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2007年10月25日 (木)

リスキー・・・お前の仇名はこれからリスキーだ・・・(石・・・菅野美穂)VS退場させてください・・・。(水谷豊)

・・・そして退場する右京(水谷)だった。意表をつくことでは定評があるな。

なんとなく・・・後楽園球場を思い出す・・・。ボスの手下であるショーケンが犯人のアキラを追い詰める・・・。「今日からお前はマカロニだ・・・」・・・もう・・・解る人だけご理解ください。

で、とにかく・・・日本テレビに「太陽がほえろ」が今でもあれば・・・新人刑事もこみちはリスキーとかニックネームをつけられて長い足で犯人を追いかけただろうに・・・。そして犯人は山下(Ⓒお気楽様)・・・ライオン丸G・・・20年後の花輪くん・・・波岡一喜だったりして・・・。

それにしても波岡一喜・・・朝はちりとてちんで尊健(ソンケン)、夜はガセネタのタレコミ屋・・・売れているのかいないのか・・・わからんポジションに・・・相棒で殺される役とかやっていれば・・・完璧だったのにな。

それにしても働きライダーVSたれこみライオン丸G・・・なんか・・・すごくもったいない・・・2ショットだった。

ついでに・・・セーラーヴィーナス(小松彩夏)も登場である。今季はセーラーマーズ(北川景子)もがんばっているからな。ぽんた様も応援しているし・・・がんばってもらいたい。

で、『働きマン・第三回』(日本テレビ・071024PM10~)原作・安野モヨコ、脚本・吉田智子、演出・佐久間紀佳を見た。ゲストとしてホリメグこと堀めぐみ(小松)が登場するが・・・菅野も負けじとおっぱいポロリサービスである。演出としてはがんばったと言えるのだがお茶の間としてはものたりなく感じる人もいてこれが働きの難しさというものなのだな。

・・・とにかく・・・このように原作にそこそこ忠実・・・オッパイポロリは原作にもちゃんとある・・・なドラマなのだが・・・微妙に印象が違う・・・気がするキッド。

解釈って人それぞれだからなあ・・・。

で、とにかく視聴率が15.7%↘12.3%↗13.0%と微妙なので良し悪しも語りにくい。

これはこれでいいという数字である。

しかし、キッドは失敗していると思う。それは「働きマン」が女々しくみえるという点である。

第1回は特に女々しかった。働きマンは男スイッチが入ったとき、男になるのではなくて性別を越えて働き出すのである。だから・・・雄雄しくなくてもいいが女々しくてはダメなのだ。

その象徴がゲストの夏木マリのお力を借りてしまう・・・という展開にあったことは言うまでもない。本当は自力で追加記事を通すのであり・・・恋人・山城(吉沢悠)とのデートにもこだわりずきたりして・・・女の子っぽいのである。仕事ができる人間ではないのだ。っていうか、主役の立たせ方が間違っているのである。

これは「できる人間」を主役にしてはいけないという一種のビョーキなのであるが・・・。つまり・・・世の中の人はダメ人間を求めているはずだ・・・という勘違いがあるのだな。

キッドは基本的には「できる人間が不運に見舞われる」と「ダメ人間が幸運に包まれる」が面白いと思うのだが・・・勘違いすると「ダメ人間が不運ならさらに面白い」という欲張った考えが芽生える・・・それではダメなのだなあ・・・。つまり裏の裏は表という意味で。

第2回は「できる女」VS「できる男/女」の対決で・・・原作的には性別を越えて引き分けであり・・・お互いの不足部分を補い合うという・・・対等な決着なのである。ところが、ドラマでは釈由美子に弟子入りしたような形になってしまっている。またしても女々しいのである。

こうして・・・仕事ができる女ではなく・・・女々しい女だけど仕事はがんばってます・・・的なキャラに仕上がった菅野版働きマン・・・。

ところが突然、第三回はほぼ原作のイメージで・・・性別を超越した働きマンがダメ新人を鍛える話になっているのだな・・・。今回も・・・恋人・山城の部分はまだ1話、2話を引きずっているのだが・・・それ以外はしっかりとバカ新人をもてあます仕事のできる男/女として描かれているのだ。

脚本はずっと一人なので・・・演出力が違うという考え方もあるが・・・キッドは構成ミスだと思う。

働きマンが「仕事ができるタイプ」だとはっきり示すのはダメな新人(速水もこみち)と簡単に対比できる第三回のネタなのである。

だから、第1回が菅野、もこみちを苦々しく指導、あげく、暴力制裁。→(女々しくない)

第2回、菅野と釈と対決・・・お互いを認めつつ・・・決別。→(女々しくない)

第3回、菅野が夏木と対決・・・口説き落とす。→(女々しくない)

という流れにすればよかったのです。

そうすれば、原作の改悪が素晴らしいアレンジに見えたはず。視聴率は16~18%を推移したはず・・・と断定できます。・・・根拠なーしっ。

今回・・・「頭が悪いのに頭が悪いと気がついていない人間をどのように気付かせるか」という古典的テーマをよどみなく展開、最後は爆笑のオチというほぽパーフェクトな展開ですが、1回、2回の流れを真面目に受ける視聴者ほど楽しめなかったのではないかしら。

ま・・・結果論といえばそれまでですか・・・構成順を変えるだけという・・・ある意味単純作業ですので・・・シリーズ構成をする脚本家としてはもうひとねばりすればよかったのになあ・・・とキッドは考えます。ま、今回の水準を維持していけば14~15%の回復は可能ではないかな。

しかし・・・全員に違和感をかんじさせる田中・・・。まさに仁義なき戦いに紛れ込んだ青大将なのだな・・・そしてとられて・・・北の国へ転生するのだなあ・・・。

関連するキッドのブログ『第二話のレビュー

で、『相棒・シーズンVIスタートスペシャル』(テレビ朝日・071024PM8~)脚本・櫻井武晴、演出・和泉聖治を見た。スタートスペシャルは意外とものたりないのだが・・・これは待たされたと思うからなのかな。

今回は「殺人事件」「冤罪」「死刑」「裁判員制度」「警察官の犯罪」「報道問題」と由々しき問題を詰め込むだけつめこみ・・・「お前もこの辺にしとけないか・・・」と岸部一徳が一応言っとくという展開。まあ、報道ステーションのおかげで働きマンとかぶらなくて良かったと菅野ファンは思うのだった。

ま、キッドは冤罪は「完璧と言うことが出来ない人間」にとって必然、死刑は当然、復讐は悪いことではないという姿勢で・・・覚悟したいと思います。

付け加えるなら「お前たちの後に必ず逝く」と特攻隊員を送り出して戦後38年間をエンジョイし、95才で大往生した戦争指導者は恥です。

さて、今回も被害者の関係者で死刑を主張する裁判員(田中美奈子)、働きマンとして特ダネを求めるあまり過失致死の罪に問われる報道記者(宝生舞)と女性ゲストが見逃せないライン。刑事被告人の愛人(有沢比呂子=有沢妃呂子)もいい味をだしていた。これは愛人役としては吉野公佳クラス・・・。萌えました・・・。

死刑は復讐ではない・・・というのは敗戦後、敵討を禁じられて洗脳されてしまった発想にすぎない。国家による復讐の代行が死刑であるし、復讐するのは被害者遺族ではなく被害者にあるに決まっている。殺された死者の当然の権利である。

最後はまだ先のある展開・・・シーズンを通して決着するのか・・・ともかく・・・相棒、始まったな・・・でございます。

関連するキッドのブログ『相棒シリーズV

『ちりとてちん・4-3・第21回』今回は「辻占茶屋」である。もう・・・草々と喜代美がかけあいをするのは目に見えているのだが・・・それにしても・・・あの人のことは解っている・・・私には解っていると切々と訴える貫地谷しほりは女神だな・・・。そしてライオン丸Gはどこにでも顔を出すのだな・・・愛されているのか・・・。→4-2

金曜日に見る予定のテレビ『歌姫』(TBSテレビ)、『モップガール』(テレビ朝日)、『ウルトラセブンX』(TBSテレビ)・・・ああ、もう三本立てが標準装備なのか・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

キッドじいや、こんばんは!

もこみち君がリスキー君になったのと、弘子のジャンプ姿しか、印象になかったです~。

見続けられるかーーー?心配です。

投稿: みょうがの芯 | 2007年10月26日 (金) 20時13分

♡♡♡ヤキイモ♥♥♥みょうがの芯様いらっしゃいませ♡♡♡ウマシ♥♥♥

弘子のジャンプパンチは
すごかったですねー。
リスキーのタッパ(身長)ならではの
名場面でしたーっ。

今回・・・オチがわかっている目で見ると
ワクワクな展開
つまり、ずーっとリスキーくんが
お間抜けなわけですから・・・。

しかし、そうでないと
裏切られた感じが
するかもなーっと
思いながら見ていたじいやでした。

もこみちとしては
ハマリ役のような気がするのですが・・・。

このワクって
無理矢理な職場恋愛モードに
持ち込むことが多いので
しでかさないかと
ドキドキしているじいやです。

投稿: キッド | 2007年10月27日 (土) 01時22分

初っ端から印象の強いゲストを登場させると
時として主人公そのものが喰われる事がありますが
このドラマもその例になっています。

これで主人公のインパクトが薄まりました。

でもってブレが多いから
そんな「働きマン」って感じにも見えないですね。

始まって早々不完全な「働きマン」です(苦笑)


今回はようやく主人公の面目躍如みたいな感じになりましたが
それでもやっぱインパクトは薄いですねぇ。


相棒は6シーズンという事で
スリリングな展開よりも
安定感のある展開でまとめてきた気がします。


でもって
現実に抱えている問題・起こりうるかもしれない問題を

上手く描いていますねぇ。

ただ、報道に対する問題提起を抑えた辺りは
同族意識が働いているのか
それとも自分とこの批判をかわしたいのか

白とはいえませんが黒ともいえない

何せ証拠がありません。


このシーズンが終わる頃には
証拠は見つかる・・・かなぁ(; ̄∀ ̄)ゞ

投稿: ikasama4 | 2007年10月27日 (土) 02時23分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

原作をよく研究しているのは明らかなのですが
世代の違いか性別の違いか
この脚本家の読み取り方が
キッドにはしっくりこないんですよね。

ま、菅野さんはここのところ、視聴率に恵まれて
いないので・・・この視聴率なら
まあ、いいか・・・という
考え方もあるのですが・・・
主役第一主義のキッドとしては
かなり物足りない展開です。

ま、少なくとも働きマン=ウルトラマンで
菅野はウルトラマン顔という点については
ikasama4様のパフォーマンスで
キッドとしては満足しておりますーっ。

釈の秘密の花園とちょっと似た
欲求不満を感じるキッドです。

相棒はいつもスペシャルの時には
間延び感を感じていたのですが
ここのところ、スペシャルも
そこそこ面白いのですよね。

今回、相当に地味な展開だったのに
かなり面白かった。

死刑の是非とかキッドはかなり極論しますが
本当は結論のない問題。

このレベルまでくると
石橋も水谷もどちらも間違っていない・・・
ということになります。

そこで「覚悟」なわけですが
これには情報の共有化と言う問題が
つきまといますからね。

とにかく・・・相棒はキッドにとって
エンターティメントとしては別格になっています。
レビューは不定期の予定です。

投稿: キッド | 2007年10月28日 (日) 01時00分

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