生きてたもれ。勝ってたもれ。帰ってたもれ。(池脇千鶴)&父上様っ。(前田亜季)&襤褸は着てても心はサイケデリック。(緑魔子)
「なりませぬ」(柴本幸)じゃないのかよっ。いや・・・アングラの女王様のお出ましとあってはそうもいかんな。今年の大河は最後まで侮れんのぉぉぉぉぉぉ。
YOUでもなく、りりィでもなく、緑魔子(おふく)・・・って渋すぎるだろう。
ショーケンがぁ、車でぇ、追いかけるからぁ・・・靴かたっぽ脱げちゃったんだよぉぉぉぉぉぉ。
・・・誰が「傷だらけの天使」の話をしろと言った。
で、『風林火山・第48話』(NHK総合・071202PM8~)原作・井上靖、脚本・大森寿美男、演出・清水一彦を見た。オシムジャパンとなんか似ている星野ジャパンがリアル川中島状態なので録画されちゃう大河ドラマなのだが・・・とにかく・・・越後の龍と甲斐の虎は・・・引っ張るなぁ・・・来週・・・大合戦が本当にあるのか・・・ちょっと心配になってきた・・・。人手がさあ・・・足りないような気がするの。両軍あわせて三万人が八幡原を埋める・・・そういう絵が見たいのですが・・・。
例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回は戦況推移マップに武田信玄の新作イラストつき・・・ついにハゲ信玄は描かないままなのかっ。な、何か問題が・・・。
で、川中島合戦の妄想は続いていく。上杉政虎と武田信玄の駆け引きは虚々実々である。政虎は「兵は五千あればどんな戦いも勝てる・・・ダルビッシュがホームランを打たれても・・・」という天才武将。その戦法は矢でも鉄砲でも持って来い。何人たりとも我を倒せずという突撃突破の無敵攻めである。これは他の人は絶対に真似しないでください・・・ケガしますから・・・なのであった。
で、実際に「負けない」のであって・・・これは武田信玄も用心する。信玄だって強さに自信はあるが何度も負けているのである。そのために絶対的な優位を得るまでは決戦をしない・・・という体質になっている。そのため・・・最後の時が来るまで・・・お互いに相手の隙を見つけようと・・・牽制しあうのである。
まず、海津城を無防備に置き、信玄が政虎を誘う。しかし、政虎は乗らない。それどころか、海津城を通り過ぎて妻女山まで来てしまうのである。敵陣深く自分で孤立しちゃう作戦だ。つまり、信玄を誘うのである。これに対して、信玄は政虎の退路を絶ちつつも・・・包囲展開するのみで誘いに乗らない。逆に政虎を待ち受ける。・・・しかし・・・政虎は乗らない。ここで、信玄はさらに敵前から退却する。ノーアウト満塁からスクイズであるが・・・政虎はウエストするのである。戦力比は常に2:1で信玄が有利。景虎としては攻めてもらいたいのだが・・・信玄は攻めない。そして景虎も攻めない。
そして・・・海津城に入った武田主力。妻女→八幡原→善光寺という撤退ルートが開かれる。これもまた信玄の誘いである。・・・しかし・・・政虎はこれにも乗らない。周囲は武田の領地・・・略奪で食料確保である。これは武田の面子をつぶす挑発行為である。そして・・・ついに信玄が根負けする。妻女山突入作戦始動である。
さて・・・信玄には同族武将がたくさんいるのだが・・・その傍系に初鹿野一族がある。板垣、甘利を失った上田原の戦いで初鹿野伝右衛門(宮坂ひろし)が戦死している。そして今回はこの後、初鹿野源五郎が戦死するのだが・・・基本的には信玄の旗本である。この後も初鹿野家は続いていくのだが・・・勝頼の代になっても初鹿野伝右衛門(二代目)が身辺警護の任についている。つまり、甲州忍者なのである。
これだけの心理戦を展開する両者なので・・・川中島周辺には多数の忍者が暗躍しているのである。
もちろん、海津城周辺には甲州忍者が、そして八幡原周辺には真田忍者(滋野一族)が展開し、越後の軒猿の暗躍を制御する。もう、手裏剣が乱れとび、撒きビシだらけなのである。
しかし・・・風魔一族も加わった忍びの暗闘はやはり・・・武田が有利に傾いていく。
すでに妻女山の戦力は半減し・・・およそ五千・・・。対する武田は二万。彼我の戦力差は四倍・・・ついに信玄は勝機を見た。つまり政虎は絶体絶命になったのである。
しかし・・・政虎は「我、勝てり」と笑う・・・彼には行者武将の秘法・霧隠の術という奥の手があるからだ。
越後勢殲滅を狙い、一万二千の妻女山攻略部隊と八千の退却阻止部隊(本陣)に分離した武田軍が苦戦に陥るのは政虎の乱心法霧隠の術というありえないワザが繰り出されるからなのである・・・。いよいよ、妄想もクライマックスだーっ。・・・もちろん、おふくは滋野一族のくのいちなのである。そしてつないでつないで逆転は星野マジックなのである。古田はおっけいぃぃぃぃぃっ。
関連するキッドのブログ『第47回のレビュー』
火曜日に見る予定のテレビ『キューティーハニー』(テレビ東京)『有閑倶楽部』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
| 固定リンク
« ミサイルの直撃ならカーテンは開けても閉めてもほぼ同じですから。(堤真一)VSいやーん、もう少し、撃たないでーっ。(声・佐藤有世) | トップページ | 釈由美子がお往きなさいとか逃げる場所はありませんよとか言わないので私が犯人に言っておきました。(柴咲コウ) »
コメント
「たもれ」「たもれ」を「ア・モーレ」と読んでしまう
今日この頃の私です(; ̄∀ ̄)ゞ
緑魔子さんがこのドラマに出演したのも
ひとえに庵原忠胤が口説き落としたからでしょう(笑)
個人的にハゲは描いても良かったのかもしれんですがねぇ。
何かねぇ。
物足りないんですよ(; ̄∀ ̄)
今、着々と(年賀状そっちのけで)進行している勘助も
兜姿でございます。
やっぱ戦い装束・兜は戦の華のひとつですからね。
坊主姿だと何か生臭くなってしまうのですが
兜姿だとそれが一切感じられない雰囲気が漂うもんで。
ただひたすらに戦の事を考える武人。
常日頃、巷のブロガーさんより
「甲斐の河豚」だの「醜い」だの「腹黒い」だの(まぁ当たってるけど(; ̄∀ ̄)ゞ)
言われている勘助&信玄のイメージ改善のために奮闘中です。
なもんで多分勘助の坊主姿も描きません。
少なくとも今年いっぱいは。
いよいよ次回は死闘が繰り広げられる訳ですが
個人的には「車懸かりの陣」をどのように表現するのかが
気になるところです。
こちらは
次回へ向けて信繁もいつでも発信準備が完了してます(笑)
投稿: ikasama4 | 2007年12月 3日 (月) 23時53分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
いえいえ・・・気分はア・モーレで正解なのでございます。
この展開をするのなら、義信妻とか
未登場の飯富や諸角の家族も登場させて
最後の決戦へ向かう
甲斐武将たちの悲喜交々も見たかったですな。
まあ・・・三条夫人とリツが今回は
その代表として見せ場を作ったので
申し分ないのですが・・・。
ま、ちょっと視聴率が残念なので
ふと考えたんですが
まあ・・・どちらにしろ
星野には勝てないな・・・。
今回の信玄は素晴らしいですよね。
まあ・・・河豚というのは
最初に誰かが愛情をこめて呼んで
それをわかっている人もいれば
悪口として心なく使っている方もいて
それが世間というものですからね。
とにかく、たとえば三条夫人の描写一つとっても
今年の風林火山関係の登場人物への
解釈・演出は大絶賛の気持ちでいっぱいです。
車懸かりの陣・・・そして武将たちの最後・・・。
とにかく来週はスカシなしでお願いしたいですねえ。
上杉の陣形は戦国自衛隊なら戦車の陣ですが・・・。
おそらく前進待機の雁行の変形で来るのでは
ないかと思うのですが・・・。
も・ろ・ず・み~。
の・ぶ・し・げ~。
か・ん・す・け~。
おそらく信玄絶叫しまくりか。
義信は悪役あつかいかなあ・・・。
投稿: キッド | 2007年12月 6日 (木) 00時25分