大塚寧々と本郷奏多の母子関係リペア(修復)しました。(坂口憲二)VSうわあぉぉぉぉぉぉぉぉぉりゃあ・・・(仲間由紀恵)
朝田龍太郎(坂口)と畑山来実(仲間)が主役同士がっぷり四つに組んだ・・・木10ドラマ最初の主役対決・・・ま、医龍の圧勝ですけどね。
視聴率は「医龍2」↗16.6%「ジョシデカ」↗*9.3%である。
「医龍2」はさりげなく・・・「ジョシデカ」はかなり無理矢理・・・主役がいいところをみせました。
ま・・・「医龍2」はもう少し遊び、「ジョシデカ」はもう少し働くといいと思うんですが・・・。
成功率100%の医師と百発百中の刑事・・・スーパーヒーロー同士の対決なのにイメージ180度違います。
で、『医龍2・第8話』(フジテレビ071129PM10~)原作・乃木坂太郎、脚本・林宏司、演出・水田成英を見た。いよいよ、最後の戦士・チョコレートの七海(大塚)が覚醒し、新生医龍軍団のそろい踏みである。いよーっ、小高ーっ。とか声がかかっちゃうのである。なんか、シルベスター・スタローンとか、アーノルド・シュワルツネッガーとかが敵キャラとして登場しそうな・・・神話世界であるな。
川崎病の患者・智樹(本郷)の父・黒田俊彦(野村宏伸・1965生)はかっての麻酔医のミスで智樹が半身不随になった・・・とブラフをかますのであるが・・・麻酔医・小高は仕事熱心のあまり・・・息子の発病時に家を留守にしていた母親であり、俊彦の元妻であった。そのことを怨みに思い、小高と離婚・・・息子にも一切逢わせないで自分は再婚という・・・異常人格の弁護士なのであるが・・・野村が演じると・・・そういう無理も引っ込むのだな。
こういう・・・人として偏ったキャラを演じる野村はもう定番なのであるな。「教師びんびん物語」で脇に徹して以来・・・ずーっとこうなのも素敵だ。映画「学校の怪談」シリーズの先生役とか・・・映画「コアラ課長」の刑事とか・・・もうすべてが野村的脇役で輝いている。
野村と同じポジションには鶴見辰吾(1964生「花より男子2」のケン内田)がいるのだが・・・鶴見の方が前科があるからうらぶれた凄みがある。鶴見が犯人・・・野村が刑事みたいなB級刑事ものが見てみたい。二人とも若い時はアイドルだったので顔が綺麗なのに「壊れたり」「汚れて」しまった感じがいいよなあ・・・。
さて・・・ま・・・そういうようにツッコミを入れるとすぐに破綻してしまう時代劇設定の医龍だが・・・とにかく恩讐の彼方に母帰るの物語。元妻「憎んでもいい。でも生きていないと憎めもしない」とか・・・元夫「手術室に入るなとは言ったが、病室に入るなとは言ってない」などと決めセリフも卒がない・・・。
そして朝田に「小高がいなければ手術は失敗していたのですぞ」と黄門的なことをちゃんと言わせているのである。こうして・・・無理矢理絶たれていた母と子の絆は修正されたのだった。「お父さんには内緒な」怪しい母と子であった。
一方・・・悪代官・野口(岸部一徳)、悪商人・片岡(内田有紀)、善意っぽい家老・善田(志賀廣太郎)の三角関係はフリまくるのである。善田まで“ウインウイン”したりしているのだった。野口はまるで一服盛られたような発作ぶりである。もういかにも死にそうだったのに予告編ではなんなく復活しているのがもはや超人なのだな。
とにかく・・・稲森いずみを除くとほぼ連続ドラマ二本分のキャストを抱えているこのドラマ・・・来週・新旧医龍チームが合同すると・・・それぞれ出番を確保するのも大変そうなのだった。
もう一つの別の医龍2を妄想する方はコチラへ→Eureka様の一美ちゃん日記
で、『ジョシデカ!-女子格闘王・第七話』(TBSテレビ・071129PM10~)脚本・秦建日子、演出・平野俊一を見た。脚本家が原作した「アンフェア」(脚本は佐藤嗣麻子)では志賀廣太郎が重要な役割を演じていたのだが・・・今回は・・・その役割果たす誰かは当然、謎に包まれている。ま、出演者的には片平なぎさ、益岡徹、袴田吉彦の誰かだと思いますが・・・逆に袴田なんて・・・そういう役でなかったら・・・なんだか・・・可哀想だぞ。
今回・・・リアルさはまるっきりないが・・・暴走する畑山の大活躍で・・・これまで隠されていた時田(名高達郎)と桜(泉ピン子)の因縁が明らかになる。これが・・・隠すほどのことではなかったわけだが・・・まあ・・・個人的な感情は人それぞれだからな・・・。
パク(リュ・シウォン)の父・チョンスが時田の違法な株取引の犠牲となって自殺。チョンスの愛人だった桜がなんとか時田の罪を暴こうとしていた・・・そして、時田の娘(入山法子)に接近していた・・・というのが真相だと桜が言うのだが・・・もちろん、何の証拠もないのであるけれど畑山が納得したのでそれでいいらしい・・・。
とにかく・・・青山課長(益岡)が「犯人は警察関係者かもしれない」というと「そんなことありえないですよ」となんの根拠もなく断言する畑山・・・なんだかなあ・・・なのである。
そして事件の捜査が進展しないし不祥事続きのために更迭された柳田管理官(田中哲司)に階級を越えて真っ白な畑山がつきまとう。まあ、これは「踊る」の柳葉・織田の関係のパロディーらしきものなのだが・・・ま、いいや・・・「一緒に捜査とてください。私のためにクビになった管理官殿」なのである。
そして・・・管理官が無断で持ち出した監視カメラの映像から捜査員が見落とした「黒いコートの女」を発見したりする畑山だが・・・もう・・・警察の管理とか捜査とかの能力を根底から否定なのである・・・。
「結局殺されちゃったけど一度は娘の命を助けた刑事」の言葉に心を動かされた時田は突然、改心し罪を告白・・・説得力なさすぎ・・・「お母さんを止めてくれ」と言われたのにパクの手を離さずいろいろと「今度のデートはどこ行こうか」とか話し続ける畑山・・・早く現場に行ってください・・・そしてずっと本心を隠してきたのに「力ずくでゲロさせます」と畑山に言われて「好きだったの・・・」と乙女になる桜・・・さっきは拳銃握りしめて何をしようとしていたのだ・・・もう・・・鈴木早苗プロデューサーが「今回はチーフディレクターの演出だから期待してね」と言っても期待しなかったのが正解の展開だったな。
さあ・・・いよいよ・・・来週は畑山が撃たれて出血なのだが・・・最終回でもないのだな・・・。なんて中途半端な構成なのだ・・・。
ここまでの死者。①パク・チョンス(時田による詐欺の被害者で破産して自殺・・・他にも同様の被害者がいた) ②小高嘉弘(会社員・路上で刺殺・後に娘・美帆が変質者に誘拐される・手のひら番号22) ③倉本道夫(大学生・路上で絞殺・手のひら番号15) ④小田島勝(会社員・河川敷で刺殺・手のひら番号07) ⑤佐藤有希(時田梨恵子・時田の娘・溺死・手のひら番号13) ⑥有吉久美(車上荒しの犯人・盗品の青いパソコンを所持していた・一緒にいた畑山は何故か無事・手のひら番号なし) ⑦吉井明子(吉井刑事の妻・殺人予告され黒いコートの人にホテルで刺殺・手のひら番号167)
この他に岩代教官(片平なぎさ)が畑山の同窓生が「刺された」と電話で報告してくる・・・。
岩代は小高美帆誘拐事件に警察学校の生徒を動員したり・・・怪しい人物ナンバーワンなのだな。
犯罪者は殺し畑山は生かしたという理由も一応・・・通ると言えば通る。
後は生死も定かではない畑山の父も・・・それはないか・・・。
とにかく・・・来週は自首してきた犯人が「連続殺人事件崩し」である。そういうのって反則だけど・・・この脚本家にそんなこと言ってもムダだしな。
まあ・・・もう・・・畑山の白いスーツと黒髪が尾行にはむいていないとか言いたい気持ちもおきませんし・・・なんでもいいかあーな気分でございます。ま、昭和の刑事魂を平成に期待しても無理なのでございますね。
関連するキッドのブログ『先週の木曜日のレビュー』
『ちりとてちん・9-4・第52回』最初の稽古のネタは何か・・・。ギャンブルを持ちかける四草(加藤虎ノ介)・・・兄弟子たちはそれぞれ予想するが・・・「それ以外なら胴元の総取りってことで・・・」なんというヤクザな発想・・・四草・・・一人カイジか、一人ウソゲなのか・・・。ああ、壊れたロボットのような貫地谷・・・小草若(茂山宗彦)の妄想の中では新妻なのだが・・・。「寿限無」でもなく「つる」でもなく「東の旅発端」でもなく・・・。→9-3
土曜日に見る予定のテレビ『ガンダム00』(TBSテレビ)『ドリーム☆アゲイン』(日本テレビ)『SP』(フジテレビ)『ひとがた流し』(NHK総合)・・・もう無理なんだってば・・・土曜は苦しすぎる・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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