ずっと一緒じゃないとイヤだ・・・ぐすん。(赤西仁)VSイクぞっ(水崎綾女)うんっ(原幹恵)おのれ・・・小娘どもっ(エリカ)
ゴールデンでは女王様たちが松竹梅の苦痛に歪む顔にうっとり・・・深夜ではお姉さまたちがいたいけないアンドロイドの肢体にうっとり・・・まさに火曜日は一部愛好家の皆さんに・・・大好評なのである。・・・マジかよっ。
火曜日のドラマ対決はまさに熾烈な状況に。
最終回比較では①「暴れん坊ママ」↗14.2% ②「有閑倶楽部」↗12.7% ③「スワンの馬鹿」↘*7.4%
平均視聴率では①「有閑倶楽部」12.6% ②「暴れん坊ママ」12.4% ③「スワンの馬鹿」*8.3%
まあ、ドラマということでは・・・裏にドラマがあり・・・かつ、トップをとった「有閑」が評価されるべきであろう。逆に平均的に見れば「暴ママ」→「有閑」というお客の流れは明白で・・・「中年夫婦の浮気あれこれ」なんて・・・もはやどうでもいい時代になっているとも言える。なにしろ、「スワン」→「ママ」でお客が半分いなくなるのである。それでも・・・こういうドラマをスタッフが作り続けるのは・・・「金妻」の夢をまだ見ているのかもね。しかし・・・時代は繰り返すので・・・そういう時が来ないとは言えない・・・しかし・・・「韓流」が当分・・・「流行おくれ」と感じられてしまうように・・・リフレインはまだまだ未来の話だと考える。
で、『有閑倶楽部・最終回』(日本テレビ071218PM10~)原作・一条ゆかり、脚本・江頭美智留、演出・大谷太郎を見た。このコンビだと・・・必ずディテールが甘くなる・・・。まあ、キャラも定着したし・・・何をやってもそこそこはフィナーレできるのだが・・・このコンビは視聴率の取り方についての考察が不足している。
たとえば・・・松竹梅(赤西)の基本はメカ好きなのである。だから・・・松竹梅がピンチを脱する時・・・菊正宗(横山裕)が発信器を仕掛けていた・・・というのはNGだ。
できれば・・・なんらかの伏線を必要とする場面だ・・・たとえば・・・他の誰かに仕掛けるはずだった発信器が・・・松竹梅のポケットに残っていたとか・・・少なくとも・・・し菊正宗が松竹梅の発信器を利用した・・・という形にしなければならない。
松竹梅についてのイメージを壊すような演出をしていては・・・お客はガッカリなのである。
今回は最強の敵として・・・出羽桜文部科学大臣という極悪の政治家が登場する。表の子分として聖プレジデント学園理事で不動産屋の高千穂。裏の子分として指定暴力団・鮫島組が配置されている・・・まあ・・・とんでもない設定です。
文部科学大臣のポストが・・・派閥の割り振りでたまたまそうなった時代の・・・懐かしさがあります。ま・・・この点はいつまたそういう時代になるか・・・わかりませんからね・・・しかし、違和感あるなーっ。
ともかく・・・前半は文部科学大臣の圧勝・・・。しかも・・・高校生を最初から徹底マークです。それほど・・・・スーパー高校生なのかっ・・・といえばそれまでです。
しかし・・・金で解決する問題を・・・テーマにしてしまったために・・・かなりの矛盾が生じていきます。だって・・・剣菱(美波)の家に・・・金で解決できない問題なんて・・・ないのですから。
もう・・・本当にこういうディテールがグダグダなんだよな・・・子供もだまされないと思うぞ。
ともかく・・・様々な問題に目をつぶります。最大の難関は・・・圧倒的に強かった出羽桜がなぜ、後半はまんまと「有閑倶楽部」にしてやられるのか・・・それがまったく理解できない・・・という点ですが・・・ここは必殺技「ドラマだからっ」でしのぎます。
そして・・・剣菱ライダーキック、白鹿汚らわしい平手打ちのコンビネーションや・・・お約束・コスプレ・・・今回は金髪→赤毛や、女性陣・・・芸者などがあります。それにしても・・・鈴木えみ・・・香椎由宇・・・美波・・・全員・・・「外人による芸者コスプレ」に見えるのは・・・彼女たちが・・・全員日本人離れしているからなのかーっ。ボンドガールみたい。
ま・・・男山などの動物キャラひとつとっても・・・実に視聴率に対する貪欲さにかける淡白な「有閑倶楽部」ですが・・・それでも・・・他の日本テレビのソフトよりも高視聴率・・・。日本テレビのドラマスタッフは・・・もう少し・・・がんばればいいのに・・・とにかく「有閑」の持っているソフトとしての強さはそれなりに発揮できた模様。
今では・・・「有閑倶楽部」の定番キャラに見えてきた・・・なんちゃって高校生の皆さん・・・特に予想に反してグランマニエが良かった・・・時々、大人になった花輪くんにも見えたけど・・・ご苦労様でした。こういうものこそスケールアップして映画化すればいいのに・・・いや・・・やはり・・・やめておいた方が無難か・・・。
ごっこガーデン「有閑くつろぎ」セット。お気楽「セクロボみたいにならなくて良かったなぁ・・・拳銃だからパス?」mari「最後はここ掘れワンワンも欲しかった・・・動物キャラの使い方を知らないのかしら・・・」翠「・・・どんな・・・ドラマでも・・・終ってみると・・・淋しいのデス~」エリ「トナカイ・・・ライダー・・・男山・・・しっ、失神・・・きゃーーーーといいつつ、うふ~んなのでスー・・・」まこ「めでたし、めでたし""ハ(≧▽≦*) パチパチ♪・・・続編は早目に・・・みんな・・・生ものだからデス」アンナ「もう・・・クリスマス・・・なのに・・・この手のドラマのクリスマスネタとしては弱かったのでは・・・飾りつけだけなんて・・・それにしてもじいや・・・いつのまに真央ロイドを大量生産したの・・・ぴょん?」
で、『キューティーハニー THE LIVE 第12話』(テレビ東京071219AM1~)原作・永井豪、脚本・長谷川圭一、宮坂武志を見た。今夜は「ねらわれた学園」二本立てなのですね・・・。狙いはかなり違うのだが・・・歪んだ欲望ということでは同じカテゴリーか・・・。今回は白ハニーはお休み。早見も源さんもお休みで、ハニー(原)と青ハニー・シスターユキ(水崎)そしてパンサークロー幹部・烏川真由美(エリカ)に秋夏子(小松愛)で展開する。
このキャラクターの順列組合せ・・・なかなかに楽しいのである。
そして・・・その中心にあるハニー・・・この役柄は非常に主役としての実感がわきにくい・・・肉体労働で毎回恥ずかしいことをされ・・・しかもおバカ・・・さらにそんなに強くない・・・私ってこんなことやってて大丈夫なの・・・と思ってしまいやすいポジションである。しかし・・・それは思い違いだ・・・このまま・・・ハニーを演じていけば・・・そして完遂すれば・・・一生忘れられない女優になると思う・・・少なくともキッドは確信しています。がんばれ、原幹恵。
とにかく・・・今回は美少女に目がない女教師・烏山が・・・一番目・早乙女ユキ、二番目・如月ハニーと狙いをつけ、蛤学園から白薔薇学園に転任してくる。もう「可愛い子ちゃんをいただきに参上」なのである。
まさに・・・永井豪・・・である。21世紀になって七年・・・ついに時代はここにやってきたのだな。テレビ東京・深夜・・・「エコエコアザラク」の後は・・・惜しい感じのソフトが続き・・・中々・・・進化を果たせなかった時空間に・・・とびっきりのプログラムが誕生したのである。全25話の中間点・・・もはや・・・断言してもいい・・・このドラマは最高である。頂上に突出しましたぁぁぁぁぁぁぁ。
その最大のポイントは「センス・オブ・ワンダー」である。
超科学をあやつり・・・人間を人間として認めない悪の組織の幹部が・・・性的な欲望に従い・・・モーツァルトの『魔笛』~夜の女王(ソプラノ)~を歌い上げながら美少女を手篭めにしようとする・・・もう・・・甘美このうえないのです。
もちろん・・・「魔笛」は善と悪が交錯して・・・善は闇に・・・悪は光に塗り替えられ・・・人間は欲望のままに生きるしか・・・道はないという・・・言わばアンチ・キリスト教の物語である。夜の女王は偽善の仮面をかぶった悪の化身・・・烏川に相応しい選曲であると言える。
人間の少女たちはたちまち彼女のコロラトゥーラでトリルでアリアな魔の歌声に操られ、「あぁ、怖れ慄かなくても良いのです、わが娘よ」的に支配されてしまう。
秋夏子も烏川の気まぐれで「死ね」と命じられて窓から飛び降りるのだが「レスキュー隊員ハニー(ヒゲつき)」の活躍で無事である。
ここまでハニーより戦闘力に優れたシスターミキだが・・・体内から異物が生じるというシステム異常に悩まされている。体内からはクサリやナイフなどが苦痛を伴って排出される。この排出時には無力化してしまうミキなのである。
それを知ってか知らずか・・・トイレで異物排出中のミキを襲う烏山・・・もう変態の極みである。
しかし・・・何も知らないハニーが烏山を声楽の練習のために連れ去る。間一髪なのだが・・・爆笑なのである。よみがえる・・・シスターミキの過去・・・「友達いっぱいつくるんだ」と言っていた幸福な少女は飛来した巨大な手によって両親を惨殺され・・・。
一方、ハニーの前についに正体を現す怪人体の烏山・・・このコスチュームは夜の女王なのだな・・・。
えーっと驚くハニー・・・知らなかったのかよ・・・。ハニーフラッシュするのだが・・・。
たちまち操られた少女たちにかこまれて・・・お仕置きされてしまうのである。
少女たちを攻撃することはできず悶絶寸前のハニー。キューティーハニーは普通の女の子にも勝てないのだっ。
そこへ・・・ツンデレの典型を演ずるシスターミキ登場・・・。
変身するミキにえーっと驚くハニー・・・またまた知らなかったのかよっなのである。
しかし・・・怪人のターンに最初は息の合わない赤ハニーと青ミキ・・・。
ハニーは髪縄で縛られ・・・ミキは開脚拘束である。
「ふふふ・・・この時を待っていた・・・」という烏川に・・・目を閉じてお誘いモードのミキ・・・しかし、これは誘惑の罠・・・ミキは吐き出した自家製の凶器で烏川のマスクを切り裂いた。
そして・・・赤と青のコンビネーション達成である。突然、二人の心は通じたのだな。
二人の協力の前に・・・烏川・・・猛スピードで逃走である。
「ねえ・・・一緒にハニーフラッシュとかしたら楽しいよ」などとミキにまとわりつくハニーだったが・・・ミキはツンモードに戻るのだった。
傷ついた烏川・・・「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」るのだった。
来週は赤青白三人合体か・・・。いや・・・合コンでした。
関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー』
『ちりとてちん・12-2・第68回』嵐の前の静けさである・・・若狭の年季明け目前・・・復活の一門会・・・だからといって・・・草々とはどうにもならないと思うのだが・・・若狭の胸は希望に膨らむのである。・・・しかし・・・そのためにだけ・・・キャスティングされているとしか思えないライオン丸G・・・チンピラモードで酔って絡んで小草若のパンチでダウン・・・。そして・・・草々は兄弟弟子のために・・・罪を引っかぶる展開に・・・。もはや・・・今週は傍観者なのか・・・若狭・・・。→(12-1)
木曜日に見る予定のテレビ『医龍Team Medical Dragon 2』(フジテレビ)、『ジョシデカ!』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
そうですね・・見所は毎回のコスプレだったのかも。
何たって原作はどうなんだかさっぱり忘れてますんで、
絵が鮮やかでしたし新鮮な仁ちゃんを堪能できたし、
みんなかわいくてよかったですよん。
難をいうならストーリーで惹きつけるものがなかったのが
残念かも・・え?これが致命傷?あは。
でも仁ちゃんの魅力で最後まで引っ張ってもらえたし、
ごっこガーデンではいつも仁ちゃんと遊べて、
じいやのおかげで二度楽しめた幸せなエリでした~♪
投稿: エリ | 2007年12月21日 (金) 18時16分
キッドさん、おはようございます~♪♪
ジョン=多田淳之介さん・・・
「SP」で初めて知りましたが・・・
悪い男にヨワイヤマトには・・・
なんていうか、ドラマの中では極悪なのに・・・
お顔が・・・綺麗で・・・その・・・
動物電気ていう劇団の方なのですね。
ヤマトより2歳年下、歳も近いな。
今後チェックしていこう。
淳之介君=美童グランマニエでした。
終わってしまいましたね。
とても華やかなドラマでした。
華やかなドラマてのは華やかは華やかでも
どこか安っぽくなっちゃうものが
多い気しますが、
「有閑倶楽部」は本当に華やかだったのではと。
男子女子の衣装や細かい美術もお洒落でしたし。
センスよろしゅうございましたです。
毎回ところどころ、
脚本や演出にいろいろとアレだった模様ですが、
ヤマト毎週楽しめました。
ヤマト面白かったあるよ。
朝5時に目が覚めちゃったから少し眠ります。
投稿: ヤマト | 2007年12月22日 (土) 09時42分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
やはり・・・ごっこガーデンの最大の利用者はエリお嬢様。
これは・・・お慕いする殿方が
結構・・・多いっていうことですな。
山P先輩、亀ちゃん、赤西くん・・・。
この・・・浮気なお嬢様~。
・・・失礼しました。
じいやは有閑倶楽部に関しては
実は・・・ま・・・
こんなもんだろう・・・と想っております。
本当は・・・もっと凄いのが見たいが
実力的に限界・・・というものがありますからな。
それにお子様向けという点では
かなりの及第点だったように思います。
ストーリーとギャグの中間点に
位置するコミックですから
実は・・・微妙なのですな。
キッドは・・・これこそ・・・香港あたりで
リメイクしてもらいたい・・・
と想っているのでございます。
キャストはそのままの香港映画的「有閑倶楽部」
ぜひ見たいものです。
来年もお嬢様にお喜びいただけるよう
全身全霊でお勤めする覚悟でございますぞっ。(じいやバカ)
投稿: キッド | 2007年12月29日 (土) 08時56分
☆*⋄◊✧◇✧◊⋄*ヤマト様、いらっしゃいませ*⋄◊✧◇✧◊⋄*☆
ふふふ・・・お返事遅れてすみません。
ヤマト様は・・・昔で言うお醤油顔で
ちょっとワルなのがお好みなのですな。
しかも・・・ちょっとヨーロッパがいい。
東欧か・・・最後は東欧好みに行くのか・・・?
ふふふ・・・女性が
年下好みになるのは危険な兆候ですが
・・・つまり・・・年上だと
オヤジやジジイになってしまうという
年齢的な問題です。
ま・・・最初に年下好みを意識した時が
最後のチャンスという場合もあるので
ヤマト様が幸運の星に降り注がれることを
願っておりますーっ。
甘えず騒がずなりふりかまわず押し倒せっ。
これがお奨めでございます。
花屋のように華やかに
雑貨店のようにお洒落では
なりませんーっ。
花はもらうものっ。
お洒落は脱ぎ去るものっ。
でお願いしますぞーっ。
キッドはヤマト様の恋愛結婚妊娠出産育児応援団として
明るい家族計画キャンペーン中です。
・・・どんな活動じゃ。
投稿: キッド | 2007年12月29日 (土) 09時08分