ちりとてちんができない私でしたぁ~。(貫地谷しほり)VSワンシーンかよっ。(木南晴夏)
うわーっ・・・月曜日は無風かと思っていたのに・・・ハルハル、レギュラーだよっ。
しかも・・・うっかりすると見過ごす出番の少なさ・・・。
ま、西ヤンで見てもいいけどぉ。・・・家族と普通にしゃべっているときに小浜なまりの語尾になるキッド。
そして・・・一週間のお待たせでした・・・貫地谷登場です。
いや、かなりクセになっています。
で、『ちりとてちん・2-1・第7回』(NHK総合・071008AM0815~)作・藤本有紀、演出・伊勢田雅也を見た。いよいよ和田喜代美が桑島真理乃から貫地谷にバトンタッチされたのだが、上沼恵美子のナレーションはそのままなのである。桑島から貫地谷にチェンジしたようにある日、突然、上沼にチェンジしたらどうしよう・・・と悪夢にうなされるのである。
ま、自分にツッコミを入れるというのは難しいのだが・・・変な手法だよな。
さて、この朝ドラマのヒロインは現在のところ、魅力的ではない女の子である。魅力的ではない女の子を魅力的に演ずるというのはかなりアクロバットなのである。
「自分はダメな女の子だ・・・」って常にいじけている女の子は・・・キッドにはいまいましい存在だ。もちろん、逆に自信満々も腹立たしい。人間はないものねだりだから・・・「素晴らしいのに謙虚」、「ダメなのに頑張る」という方向が魅力的なのである。そういう意味で沢尻エリカは方向性間違っているのだが、あえて逆を試すという誘惑は常にあるのである。
キッドとしてはもう少し桑島B子も見てみたかったのだが、九年の時の流れをこえて、高校生になった喜代美。父(松重豊)は修行を終えて、塗りばしのお店を開業する。母(和久井映見)はお店の主気分でワクワクである。「山に登ってかわらけ投げをしたい・・・」という娘の願いをかなえて一緒に山に登ったヴァイタリティーは言動を見ると影を潜めている。九年の間に何があったのか・・・と思うのだが・・・つまり、喜代美の視線の変化ということなのだな。
かっては神にも見えた母親が・・・今はただのおばさんなのである。
しかし、そういう脚本家の意図を無視するように・・・外見的には九年の歳月をまるで感じさせない両親、祖母(江波杏子)、厄介叔父(京本政樹)である。弟は星野亜門から橋本淳にチェンジしており、まるで姉弟がタイムスリップしてしまったようである。ま、ドラマだから・・・と言ってしまえばそれまでだが。
球技大会のバレーボールでヘディングする喜代美。A子(佐藤めぐみ)は華麗なるアタックを決める。自分の失敗を心の中では気に病みながら、表面上は明るくふるまう喜代美なのである。
そんな喜代美を魚屋食堂の順子(宮嶋麻衣)はクールに見つめている。
「喜代美はたくさん笑え」と言った祖父の遺言をかなり曲解している喜代美なのである。その前段の「息子が帰ってきたらうれしい。うれしかったら素直に笑えばよかった」を無視している。今、喜代美はうれしくないのに笑っている女の子になってしまったのである。
やがて、そのような姿勢は消極性を形勢する。自分の得意な「徒然草」についてさえ、口が重くなる喜代美。まさに負のスパイラルである。
そんな喜代美に何故か好意的なA子。遠足で拾った「きれいな石」と「変な石」の思い出の交換を申し出る。そして・・・高校最後の学園祭で一緒に三味線演奏をしようと持ちかけるのである。
しかし、尻が重いのであった。ま、安産型なのである。通りすがりの謎の女(原沙知絵)にスーツ姿にかっこいい自分を妄想したりはするのだが・・・。
そんな喜代美に転機がやってくる・・・「変な石」が恐竜の化石であることが判明し、現在の持ち主であるA子が新聞に載ってしまったのだ。
なんだか、ショックな喜代美に順子は「あんたが持っていたらずーっと変な石のまんま」と辛辣なことを言う。何事にも後ろ向きな喜代美への叱咤激励だった。
今、喜代美は目覚めました・・・なのかな・・・目覚めてほしい・・・でも・・・きっと・・・目覚めてないよな。
関連するキッドのブログ『第6回のメモ』
で、『浅草ふくまる旅館』(TBSテレビ・071008PM8~)脚本・横田与志、演出・脇田時三を見た。このワクのレギュラーになりつつある西田敏行。こちら本池上署シリーズが署長の娘の喫煙問題で消えてしまったので・・・こちらをシリーズ化するのか・・・。だから用心して未成年のキャスティングがないのか・・・という気持ちになる展開である。
浅草を舞台にした老舗旅館のお話。主人は福丸大吉(西田)である。息子は良夫(石垣佑磨)で娘は美穂だが第一シリーズでは大塚ちひろだったのが黒川智花にチェンジしている。
良夫は旅館を継ぐ気持ちはなく旅行代理店勤務。ライバルのビジネスホテルの娘(北川弘美)と交際中。番頭は渡辺いっけい。鰥夫である大吉の亡妻の姉(木野花)がビジネスパートナーという設定はそのままである。
大吉のマドンナが賀来千賀子から黒田知永子にチェンジ。骨董屋の主人として大滝秀治が参入である。
そして・・・仲居に変動があり・・・新人仲居・森川静代として木南晴夏登場である。しかも・・・スリーショットに字幕というひどい扱いだ・・・出番をもっとつくらないとダメ。
朝のワイドショーに西ヤンが番組宣伝出演をしていたのだが・・・ゲストも豪華という話をしているのに紹介されたのはレギュラーの大滝秀治だった。
本当のゲストは木の実ナナである。木の実ナナが豪華ではないということなのか・・・。しかし、脚本はいきなり、飛ばしている。木の実ナナはバスガイド役である。いくら木の実ナナだって61才でバスガイドって・・・修学旅行でキッドが生徒だったら・・・ガッカリするだろう・・・バスガイドのおばあさん・・・って言わないだろう。しかし・・・キッドが現実を知らないだけで高齢化社会はもうそういうものなのかもしれない。
修学旅行バスのバスガイドのお姉さんとして旅館にやってきた木の実ナナ。大吉たち従業員に不審な言動をする。実は大吉の亡妻は別に恋人がいてその恋人が事故死した時、お腹に子供(良夫)がいたのである。そしてナナは恋人の姉なのだった。
実はナナは末期がんを宣告されて余命いくばくもない身。終末医療の一環としてバスガイトをしていたのだが・・・天涯孤独の身の上、唯一の血縁である良夫に名乗りをあげたいと乗り込んできたのであった。
この発想がこわいのか・・・木の実ナナの存在がこわいのか・・・微妙だが・・・最後まで感動するよりも不気味な話だったぞ・・・。設定・・・もう少しなんとかならなかったのか・・・。っていうか・・・木の実ナナ以外をあてこんだ脚本にしか見えん。
血がつながっていないことを隠してきた大吉には迷惑な話だったが・・・「お客は家族」をモットーとする大吉には無視することもできなかった。ついに対面を許すのだが・・・。
大吉良夫の親子ぶりを見たナナは口をつぐんで去って行くのだった・・・。まさに人情ここにあり・・・なのか・・・ま、人間、往生際は悪くなりがち・・・っていう話なんだよな。きっと。
ま、脚本は頭がおかしくなったような展開だが・・・木南晴夏をピックアップした回まではきっとレビューしないと思うキッドだった。
関連するキッドのブログ『きらきら研修医』
『探偵学園Q』
水曜日に見る予定のテレビ『働きマン』(日本テレビ)・・・ついに本格的にシーズン突入かぁ・・・『マクロス(再)』もまた見るけどね。『ネギま(実写)』はとても口に出せない。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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