンドンから来た方、あまり関係なかったね(笑

投稿: エリ | 2007年9月 9日 (日) 09時45分

✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿

そうですねえ。

「弁護士のくず」(TBS・06春ドラマ)
までさかのぼりますと・・・
そういえば三浦理恵子さんはくずにも出てましたね。

相手は「医龍」・・・ううむ、いい勝負でした。
そういえば秋ドラマはパート2。
くずもやればいいのに・・・。

その後が

「花嫁は厄年」VS「不信のとき」(06夏ドラマ)
篠原VS米倉・・・平均が12.0%VS12.9%
名勝負でした・・・ドラマはどうでもいい感じでした。

そして・・・明暗を分けた・・・
「松子」VS「コトー」(06秋ドラマ)
もう・・・勝負とかいうレベルではなかった。

次が・・・
「きらきら研修医」VS「拝啓、父上様」(07冬ドラマ)
松子の後でコメディーは・・・。
しかし、このスタッフは「パパムス」スタッフ・・・。
がんばりました。

そして記憶に新しい・・・。
「孤独の賭け」VS「わたしたちの教科書」
視聴率的にはアレですが・・・
「わた教」のドラマとしての「熱」は
もう凄まじかったですから・・・。

次のお相手は・・・「ジョシデカ」
仲間由紀恵&泉ピン子なのですが・・・
脚本が・・・
「鉄板少女アカネ」の・・・
・・・とても心配でございます。

さて「女刑事」VS「はぐれ医師」
今回はなんだか・・・
いい勝負になるような・・・
予感のするじいやでございます・・・。

ま、山壁が終る前になんですけれども・・・。

投稿: キッド | 2007年9月10日 (月) 10時23分

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