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2007年12月15日 (土)

もげまして、もげのためのもげによるもげのもげ、モゲナラ・・・。(北川景子)VS私は・・・欺いた。(加賀美早紀)

昨日から今日にかけて妄想炸裂の事件が起きたので・・・あぶなく・・・レビューを忘れるところだった。

テレビの皆さんも妄想炸裂していて・・・米兵が機関銃乱射だの・・・ストーカーだの・・・立てこもりだの・・・暴力団抗争だの・・・もう・・・言いたい放題である。

ついでに護衛艦「しらね」が火災炎上。同時多発テロまで飛び出す。

そして・・・容疑者らしき男の自殺らしき結末・・・。動機は迷宮入りのあの世行きである。

あ、これ。このヘリの映像まずいですよね。(日アナ)いいんだよ。(日デレ)あ、ああ、あーっ。(CM

ま・・・キッドの妄想的には・・・これはもうひとつのちりとてちん・・・なのかもなあ・・・と思うのだが・・・その内容をここに書くのは流石に躊躇するので・・・封印しておく・・・犠牲者の皆さんには謹んでお悔やみ申し上げます。

・・・ま・・・テロップ攻撃の危機の中、「歌姫」の崖の高さは結構・・・笑いました。

で、『モップガール・最終回』(テレビ朝日・071214PM1115~)原作・加藤実秋、脚本・荒井修子、演出・常廣丈太を見た。キッドは「ホスト」の出てくるドラマはそれだけでマイナス30点になるのだが・・・もげっに関しては「所詮は金で買った恋」と言うお墨付きがつき、ホストという職種が職業に貴賎はないというがホストは下賎の極みという倫理観に抵触しないため・・・まったく減点はないのである。ホストは全員・・・お弁当屋になればいいのに・・・どんだけ差別すれば気がすむんだ。

ま・・・昔・・・専業主婦の皆さんが水商売の女に感じた敵意ほどに。

とにかく・・・今回は「男はみんなレディーの前ではホストになるのさ・・・(桃子は)レディじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ」(谷原章介)や「入れ込むと・・・前科(まえ)つくよ」(池津祥子)でホストをそこはかとなく揶揄しており・・・納得の展開である。ホスト雪弥(阿部力)と隠し子つらら(奥山志紀)の哀愁の子連れホスト物語も・・・生れて初めてホストの話に好意をもてたほどである・・・わかった、わかった。

つらら・・・か・・・なだれ・・・よりはマシで・・・一瞬、かわいい気もするが・・・名前としてうれしいか・・・。まぐろ・・・と同じようなムード。

とにかく・・・もはや・・・パーフェクトなファンタジック・コメディーである。時々・・・シリアスな気分にさせるファンタジーやコメディーはすでにそれだけで傑作の名に値する。

「きらきら研修医」「パパムス」「もげっ」と脚本家の急速な成長・・・後は・・・ゴールデンでどうなるかだな・・・「お笑い」は消耗も早い場合があるからな・・・。とにかく・・・現在・・・キッド的には女流ナンバーワンは荒井だ・・・おいおい・・・だって、今季、来週も絶対見たいと思えたドラマってこれだけだもん・・・ま、絶賛はタダだし。

ま・・・もちろん・・・桃子(北川)が可愛かった・・・という点も避けて通れない。桃子以外の北川・・・ちょっと心配だ・・・仲間がいつまでも山田奈緒子であり続けるように・・・。

でも・・・そんな先の心配はいいか・・・。

大友(谷原)の死んだ恋人が桃子の命の恩人だった・・・という認識が最初の歴史では桃子の死の直前に大友に芽生える・・・しかし・・・歴史は改変され・・・その記憶も解消されてしまう。このあたりの・・・人間の記憶というものに対するせつない気持ち・・・これがこのドラマの醍醐味なのだな・・・。

事件を未然に防ぐ探偵は人には評価されないのだが・・・そういう探偵でなければ名探偵と言えない・・・たとえば金田一某なんか殺させるだけ殺させといて最後に謎解きなのでひどい探偵だ・・・という気分に対する一つの処方箋である。

「SP」でぶっさんはそれを未来予測という妄想の形で表現するのだが・・・ついてこれないお茶の間多数の発生もあるしな・・・「死」という究極的状況の発生と回避と時間旅行の組合せは古典だが・・・桃子の「どこにでもある優しさ・・・どこにでもある正義感・・・どこにでもある悲しさ」に支えられたタイムスリップは非常にわかりやすいのだった。

そして・・・時には「さけられない死」や「かなえられない願い」の選択も可能であったところがまた素敵だった。もちろん・・・毎回そこはかとないハッピーエンドでもまったく構わないのであるが・・・たまには失敗した方が・・・スリリングだからな。木から落ちない猿ばかりではつまらないのであるし。

桃子が刺された時になんじゃこりゃーという幻聴を聞いた人はコチラへ→お気楽様のモップガール

まあ・・・北川と谷原のスケジュールの問題はあるが・・・続編があってもまったく問題のない展開・・・また・・・桃子の新しいもげっが聞きたい・・・と思うのはキッドだけではないと思うのだ。だってキッド的に今年の流行語大賞は「もげっ」であるから。

で、『ULTRASEVEN X 第11話 AQUA PROJECT』(TBSテレビ071215AM0225~)脚本・小林雄次、監督・八木毅を見た。今回はさすがにスカシはないだろうと思っていたが・・・またもやスカシたよ・・・凄いな。エレア(加賀美)のスカシよりもスカシだな。

これこそは信じられるもの・・・など何ひとつない・・・というのは真理だが・・・ま、人間は時には何かを信じる・・・というか疑わない・・・。たとえば空腹を一々、疑ってはいられないので人間はダイエットが必要になるのである。

よく・・・「朝ごはんを食べたかどうか」疑うボケたお姑さんという状況があるが・・・キッドの母などは自分の食欲を疑いだして・・・食が細り・・・栄養失調になりやすく・・・いいや・・・お母さん・・食欲はありますよ・・・たしかに存在します・・・と説得が必要になり・・・それはそれで哀愁なのである。

さて・・・地球のような星の政府のようなものが本当に人間のようなもので運営されているのかどうか・・・トモダチのようなものがトモダチなのかどうか・・・恋人のようなものが恋人なのかどうか・・・エイリアンのようなものがエイリアンなのかどうか・・・もはや・・・これがウルトラセブンシリーズなのかどうかも怪しい展開だが・・・今回のアクションはただ一つ・・・自爆と見せかけて地下道で脱出である。・・・ま・・・エレアの通路を曲がればかくれんぼ・・・もありましたが・・・。

アクアプロジェクトの秘密は「パラレルワールドのゲートを開いてしまったことである」ととりあえずエレナは解明する・・・しかし・・・それを隠しておく必要があったのかは謎である。

今、地球は「開けちゃダメ」という勢力(代表エレナ)と「開けるしかあるまい」という勢力(主に政府)に分離して抗争中なのである。

もうひとつの世界の干渉については伏せられているし・・・エレナの正体も謎のまま・・・そして赤い巨人とジンの失われた記憶もまだまだ謎である。

もう謎だらけのまま・・・最終回に突入していくのであった・・・ここまできたら最終回もスカシだったりして・・・さすがにそれは・・・誰も許してくれないと思うのです。

まあ・・・それは日朝国交正常化交渉の闇なのですか・・・そうなのですか。

関連するキッドのブログ『先週の金曜日のレビュー

『ちりとてちん・11-5・第65回』ああ・・・憎んではいけないと思い憎み・・・逆ギレだと思いつつキレ・・・わがままと知りつつ我を張り・・・無理と思いつつ無理して・・・嫌われると思われつつ嫌われ・・・好かれていないのにもしかしたらと思い・・・うっかり宝クジを買い・・・馬鹿な馬鹿な女の笑い節・・・もう・・・落語なんて無理なんです・・・やりぬくと言ったことは必ずやりぬかない宿命の女ですから・・・若狭やめまーすっ・・・おいおい・・・それだけはないっと思うぞ・・・。そして四草は四草で暴走・・・。末の弟、末の妹・・・甘えんぼそろい踏みかっ。→11-4

日曜日に見る予定のテレビ『風林火山』(NHK総合)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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