横山裕26才、赤西仁23才、鈴木えみ22才、田口淳之介21才、美波21才、香椎由宇20才、原幹恵20才、みーんななんちゃって高校生・・・。
ちなみに吉乃川先輩(入山法子・22)、玉司先輩(忍成修吾・26)でした。
まあ、しつこいようだが・・・「エリートヤンキー三郎」(テレビ東京)を見ていたキッドはまったく違和感なく高校生だと思います。
今回・・・ヒトケタ日本シリーズによる時間変更があって・・・どうなることかと思ったけど・・・。
火曜日のドラマ対決は①「有閑倶楽部」↘12.8% ②「暴れん坊ママ」↘11.8% ③「スワニー」↗10.4%
「有閑」が首位奪還・・・。こうしてみると「ママ」→「有閑」というコースの人多いのだな。で、今回は両方に分かれて・・・ついでに「スワン」も見た人がいた・・・と。「スワン」はすっかり美山加恋中心のドラマになっていて・・・そこは好感がもてるのだが・・・それでいいのかっ。逆に「ママ」はママのオヤジが来た分、視聴率が下がっている気がする。園ママが個性派ぞろいなのでもう少し園ママと園児にしぼった方がいいと思うな。継母ものとしては昼ドラマ「愛のうた」の方が今週は泣けるっ・・・。そ、そんなものまで・・・。
で、『有閑倶楽部・第三回』(日本テレビ071030PM10~)原作・一条ゆかり、脚本・江頭美智留、演出・大谷太郎を見た。まあ・・・そのなんだ・・・がんばっているけど・・・あと一歩という展開なんだよな。とにかく・・・やたらと海外に出かけるのが基本のこの原作をやっちゃったので・・・大変だとは思いますけどね。しかもジャニーズ三人とモデル三人で下ネタ中心のドタバタコメディーをやっていることがすでに爆笑なのだな。
なにしろ・・・このエピソードなんか・・・生徒会室で酒・煙草が発見され・・・六人全員が停学中に起きた事件のアレンジである。・・・無理があるっ。
キッドとしては堂々と原作通りにやって大問題になった方が面白いのだが・・・そうもいかないもんね。
さて・・・ここでいくつかの気になる点を妄想しておこう。
まずはアンダーグランドとエスタブリッシュメントの共存。基本的にお金持ちとやくざは仲がいい。それはもちろん、お金持ちはある意味やくざなことであるし、やくざがお金持ちであることは珍しくないからだ。時には表の顔と裏の顔があって同一人物の場合さえあるのだな。
で、これだけ建前が最優先の世の中になってくると・・・そういう暗黙の了解さえ・・・成立しないことがある。キッドは内部告発的な流れを悪と決め付けることはしないが、短絡的だったり、発作的だったりすると・・・取り返しのつかないことがあると思うのだ。
逆に・・・すでに手遅れになったことに告発するものというのは・・・なぜ、そうなる前に勇気を出さなかったのか・・・という反省がなかったりするのだな。
で・・・とにかく・・・お金持ちとやくざが知り合いでもいいじゃないかっという意見が通らない世の中での手法が今回の手である。
ま、「いいやくざ」と「悪いやくざ」がいて、「いい金持ち」と「悪い金持ち」がいる。
ま・・・このような手段である。
で、この場合・・・どこに境界線があるかということになると・・・それは・・・有閑倶楽部と仲良しかどうか・・・ということになるのである。ぶははははははっ。ある意味やばいぞ。
さあ、今回は最近、元気な黒沢年男がゲストで白藤組の組長を演じる。大きな声では言えないが役柄はヤクザだ。昔・・・黒沢さん本人にインタビューした時・・・じゃ、ドライブでもしながら・・・と言われて意表をつかれたことがある。インタビューするのにスポーツカーに乗る必要はないのだ・・・と思うからである。キッドはプライベートなことにもすぐつっこむのが基本であるので・・・奥さんはどんな方なんですか・・・それは語らないようにしてるんだよね・・・どうしてでしょうか・・・ほら、黙っとけば奥さんがいないかもと思う人がいるかもしれないだろ・・・ま、ある意味・・・やくざな発想です・・・・ま、それはそれとして今回の役柄は・・・松竹梅(赤西)を男として見込むほどの仲の良さですから・・・いいヤクザなのです。
そして、実は親分の隠し子であり、養家の経済的苦境を救うために政略結婚に同意する吉乃川先輩はいいヤクザの娘です。
さらに吉乃川先輩が本当は愛している玉司先輩はいい元暴走族の寿司職人なのです。
だってみんな仲良しなんだもーん。
それに対し・・・実業家の神亀(正名僕蔵)は有閑倶楽部と仲良しではないので悪いお金持ちでしかも悪いヤクザと関係しているのです。・・・清々しい構図だ。
ま、この論理についてこれない人は脱落しますので・・・楽しみを一つ失うことになる心のせまい人だと思います。
一応・・・そういう人のために・・・セリフで一言だけ・・・「麻薬をあつかう悪い組織だ」と説明されますが・・・そのとってつけた感じは大阪城に金のしゃちほこです。そのたとえはどうかな。
まーっ。いいけどねー。それでいいけどねーっ。説明しただけ偉かったよねーっ。
今回はみんな花嫁大作戦ですが・・・ドタバタするうちに結婚式場が爆破炎上するくらいのドタバタだともっといいと思います。そのくらいやらないと・・・日本人ってドタバタが苦手だから解らないんだよな・・・きっと・・・と思うのでございます。
そして・・・結婚式の裏で麻薬取引も行われていて・・・炎上した麻薬を吸い込んで敵味方ともにハッピーな気分ななってしまうというくらいでも良かったのにな。
ま、今回も松竹梅パパは愛らしく・・・そして美波は500万円のご祝儀で20万円の引き出物とご馳走をたらふく食べたりしてちょっとバカで・・・すでにセレブなのに玉の輿を口にする黄桜には「チョーセレブになる」とか「チョー玉の輿」とかいうセリフをつくってやればいいのに・・・僕蔵は最初からカツラを気にしていて芸が細やかだったり・・・と様々な感想をキッドにもたらしつつ・・・有閑倶楽部は善悪の境界線を爆走していったのでした。
関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー』
ごっこガーデン・生徒会長室セット。エリ「・・・みんなガリレオごっこに夢中で遅いのでスー。でもエリは構わないのでスー。赤西先輩を独占できるからなのーっ。むしろ、好都合なのでスー。チュッパチャップスを大量に買い込んだので・・・もはや・・・先輩はエリの虜・・・妄想ははてしなく膨らむのっ。アメ。アメ。アメがあればムチ・・・。ムチ・・・。ムチで苦悶にゆがむ赤西先輩・・・はうぅーんなのでスー・・・」
ごっこガーデン・結婚式場セット。お気楽「吉乃川が水死体にならなくてよかったのね。おなかサービス始めました。でも柴咲のおなかの方がやっぱりいいかなあ」mari「男山と冨久娘もサービスしてくださいよ」アンナ「あっ、危ないぴょん・・・」まこ「可憐ちゃんは結婚願望強いので逆に結婚衣装拒否かもねーっ・・・行き遅れるっていいますからキッークっ!」ろーじー「あいたたたた・・・久しぶりに遊びに来たのに・・・なんでやねん・・・来年こそはタイガースが日本一に・・・」
で、『キューティーハニーTHE LIVE・第五話』(テレビ東京・071031AM1~)原作・永井豪、脚本・井上敏樹、演出・横山誠を見た。この作品としてはまあ、いい枠を得たといっていいのかもしれない。永井豪はある意味、前衛的な作家だ。子供のための娯楽作品の作者としては子供の求めるものを根源的に追求して表現したといえる。それはエロスとグロテスクであり、そこから生れるバイオレンスを含む。お色気と残虐・・・それは暴力によって迸るのである。刺激的であり・・・それを好まない大人が眉をしかめるのは当然だろう。
「ハレンチ学園」では教師が全員変態であり、「デビルマン」は人間が悪魔であること、「あばしり学園」や「バイオレンスジャック」では暴力こそが正義であることを暴いて暴いて暴きまくったのである。
野獣のようなコミック作家だったのだな。まあ、本人は美少年だったのだが。
で、ある意味、そのすべての要素が溶け込んでいるのが「キューティーハニー」なのだな。
しかし、その力は子供たちが野獣からペットに変質することで急速に失われる。もはや、永井豪的残虐に子供たちが耐えられなくなってしまったのだ。
それでも・・・そういうものを求める魂は常にある。
裸の人間の醜悪さ、裸の人間の神々しさを同時に見せることのできる原作者の魔力を求めるものが。
おそらく使徒であるスタッフたちは忠実に永井豪的魔界を構築しつつあるようだ。
ハニーは基本的に人造人間である。科学の進歩とともにロボットとサイボーグの境界線は急速に喪失しつつあるが・・・ハニーはアンドロイドでロボットと言えるだろう。
もちろん・・・その原型は鉄腕アトムである。
天才科学者・天馬博士の息子トビオが事故死して身代わりのロボット・アトムが創造されたように、ハニーは亡き娘の身代わりとして誕生する。アトムは成長しないロボットだったため、天馬博士の憎悪の対象となるのだが・・・ハニーは空中元素固定装置により成長することができるという発展を伴っている。
しかし・・・その変わりに如月博士はパンサークローに殺害されてしまう。
鉄腕アトムには七つの力が内臓されていたのだが、ハニーは七変化を行うことができる・・・というか・・・実際には何にでもなれるのである。
アトムからハニーへ・・・この身代わりロボットの系譜は非常に変形して受け継がれた。
永井豪には「マジンガーZ」があり・・・これが鉄人28号の後継者であることを考えると、彼はロボットの二大派閥を一人で受け継ぎ、ある意味で統合してしまったのだ。
今回はハニー(原)は白薔薇学園で「√2」という無理数の答えと小鹿模様のパンツを盗み穿いてしまう以外はお休みである。
そして、前フリされていた鑑別所に収監されている少女・早乙女ミキ(水崎綾女)がついに秘密のベールを脱ぐのである。
ハニーたちの明るい学園生活に対し・・・暗さを強調した不良少女の園。
その中でもミキは格別に暗い。出所を望む他の少女に対して彼女は「私は籠の鳥でいい・・・」と嘯く。
超原作の展開であるが・・・どうやら彼女もまた空中元素固定装置を内臓したアンドロイドなのである。
やがて鑑別所に謎の支配者が現れる。彼は権力を纏った変質者であり・・・少女たちは次々に惨殺されてしまう。原作にはないが・・・この性的なイメージの強い暴虐はまさに永井豪のテイストと言っていいだろう。
そして・・・ついにハニーとは異なる位置に内臓されたスイッチが表面化してシスターミキに変身するもう一体のアンドロイド。
彼女は救おうとした少女に叫ぶ・・・「逃げて・・・こうなると私は何をするかわからない・・・」そして、パンサークローの臭いのする残忍な看守たちを殴殺するのであった。
「きちんと挨拶を・・・だったね。さようなら・・・」
エンディングはシスターミキ・ヴァージョンになる。どこかに故障をかかえ、制動が効かないクレイジーアンドロイドを示す震え。ますますダークになっていくキューティーハニーなのであった。トレビアン!
『ちりとてちん・5-2・第26回』今回は「次の御用日」なのであるが・・・この「話」はある意味・・・不条理な話である。ちょっとした悪戯で少女が不幸になり・・・悪戯をしたものは罪を問われる・・・まるで・・「あっと驚かす」ということが恐ろしい行為のような話なのである。そのどの部分に笑いを感じるかは・・・人によってさまざまである。上手いたとえが思いつかないのだが・・・あえて言えば酔っ払って人をひき殺したことのあるドライバーとそうでないドライバーでは感じ方が違うタイプの笑いということですかね。→5-1
シャブリ様のちりとてちん26
木曜日に見る予定のテレビ『医龍Team Medical Dragon 2』(フジテレビ)、『ジョシデカ!』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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