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2007年11月 5日 (月)

・・・・・バカっ・・・。(水川あさみ)&望みがないことを幸せと云うのじゃ。(池脇千鶴)&赤い風船が見えまする・・・。(浅田美代子)

映画「ボーン・アイデンティティー」(テレ朝)→映画「ボーン・スプレマシー」(日テレ)と変則シリーズオンエアの今週。日曜夜九時は次は「トリック秋祭り」・・・どう考えても「ハタチ」は辛いのだが・・・それ以上に内容が辛いのである。さんまさんは老いらくの結婚詐欺師とか・・・やればいいのに。ま、NHKの「結婚泥棒」(再)を見ていただけなんですが・・・。

こういうよろめきドラマをやるときにはもっとしっとり描くか・・・誰かを「いやな奴」にしないとね。みんないい人じゃ、ちっともドキドキしませんよ。で、結局、長澤まさみが「嫌味」を帯びてくることに・・・かわいそう・・・。

ふうちゃんはネタのためにはトモダチの家庭もぶっこわす・・・というのをもっとはっきり提示するとか。森下は悪女として設定するとか・・・しないとね・・・。まあ・・・レビューしないからいいんですけど。

で、『風林火山・第44回』(NHK総合071104PM8~)原作・井上靖、脚本・大森寿美男、演出・亀村朋子を見た。なんと・・・浅田美代子が主役の回とは・・・。もう、今年の大河は思う存分やっているな・・・。しかも・・・寅王丸伝説のアレンジの仕方が絶妙であるよ。

「何も得るものがないことを・・・得るというのです」(風吹ジュン)は名セリフなのだな。

例によって例のごとく・・・シナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回は葛藤の多いセリフをあますところなく追求。寅王丸の悲劇について「誰がいけなかったのか・・・」しみじみ考えるには絶好の素材でございます。

Shinanoechigo1559 で、今回は予告編で連呼の「桶狭間」の「桶狭間」の「桶狭間」の前年である。ああ・・・時は流れていくのだな・・・。幸せの絶頂にある三条夫人の感じるごとく・・・武田・今川・北条の三国同盟はまさにこの世の春をもたらしていた。武田は甲斐と信濃の二国を手中にし、北条は相模・伊豆・武蔵・上野の四国、今川は駿河・遠江・三河の三国と合わせて九国の大勢力がここに誕生していたのである。今回はそのあたりのことを妄想しておきたい。

まず、北条は北に越後、東に佐竹という敵を持つが、関東におけるその勢力は圧倒的なものになりつつある。武田は北に越後、南に美濃があるが・・・領内に多数の牧(馬牧場)を抱え、戦力は刻一刻と充実している。軍神謙信が来襲しても常に倍する戦力で対応できるのである。そして、今川は海道一の弓取りとして東海道をゆっくりと西に進む大型台風となっているのだ。

もちろん、今川家も無風ではない。今川義元は駿河の太守であるが、遠江には遠江今川の流れがある。その嫡流の瀬名氏が義元に臣従したので遠江の守護も兼ねることになるのである。遠江には二俣城に松井一族、井伊谷城に井伊一族、引馬(浜松)城に飯尾一族などそれなりに力を持った豪族があるのだが、本来の守護である斯波氏が退潮して久しく、比較的、穏やかに家臣団に組み込まれている。

しかし、三河には今川の本家筋である三河吉良家があり、また松平党として大豪族になっている松平一族、三河・遠江国境の菅沼一族など完全な臣従とは云えない勢力があった。そして、尾張には新興勢力の織田信秀がいて、一時は三河にまで勢力を伸ばしていたのである。信秀が病死し、魔王信長様が家督を相続したことによって、ようやく、義元は三河の侵略に専念することができるようになった。

本家である吉良家を打ち破り、松平党の党首である松平元康を遠江今川の婿にすることにより、懐柔した義元は、武闘派の朝比奈一族を重用して、抵抗する松平庶流や、奥平一族、菅沼一族などを屈服させて、ついには境川を越え、尾張領内の沓掛城や鳴海城にまでその影響力を及ぼすようになった。

そして、三河一国をほぼ納めたのがこの1559年だったのだ。

一方、尾張では家督を継いだ信長様が弟を討ち、叔父を忙殺し、主君を陰謀にはめて、従兄弟と争い、兄と争い、主家を滅ぼして血みどろの尾張統一を成し遂げたところ。その後援者だった岳父・斉藤道三はすでになく、父親殺しの美濃国主・斉藤義龍とは敵対中。領内には長島の一向一揆勢力や、今川に靡いた山口一族などを抱えるものの臨戦態勢を整え、この年、余裕の上洛を果たしている。将軍・足利義輝にご対面なのである。

実は、足利一族の末端である今川家と足利将軍家の関係は微妙なものになっていたのだった。翌年の尾張攻略戦争は上洛作戦の一貫であるとされているが・・・将軍家はこの同族の勢力伸張を快く思っていなかったのは明白で、現に今川家は足利体制を覆す下克上の行動をいくつも行っているのだった。

この年、近畿に覇をたてた三好長慶は健在である。一度は将軍家と対立した長慶であるが将軍家が敗北した後は保護の立場をとっている。この長慶体制は実は三国同盟という東の大勢力に対抗する西の安全保障体制でもあった。

そのために、大和の松永氏、南近江の六角氏、北近江の浅井氏、越前の朝倉氏、伊勢の北畠氏、美濃の斉藤氏、そして尾張の織田氏は一種の停戦状態になっている。

なぜ、桶狭間で義元が敗れたのか・・・その合理性のひとつがここに妄想される。織田信長のバックには三好長慶と近畿の大名勢力がついていたのである。

そして、そこには多数の忍者集団が暗躍したことは間違いない。もちろん、すでに数年を今川領内で草として過ごした猿飛・木下日吉丸や、木曽川忍軍・蜂須賀党、そして、生駒忍軍、森忍軍など多数の忍者を抱える魔王・信長様はもとより忍軍使いではあるのだが、六角や松永配下の甲賀・伊賀の忍者たちが・・・東海道に潜入して・・・義元様のご到来をお待ち申し上げている・・・それが1559年の実相なのである。

こうして・・・三条夫人のつかのまの幸せは風前の灯となるのであった。

関連するキッドのブログ『第43回のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『キューティーハニー』(テレビ東京)『有閑倶楽部』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

あますとこなく私のイラスト。

個人的にツボなのは本願寺(笑)

後、織田信長もナイスな人選です( ̄ー ̄)b
彼の姿に「戦国自衛隊1549」を思い起こします。


今回のドラマの内容としては

その時は勢いで走ってみても後から振り返って

「あの時こうしていれば」

と思う事って時にありますね。


今更変える事が出来ないから後悔もするし償いもする。

そのために信玄は出家をしたのでしょうけれどね。


しかし、黒幕を知るや
すぐさま報復を考える勘助。

その行動は僧としてはまだまだ修行が足りんような気がします(笑)

なかなか老成されませんが
この「変わらなさ」が勘助なのでしょうかね。


さて、史実ではその後の消息がよく分からない長笈でしたが

もし、このドラマの展開ならば

彼は東光寺に幽閉され、いつのまにか東光寺の住職になる。

そこで父を弔っていく。


そして数年後、
長笈は思わぬ訪問者を東光寺に招き入れる。


武田義信。


かつて己が殺そうとした相手。


それから義信は「自害」する。
武田義信は諏訪頼重が眠る墓の隣に眠っている。


ここだけでも、長笈のサイドストーリーが出来そうですね。

投稿: ikasama4 | 2007年11月 6日 (火) 00時54分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

本願寺はこの時期、他の下間の可能性もありますが
ネームバリューのある頼照にしておきました。

まあ、この卍の人たちはいくらでも増殖できるのですね。

ああ、北村信長でじっくり見たいものですな。
魔王度増強間違いなしです。
最後は赤いからくり兵でも作っただろうに・・・。

囲碁や将棋のように
ある程度ルールも展開も決まっていて
数手先の可能性を読む場合にも
その組み合わせは膨大なルートに・・・。

まして人生は一寸先は闇ですからね・・・。

考えぬいて、石橋をたたいて
念には念をいれても・・・。
とりかえしのつかないことを
してしまうのが人間でございますからね。

こういうある意味、優れた人々が
結局・・・間違いだらけの人生を
送っていく・・・。

これが大河ドラマの神髄なのかもしれません。

そして・・・どんな末端の人々にも
必ず美しいドラマは潜んでいるようです。

投稿: キッド | 2007年11月 8日 (木) 04時05分

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