ダメじゃないっ!そんなことしちゃっ・・・もう、しょうがないなぁ・・・ハニー・フラッシュ!!(原幹恵)
キッドの夢としては『火曜ドラマゴールド・ビネツ・美肌の誘惑・現代エステ大奥物語』なんかで三番手の藤結花役の佐藤江梨子を見るよりもテレ東の深夜で毎週『キューティーハニー』のサトエリを見たいのだが、なぜか、世の中って奴はそういう夢には応えてくれないのだなぁ。
・・・と去年の11月22日のブログに書いたのだが、サトエリ(イエロー・キャブ推定Fカップ)に対してハラミキ(オスカー・プロ推定Gカップ)の差はあるけれど天然ボケ要素の強いキューティーハニーが降臨。夢って願えば・・・時々叶うものらしい。
キャラクターの実写化はコミック→アニメ→実写と予算が増大していくものだが、技術の発展によってそのボーダーラインは曖昧になっている。しかし、キューティーハニーはいくつものハードルが設定されているのである。
まず・・・キャラクターがセクシーという問題がある。セクシーは魅力的なことだが。セクシーではない人々の拒絶反応というものがある。セクシー絶対反対とか、セクシー断固反対とか・・・そういう悲しい嫉妬の感情がキューティーハニーを十字架に掛けようとするのである。
そこで実写の場合、キャラクターの人選が難航するのである。それはスタッフはセクシーなヒロインを求めるのだが・・・実際にセクシーなスターは人々のネガティブな感情に配慮して・・・やりたがらない。
そういう意味でサトエリのキャスティングは奇跡のようなものだ。
次にそういう難関を突破しても・・・意外に大当たりしないという問題がある。ま、大衆はそんなにセンスがよくないので仕方がないのだな。
しかし、主題歌「キューティーハニー」がその底力で倖田來未をスターにしてしまったりする。この当時「エロかっこいい」という言葉が生れたが要するにセクシーということなのである。まったく、セクシーでない人々のセクシーに対する苦手意識というものは大爆笑なのである。
とにかく・・・そういうハードルを乗り越えてキューティーハニーの歴史に新たなる一ページが加えられたのだ。
で、『キューティーハニー THE LIVE』(テレビ東京・071003AM1~)原作・永井豪、脚本・井上敏樹、監督・横山誠を見た。如月ハニー=キューティーハニーは原幹恵なのだが、この他に早乙女ミキ=シスターミキ(水崎綾女)、剣持ユキ=シスターユキ(竹田真恋人)も設定されていて、今回は未登場なのだが、いろいろサービスする気らしい。
オープニング・タイトルで頭部と胴体が切断されているハニーの映像がある以外はハニーがアンドロイドであるといった説明は一切なし、その背景も第一話ではまったく説明されない。その上、ハニーもほとんど登場しないという・・・ある意味、凝った展開である。それが吉なのかどうかは微妙だが・・・まあ、スタッフがそういうことをしたくなる素材なのですな。
高校一年の如月ハニーの通う白薔薇学園は健康診断の日。何故か、ブルマに着替え、身体測定中なのである。もう、おっかなびっくりセクシーなのである。どうしても下品になってしまうのだな。
一方、悪の組織・パンサー・クローは陰謀を実行中。二重人格のボス・中条有次(村上幸平)は「服役中の三人の囚人に超科学の武器を与えて脱獄させ誰が最後まで逮捕されないかレースを開催してお金持ちのギャンブラーに賭けさせる」というデモーニッシュなビジネスを展開するのである。
脱獄犯の一人、山下次郎の妹・奈々(山本彩乃)が早見青児(山本匠馬)探偵事務所を訪ねることによって事件はハニーサイドに引き寄せられていく。
実は妹が殺人犯で兄は身代わり犯人だったという真相がもりこまれ・・・わざとらしくおどろおどろしい展開で話は進んでいく。早見にまとわりつくハエネタもくどいが・・・まあ、もう、スタッフがセクシーにものすごい抵抗感があるので仕方ないと言えるだろう。
脱獄犯が逮捕されそうになると刑事ごと、始末して証拠隠滅をするパンサークロー。みんな突然、マスクをかぶり始めたり、刑事が中学生のように見えたり、まあ、ふざけているのか、穴なのか、微妙な演出が続くのだが・・・終盤、絶対絶命になった早見探偵がお友達の如月ハニーを「すっごく楽しい身体検査」からお呼び出しすると・・・ものすごく楽しい展開になっていく。
キューティーハニーに変身して繰り出す攻撃が・・・コミカルなのである。そしてボスが変身して立ちふさがると妙にやられまくるのである。そして、ハニーはSからMへとポジション・チェンジをしながら・・・最後までボケ・キャラを貫いていく。
ああ、楽しいよぉ。これは子供に見せたいよぉ。でも人格疑われるから見せられないよぉ。・・・まったく、どこへ向かっているのか検討もつかない展開だが・・・実写版・セーラームーンの臭いは微かに漂っている。ライオン丸Gとの中間あたり。レビューはともかく、最終回までキッドが視聴することは確実なのだな。
関連するキッドのブログ『ライオン丸G』
で、『ちりとてちん・第2回』(NHK総合)も見た・・・おいおい、毎回レビューする気か?・・・ともかく、落語「愛宕山」のテープをめぐっておじいちゃんと仲良くなる和田喜代美なのであるが、渾名が「わだきよみB」になったことと、それを「隕石にあたったようなものだから受け入れるしかないよ」と慰めてくれる友人・野口順子(伊藤千由季)の登場をメモしておく。今、子役名を検索したらシャブリ様一本だった。シャブリ様、仕事速いです。
後は語尾が→↗になる方言イントネーションが妙に耳についてはなれないんですけど。
関連するキッドのブログ『第1回のレビュー』
木曜深夜(金曜日)に見る予定のテレビ『とんねるずのみなさんのおかげでした20周年突入記念SP』(フジテレビ)、『逮捕しちゃうぞフルスロットル』(TBSテレビ)、『イン・ザ・プール』(テレビ東京)・・・レビューはできる範囲で・・・集中しすぎ・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こんばんは♪ プチご無沙汰です。
うっかり見ちゃったんで、軽い記事を書いちゃいました。
やっぱサトエリですか♪
スタイルは飛びぬけてるし、映りと衣装によっては
萌えるんですけど、バラエティだとおバカに見えてね(^^ゞ
その意味で、キューティーハニーはピッタシでしたね。
原幹恵もまずまずでしょう。天然ボケすぎるけど♪
倖田のハニーはインパクトありましたよね。
健康診断は僕はパス。あの路線は分からなくて。。
あのハエもくどいですね。何なんだ・・?
変身後はって言うか、変身後もコミカルでしたね。
B級香港映画でコメディーのカンフー見てる感じ。
SとかMのレベルに達してないでしょ。
とか言いつつ、好きですけど♪
ねぇ、これ楽しいですよね(^^)
僕も、毎回はキツイけど、時々なら見るつもりです。
ただ、レビューは最終回までもうしないかな。
常連さんのヒンシュクを買うのが怖いから、
1人でこっそり見て楽しみますよ♪☆彡
投稿: テンメイ | 2007年10月 3日 (水) 23時02分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
ふふふ、かなり、いい球投げてきましたね。
しかし、あくまで裏路線でございますね。
「キューティーハニー」でレビューバトルするとなると
もう、お互い、満身創痍まちがいなーし。
悪魔キッドのところはともかく天使テンメイ様の
読書が鼻血ブー(死語)なことになりそうです。
ハニーは原作というよりも
庵野監督の解釈で
ハニーの「赤ちゃん」的性格が
強調され
それがひとつの原型になった・・・
とキッドは考えます。
つまり、アンドロイドとして
再生したハニーの無垢な部分が
一般には「天然ボケ」として
映るわけですよね。
「健康診断」が「めっちゃ楽しい」
という発想につながっていくわけですが
そのポイントが「健康診断」で
正しかったのかどうか・・・
ま、微妙です。
しかし、原作のテイスト・・・少年誌に
連載された永井豪の「性」の表現
つまりハレンチ学園からあばしり一家を経て
キューティーハニーに発展していく
ノリを考えると
「ブルマで健康診断」は
非常にオマージュしているという見かたもできます。
そういう意味でハエは「オモライくん」に対する
オマージュとして認定してもいいのかもしれません。
もちろん、キッドはそのレベルまで
いくのはちょっとヤリスギと考えます。
だって単なる「悪趣味」とか「悪ふざけ」に
見えてしまい・・・
「キューティーハニー」のソフトのレベルを
下げるからです。
ティム・バートンまでは行きませんが
庵野版はそういう意味で
抑制が効いていたようです。
しかし、このテレビ版はこの
下品さが受ける可能性もなきにしもあらず。
まあ、キッドもこっそりと
成り行きを見守る予定です。
さてさて、本命ドラマは「ガリレオ」「さんまさみ」
「医龍2」あたりですか・・・。
キッドとしては日曜がちょっと心配・・・。
せめてさんまバツイチならいいのに・・・
なぜ不倫モードにしたがるのかしら・・・。
そうなると善悪の話にしかならないのに・・・。
投稿: キッド | 2007年10月 4日 (木) 00時46分
ギャハハ!
キッドさんの初回の感想には大笑い!!
しばらく腹を抱えて動けませんでした、
>仕事速いです。
ほほほ・・・
本日第4回の冒頭を見て、ああ、学校は出てこないんだってわかってしまう怖さ。
子役調べは意外と手強いです。
桑島真理乃ちゃんは山王プロダクションなのですが、ここの情報はいつも少ないし、伊藤千由季ちゃんの劇団ひまわりは、旬な話題しか載せないので、出だしが勝負なのです。
脚本は「ギャルサー」かぁ・・
初回大サービスのまる子的演出に、しほり譲とうまくつながるのかと心配しましたが、笑う口元はしほり嬢ソックリでしたね。
どこかのブログに小浜での撮影インタビューがあって、しほり嬢も真理乃ちゃんが自分に似ていることを自覚しているような記述がありました。まさにナイスキャスティングです。
さて、A子の高校生時代は、めぐみ嬢になる訳ですが、
彼女は「砂時計」で小林涼子ちゃんに高校生を譲ったのに、また逆戻りですね。その時の子供時代は美山加恋ちゃんでしたから、そのままスライド登板でも良かった気がします。
ああ、おじいちゃんが倒れてしまった・・
久しぶりの朝ドラにワクワクしている今日この頃です。
あ、小浜の方言は語尾を伸ばすそうで、先日しほり嬢がそんな事を言ってました。石川まで行くと、・・じー、との語尾になるそうです。
記事UP予定としては、基本的に土曜日。
途中、新顔があれば途中経過記事にする予定です。
内容にはあまり触れませんが、データ重視です。
またのご利用、お待ちしております。
投稿: シャブリ | 2007年10月 4日 (木) 19時02分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
笑ってもらえてうれししゅうございます。
なんといってもぉー
楽しんでぇー
もらいたいとぉー
思ってるからぁー。
ねー、桑島真理乃ちゃんは
本当に貫地谷になりそうな表情を持っていますよねー。
そうですか、本人も納得ですかーっ。
まあ、美山加恋も大分大人になってきましたからね。
A子は今のところ、無意識悪役なので
ちょっとS的要素も求めたい。
しかし、朝ドラの昼ドラモードというか・・・。
寸止めっぽい展開。
ドロドロを無理矢理さわやかにしているようで
この作家のクセぶりにヒヤヒヤしていますよ。
そうですねえ・・・一週間まとめレビューという
手もありますね。
とにかくしばらくはワンポイントメモを
続けてみようと思っています。
チャレンジです。
米倉おじいちゃんもいい味だしてますが・・・
まきまきSPの悪徳弁護士登場か~
A子一家の正体が楽しみです。
ま、まさかドス黒い一家・・・って
ことはないよな。
投稿: キッド | 2007年10月 6日 (土) 01時13分
時の流れを超えてやってきた、流星号、流星号…
というわけで、月額契約しているhuluに『キューティーハニーthe live』が入ったので、未来よりまいりました。遅くなりましたが第一話を観ました! AppleTVとhulu万歳。
ナゴヤでの遅延放送か再放送?かの当時に第三話くらいで知って、それでキッド様のブログに初めて行き当たったのであったような気がいたします。
作品については中盤~終盤堪能いたしましたのでここで付け加えることはありませんが、開幕エピソードをやっと観られて嬉しく、足跡を残すものです。
なお、2013年の未来は、小泉今日子がNHK朝ドラで歌い、週末の夕方にヤマトが人気って…2007年に言っても信じてもらえなかったろうなぁ…。NTTドコモの「START! DoCoMoキャンペーン」ってのに出ている「のうねんれな」ってコに注目しておいたほうがいいぞぉ(^_^;。
投稿: 幻灯機 | 2013年10月26日 (土) 08時27分
六年間の遡上をすると・・・もはや何もかもなつかしいのですな。
素晴らしいインターネットの世界は
ある意味タイムマシーンでございます。
キッドの28世紀仕様の金星号よりも
優秀かもしれません。
金星号は自動操縦スタンバイできません・・・。
中古だからだろっ。
記念すべき初回レビューを見ると
心魅かれながら
半信半疑のキッドが微笑ましいのですな。
過去の自分ほど可愛いものはありませんからねえ。
この後・・・怒涛の如くハニーに萌えまくるかと思うと
笑止千万です。
シスターミキ(水崎綾女)は「彼岸島」に登場ですが
シスターユキ(竹田真恋人)は双子の母親になっているらしい。
アンドロイドは年をとらないのに
人間は成長して・・・老いていく宿命ですからな。
「あまちゃん」の先行系とも言える「ちりとてちん」も
始ったばかり・・・
凄いものの誕生を見守るためには
すべてを観測していなければならない。
ビョーキですな。
しかし・・・時々、居眠りして
その瞬間を見逃したりする・・・。
悪魔の目にも涙・・・でございまする。
投稿: キッド | 2013年10月26日 (土) 14時33分