魚肉ソーセージ丸かじり。(相武紗季)VSもげっ。(北川景子)VS私はヒミツの女。(加賀美早紀)
月曜日に蒼井そらがそして金曜日は及川奈央がゲスト女優として登場。特筆しておく。
「歌姫」の主人公は記憶を失った長瀬智也だが、「ULTRASEVEN X」の主人公は記憶を失ったウルトラセブンである。特筆しておく。
「モップガール」の主題歌はERIKAだが、音楽は吉川慶である。吉川慶はエラ嫁→プロポーズ大作戦→探偵学園Q→ここと2007年各シーズンの音楽を担当してきた。特筆しておく。
なんとなく特筆という言葉を使いたかったのだな。・・・もげっ。
で、『歌姫・第五回』(TBSテレビ071109PM9~)脚本・サタケミキオ、演出・坪井敏雄を見た。今回は鈴(相武紗季)が大活躍だった。魚肉ソーセージを食いちぎり、太郎(長瀬)が陶器の破片で指を切ったので指をしゃぶって殺菌消毒。そして二十歳になったのでおまんが主役の誕生パーティーなのであった。そして、太郎と鈴でたろたろりんりんりーんっなのであった。・・・以上・・・おいおい・・・だってそれがすべてなんだもーん・・・。
もうちょっと知りたい人はコチラへ→まこ☆ミキお嬢様の歌姫・何するがじゃ!
で、『モップガール・第5回』(テレビ朝日・071109PM1115~)原作・加藤実秋、脚本・荒井修子、演出・片山修を見た。絶好調である。前回はかなり変化球で・・・いい人の命を救えない・・・というバッドエンド・・・。主人公・長谷川桃子(北川)は気がふさぐのである。
それを吹き払うためにバッティング・センターへ・・・。もう、いきなり、ウザ桃の可愛さ爆発である。「全然打てない」・・・そこで・・・憧れの「女性にナイフで刺された」プロレスラー棚橋と遭遇。見惚れて・・・投球(推定球速80km/h)に気がつかず、棚橋が「危ないっ」と叫ぶがしゃがみこんでよけようとしたので顔面に直撃・・・気絶である。実はこれは伏線である。
おでこを赤くして目覚めると自宅(矢場荘)のベッド。同居中の日奈(浅見れいな)に「仕事をやめたい・・・」とこぼす。すべては・・・先週を引きずっているのだった。
職場には葬儀コーディネーターの二枚目・篠田(北村栄基)が来ている。同僚の環(渡辺夏菜)も先輩の片岡(池津祥子)も二枚目には好意を寄せている。東社長(佐藤二郎)は面倒見が良くて・・・二枚目の世話を焼いているのだった。
「最初は出来なくて当然」が口癖の優しい社長なのだ。
用具の手入れをしている桃子はうっかり鉄パイプを倒して「危ないっ」と叫ぶ。しかし、しゃがみこんだ朗(高岡蒼甫)の頭を直撃。ここで大友(谷原章介)が「そういう時は危ないじゃなくて、よけろって言うのだ」とアドバイス・・・ま、実際は同じですけどね。普通の人は叫ばれたら固まる・・・と思います。しかし、これがまた伏線なのだった。伏線でもそこそこ笑いをとる。・・・脚本ができるようになっているのである。好みにもよるが真柴あずきより荒井修子の方が練れているとキッドが思うポイントである。とにかく・・・まんべんなく笑いのポイントが散りばめられている。
そこへ、今回のメインゲスト・一匹狼の葬儀屋・大津(橋本さとし)が登場。レゲエだかヒップホップだか微妙なスタイル・・・ラッパーだった。桃「オヤジギャグ」ですね。「ラップだ」・・・桃「オヤジラップですか」・・・うーん・・・素晴らしい。
ちなみに東社長と大津は幼馴染。東社長はリーゼントのロックンローラー、大津は竹の子族である。竹の子→ラッパーという変遷がわかりやすいのだった。
今回、片岡がジュリアナ東京女であることも判明。朝牛で赤いボディコンで夜霧のハウスマヌカンなのであった。つまり・・・若者の流行年代尽くしなのである。ちなみに結婚歴三回(触れてはいけない)の片岡は「新婚さんいらっしゃい」に出場した経験があるらしくイエスノー枕を所有しているのだった。
やがて・・・事件発生。大津が死亡し・・・凶器と目される鉄パイプには東の指紋。しかも二人がいるところをお好み焼き屋のオヤジが目撃していた・・・。
東を取り調べのために連行しにくる横内警部補(マギー)と濃紺(棒)の女王様・里美(花形綾沙)・・・急浮上だな。
そして・・・大津の遺品である・・・何故か東とおそろいのアクセサリーに触れた桃はタイムリープ。・・・今回の「もげっ」は朝のベッド。歴史の改変スタートである。
やがて・・・明らかになる大津と東と早世した二人の初恋の人・楓(三田由奈)の物語。楓は「けんかをやめて」の河合奈保子(80年代アイドル)モードである。アクセサリーの石は隕石をみっつに割ったもの・・・三人の友情の証なのだった。しかし、楓は夭折。そして・・・大津は楓の意志で散骨を主張、東は楓の両親のために普通の葬儀を主張し・・・ケンカになって現在に至ったのである・・・いい話だ。
なんとか・・・事件を未然に防ごうとする桃。しかし・・・大津は耳を貸さない。そこへ大友がやってくる。大友「パー子がっ」桃「私は林家ペーパーの奥さんじゃありませんーっ」大友「クルクルパーのパー子だよっ」・・・素晴らしい。
例によって大友を巻き込む桃。桃が東に・・・大友が大津に張り付く作戦に出るが・・・大友はモニカ(伊)ではなくてリンリン(中)とのデートに走るのだった。
ついに衝突する東と大津。そして頭上からは鉄パイプが・・・「危ないっ」と叫ぶ桃。しかし、パイプは二人の間に落下・・・二人にケガはなかった・・・。
一度は事故だったと思った桃だが・・・ここで伏線に思い当たる・・・「危ない」と言っただけではパイプはさけられない・・・真犯人が他にいる・・・なのだった。くりかえしの歴史でも高岡蒼甫を鉄パイプで直撃・・・念入りな前フリだったのだった。
ここで・・・リンリンから裏事情を聞き込んだ大友が合流。「やくざの組織が闇の死体を葬儀に紛れ込ませて火葬」という裏ビジネスを明らかにする。真犯人はやっぱりの二枚目・篠田だった。オーソドックスでいいと思う。濃紺(棒)の女王様のフェニックス作戦は・・・スローまでやりきったのは演出の勝利だな。もうスレスレだったけどな。面白いのだが・・・悪乗りがやや心配になってきた。「きらきら研修医」に退行してはダメーっ。
葬儀社のメンバーの過去をいろいろと知った桃・・・なんだか・・・やっと一員になったような気分になる。そして・・・先週の出来事から解放されたようだ。しかし、調子に乗ってテレビのインタビューに答えたため・・・父親(本田博太郎)に葬儀社に勤めていることが発覚してしまうのだった。
とにかく・・・うざ桃、かわいいよ。うざ桃なのだった。
で、『ULTRASEVEN X・第六回』脚本・小林雄次、監督・梶研吾を見た。記憶を失う前のジン(ウルトラセブン)を知るアリサ(及川奈央)・・・。ジンには「星を見るのが好きな恋人」がいたらしい・・・。そしてエレア(加賀美早紀)にはジンに隠している秘密があるらしい。Xのサブストーリーが緩やかに展開した今回・・・。メインストーリーは平凡な日常に鬱屈した不適応者のタカオ(唐橋充)が昇天するだけというやや稀薄な展開。
もちろん・・・超絶的に進化した宇宙生命体に寄生され、憧れの宇宙旅行の切符を手に入れた幸運な男の話でもいいが・・・日常に退屈してしまう男が・・・基本的には無限に続く宇宙空間の単調な移動に退屈を感じないとはとても思えないので・・・ウルトラセブンがエールを贈る意味が解らないのだのな・・・まあ、キッドが宇宙にロマンを感じないつまらない男だというだけかもしれませんが・・・。
とにかく・・・超宇宙生命体の実態の描きこみが足りないので・・・とても浅薄なストーリーに感じました。要するに神のような宇宙人に資源として調達された哀れな男の話であったようなのです。人がどこから来てどこへ行くのか・・・もちろん・・・闇から生まれ闇に帰るに決まっているじゃありませんか。
まあ・・・ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの名作中の名作「ビームしておくれ、ふるさとへ」(短編集『故郷から10000光年』収録)の亜流のひとつとしてメモしておくことにする。まあ・・・パクリとしてはあまりいただけないテイストですが・・・。
この後・・・宇宙に出たタカオが望郷の念にかられるところまで描くと名作になると思いますけどね。
関連するキッドのブログ『先週の金曜日のレビュー』
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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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