オレが助けるからそこを動くなっ。(赤西仁)VSあなたはメイド失格よっ。(原幹恵)
・・・惜しいのだよな。キッドが昔、師匠にお笑いについて教わったことは「つまらないと解っていると解らせれば面白い」ということに尽きる。まあ、「逆に」ということだな。
そういう意味で誰もが「助けようとしていることがかえってあぶない」ように見えるというシーンを作ってしまった場合、ただ一言、「逆に危ないだろっ」と登場人物の誰かがつっこんでいれば・・・つまり「ワザとです」ということを提示していれば・・・爆笑をいただけるのである。まあ、「笑わせる」と「笑われる」の違いですな。
・・・とはいうものの。火曜日のドラマ対決は①「有閑」↘12.3%、②「ママ」↘11.6% ③「スワン」↘*7.6%で「有閑」が首位をキープ。原作ではこの手のオカルトものがかなりのパーセンテージを占めるのでこの「なんでもありの世界」をやりぬいたことはよかったと思う。
で、『有閑倶楽部・第四回』(日本テレビ071106PM10~)原作・一条ゆかり、脚本・山浦雅大、演出・池田健司を見た。たとえば、ちょっとしたギャグで原作者の名前を一条さゆり(伝説的なストリッパー)に変えておいたとする。何も説明しないと、ほとんどの人が読み過ごす。たまに「間違えているな」と思う人がいる。そしてごくたまにうふふと笑う人がいるということになる。で、このギャグを一条さゆ・・・ゆかりでした。とか、書くとどうかな・・・とか、さゆりを知らない人多すぎるか・・・とかいろいろ悩むのがお笑いを作っていくということなのだな。しかし、子供を喜ばせるときはそういう悩みは無用だったりする。「・・・をもらしちゃたー」「・・・を食べちゃったー」とか言うだけでバカ受けだったりする。
で、この番組は塾帰りの小学生が「いってきー」「いってらー」という美男美女たちに癒される・・・という主旨でいいと思う。しかし、もう少し欲張るなら・・・ある意味、奇想天外でナンセンスな世界観をやや深めに構築してもらいたいのだな。とにかく、もしも「ガリレオ」がこの世界に紛れこんだら・・・「さっぱりわからない」どころか・・・発狂するのである。
キッドはガリレオでは「原作」についてほとんどふれない。それはドラマがかなり巧妙なアレンジをしているからだ。逆に「有閑」は原作との比較を強く押す。それはアレンジの仕方が稚拙に感じるからである。「働きマン」「有閑」今季の日テレドラマはこの傾向が強い。それはやはり「原作」に対する研究が不足しているからではないかと思うのだ。
今回の話はキッドにとってかなりお気に入りの話である。それは「ひねり」が効いているからなのだが・・・「ひねり」そのものは二十年という歳月を経て、かなり一般化してしまっている。スタッフはこの修復をどう展開するかが腕の見せ所なのである。
まず、予備知識として「有閑倶楽部」は「幽霊が実在する世界である」「主人公・剣菱(美波)は霊感が強く一人だけ幽霊が見える」という前フリが効いているという前提をあげておく。これは少女マンガの定番である「こわい話」がドタバタコメディーの中にすでに挿入されているということである。
で、この話は「お金持ちの独身老婦人が老いらくの恋をする」「周囲には金の亡者がウヨウヨしている」「有閑倶楽部メンバーきってプレイボーイ・グランマニエ(田口淳之介)が惚れられてしまう」「グランマニエは最初はイヤイヤだが仲間の後押しでちょっとその気になる」「老婦人が転落死する・・・」という展開。
この後で遺言で遺産を相続することになったグランマニエが命を狙われ、金の亡者の陰謀を感じた有閑倶楽部が立ち上がる・・・というストレートな展開がある。
そして、金の亡者たちの殺人計画を未然に防ぐのだが・・・ここで、ひねりが入る・・・実は・・・本物(?)の幽霊がグランマニエに取り付いていたのである。
いわば、二時間ドラマが前半サスペンスで後半ホラーに切り替わるという展開なのである。これはドタバタだから可能なのであり、実際、推理ものからオカルトものにドタバタするわけです。本当はここが一番、面白いところなんですが・・・そういうところがあまり意識されてないのですなーっ。
もちろん、原作より・・・かなり魅力的に仕上がっているきぬ婆さん(吉行和子)は仕方ありません。吉行さんといえば出番待ちの間にパチンコに行き、出ちゃったので出番を忘れるほどのさばけた女優さんですが・・・魅力的すぎるので・・・老醜の愚かさというものが少し欠けてしまうのですな・・・。後半の基本は牡丹灯篭ですが、二枚目に恋する亡霊が婆さんというのがポイントです。ここは菅井きんさんだったのでは・・・。
で、たとえば・・・吉行さんなら、後半はもっと「チャイニーズゴーストストーリー」(1987)にするべきだったのです。若い頃の吉行さんに宮沢りえ風のアイドルを配し、時空を超越してグランマニエを誘惑する・・・という具合です。・・・その方がバカバカしいはずです。
で、オチは「成仏」という仏教的な原作オチに回帰してもいいのですが・・・どうせアレンジするなら「天国」から「グランマニエそっくりの元彼」が迎えにくるという「ゴースト ニューヨークの幻」(1990)的なクリスチャンオチに改変するくらいが今風だったのではないかと考えます。
原作がひねってから、そういういくつかのメジャーな作品が・・・「チャイニーズ・・・」はほぼ同時期ですが・・・あったのでそういう味付けもアレンジャーは意識しないといけないのです。もちろん、吉行ゴーストの登場にはそういうムードもあるのですが・・・まだまだ食い足りません。
アイロンで感電死という超古典な殺害方法をそのまま、持って来るのに「剣菱」しか「幽霊」が見えないという古典的なギャグを一度ふって軽くスルーというのでは・・・スタッフがうかつに見えてしまうのです。剣菱・・・こわがりだけど幽霊が見える。松竹梅(赤西)・・・幽霊を見たいのに見損なう・・・というポイントを赤西が主人公という点で変えてしまうという大胆さを他の部分で使うべきなのです。
冒頭にあげた「呼び止めない方が危なくなかった」シーンにグランマニエ「逆に危なかった・・・」とツッコミを入れれば面白いのに・・・と思うキッドとしては・・・霊の仕業か、金の亡者の仕業か、不明な事故をもっとたくさん設定し・・・そこで松竹梅の見せ場を作るべきだったと考えます。・・・基本的にアレンジのポイントが幼いのだなあ・・・。そして、ピンチを脱するごとに「だから、逆に危ないだろっ」という展開にすれば爆笑なのに・・・。
そういう間抜けな無骨さが松竹梅の本来の魅力なのですからねえ。
しかし・・・妙に涙もろいというのはいいポイントですよね。こういう「お約束」はいいのでは・・・。だから白鹿(香椎由宇)の「けがらわしい」も必ずいれるべきなのです。今回なら金の亡者とちょっとしたからみでいくらでも作れるはず。
剣菱の大食いにあきれる黄桜(鈴木えみ)はほぼ原作通りのセリフなのですが・・・二人の間に流れる親密感が伝わってこない。ここは死ぬほど稽古して「あなた・・・それでも大金持ちなの・・・」というセリフがしっくりくるまで演出するべきだったと思います。
ま・・・そういうあらゆる点がまだまだ未熟なので・・・本当は20%を狙える素材がこの視聴率ということなのですよーっ。
関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー』
ごっこガーデン・幽霊屋敷セット。お気楽「結局、吉行さんで始まり吉行さんで終るのね。だって演技力が全然違うんだもん。それにしても・・・若い頃の衣装って・・・はいからさんかっ」エリ「仁先輩は、ルービックキューブをしても可愛いし、男泣きも可愛いし、寝起きの顔も可愛いし、コンセントを鼻にさしてもかわいいのでスー」アンナ「アンナは有閑はパスぴょん。美波ちゃんの食欲に刺激されてダイエットが失敗したら困るのぴょん」まこ「まこは・・・に、日本人形のたたりなんて・・・こ、こわくないのデス~。ガ、ガクガクブルブルなんてしないのデス~。い、いってきーっ」
で、『キューティーハニー THE LIVE・第六話』(テレビ東京・071107AM1~)原作・永井豪、脚本・戸塚直樹、監督・本田隆一を見た。たまらなく・・・キュートな展開の今回。キッドはツボを激しくつかれて身悶えでした。まあ・・・メイド喫茶という題材がちょっと旬をすぎているなどというお若い方もいるかもしれませんが・・・そういう問題ではないのです。半世紀前から萌え~という気持ちはあったのですからねーっ。
人体を改造してサイボーグ兵器を作り、ビジネスを展開するパンサークローの幹部・バイリンガー渡(マーク武蔵)は「死神メイド」計画を実行中。しかし、自慢の兵器「グリーン・メイド・ミズホ」(武装兵器殺人アイロン・コードなし・吉田もも)が暗殺目標のやくざの親分の飼い犬の可愛さにほだされて機能障害に陥ったため、全機種のメンテナンスを余儀なくされる。・・・・「ボーン・アイデンティティー」だな。
今回はハニー(原)が「今月ビンチ」なので、白薔薇学園学生寮のルームメイト・秋夏子(小松愛・・・メガネッ娘なのだが実はクラブをシンボルとするシスターアイという隠しアイテムではと妄想中)に「バイトを推奨」されるのだが、空中元素固定装置で衣食住に不自由しないハニーがなぜピンチになるのかだとか、貯金箱に何を貯金しているのかとか、最初からツッコミどころありすぎて眩暈を感じます。
で、選んだパイト先が「メイド喫茶」なのである。とりあえず「ラブラブで萌え萌えなハニーもどっぷりのアイスティー」なのである。そして、偶然、ちっともスクープしてないトップ屋(事件記者)早見(山本匠馬)のいきつけの店だった。早見のお気に入りはエリカ(田井中蘭)ちゃんである。田井中蘭といえば「帰ってきた時効警察」第六話で青春温泉旅館の女将(西田尚美)の娘を演じていたのであった。このあたり、シャブリ様が見ていないのが残念である。今回はエプソン・カラリオのCMで長澤まさみと共演していた伊田麻友香も出ているのだが・・・渡の粗相したから首にしろコントの相手役かな・・・確認できない。シャブリ様が見ていないのがくれぐれも残念だ・・・。このコントが渡のプレイなのか、それとも改造素材の調達作戦の一貫なのか・・・そこにかかわってくるのだが。
まあ、そのようにディティールにこだわり始めると果てしないリピの世界に入るのでほどほどにしないとなーっ。
さて、ハケンメイドという新しいのか古いのか解らないサービスに出張するハニー。マザコンの中年男・加藤(緋田康人・元ビシパシステム)に「たらいで洗濯プレイ」などを伝授される。「はいはいはいはい、泡ーっ」ってその感覚、わかるのは大正生まれだろうっ。
「ピザ」に心を奪われて、アンナちゃん(矢口星来・元おはガール)のハケン先を訪問するハニーは死体に遭遇。何故か、現場に来た刑事に逮捕されてしまうのだった。もちろん、婦人警官に変身して簡単に取り調べ室から脱出するハニー。「ピザ」を食べ損なったので源さん(なぎら健一)にミミズをご馳走してもらうのだった。もう、このパーツは「オモライくん」へのオマージュに間違いないのではないか。
アンナちゃんが死神メイドではないかと疑う、早見・・・。その時、エリカちゃんは加藤の家に・・・。「割烹着ハニー」で昭和のお母さんに変身したハニーは加藤家に急行。機能調整のために「親しいものを殺す」指令を与えられたエリカの任務遂行を寿司桶のフタで食い止める。グリーン・メイド・エリカ(武器・包丁)は寿司桶のフタを咥えてダウンである。
田井中蘭が寿司桶のフタを咥えてダウンなのである。本人がブログでとんでもないことになっちゃってますと書いているだけのことはある衝撃のシーンだったのだ。
結局、ピンク・メイド・アンナ(武器・ハンガー)も加えて、トリオ・ザ・死神メイドである。このトリオと対決してハンガーとかアイロンで顔面をグリグリされるハニー。だってなんだかだってだってなんだもんの世界なのである。
もう。わはははははははははなのだな。
三人を倒したハニー。そこへハニーが「天才・如月博士の作品」と知った(ここまでこの設定を一切スルーしてきたのも凄いが)渡が登場。その実力を発揮する。
立ち上がり戦おうとするエリカの首を切断する渡。その残忍さにハニーの怒りは燃え、鼻血をなすりつけてやるのだった。えへっ・・・なのだ。
今回の最大の見せ場はハニーの真剣おっぱい白刃とり・・・わははははははははは。
えりくびが引っ張られるほどのワイヤーアクション満載あって例によって防戦一方のハニーのM的ピンチ。そのピンチを救うのは人格分裂の中条(村上幸平)だった。「お姉ちゃんはボクのものだから・・・」なのである。
早見と遁走するハニー・・・その頃、謎の転校生・早乙女ミキ(水崎綾女)が学園に・・・つづくだった。も、盛り上がってまいりましたーっ。
それにしても、アンナ、エリカ、ミズホのメイドロイドトリオ。H☆Cのアンナ様、エリ様、まこ様のパクリかと思いましたよ。微妙に色違いですが・・・。
『ちりとてちん・6-2・第32回』結局、妹弟子という自分が役立つ方向ではなく・・・草々のために昔の弟子たちの再結成を目指す喜代美。しかし、小草若には「草々」のためと言い切る喜代美・・・。そういう点では容赦ないのだった・・・。話の苦手な兄弟子や、かなりクールな弟弟子・・・。草若一門・・・問題ありすぎ・・・。→6-1
木曜日に見る予定のテレビ『医龍Team Medical Dragon 2』(フジテレビ)、『ジョシデカ!』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
今週は恐くて泣きました。まさか人形が怖いなんてそんなバカなですけど。突然怖くなったのね、何ででしょうかね?
おかげで仁ちゃんの楽しみなシーンもリピできず悔しいです。
視聴率ほんとは20超えてもいい素材だったのに活かせない制作側のバカバカのようですか。
ほぼストーリー無視ですね。もう全く仁ファンぐらいしか見てないかもしれないってところがポイントです。どんなポイントなんだか。
そういうことで次回はちゃんと仁ちゃんの萌えで王道を行って欲しいと思ってます。
投稿: エリ | 2007年11月 8日 (木) 14時32分
キッドさん、こんばんは♪
視聴率苦戦してますねぇ、、案外イケると想うのですが、、、
今月の「コーラス」に今回の原作が別冊で付いてたのを立ち読み、、、買えよっ!(苦笑
この話は昔読んだ記憶があって懐かしかったデスー
そうそう、お約束の「泣き」シーンはお気に入り♪
湯川先生の閃きシーンで数式書きなぐるようなインパクトはないものの、やはりお約束は大事だと思う今日この頃なのですーー
投稿: 翠 | 2007年11月 9日 (金) 00時29分
キッドさん、こんにちは~♪♪
今回も
「あぁんもう!ココをコーすれば
いいのにいいぃぃ!
どうしてココがコーなるのさ!」
といったキッドさんの苦悩が伝わりました。
別に苦悩というほどのことではないか。
いつもよく解らないのですが、
何時から
「おはようございます~♪♪
↓
こんにちは~♪♪」になるのだ!?
33歳にもなってアホか!!!
赤西仁君て、「アネゴ」のときも
視聴が出遅れた「ごくせん」のときも、
ちょっと冷めたカンジの男の子、
今回の「有閑倶楽部」でもやっぱりしらっとしてる、
でも「涙もろい」というポイントは
ヤマトもとっても良いと思います。
オープニングでチュッパチャップスなめているのも
とっても良いと思います。
ときどきロリータっぽい格好をした女子が
電車やバスの中でなめていますが、
急ブレーキで転んで喉に棒がささらないか心配です。
吉行さんのエピソード素敵ですね。
親戚にそんなおばさんがいたら
すごく楽しいだろうなあ。
「ちょっと不良なおばさん」は魅力的。
ヤマトはお兄さんも欲しかった。
田辺誠一さんが昔からずっと妄想の中での兄でしたが・・・
もういいか。失礼します。
投稿: ヤマト | 2007年11月 9日 (金) 10時49分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
日本人形のこわいホラーコミックとしては
「わたしの人形は良い人形/山岸涼子」
があるのですが
今回の日本人形もこわいですよね。
まあ、すべてのものに魂が
宿るというのは豊かに生きるのに適切な感性と
言えるかもしれません。
しかし、相手が戦いようのないもの
つまり「殺せないもの」だと
こわい・・・というのは
すでに死んでいるものがこわい
というひどくアクロバットな心理です。
じいやが白い布をかぶって
「おばけ~」
とやってもクスクスのお嬢様方が
ただの人形がこわい・・・。
これが人間の不思議さでございます。
まあ、松竹梅が
放火犯にならなくてよかったと
じいやは思いますです。
投稿: キッド | 2007年11月10日 (土) 03時58分
☆☆✫ポイント✫☆☆翠様、いらっしゃいませ☆☆✫ピーピー✫☆☆
ふふふ、立ち読みは若者の特権でございますからな。
この話は「こわい話」大好きな女の子にも
苦手の女の子にも
楽しめる名作とキッドは思うのですね。
ま、原作者は当時、30代後半でしたから・・・。
老いらくの恋にはまた別の思惑もあったのかもしれません。
やはり、この手のドタバタは
お約束がないとさびしいですからね。
基本的に
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
というポイントをいくつ作れるかの
勝負という気がします。
「食べた」
「泣いた」
「不可能・・・」
「恋っ」
「玉の輿」
「けがらわしい」
少なくともこのポイントはかかさずに
お願いしたいのでございますよね。
校長コンビと
部下コンビでは
前者の方がまだしっくりこないのですが
今回もちょっとまだまだ・・・という展開。
長谷川初範・半海一晃と
結構いい役者使っていますのにね。
何かの伏線かもしれませんが・・・。
投稿: キッド | 2007年11月10日 (土) 04時14分
☆*⋄◊✧◇✧◊⋄*ヤマト様、いらっしゃいませ*⋄◊✧◇✧◊⋄*☆
まあ、そこそこ楽しんでいるんですけど・・・。
フラストレーションもたまりますね。
結局、人間は
求める分だけ損をするという
呪いにかかっているのです。
でも、結局、もっと面白いといいのにな
と・・・また求めてしまうのですねえ。
まあ、ある時から
苦悩することを楽しむようになり
もはや何がなんだかの世界に
入っていくわけです。
ま、一言で言えば倒錯でございます。
キッドは飴をなめると
たちまち虫歯になる体質なので
あんなになめたら
歯がボロボロになるのでは・・・
と心配でございます。
吉行さんはなんといっても
ブンガクの血脈が流れていますからね。
デビュー作が映画「ぶっつけ本番」(AVではない)
というぐらい存在がすでにブンガク的でございます。
故・岸田今日子とならぶブンガク的女優
とキッドは思うのです。
実際、まあ、吉行ファミリー
や岸田ファミリーは
御伽噺のような家族でございますからねぇ。
投稿: キッド | 2007年11月10日 (土) 04時30分