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2007年11月26日 (月)

成り上がり者に礼儀なんか語られたくないの。(井川遥)・・・そりゃっそうだよなーっ。(Gackt)

まあ、キッドは越後の人を馬鹿にしているわけではないが、田中角栄とか田中真紀子だとか、越後生まれのこん平でーすっ・・・を生んだお国柄というのはやはり、ちょっと笑えるのだな。食糧危機がやってきて、米所の皆さんの頭が高くなった時、貪欲、図々しくて、がめつい越後の人々が調子に乗ってどれだけ暴利をむさぼるかを考えると爆笑なのであるね。・・・そんなに新潟県人を敵にまわしてどうするっ。

で・・・『点と線』はかなりの高視聴率を獲得したわけだが・・・『大河ドラマ』はクライマックス直前だというのに・・・視聴率がやや伸び悩んでいる。

原因はいろいろとあると思うが・・・今回の大河は「おタク」な展開をし続けたのに・・・後半・・・地図で戦略を説明すると・・・後は見せない・・・という展開(スカシ)が多すぎたと考える。奇抜な虚構で物語はなかなか面白いが・・・ちょっと酔ってしまったかな・・・。

たとえば上杉謙信がなぜ軍神と呼ばれるほどに戦上手なのか・・・という描写が一回もないままにここに来ているのである。それは結局、謙信の本質を見誤っていると誤解されてしまう可能性がある。謙信は常勝不敗の武将であり・・・ただ一度の敗北が川中島だった・・・と考えるキッドとしては謙信の強すぎる故の孤独というものを見せるためにも少数で圧倒的多数の軍勢を撃破する魔物のような謙信の戦ぶりを本番前に一回くらいは見せてほしかったのである。

さて・・・本番は・・・どちらのバージョンでくるのかな・・・。痛みわけ展開か・・・謙信の勝ち逃げ展開か・・・それとも越後勢の大敗北か・・・。とにかく・・・スペクタクルでお願いしたいよ。

で、『風林火山・第47回』(NHK総合・071125PM8~)脚本・井上靖、脚本・大森寿美男、演出・田中健二を見た。関東を半年ばかり支配して上杉政虎(Gackt)は架空の姫・伊勢姫(井川)に諌められ後北条氏康の首をあきらめたのである。このことから伊勢姫は風魔のくのいちであった可能性がある。ちなみに女忍者をくのいちということもあるが、男が女装することもくのいちというのである。謙信を相手にするのだから・・・伊勢姫は・・・実は・・・。

例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回はかわいいイラスト武将と武将のキャッチフレーズのお楽しみ展開をなさっています。嵐の前の静けさでございますな・・・。いよいよ来週から川中島祭りだからなあ・・・。

Kawanakajima1561 で、今回はキッドももはや川中島の妄想に突入してしまうのだった。だってさあぁぁぁぁ、一年間、これを楽しみにしてきたわけだからぁぁぁぁ。戦国もののつらいところは信長様でないと・・・最後は主人公クラスがみんな老いぼれるという点なのだが・・・今回の場合、前半と後半の武将バランスが悪い・・・ような気がする。これは板垣(千葉真一)と甘利(竜雷太)・・・ついでに小山田(田辺誠一)の存在感が大きすぎたとも言えるのだが。無名で主役クラスを固めたので・・・後半のチョイ役には豪華ゲストがチョロチョロ欲しかったのだな。まあ・・・予算のあることなので贅沢は言わないが・・・妄想はタダですからね。

信長様(佐久間二郎)なんかシルエットのみって・・・どんだけスカシなんだよっ。・・・それ、もういいから。

さて、今回の第四次川中島の戦い・・・八幡原の合戦は上杉政虎の北信濃侵攻である。ここまでの川中島の戦は小笠原氏や村上氏、そして高梨氏の支援という意味合いが強かったのだが関東管領を正式に襲名して、賊としての武田を討伐するという名目で進出してきたのである。

そのために兵力とその構成に微妙な変化が生じている。上杉軍は1万3千~1万8千と資料によってバラつくのだが、いつもの上杉軍よりかなり増員されているのである。これは関東から上杉側に応援に駆けつけた兵というものがあったと考えられるのである。特に名もない武将が恩賞に与るために参陣したのだな。

だから実際には政虎のいつもの軍団は8千人くらいだったのである。

それに対し武田軍はいつもの2万人である。

こちらは甲斐がおよそ1万、信濃勢が8千、その他2千という内訳で、信濃勢がやや中立にまわっているので少なくなっている。

よく、戦死者の比較で上杉3千、武田4千という数があげられ・・・この合戦が上杉の有利の引き分けと考えられるのだが・・・実際は上杉勢は半数近くを失い、武田は二割の死傷者だったと考えるべきで・・・実際の戦場では上杉方の烏合の衆の大量虐殺があったとキッドは妄想している。

まあ・・・ちょっと先走りましたね。

なにしろ・・・戦はまだ始まったばかりなのだ。とにかく、烏合の衆を含め、いつもの倍近く膨れ上がった上杉軍は北信濃に侵攻。例によって犀川の以北を軽く略奪する。いつものように高梨政頼が手引きして、後詰となる。

上杉軍の今回の戦略目的は海津城の無力化である。この後、上杉勢としては苦手の包囲攻城戦を展開するために部隊は二手に分かれる。背後からおそらく長尾政景の率いる別働隊5千が進み、正面から政虎の本体1万が千曲川を渡河したのである。

海津城の守備兵は2千。準備万端整っている。狼煙台ネットワークにより上杉勢の侵入はすでに甲斐にまで届いている。信玄は迅速に出動し、甲斐に潜入した軒猿(宇佐美の忍者)からの通報が上杉本陣に届いたときにはすでに武田の先鋒が接近していた。

今、上杉は危地に陥った。後方から武田の2万の軍が本陣1万に迫っている。

そこで政虎は天才を発揮する。さらに前進して別働隊と合流したのである。それが妻女山進出の真相の妄想なのだ。

これに対し信玄は千曲川を渡河、犀川千曲川に挟まれた茶臼山に本陣を構える。

千曲川の渡河点(猫の渡し、犬の渡し)などに先鋒を配置して得意の鶴翼の陣を引く。

塩崎城から海津城に向かって2万の部隊が緩やかに展開。これに対し妻女山の上杉勢は1万2千・・・はやくも3千人ほど脱落していたのである。

ここで戦線は膠着する。例によって動いた方が負ける状態の出現である。

さあ・・・来週はどんな川中島が待っているのか・・・ワクワクである。

甘利や小山田はいないのだが・・・その息子たちは華麗に参戦している。武田の一門衆も四郎勝頼の初陣を始め、最も充実しており・・・いわば武田軍団の第一期黄金時代とも言うべきラインナップになっているのである。そして越後衆もそこそこオールスターだ。まさかと・・・思うがスカシだけは勘弁してね・・・。よろしくねー。

関連するキッドのブログ『第46回のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『キューティーハニー』(テレビ東京)『有閑倶楽部』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

なんかゲームのキャラに出てきそうな政虎のコスチュームに
仰け反りそうになりました(; ̄∀ ̄)

終盤に来てかなりきてますねぇ。

勘助は年をとってすっかり丸くなってしまったようですね。

また「知恵」の切れ味も
勘助の兜の飾り同様に丸くなって鈍ったのかもしれません。


だからこそ、己の「城」と「全て」を
リツに託そうとしたのでしょうけどね。


後半はここから
どこまで見せてくれるかでしょうね。


基本的に政虎の戦い振りは勘助らには
風聞でしかないですからね。

あえてそういうスタンスをとっているのかもしれませんがね。

楽しみは「川中島」まで取っておけって事でしょうかね(笑)

先日、「海峡」で
端役としての出演が多かった眞島秀和が一気に
ブレイクしてきた感があるように

太吉&伝兵衛、そして葉月はかなりの期待大ですね。


こうして今はどうであれ
後に「有名」になれば、そのドラマは
伝説の始まりになりますしね。

さてはて、どんな川中島になる事やら(・∀・;)ドキドキ

投稿: ikasama4 | 2007年11月27日 (火) 01時06分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

今週は「相棒」にも前田妹が登場し
なかなかにサービスたっぷりでキッドは満足です。

政虎はなぜ・・・登場のたびに
スモークをたき・・・照明を青紫っぽくしないのかっ
と思っていますが
衣装には大満足です。

勘助はすっかり・・・
老いたのですな・・・
好々爺モードでございますな・・・。
まさに死亡フラグですが・・・
もう立って当然の師走でございますからーっ。

結局・・・由布姫にはプラトニックでしたから
勘助のカラダはミツに捧げつくしたままか・・・
勘助・・・純情すぎるぞーっ。

眞島秀和はよかったですね・・・。
キッドはテーマ的にはもう一つでした・・・。
平の刑事に・・・国家の責任を
問うっていう脚本のバカバカしさが
キッドはダメなのでございます。

「大地の子」の骨太感が今回はなかった・・・。
やはり・・・半島列島の海峡は
狭いからでしょうか・・・。

葉月に関しては・・・時代劇には
欠かさず登場の女優さんに育ってもらいたいですね。

さあ・・・川中島です。
ああーっ、諸角はどんな最後をーっ。
遂げるのか・・・。
「もろずみーっ」のリフレインは
あるのでございましょうか・・・。
・・・そこかよっ。('A`)y━・~~

投稿: キッド | 2007年11月29日 (木) 15時15分

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