超心配性のオレとしては拳銃の暴発だけが気がかりでした・・・変形したら危険です。(岡田准一)VS引鉄を引くのは誰?(声・吉野裕行)
今回の「ガンダム00」とあの事件とをリンクさせて考える・・・あるいは考えてしまうのが「SP」の主役なのである。
会員制スポーツクラブの責任者は想定外の出来事と口を拭うだろうし・・・まさにそれが一般常識かもしれない。
しかし・・・「散弾銃の許可状況と国内の自殺者数そして病的な妄想患者の傾向・・・それらを統合すれば事件はいつ起きてもおかしくない・・・いわば地震のようなもの」という考察は可能。
それに対して耐震構造にしておくような経費を使うかどうかという問題だな。
答えはノーなのであろう。もちろん・・・コピーキャットについての考察を考えると・・・一難去ってまた一難という考慮も可能なのだが・・・とりあえず確率的にプールはしばらく安全と考えてもいい。
連鎖反応で次々と墜落という可能性もあるのだが・・・飛行機が墜落した後はこれで当分墜ちないなと比較的楽観的に飛行機に乗る・・・キッドはそういう性分。
で、『SP・第七回・Ⅲ-3』(フジテレビ071215PM1110~)脚本・金城一紀、総監督・本広克行を見た。久しぶりに念を押しておくがキッドにとって世界は妄想の産物である。その証拠にキッドが死ねば世界は消滅する・・・少なくともキッドにとっては・・・なのである。もちろん・・・死後の世界がない証拠はどこにもないが・・・もしもあった場合にはその場で考えてみるしかないしな。
もちろん・・・多くの人間はそれを知っていると思うが・・・キッドもそんなこと考えてもみなかった時期というものがあり・・・知らないかもしれない人に一応言っておきたい。
ま・・・これだけ丁寧に説明しても・・・戯言と言われればソレまででございます。
とにかくこのドラマは登場人物たちの妄想で構成されている。
今回の妄想的な最大の見せ場は主人公・井上薫(岡田)の妄想・・・未来予測と言ってもいい・・・による警備車輌の爆破による警護対象者および警護担当者の死亡のシーンである。・・・騙されることに敏感な人は「またウソかよっ」と怒り出す場面であるが・・・これあくまで手法ですよ・・・という演出にそろそろなっている。ま・・・親切にするとなると妄想シーンはモノクロにするとか・・・お面になっているとか・・・極彩色になっているとか・・・ぶっさんがナイナイ岡村になっているとか・・・いろいろあるかもしれないが・・・それはそれで洒落の通じない人に「ふざけるなっ」と怒られる可能性があるのだな。
「殺されるとわかっている人をみすみす殺させるなんて絶対絶対いけない」という狂信者にとっては実に後味の悪い展開の今回だが・・・「つづく」の文字さえ・・・微妙だった。キッドは死刑に反対ではないし、戦争で人が死ぬのは当然だというタイプだし、今食べている牛さんの命と人間の命は差別しない主義なので大橋が死ぬことにそれほどのショックはないのだが・・・それがショックな人のためにつづきもしないのにつづくなのか・・・と考えたりもします。・・・まあ・・・ああいう演出をしておいて次回・・・大橋は殺されませんでしたという後日談を付け加えるとしたら・・・ダサイとはちょっぴり思っちゃったりなんかしてみたりしてーっ。・・・もう遠まわしのイヤミはいいよ。
さて・・・そういう意味でもう一つの妄想は尾形総一郎係長(堤真一)の・・・法を犯したリスクをリスクと感じない権力者が金主である以上・・・警護対象は死んだも同然・・・という妄想(可能性の追求といってもいい)である。
岡田の妄想は妄想として描かれるのに堤の妄想は妄想として描かれないので不親切である。
小説で言うと一人称で書かれる小説が三人称で書かれる小説と交互にスイッチングされる状態・・・ある意味・・・読みにくいという問題がありますが・・・要するにそれはお茶の間の理解度も格差があるという問題でございます。
そこで・・・キッドとしては尾形の妄想も妄想しておく。
「ボクのお金をもっともっと増やしてね」という麻田総理大臣(山本圭)・・・財テクマシーンの大橋(片桐仁)は「ちょっと悪いことしますけど・・・」・・・麻田「なんのこと・・・?・・・ボクはお金が欲しいだけ・・・」・・・大橋「かしこまりーっ」・・・マネーロンダリング発覚・・・大橋は警護対象に・・・麻田「バレないと思うけど・・・あいつは信用できないからなぁ・・・」・・・ジョン(多田淳之介)「おまかせくださいよ」・・・ポールとジョージ任務失敗・・・麻田「ダメじゃん」ジョン「ハハハ、次は確実ですよ」・・・車の爆破失敗・・・麻田「ダメダメじゃん・・・」ジョン「ちょっとSPがアタリですね・・・」麻田「そうなんだ・・・たまにバカみたいにムダに使えるタイプっているからなー・・・わかった・・・電話しておく」・・・警視総監「ハッ・・・なるほど・・・そういうダンドリになりますか・・・ハッ・・・それはもう・・・いかようにも・・・ハッ・・・まあ、仕事をしなければ失敗しない・・・というのはこの社会の鉄則ですから・・・ハッ・・・そのように指示いたします・・・ハッ・・・借りだなんてとんでもございません・・・ハッ・・・それではよしなに・・・」・・・理事官(飯田基祐)「警護は終了だ・・・」
「あんたらはみんな人殺しだ・・・」の一言をかみ殺す尾形。
すれ違う警備車輌とジョンとリンゴ(日下部そう)の暗殺部隊・・・。
自宅に帰宅する・・・大橋・・・ついに家族に逢えたのだ。妻「あなた・・・大丈夫なの?」娘「パパ、お帰りー」大橋「ははは、明日から国外逃亡だっ・・・とにかく・・・今日はゆっくり寝たいんだ・・・」・・・深夜・・・侵入したジョンとリンゴは大橋の妻と娘を絞殺後、夫を揮発性の薬物で失神させ、絶対に逃げられない状態に配置・・・ジョン「追い詰められて・・・一家心中か・・・」リンゴ「リアリジュムでちゅよね」ジョン「まあなー・・・もうすぐクリスマスなのになー・・・」火災炎上・・・焼け跡からは三体の焼死体が発見される・・・大島由香里アナウンサー「寝室が激しく炎上しており警察は夫による無理心中の疑いもあるとして・・・」
尾形「オレも人殺しか・・・」(備品に八つ当たり)
井上「・・・ダメですよ・・・銃弾入ってなくても拳銃投げちゃ・・・」
笹本(真木よう子)「・・・銃身とか曲がったらどうするんですかっ」
石田(神尾佑)「・・・(ちょっと妄想して顔を赤らめる)・・・」
山本(松尾諭)「メシ行きますか・・・」
で、『機動戦士ガンダム00・第11回・アレルヤ』(TBSテレビ071215PM6~)脚本・黒田洋介、監督・水島精二を見た。
本筋とはやや違うところに視点をチェンジする演出。今回はユニオンのトップファイター・グラハム中尉とその仲間たちの紹介である。二人のフラッグファイターはメイスン准尉にダッチ曹長・・・オランダ系黒人か・・・曹長・・・曹長は階級としてなんか好きだ・・・。
日本では沙慈がスパニッシュ・ママのために日本料理を披露。
モラリア共和国ではとってつけた王女とSBの黒幕が経済援助談合中。
そして・・・前回の裸にされたことは「忘れよう」と務めるティエリア16才である。
今回の主役はアレルヤ・・・自分を生み出した人革連の非人道的兵器システム・・・超兵養成所破壊作戦を進言する。
自分を生み出した場所を・・・仲間とともに葬る・・・テロリストだから・・・狂信者だから・・・二重人格だから・・・不安定な人間に散弾銃を渡しても危ないのに・・・まして・・・ガンダムなどは・・・ああ・・・貴重な超兵が・・・あまりにもタイムリーな展開に・・・「ニコロボ」スタッフなら放送自粛もありうる内容だったな・・・ま・・・多くの人はそんな妄想は抱かないのかもしれない・・・下手な妄想・・・休むに似たりということであるな・・・。
何人殺してもお酒は二十歳になってから・・・世界標準かよっ。
関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー』
『ちりとてちん・11-6・第66回』・・・出たーっ。タイムワーブワザ・・・しかも修行時代を2年スルーかよ・・・とばすなーっ。しかも・・・優等生のA子に逢ったのはこれが最後って・・・サトメグにどんな転落人生を遅らせるつもりなんだーっ。悪い男にだまされて・・・インタビュアーなのに「別に・・・」って言って・・・酒と薬に溺れてAVに出たりして・・・まさか・・・上沼になってしまうとか・・・ないない・・・。それはそれとして四草(加藤虎ノ介)・・・人気出たな。→11-5
月曜日に見る予定のテレビ『ガリレオ』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
キッドさん、こんばんは。
ぶっさんがナイナイ岡村になっているとか、にも吹きましたけど、
妄想劇には完敗ですヾ(≧▽≦)ノぶワハハハハハ!
投稿: mana | 2007年12月16日 (日) 22時45分
|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||
妄想抜きでも面白い回は
妄想も冴えまくります。
人間は刺激に弱いんですよね。
レビュー的にはつまらない回に
面白い妄想が降りてくると
バランスがいいのでございますが・・・。
今回はかなりハイプロウな展開。
しかし・・・描ききらない点は
ちょっと不親切です。
シャンプーして・・・流さないみたいな
・・・感じ?
投稿: キッド | 2007年12月21日 (金) 06時21分