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2007年12月13日 (木)

しかし、何なんでしょうね、報道関係者の語る野次馬根性とは?(菅野美穂)

「なんなんだよ・・・この田舎から出てきた親に長屋のみんなで見栄を張る展開はっ?」とテレビにつっこんでいると「テレビの中の人にはきこえないでちゅよっ」と横からつっこまれてしまう・・・ということはある。

家族は「鏡」だよな。

ま、キッドは基本的には人は間抜けで愛すべき存在。社会はその集合体であるから毎日が粗忽祭りだと思うのである。

たとえば「SP」では自分で爆破装置を作り、犯人に起爆装置が押すように誘導する警察官が主人公だったりしてこれは犯人が間抜けなのかスタッフが間抜けなのか微妙なポイントである。

テレビドラマもあまりお高くとまったら・・・お茶の間にそっぽを向かれるので・・・わざと程度を低くするという手法はあると思う。しかし、右京さんはあえて「犯人の正義にもの申す」なのである。

都会は田舎出身者が多数派だ・・・という考え方がある。特に学生や若い社会人にはその傾向がある。田舎とのパイプが切れることもあるが・・・基本的には「上京してくる親」が田舎に存在することはメジャーなのである。そして都会にいる子供は基本的にダメ人間で生活にゆとりがなく見栄を張る・・・周囲の人間も同じ穴の狢なので共済して見栄を飾り立てる祭りをする。

ま・・・古典です。あえていうなら、父親と娘の組合せという点が現代的なのかもしれません。

ともかく、視聴率が12.3%まで戻り、ホッと一息の「働きマン」・・・そして16.8%まで上昇した「相棒」・・・先週の「歌祭り」の攻撃の凄まじさを物語るのです。

で、『働きマン・第10話』(日本テレビ・071212PM1035~)原作・安野モヨコ、脚本・吉田智子、演出・佐久間紀佳を見た。「有閑倶楽部」も脚本・演出によって微妙にトーンが変わるが、「働きマン」もまた同じである。すべては諸刃の剣であるが・・・「目先が変わる」のと「ちぐはぐになる」どちらの結果になるかはプロデュースの力量である。

で・・・全体を通じて「働きマン」は失敗しているとキッドは思う。

今回の要素は次の二点がある。ゲストの小野武彦が松方(菅野)の田舎の小市民的父親として上京し娘と確執する。そして・・・週刊誌報道としては「火事場よりも野次馬の方がエキサイティングだ」という論理の展開である。

どちらもボケの一種であるが・・・合わせワザとしては微妙なのだな。

まず・・・例によってコミックの松方よりもドラマの松方の方がネガティブな存在にアレンジされていることを指摘しておく。これはお茶の間に媚びて「スーパーマン的ヒロイン」よりも「ダメ人間ヒロイン」の方がお口に合うでしょう・・・という姿勢だ。

で、知的な視聴者には「これはわざとお茶の間レベルにしています・・・」と目配せをしているつもりの展開をしている。

で、もちろん・・・これは送り手が自分ではかなり知的だと思っている証拠で失笑なのである。

で、二つのボケは葛藤する。「親は親バカ的愛情を注ぎ・・・子供はありがた迷惑な鬱陶しさを感じる・・・職場は何故かそんな父娘関係を暖かく見守る」というホットな展開。一方「建前的で真面目な親の期待に沿えるような毒にも薬にもならないしかし正義っぽい記事をプライベートな気分を引きずるためにチョイスしようとするヒロインが他人の不幸や修羅場を楽しむ人々の暗黒面をおちょくる喜びに目覚める」というクールな展開である。

ホットとクールの板ばさみでヒロインは小学生のように葛藤するのである。

オヤジ週刊誌の記事を読んで感動した中学生だった過去を持つ松方の特異性が軽くスルーなのである。

ここじゃないのかっ。オヤジ週刊誌の記事呼んで感動する(おそらくメガネっ娘)中学生(たとえば成海璃子で)の変な感じの再現を見せてアピールするポイントだろう。

だってコレはどこにでもいる恋や仕事に悩み、ウジウジしたり凹んだりする普通の女性編集者のお話ではなくて・・・ちょっと変な働きマンの話(Ⓒちょっと変な話)ではないのかっ。

ま・・・いいんですよ・・・キッドは編集長(伊武雅刀)や松方・父の娘にうざがられる哀愁の父親演技で楽しみましたから・・・。

だけど・・・メインデッシュであるはずの「働きマン」的世界はちっとも楽しめないんですけど~。

発行部数(視聴率)が取れるなら人の親でも殺す(でも身内はかばう)報道ビジネスをおちょくっても・・・ヘタレが言うことなんか鼻で笑う・・・そういう愚衆に対する研究が不足しているのではないでしょうか。

「毎度バカバカしいお笑いを・・・」と言い続ける人の社会的ステータスなんて・・・吹けば飛ぶようなものになってしまうのです。基本的な説得力を失ったらマスメディアほど無力な存在ないのですから・・・。

10%前後の視聴率で満足しているのなら・・・それはそれでいいのですが。

関連するキッドのブログ『第九回のレビュー

『ちりとてちん・11-3・第63回』愛している人に愛してもらえない・・・この現実に人々はびっくりしたり、我を失ったり、薬を飲んだりしたりもするのですが・・・それが世の中なんだ・・・と受け入れることが大人の階段を上るということ・・・そういう経験のないキッドには想像するしかないのですが・・・ウソつけっ・・・この階段から転げ落ちるのが若狭でございます。それにしても・・・この若狭を応援してくれる人々と・・・早くあきらめればいいのに・・・と思う人はどちらが多いのかしら・・・こんなに情けないヒロインをよどみなく演じる貫地谷・・・。そして全く空気を読まないところが異常に魅力的な草々とA子。朝のお茶の間に暴風雨が吹きまくっております。若狭・・・尼寺へ行けばいいのに・・・。→11-2

金曜日に見る予定のテレビ『歌姫』(TBSテレビ)、『モップガール』(テレビ朝日)、『ウルトラセブンX』(TBSテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

結局のところ
松方弘子の生き方を見せたいのか
松方弘子の仕事振りを見せたいのか
松方弘子が携わる取材内容の真意を見せたいのか

どうも中途半端ですねぇ。

こういう雑誌系のドラマとなると
常盤貴子が出演してた「タブロイド」を思い出すのですが
あれと比べると雲泥の差があるような気がします。

どうもゲストにばかり注目して
主要な役者さんを生かしきれてないようで

どうも中途半端ですねぇ。

結局、自分達の仕事の自己弁護というか
正当化してるようにしか見えないもんで(; ̄∀ ̄)ゞ

まぁそういう一面はあるにしろ
ちょっと露骨なような気もするなぁ。


今期は水10にしては珍しい程にヒドイですねぇ。


コレはどうしたもんでしょうねぇ(; ̄∀ ̄)

投稿: ikasama4 | 2007年12月14日 (金) 00時11分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

ふふふ・・・毒蝮三太夫登場ですな・・・。
昔・・・談志さんと
毒蝮さんが
駅で電車を待っていたときに
談志さんが毒蝮さんを
線路に突き落とし
「洒落だよ」
と言ったというエピソードが
あるのですが
そういう洒落の通じない世の中に
なって・・・
働きマンが
甘口になるのは
まあ・・・仕方ないかな・・・
という気が
キッドはしています。
しかし世の中はもっと殺伐としているような気もして
この
虚構と現実の落差に
キッドは時々眩暈を感じます。

ま・・・
単に脳溢血の前触れかもしれませんが。* ヽ('A`)ノ *゚

投稿: キッド | 2007年12月16日 (日) 04時09分

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