ミサイルの直撃ならカーテンは開けても閉めてもほぼ同じですから。(堤真一)VSいやーん、もう少し、撃たないでーっ。(声・佐藤有世)
世界相手にケンカ売って・・・自分が攻撃されると艦の防御システムもコントロールできなくなるような戦況オペレーター・クリスティナ(声・佐藤)・・・なんじゃあ、そりゃああああああなのだが、ま、いいか。
一方、またしても、自信満々な「SP」のビートルズなテロリストの皆さん。
その根拠はどこにあるんじゃあぁぁぁぁぁぁなのだが、ま、いいか。
で、『SP・第五話・Ⅲ-1』(フジテレビ071201PM1125~)脚本・金城一紀、総監督・本広克行を見た。第三の警護対象はライブド・・・ではなくてフューチャーズグループという極めて灰色な証券取引企業のキーマンである大橋(片桐仁)である。
巨額な資金がからんでいるため・・・与党政治家にも余波がおよぶ怖れがあり、検察という官僚機構と行政府の間で綱引きが行われているらしい。
そのため・・・逮捕もできず・・・暗殺の恐れが強いので身柄を解放することもできない。
そこでSPの出動なのだが・・・「最低でも五人はいる」と言った尾形係長だが・・・タンクトップ井上(岡田准一)、爆乳笹本(真木よう子)、メガネデブ山本(松尾諭)、スマート石田(神尾佑)と自分を入れて全員投入・・・交代要員が必要となるまでには事件を解決する気らしい。・・・いきなりドラマだからかっ。
一方、テロリストグループ・リバプールの掃除人はまたしても正体不明のクライアント(情報源が豊か)から依頼を受け、ホテルに潜伏中の大橋にヒットマンを差し向ける。
警視庁で大橋についての警備会議を開いている間にすでに取り調べを受けたもう一人のキーマン・海老原(北山雅康)は変死を遂げていた。
海老原は無防備に自宅マンションに帰宅したところを四人がかりで殺されるのだが・・・これに対し、警護のついている者の暗殺に二人・・・って人員を削除するのは・・・ドラマだからかっ。
ただし・・・人命尊重の自衛隊くずれのテロリストに対し・・・殺害現場は見せないものの事故を偽装した暗殺を行った掃除人たちは少し・・・手強い・・・のかな。
それにしても・・・同じ重要人物を全くノーマークって・・・ドラ・・・もう、いいか。
ま、経済事犯の場合、衆人監視の中でぶった切られたりすることもあるので・・・少しはスマートなのかもしれない。
金に不自由しない参考人だったようなので私的警備をまったくしていないのもおかしいが・・・防犯カメラもないのかよ。まず、地下から合鍵もしくは開錠道具により、屋内に侵入したポール(チョウ・ソンハ)とジョージ(中川智明)・・・。海老原の自室玄関前で待ち伏せ。ジョージが腕力で海老原を失神させ、屋内に侵入。
屋内からの操作でオートロックを解除し・・・ジョン(多田淳之介)とリンゴ(日下部そう)は堂々と正面玄関から侵入・・・防犯カメラに・・・もういいか。
四人がかりで押さえつけ海老原を裸にしてアルコールを無理強いする。最初の口移し・・・女装癖のあるポールが担当か・・・で息を吹き返した海老原は最後の抵抗。この時、比較的初心者のリンゴは鼻を強打され鼻出血。
アルコールで酩酊した海老原を浴槽に沈めて溺死させて一丁あがりである。この後、四人は協力して室内を清掃・・・「酒飲んでテレビつけっぱなしで風呂入って溺れちゃった・・・」状態を偽装。どう考えてもたくさんの証拠を残しつつ・・・退去するのだった。ま・・・毛髪が落ちないなんてまずないですからね。ま、科研も見逃す時は見逃します。
大橋由香里アナ「私も一緒に自宅でバーベキューパーティーに参加したこともある・・・海老原取締役が変死しちゃいました・・・現場の須田さーん」なのであった。・・・ほどほどにしておけよ。
ま、この後、深夜にテレビ東京でやってた「デスレース2000年」(1975アメリカ映画)なんて、人間をひき殺したら得点獲得なので片っ端から老若男女などをひき殺しまくり、血しぶきとびまくるのだが・・・こちらは相当に抑圧された描写で「押し入った後で仲良くなってみんなで飲んで家主が先にお風呂入ろうとしたら死んじゃった」のだったと言われても納得なのだが。ま・・・何もかも見せる必要はないけれど・・・海老原の無念が解りにくいよね。
そんなに描写を抑制したって「人間が人間を殺せる」ということは広島に行けば歴史が教えてくれるでしょうにっ。
とにかく、警備を始めた井上なのだが・・・まだタンクトップになる機会がないのでクイズをするのだった。
井上「いくらものをとっても捕まらない職業なーんだ?」
笹本「天才的な泥棒?」
井上「なんだよっ、それっ」
笹本「じゃ・・・正解は何よっ」
井上「カメラマンだろ」
笹本「カメラマンだって現金強奪すれば指名手配で逮捕よっ」
井上「・・・・・・それもそうだな」
などと妄想しているとジョージとポールが中国人夫婦に変装して隣の部屋にチェックインするのだった。
ルームサービス頼んだり、ボーイを室内に入れたり、ボーイ返して毒見したりとちくはぐな行動をするSPチームなのだが・・・山本はお腹が一杯になった。
元・警察関係者「だからさ、日本の取調べ主義っていうか、自白主義っていうかさ、そういうのもう無理なんだよね。みんな黙秘権を行使するしさ・・・司法取引とかさ、囮捜査とかさ、どこでも盗聴器とかさ、発砲自由自在とかさ・・・もう、そうじゃないと警察なんて危なくてやってられないよね」
一方、ポールは隣の部屋を盗聴し、ジョージは必要もないのにライター型拳銃(逆だろっ)をターゲットの部屋に空うちしたりするのだった。
さすがにタンクトップ井上のESP発動。煙草の銘柄も当てるのだが・・・空振りでした。
家族に逢いたがっているらしい大橋・・・家族の身の安全は考えているのだろうか。
そして、影は薄いが愛妻家のスマート石田・・・。家族のいるものにテロリスト相手の警護なんて無理なんだってば。家族人質にとられたら・・・終わりだろう・・・。でも、ドラマだからなっ。もちろん、今夜も「つづく」です。
で、『機動戦士ガンダム00・第9話・大国の威信』(TBSテレビ071201PM6~)脚本・黒田洋介、演出・うえだしげるを見た。やはりハロが量産されていたのだった。まだ、どのようにからんでくるのか・・・謎の高校生・沙慈はガールフレンドを失いそうになり・・・ママが迎えに来たからだが、その姉は働きマンとなっている。そして、謎の王女・マリナに謎の援助を口実に接近する謎の国連大使コーナー・・・もうフリすぎで・・・記憶が遠くなりそうだが・・・。
一番わかりやすいキャラの人革連のセルゲイがガンダムの通信妨害作用を逆手にとってプトレマイオスの位置を特定する。どんだけ物量作戦なのか・・・。
ま・・・つまり・・・ミノフスキー粒子の濃度が濃かったのだな・・・。
どうやらプトレマイオスは軽武装らしい・・・。敵の意図を読みそこなったアル中艦長代理スメラギは虎の子ガンダムを分散し、陽動を試みるが、単に戦力を分散する愚策となる。酒ばっかり飲んでるからだろう。
セルゲイは空の輸送艦を分散したガンダムに向かわせ、戦力を集中してプトレマイオスに接近する。
多目的輸送艦ラオホゥ・・・ま、ここは老鳳か・・・。空の二番艦三番艦は分離したヴァーチェとキュリオスの足止めに向かう。
そして空の一番艦はプトレマイオスに特攻である。待機したモビルスーツは遠距離攻撃に徹する。
ここでスメラギは敵の意図が「ガンダムの鹵獲」にあると読んで戦慄する。
そして、狙われたのはキュリオス・・・。陽動に陽動したのではなかったのか・・・。ともかく、キュリオスは機雷群をつきぬけ・・・四番艦に潜む鉄人桃子を含む敵伏兵部隊の網にかかる。
桃子パイロットの超兵一号とのナノマシーン障害がアレルヤのみに発生。超兵一号が防護マスクで遮断しているなら・・・相互作用は起きないのではないのか・・・。という素朴な疑問はさておき・・・さあ、見せてもらおうか・・・鉄人桃子の本当の実力とやらを。
さて・・・セルゲイがどこにいるのかよく分からないのだが、後方のステーションから命令しているのかな・・・。
それとも、ラオホゥ級のネームシップである。「老鳳」にいるのか・・・。
そうなると一~三番艦は「老鳳」ではなく・・・「吉鳳」「祥鳳」「天鳳」ってとこかな。で、四番艦が旗艦で「老鳳」か・・・。ま・・・軽空母と考えて・・・。それにしても資源を惜しみなく使う作戦だ・・・。セルゲイ・・・かなり予算もらったのか・・・とにかく・・・かなり・・・いい引きで「つづく」のだった。
関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー』
『ちりとてちん・9-6・第54回』ああ、誰にもふるさとはある・・・っていうか・・・草々に喜代美が・・・ふるさと持たないあの人に海辺の青さ教えたい・・・という心境にはなれないのか・・・。喜代美の心の傷は深いのだが・・・そろそろ・・・みんなにうざいと思われるレベルになってきたぞ・・・辛いのはお前だけじゃないだろっ・・・という全国の傷心者の声が・・・喜代美あらため・・・徒然亭若狭に・・・。でも・・・若狭は若くて狭いの・・・それでいいの・・・。→9-5
月曜日に見る予定のテレビ『ガリレオ』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
どこをどう見てもライ○○アを土台にしたような
ドラマでしたねぇ。
いくら事故死と言えども
こういうタイミングで起きた事件の場合
警察は「事故死」という台本でも渡されて
対処してるのかもしれんですねぇ(苦笑)
保釈した人物をわざわざ殺したのは
多分、どこぞの誰かの会長さんの願望かと(苦笑)
そんな事ばかり言ってたら
自分が「掃除」されてしまいそうですけど(; ̄∀ ̄)ゞ
たしかに広島ではね。
よくもまぁああいう兵器を作ったもんです。
己の磨いた力を試したいだけに。
そんな風にしか見れなくもないですがね。
まぁ善や悪の区別がわからない、この物語の世界ですが
井上にとってただ一つ、たしかなのは
警護対象は死なせない。
警護対象が死ぬと悲しむ家族がいるから。
もう二度と自分のような人は増やしたくないって事でしょうね。
投稿: ikasama4 | 2007年12月 3日 (月) 00時36分
こんにちは。
カメラマン・・そうか・・私は漁師だと思いましたよ。
モノトリ⇒トリモノで警察官当人とか・・まあいろいろ考えた訳です。
暴れん坊ママのTシャツ目撃情報もあり、
『SP』は、スタッフ遊びのドラマだったんですね。
『ちりとて』
草々のふるさと作りは、A子と小浜に行くと、
何故か糸子を母のように思い・・・って展開がありそうな感じがします。違うかなぁ・・
あ、小浜A子の小道具・砂時計・もお見逃しなく。
最近思うこと:ちりとての内容によって、次のニュースを読むアナウンサーの出だしの表情が違う気がします。
「ちりとて」を見終わったかのよう。
投稿: シャブリ | 2007年12月 3日 (月) 12時34分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
まさにラ○ブ○アがモデルでしたね・・・。
変死までやるなら
女子アナも自虐すればいいのに・・・
と思いましたよ。
しかし・・・元・首相にケンカ売ってる
この展開。
爆笑でございますね。息子は結構使っている局なのに。
まあ・・・フィクションでございますからっ。
こういう犯罪もの・・・を
演出するときに
様々な自主規制をせざるを得ない世の中・・・。
キッドはやりにくいだろうなあと
思うのです。
その一方で限度なき表現をするネット世界。
もう加減が難しいのですね。
最近・・・小説にも
「この作品には一部過激な描写が含まれています」
と注意書きがあったりして・・・。
もうどんだけ~お客様に配慮するのか・・・と
思います。
ま・・・商売だからしょうがないですが。
そういう意味で・・・
いろいろと文句も出るSPですが
ドラマとしては結構いい味出しておりますよね。
投稿: キッド | 2007年12月 6日 (木) 00時03分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
ふふふ、漁師は魚介類限定になりますからね。
子供のなぞなぞは楽しいものでございますね。
キッドも昔・・・たくさん作りましたよ。
『SP』は「踊る」的なドラマですから
遊びはつきものでしょうね。
ただ・・・予算的に「カエル急便」
とかまではまだ手がまわらないかも・・・。
それとも・・・さりげなさすぎて
見逃しているものもあるかもしれませんね。
「交渉人2」的なものは
まだあるのかも・・・。
「ちりとてちん」は伏線と伏線の回収が
滞りなく展開してますよね。
これだけ文脈で遊んでいるからには
遊びも多数でしょうね。
アナウンサーはまあニュース原稿で
頭いっぱいですが
見れば見るほど
「ちりとてちん」を見終わったように
微妙に表情を変えてきますよね。
平日に泣きネタがきたら・・・
涙目になっていて欲しいですな。
投稿: キッド | 2007年12月 6日 (木) 00時12分